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表題作奪って満たして 僕のニーケー

泉,美術部先輩
鈴谷花之助,美術部後輩

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

美大を目指し、日々デッサンに明け暮れる泉。
思うような結果が出ず焦燥感に苛まれていたある日、
ひとり美術室で黙々と絵を描く花之助を見つける。

「賞なんて意味ないですから」

そう言い放つ、才能に溢れたかわいくない後輩。
その一方で花之助は、感情的な泉の絵に強く惹かれていた。

泉は花之助をクロッキーに誘うが、
花之助の熱い視線になぜか身体が反応してしまい……。

作品情報

作品名
奪って満たして 僕のニーケー
著者
kanco 
媒体
漫画(コミック)
出版社
イースト・プレス
レーベル
Splushコミックス
発売日
ISBN
9784781616971
3.3

(23)

(5)

萌々

(5)

(8)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
2
得点
71
評価数
23
平均
3.3 / 5
神率
21.7%

レビュー投稿数2

受験の苦しさが辛い

うわー
苦しいなぁ……
余裕があって人気者の先輩・泉は、
なにかと後輩の花之助が気になって仕方がありません。
天才的な絵の才能を持つ花之助ですが、
期待されたり疎まれたりすることを恐れている感じ。
受験で次第に泉が追い込まれていき、
うまくいかないとイライラを周りにぶつけていきます。
ここがすごい見苦しくてリアル……
才能のある花之助に嫉妬し、仲の良かった女友達に暴言を吐くーー
最低なんだけど、泉の苦しさが伝わってきて辛い(´;Д;`)

結局、そのまま別れた泉と花之助が6年後に再会してーー…

ラブ要素は薄いけど、ほろ苦い青春の終わりを感じました。
ラストはハッピーエンドで、花束を持って駆けつける花之助が可愛かったです!

3

気付かぬうちに。

舞台は高校の美術部。
3年の泉と1年の花のお話。

序盤は純粋にじゃれあっているのかと思いきや、泉は才能ある花に嫉妬ともいえる感情を抱いていたんですね。
芸術はやはり才能がものを言うのか…。
悪態をつきながらもなんだかんだと仲良しなふたりの関係も泉の受験のストレスやどうにもならない感情のせいで崩れていってしまいます。
泉自身も花にぶつけてもどうしようもない、ときっとわかっている。
でも向ける先のない感情をぶつけてしまったのはやはり、気付かぬうちに惹かれていた相手だったからなのでしょう。
6年経っての再開の後、お互い少し大人になって素直になれて良かった。

青春BLな感じでしたが、甘い雰囲気はほとんどなく結構重たかった印象です。

2

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