竜人は十六夜に舞い降りて

ryujin wa izayoi ni maiorite

竜人は十六夜に舞い降りて
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×24
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
20
評価数
6
平均
3.5 / 5
神率
0%
著者
藤崎都 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
小山田あみ 
媒体
BL小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
価格
¥870(税抜)  ¥940(税込)
ISBN
9784344843295

あらすじ

サラリーマンとして働く秦野螢は、母を亡くしたことがきっかけで父とは疎遠なまま暮らしている。亡くなった祖父は、怪我をあっというまに治したり竜人の出てくる昔話をしてくれたりと不思議な人だったが、螢はそんな祖父が大好きだった。そんなある日、会社でいつも螢にちょっかいをかけてくる寺内から、倉庫で襲われてしまう。危機を感じた螢は、つい、祖父の形見であるペンダントを握りしめ、助けてと祈ってしまう。すると、突然光があふれ出し、オリエンタルな雰囲気の美形すぎる男が現れる。グレンと名乗るその男は、螢の願いによって異世界から飛んできたといい、さらに祖父の親友だと言い出して――!?

表題作竜人は十六夜に舞い降りて

グレン・ファレル、螢の祖父の盟友で竜人族の戦士
秦野螢、同僚に襲われグレンを呼び出してしまう会社員

その他の収録作品

  • 竜人の休日
  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数2

出会いは必然

今回は異世界トリップした竜人族の戦士と
祖父の盟友を呼び出した会社員のお話です。

異世界トリップした攻様との出会いで
受様が祖父の過去を知り彼の手を取るまでと
攻様の世界での後日談を収録。

受様は母方の祖父は
とても不思議な人物でした。

祖父は大災害の影響で
魔法の国からやって来たと言い
魔法の話や竜の友人の話をしてくれたり
おまじないで怪我まで治してしまう人でした。

中学時代に、
受様の母が原因不明の病で亡くなると
父は母似の受様を遠ざけて仕事にのめり込み
今では海外在住して滅多に帰国しなくなります。

受様は祖父母が亡くなった今では
一軒家に1人という地味な会社員生活で
寂しい暮しをしていました。

そんな中、会社で
弱い人間に嫌がらせやセクハラしている
先輩社員に目を付けられてしまいます。

挙句にその先輩社員が放り投げた仕事のために
残業する羽目になったある日

件の先輩社員は受様を倉庫に誘いこんだ挙句に
自分を誘うような眼をしていると
受様を強引に押し倒すのです!!

体格差のある男の力は並ではなく
受様は咄嗟に祖父の形見で
お守りにしていたペンダントを
握りしめて助けを祈ります。

すると視界が明るくなって
ペンダントから光が溢れる中
倉庫内に1人の美貌の男が現れ
受様の窮地を救ってくれます。

この彼が今回の攻様になります♪

受様を祖父の名で呼んだ攻様は
受様のペンダントで召喚された竜人族で
攻様と受様の祖父は盟友で
お互いの危機には駆けつける約束を
交わしていたというのです。

祖父がまさかの異世界人で
祖父の昔語りが全て本当だと知った受様は
攻様を自宅に連れ帰るのですが

魔力を使い過ぎた攻様に
受様にあるという魔力を提供すべく
キスをしているうちに
そのまま身体まで重ねてしまうのです!!

その上、
突然呼び出された攻様は
元の世界に戻る方法を知りません。

恩人である攻様を彼の世界に帰すべく
受様も尽力する事になりますが
攻様と祖父の関係がに気になりだします。

果たして攻様は自分世界に戻れるのか!?
そして受様の恋の行方とは!?

藤崎先生の初レベルズは
異界トリップラブファンタジーです。

長く書かれている作家さんですが
既刊シリーズもぼぼ文庫出版で
単巻読み切りが主流な為に

今回のリンクスノベルズの新刊を知って
とても楽しみにしていたのですが
なんとも藤崎先生らしい展開でした。

物語の発端は
攻様と盟友という親しい関係だった
受様の祖父が大災害の反動で
異世界に飛ばされた事によります。

祖父は自分の世界に帰るために
文献や気象や過去の事象を調べますが
受様の祖母と出会って家族を持ったことで
日本で生きる道を選びます。

しかし自分よりも魔力の強い受様に
お伽話を装いながらもいろいろと話し
攻様の魔道石を受様に託したのは
2人の邂逅を願っていたのかもしれません。

しかし、
受様へのセクハラが発端で
何も知らずに攻様を呼び出してしまった為に
受様の祖父同様、
攻様も自分の世界に帰る術を知らず
協力してその方法を探す事になります。

