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表題作貴族と熱砂の薔薇

カッシナ王国皇子 / アシフ・ビン・ラシード
良家の次男 / 小野塚竹雪

あらすじ

「俺が君に大人の恋の手ほどきをしてやろう」
常々アシフのことをライバル視していたバヤディカ国王であるサファドは、高級リゾート地で恋人である竹雪を守るように愛しんでいるアシフの姿にアシフの弱みを知り、ある肝計を企てた。今度こそ、アシフを跪かせてやる、そのために竹雪を自分のものにしてしまおう、と。そんなことはなにも知らず、渋るアシフを説得して竹雪はサファドの国への招待を受けるのだが・・・ 竹雪とアシフ、ふたりを待ち受ける罠と誘惑にふたりの恋の行方は!?
(出版社より)

作品情報

作品名
貴族と熱砂の薔薇
著者
遠野春日 
イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
恋愛は貴族のたしなみ
発売日
ISBN
9784813010494
3.2

(5)

(1)

萌々

(0)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
15
評価数
5
平均
3.2 / 5
神率
20%

レビュー投稿数1

なんだかんだ言ってもまだ出会ったばかり

盗賊・ザイード改めカッシナ王子・アシフと生涯を誓った竹雪。日本の両親に二人の仲を報告し、ラブラブ帰国&新婚旅行(?)に浸ります。ところが、バヤディカ国王でアシフを長いことライバル視するサファドは二人に目をつけ、仲違いさせようと計画。
バヤディカに招待され、相変わらず好奇心旺盛な竹雪は自分はお子様かもと今更気付き始めました。その気質がまんまと利用され、アシフと気まずい雰囲気が続きます。

しかし、よく考えてみればこのすれ違いもお互いを想うために起こってしまったもの。一人で勝手に王宮を彷徨ってしまうのも、用事で戻らないアシフが恋しいあまりで、その辺りはちょっと健気かも。アシフも竹雪の奔放さに呆れながらも、ちゃんと世話してくれます。彼が大人でよかった。
その後、竹雪はアシフは自分に冷めたのだと勝手に思い込み、その隙にサファドの罠にはまって襲われるのだけど、実はきちんと竹雪を見放していなかったアシフはサファドの側近・ルカイアを盾に竹雪の解放を要求。頭いいな・・・。
一件落着の後に、アシフは竹雪をおしおき。今までのあまあまから一変、媚薬で嫌嫌言わせます。ここまできてやっと改めて想いをぶつけ合うことが出来た二人は帰国することに。
どうやら同じ夜、サファドとルカイアもベッドを共にしたようで、アシフはさり気なく本当に大切な存在のことを促しました。

舞台は砂漠から王宮に移り、もう一組のカップルが登場しました。ちなみに今作で何故アシフがザイードとして砂漠で活動しているのかという疑問もなんとなく晴れます。
竹雪は相変わらず聞き訳がないので、いっそ鎖で繋ぐことをオススメしたいです。ただ、それにはアシフの絶対的な愛が必要なわけですね。遠まわしに愛するより、構うに構ってやるほうが効くのでは?
もう竹雪はアシフなしでは生きていけないだろうな。すでに保護者だしw

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