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表題作月の在処

御子柴・探偵
拓斗・行き別れた妹弟を探している男娼

同時収録作品How many miles to Babylon?

石蕗 空・医学生
朱鷺・医学生で表題作の受けの弟

同時収録作品Under the Rose

陽巳(あきみ) 形成外科医
竹原篠歩

同時収録作品Kyrie

鴻島キリエ・外科医
威青 彬・高校時代の同級生

その他の収録作品

  • 月の寝床
  • あとがき

あらすじ

家出人捜索の依頼を受けた探偵・御子柴は捜査の途
中で能天気な男娼・拓斗と出会う。拓斗は情報提供と
引き換えに、ある奇妙な依頼を持ちかけてきた。その
内容とは・・・!?

作品情報

作品名
月の在処
著者
すずはら篠 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
ISBN
9784812461723
3.2

(5)

(1)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
15
評価数
5
平均
3.2 / 5
神率
20%

レビュー投稿数2

見えてるカタチが真実とは限らない

家出している少年を探すべく夜の街に繰り出した御子柴。そこでであったのは、自らの身体をうる少年・拓斗。
情報収集。それだけの目的だったはずが、あれよあれよという間に、どんどん巻き込まれていくことに・・・!?
明るくて、なんにも悩みなんか無い。身体を売ることも趣味のひとつ。
そんな風に見えた拓斗のホントウ。だれよりも愛を知らず、愛を求めた拓斗と~なちょっぴり切ないお話です。案外癒されているのは御子柴さん?と思ってみたりもするんですが、としが離れている分、可愛がっている姿におもわずキュン。拓斗の依頼。金をためるために~懸命に客を取り・・・なシーン。なんか見ていて痛い。
リアル~な描写は少ないですが、スカトロ・・・に見えるシーン(まぁスカトロなんだけど)あるので苦手な方はご注意ください。
追伸。コンビニで働くすがたが健気で好きです。
や、うん。これくらい明るくさわやかな人間に生まれたかった。
トラウマどうとか、過去がどうとかありますが、前向きっていいことだと思う。
■バビロンまで何マイル
上記のお話にけっこうリンクしていますね。
拓斗の弟と妹な話。
もともと、拓斗は養護施設に預けられておりまして、兄弟も一緒だったんです。しかし、親の借金もあり、中学生の拓斗は一人施設をで、年齢をいつわり、身を売って借金を返していたんですねぇ。
運よく、医者の家に引き取られた下の二人~なお話。
兄が結局ホモの道を~と思っていたら弟くんもですかwww
どんだけw
兄よりも、ガリガリでやせてしまってる印象なんですが、そのぶん、際立つ尻肉に興奮しました!!じゃなかった。
妹のために健気にがんばる姿にキュンとしました。
腎臓移植~なネタがからんできますね。残念ながら、他人(生きてる)からはまだできないんじゃなかったっけ?あれ?できるのか?
なんだか、某医療マンガよんでるので現実がごっちゃしてきてますね。
できなくは無いけど・・っていうところか。
結局、最後は兄と再会~なネタがあるのかとおもいきや、なかったのが残念。今後、再会する~な話がよめたらうれしい限り。
お願いします!先生!!
■アンダーザローズ
過去にトラウマとキズを負ってしまった少年。
と、偶然一緒に生活することになった医者のお話。
『リアルフォーカス』という作品にも登場しますね。彫師としてw
刺青。入れ方によってはキレイなんだけど、もとに戻せないっていうのが難ですね。うんうん。

ちょっとシリアスめ~な作品が多いかな。
当面は、表題作~弟編~のその後が気になって仕方が無い(ノД`)・゜・。
たぶん。

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ミステリアスでシリアス

設定は少々重いかも…と思ったんですが、ストーリーがしっかりしていて面白かったです。
表題作は親の借金を返すためウリをしている拓斗と、捜査中に拓斗と知り合う探偵の御子柴の歳の差ラブストーリーです。

探偵×ウリ少年なんて、なかなかサスペンスな組み合わせだなぁと思いました。
拓斗は御子柴に、「施設に預けられ、離れ離れになった兄弟を探してほしい」と依頼します。その依頼料を払うためにまたウリをして…という、なかなか重くて辛い設定でした。
「自分を大事にしたこともされたこともない」と言う拓斗ですが、そんな境遇だからこそ、歳の差のカップルって魅力的に映ると思います。
御子柴がこの先しっかり、を捕まえていて欲しいなあと思うラストシーンでした。
 
「バビロンまで何マイル?」
病気の妹に、臓器を移植してくれる人を捜す医大生のお話。
こちらは感動的なお話でした。表題作もそうなのですが、萌えよりも、お話そのものがしっかりしてるなあと感じました。
この主人公とその妹、表題作品の拓斗が捜していた兄弟みたいですが、その後、拓斗がどうなったのかがものすごく気になりました。
この兄弟、幸せになっていつか再会できればいいなあ。

他にいくつか短編が入っていますが、医療系のお話が多いです。
最初、表紙を見たときにちょっと苦手な絵柄かも…と思ったのですが、身体のラインがとても綺麗。特に大人より少年の身体が綺麗です。
お話もストーリー性があってよかったので、他の作品も読んでみたいと思いました。

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