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読み切りあるいはシリーズ物の漫画作品としては13作品収録されています。
日本を舞台にした現代もの、日本の時代物、西洋の王朝モノなど色々収録されていましたが、個人的にはファンタジー要素が入っている作品が気に入りました。
直野儚羅さんの『瞳の檻』はちょっとグロいシーン(流血シーン)があって、ストーリー自体も切ないのですが、何やら妖しき力を持つなんでも屋の頭(かしら)がミステリアス。
その頭に野垂れ死にしそうだった子供の頃に拾われた藍が健気です。
冷酷に見えた頭が実は…という展開なのですが、思わぬ情けを見せられると…惚れてしまいますね(笑)。
桜木あやんさんの『ねこのおまわりさん。』もファンタジー物です。
人口30人しかいない村の警察官が猫の世話をしているというなんとものどかな村が舞台ですが、恋愛モノとしてはちょっと切ないです。
猫神様の遣い猫として現れた「猫」が祭りのために禊をすると言いつつ軽いキャラなのが可笑しいです。
元ハルコさんの作品は先生x生徒モノなのですが、言葉少ない中にも感情が読み取れて好きな雰囲気の作品です。
高校生の一幸がちょっと天然なのかボーとしているところがあるのが可笑しかったり、無邪気な笑顔に癒されました。
えすとえむさんと環さんの外国エッセイも興味深かったです。