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表題作ラブスナイパー60

小山田,水泳インストラクター
橋本さん,孫もいる60才

あらすじ

「君の泳ぐ姿が、あまりにも美しかったから――」

妻を亡くして早20年。娘も結婚し、孫も生まれ、あとは穏やかに余生を過ごすだけ…のはずだった。
趣味ではじめたスイミングの、イケメン年下インストラクターから、まさか告白されるなんて!?

20年ぶりの恋に、心臓が止まりそう!新感覚、還暦BL!

ラブスナイパー60(1) 41ページ
ラブスナイパー60(2) 41ページ
ラブスナイパー60(3) 33ページ

作品情報

作品名
ラブスナイパー60
著者
藤緒あい 
媒体
漫画(コミック)
出版社
小学館
レーベル
Flower comics【非BL】
電子発売日
3

(1)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

60才

「還暦BL」ですって。
表紙からもわかるけど、かなーり初老感ありですヨ。
電子版で3話ものです。

物語は、あらすじにある通り。
主人公は定年退職した還暦の橋本さん。
何気無く入会したスポーツクラブの若い水泳インストラクター・小山田に励まされ、区の競技大会を目指して個人レッスンを取ることになるが…

全3話なのですが、1話目で小山田は橋本さんに告白してきます。
しかし、短編ならではの突然性とはちょっと違っていて、初めて会った時から橋本さんがタイプだった小山田は、自分は不器用でレッスン中に好意がダダ漏れしそう、橋本さんに気を使わせたくないから今はっきり伝えます、と。
恋する純情さと仕事をしていく上での生真面目さが伝わってきます。
だからこそ、橋本さんは激しく驚きつつも小山田を拒んだりはしませんが…
そのテの好意に不慣れだし、「恋心」というものを少々軽視してた部分もあったのかなぁ…橋本さんの優しさ無邪気さって、小山田にとってはすこーし残酷で。
思うに、小山田のいい所って行動力だと思う。
一人でグルグル悩むよりも自分から言ったり、本人に確認したり。
そんな小山田に押されて橋本さんも……
が、一度はトシだから踏み切るエネルギーが出ない、と断ろうとするわけです。
一方小山田は橋本さんの事を考えるがゆえに一歩引き、やはり恋心が募ってオセオセになったり。
橋本さんにとっては、自分も好きというよりどっちかというと「観念した」に近いのかな〜という。
とはいえ、その、アレもあるんですよ。描写は朝チュンですが。
そして事後に橋本さんの心境が変わっていく所がいいんですよね…
これ、若い人だと、ちょ!オジイサンじゃんナイわ〜ってなるんだと思う。だけど私からすれば橋本さんの「まさかこんな気持ちになるなんて」という心の動きっていうのは年令関係ないんじゃないか?って思う。
恋とかHとかっていう事より、心が感情がどう動くか揺さぶられるか。それがいくつになっても大事なのかな。そんな風に思いました。

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