攻様の魔力を挙げる為とは言え
攻様と身体の関係ができてしまった受様は
攻様とすごすうちに
祖父の過去や盟友という関係について
グルグルしていきます。

そんな中で祖父の残した日記から
異世界への帰還方法がわかり
攻様は受様を伴侶にしたいと言い出して
自分は祖父の代りでは!?と
受様の中のグルグルは増していきます。

最後に誤解が解けて
ハッピーエンドを迎えるまで
とても楽しく読めました♪

基本設定がファンタジーなので
なんでも有り風なところもありますが
受様の祖父と攻様、受様と攻様の関係は
しっかり描けているので

受様がもうちょっと積極的というか
攻様に悶々な点を訊ねていれば
無問題だった感が否めませんし

力を挙げる為の粘膜接触が
そのまま身体の関係へと繋がる展開は
要因もしっかり押さえられているので
私的にはそれほど違和感はないのですが
強引な展開に好き嫌いはあるかな。

でもね、
いきなり身体からのお話は
藤崎作品には多いのですよ (^-^A

しかも
主観の受様には見えない事が多いけど
相手の攻様には下地の愛はあるの♡

そして
受様が自分の気持ちと攻様の恋について
グルグル悩むのがお楽しみだったり
するのですよ。

今後もそんなグルグルが
いろんなレーベルで沢山楽しめると嬉しいな。

今回は本作同様攻様がとトリップするお話で
成瀬かのさん『獣の理』はいかがでしょう。
攻様がトリップする話はなかなか無いかな。

1

斬新な異世界トリップもの

超ベテラン作家さまですが、実は初読み。小山田さんの美しすぎる表紙につられて購入しました。

という事でレビューを。すみません、ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






主人公は蛍。
争いごとが苦手で、地味に、ひっそりと生活しているリーマン。
今は亡き母方の祖父が大好きで、祖父との思い出を大切にしている。祖父は、魔法が使えて、竜の友達がいて、かつて魔法の国から日本にやってきた、という摩訶不思議な話を蛍だけに話してくれた。そんな祖父の思い出の詰まった家に、蛍は一人で暮らしている。

そんなとある日、会社の同僚に襲われた蛍は、祖父のくれたペンダントを握りしめ「助けて」と願ってしまう。その思いに応えて蛍を助けるために現れたのは、祖父がかつて話をしてくれた、竜の友人・グレンで―。

というお話。

グレンが蛍のもとに現れた理由。
祖父が話してくれた「魔法」の話。
グレンが竜人族の戦士だということ。

バックボーンはたくさんありますが、ベースになっているのは「グレンが自分の国に戻る方法」を探すこと。祖父がかつて日本にやってきて、そして帰れなくなってしまった、その「ルート」を見つけ、そして帰るためにはどうすればいいのか。そこがキモになって進んでいく展開でした。

異世界トリップものって数多くある気がしますが、この作品は、主人公が異世界にトリップするのではなく、自分の思いに応えて相手がこちらへトリップしてきてしまう。ちょっと斬新な設定で面白かった。

が、「いかにグレンの国に戻るか」がキモになっていることもあって、ストーリーが現代日本が舞台になっているので、異世界トリップものという雰囲気はほぼほぼ皆無。もう少しグレンの国の様子が読みたかったなと思いました。

また、グレンと蛍は早々に身体の関係を持ってしまう。
二人がセックスに至る理由はきちんと存在していますが、展開が急すぎて若干話に入り込みづらかった。愛情ゆえに身体をつなげたわけではないのですが、身体から入る関係があまり好きではないので、完全に好みの問題かもしれません。

バックボーンがたくさんあり、それらをきちんと回収しつつ進む展開はさすがベテラン作家さん、といった感じ。ただ、それぞれがあっさり片付いていってしまったのが残念と言えば残念でした。


特筆すべきは小山田さんの描かれた挿絵。
めっちゃ綺麗。
思わずため息が出る美しさでした。
小山田さんの挿絵のおかげで確実に萌え度はアップしました。

小山田さんの画集、出してくれないかな、といつも思うのであります。

3

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