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表題作甘やかに恋の闇はいざなう

矢吹/新宿署の刑事 30歳
天如/天在日輪宗の座主 18歳

あらすじ

矢吹を感じて、濡らしてほしかった新宿署のはみだし刑事・矢吹は、美しくたおやかな容姿を持つ密教の高僧・天如と出逢い、真摯な恋に落ちた。天如にとっては人肌の温もりを初めて知る恋でもあった。欲望の街・新宿と神聖な山寺に離れて暮らす恋人同士の久々の再会は、甘く情熱的なひとときで……。政治家の不審な死を調査するため国会議事堂を訪れた天如は、そこで矢吹とそっくりな気を持つ人と偶然出会う。その人物とは──!? そして矢吹の担当する「頭部切断殺人事件」に興味を持った天如は、捜査に同行するが……!?

作品情報

作品名
甘やかに恋の闇はいざなう
著者
水月真兎 
イラスト
ひたき 
媒体
小説
出版社
リーフ出版
レーベル
リーフノベルズ
発売日
ISBN
9784434047336
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

もっと読みたいシリーズです

矢吹(新宿署の刑事 30歳)×天如(天在日輪宗座主(トップ)18歳)

刑事と天才密教僧侶が主人公という異色BLのシリーズ2作目です。前作(「深き恋の闇に乱れて」)でカップルになった二人ですが、ただでさえ遠距離恋愛という条件に加えお互いの多忙により頻繁に会う事はできません。そんな中仕事の依頼で東京に来る事になった天如は、矢吹のアパートに押しかけ束の間の逢瀬を楽しみます。

前作では初心なのに積極的にエロを追及し、天然の魅力で矢吹をメロメロにしてしまった天如ですが、今作でもその魅力は相変わらずでまた色々と萌え姿を披露してくれていました。矢吹を待っている間アパートの隣人に「幼な妻モノ」のアダルトDVDを見せられて影響されたのか、和服の上にフリフリのエプロン姿で矢吹の帰りを待つ天如が可愛かったです。本当は料理も作ろうとしたのに失敗して真っ黒焦げにしてしまったというところがまたミソで、そういう姿に矢吹は脱力しつつもしっかり欲情して朝までしっかりと可愛がります。二人のラブ度は前作よりも上がっていて微笑ましいのですが、一方では天如が依頼された仕事と矢吹が追っている事件がつながっていることが分かり、またまた二人は血生臭い事件に巻き込まれていきます。

最初は何も問題のなかった二人ですが、事件の謎を追って行くうちに若くて有能な青年と関わり、無意識とはいえその男に無防備な姿を見せる天如に対し、矢吹は嫉妬心からわざと乱暴に抱いたりと独占欲を剥き出しにします。自己嫌悪に陥る矢吹でしたが、天如は逆に嫉妬や独占欲を嬉しがり仲直りをします。

二人の関係もいい感じになってきたところですし、事件を解決していく中で今後につながりそうな伏線らしき設定もいくつか出て来て、これからも楽しめそうなシリーズだったのにこれで終わりというのがかなり残念です。是非どこかで新装版~シリーズ最新作を読む機会が来ればいいなと思います。でもなぁ…あまり一般的なBL設定じゃないから難しいだろうな(涙)

2

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