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表題作艶色キネマ花伝

ハリウッドスター・宇多川勇人
老舗呉服問屋の御曹司・加納雅

あらすじ

京都の老舗呉服問屋の御曹司・加納雅はハリウッドの人気俳優・宇多川勇人から、新作映画での着物の着こなしについてのアドバイスを依頼される。承諾した雅は宇田川と一緒に過ごすうち、彼に心を惹かれていき…。そんな時に父親から『加納』の建て直しを命じられる。それを知った宇田川は、監督に『加納』を紹介するかわりに、『あやめ』の身代わりとして雅の身体を要求してきて―。

作品情報

作品名
艶色キネマ花伝
著者
水月真兎 
イラスト
ジキル 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
ISBN
9784861341519
3.2

(4)

(0)

萌々

(1)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
13
評価数
4
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

着物好きには最高!

すっっっごい好きです。こういうの大好き!
中に出てくる着物全部見てみたい(モチ、中身もいい男で 笑)
とにかく着物、なんといっても友禅!この話はまず、友禅有りき。
女物の生地を男物の着流しに仕立てる。ステキだ(*´∀`*)
そうやって着てみたい。高そうだけどorz
ストーリー全体の感じも、私は結構好み。
なんにしても、仕事人てのは輝いてるね。
仕事シーンがきっちり書かれてるのは割と好きなので、この作品はそういう人にもオススメ。
リーマンでも自由業でも、その仕事を綿密な下調べの上で読者に伝えてくれる話は楽しい。
特に着物好きな人にはオススメ。
いっろんなのが出てくる。
デザインは現代的なものが多いけれど、古典の良さもちゃんと伝えてくるからさらに面白い。

自分的ベストは、雅のよく着ている菊のやつと勇人の真っ赤な襦袢に蜘蛛の着流しと、部屋着。
どれも実際あったら見てみたい。

広めたくて書いたので、ストーリーのネタバレは避けてみました。

1

京都弁の受け

受けが京都弁をしゃべるので、はんなりした感じがよかったです。
和風、着物、京都弁が好きな方にお勧めです。

ハリウッドスター・宇多川勇人 俺様硬派攻め×老舗呉服問屋の御曹司・加納雅 芯が強い健気受け
怪我をした勇人の連れに着物を貸した事がキッカケで、縁が出来る。
日本を題材にした映画「KYOKA」で、魔界の女性である『あやめ』を愛して、強い思いに準じるアキラが有名になった。
時代劇の『幻士郎』の役を演じる為に、友禅の着物を仕立てて欲しいと頼まれる。
雅は実家の呉服問屋のメンズ部門のイメージモデルになって欲しいと頼むと、『あやめ』を抱かせてくれと言われて。

『あやめ』とは象徴的なもので役の中にだけ存在していて、実在人物ではありません。
取引と言った体ですが、雅は商売っ気抜きで勇人に惚れこんでいるので、抱かれるのも嬉しい。
あくまで取引であって、『あやめ』の女優の代わりかもしれないし、本気なのかどうかが読めなくて、切なくて。
両想いなはずなのに、切なく気持ちだけがすれ違うというのがツボでした。

着物の描写が鮮やかで、赤字になっているメンズ部門を雅が任されての立て直し具合とか、お仕事物としてもしっかりと楽しめます。
ファッション関係のお仕事で無名から伸し上がって有名になっていく展開が大好きなので、読んでいて楽しかったです。
勇人の為に仕立て上げる着物がパッと色や柄が鮮やかに浮かぶ感じで、色っぽかったです。もっと着物のイラストがあれば、嬉しかったかも。

エロ:★3 着物Hがエロかったです。スーツの時もHあります。
総合:★4 着物業界+恋というので、二倍楽しめました。

1

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