誘蜜リコリス婚姻譚

yuumitsu licorice konintan

誘蜜リコリス婚姻譚
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×24
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
16
評価数
4
平均
4 / 5
神率
0%
著者
 

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イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
価格
¥689(税抜)  
ISBN
9784778125561

あらすじ

フェロモンで妖魔を誘う「人餌」体質の 丹緒は、外に出ると襲われるため、兄が経営する製薬会社で平和に軟禁されつつ研究者として働いていた。
ある日、研究室に配属されてきた千加也が取引を持ちかけてくる。「あんたを自由にしてやる、その代わり――」野生の狼のような年下の男が偉そうに提示した条件は、大好きな兄を陥れること。
丹緒は断固拒否したが、千加也は毎日やってくる上に「甘い匂いがする」と丹緒を嗅ぎ始め―― !?

表題作誘蜜リコリス婚姻譚

斎木千加也 25歳 製薬会社営業社員
千眼寺丹緒 30歳 製薬会社社長の弟・研究者

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数1

絶対幸せになってよ!!!

私は作品を購入する時、無条件で好きな作家さんか、内容や設定等、必ず惹かれる部分があるものを選びます。
イラストレーターさん買いや苦手な設定と、外す確率が高くなるものに使う時間とお金が勿体ないと個人的には考えてます。
が、今回、好きな作家さんではあるのに、あらすじには1ミリも惹かれないと言う微妙な状況。
迷った挙げ句好きなシリーズと言う事で購入です。
結果、当たりでした。
これは、あらすじが良くないね!!
もうちょいエロ方面では無く、ほのぼの部分や感動的な部分を強調したほうがいいんじゃないでしょうか。




で、こちら「いちご牛乳純情奇譚」、そして「月夜ぎんいろ山犬異聞」と世界観を同じくする作品です。
共通して出て来るキャラクターは居ますが、作品としては独立しているので、今作だけで問題無く読めます。

このシリーズ、人外と人の恋愛譚がテーマなんですよね。
何故「恋愛」では無く「恋愛譚」なのかと言うと、物語を語っているように感じるからなのです。どこかおとぎ話を思わせると言うか。
優しくて切なくて哀しい。
そして最後は幸せな二人にホロリとくるラスト-。
前2作も既読ですが、個人的には今作が一番好みでした。


内容ですが、人外×特殊体質の人間による恋愛譚。
ちょっと切ない部分はありますが、基本的にはほのぼの優しくしっとり読ませてくれるお話になっています。

妖魔を誘うフェロモンを発する「人餌」体質の丹緒。
妖魔から身を守る為、兄の経営する製薬会社で保護されながら研究者として暮らしています。
そこに新しく配属されて来た、丹緒の「匂い」に惹かれる強引で強気な年下の営業マン・千加也。
彼は丹緒に「自由にしてやるー」と取引を持ち掛けて来てー・・・と言うものです。

妖魔から逃れる為、ずっと狭い世界で生きてきた丹緒。
とは言え、丹緒自身はそのことに全然不満を抱いてはいません。
何故なら、兄で特殊な家業を継ぐ正甫から大切に愛されて育ったから。
そんなワケで、丹緒が不憫な青年かと言うと、割とのほほんとしていて人懐っこかったりするんですよ。

で、萌えるのが丹緒と千加也のほのぼのしたやりとり。
丹緒の兄と敵対している専務の身内で、元々は手先的な存在である千加也。
なのですが、彼は基本的に善人。
丹緒の事も、非人道的な扱いを受けている彼を救いたいと言う気持ちがあったりするのです。それ自体が勘違いなんだけど。
で、丹緒の研究室を訪れては説得を試みる千加也。
このパートがやたらほのぼの可愛くてですね~。
やたら匂いが強いスパイスだのパクチーだの個性的な食べ物が好きな丹緒。
強引に丹緒手作りの料理を要求する千加也に、特製スパイスカレーをお見舞いして、撃沈させたりとか。
二人がたわいも無い会話なんかを重ねながら、互いに惹かれ合って行くのが、何とも可愛らしく描写されています。
自然に「いってらっしゃい」とか丹緒が言っちゃって、それに照れるけど隠して普通に振る舞う千加也みたいな。
いやもう、めっちゃほのぼのなんですよ~。

そうこうするうち、何故か安全なはずの研究室で妖魔に襲われる丹緒。
更に丹緒から感じる甘い匂いに、どんどん強い吸引力を感じ始める千加也。
そして千加也の身に起きる驚きの変異ー・・・と言った驚きの展開が続きます。

ここからがちょっと切なくてですね・・・。
引き離される二人的に。
互いが互いを想い、相手を助けるために自分が犠牲になろうとするんですよね。
こうゆう、愛する人が幸せなら・・・みたいな覚悟て、すごくすごく切ないからこそ萌えてしまう(´;ω;`)
また、こんな辛い状況だからこそ、何もかも捨てて丹緒を連れて逃げると決意する千加也に心をすごく動かされる。

ずっと狭い世界で生きてきた丹緒。
そんな彼が、広い世界に飛び出し、二人で生きようとする-。
もう、絶対幸せになってよ!!と熱く応援したくなる。
そしてそして、最後に美味しい所を持って行く兄!!
丹緒は深く愛されてるなぁと、なんだかホロリとしちゃいましたよ!!
兄もホントいいキャラなんですよ。

この作品、基本的に悪い人は出て来ないのです。
敵対する専務すら、何だか憎めないキャラ。
そんな感じの、優しくあたたかく、おとぎ話を思わせる素敵な作品。
とても好みでした。



4
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