その純白に触れるは禁忌――気高き中尉を手折る男は?ストイックの極み、「軍服」「制服」満載の作品集

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表題作まなざしに溺れよ君

軍への物資調達をする商社社長子息 新美 
帝国海軍主計課中尉 安曇野

その他の収録作品

  • Handsome Cab
  • To Love Cruise
  • 可愛い男の崩し方
  • 甘くて素敵なピラミッドケエキ

あらすじ

真白き背、気高くも凛々しい、彼こそわが誇り――
大正期、ひとつめの大戦が始まる少し前。
帝国海軍主計官・中尉の安曇野は、ある男の視線に煩っていた。軍の物資調達をやりとりする商人の新美は、とかく安曇野を見つめる。視線は熱く、受けるほどに苦しく、魂までもを縛るようだった。物言わぬ新美の恋慕に戸惑うも、安曇野もまた彼を想うように…。
そんな折、安曇野に大陸出兵の命が下り――

収録作品:Handsome Cab/To Love Cruise/可愛い男の崩し方/まなざしに溺れよ君/甘くて素敵なピラミッドケェキ(描き下ろし)

(出版社より)

作品情報

作品名
まなざしに溺れよ君
著者
すずはら篠 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784796401128
3

(2)

(0)

萌々

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(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

ストイックな制服萌え

4作品中、制服モノが3本。
タクシードライバー・商船航海士・海軍軍人と、乗り物に関する制服で、どれも共通するのが制帽があるってこと!
以外に服だけに目が行くのですが、制服ってこの制帽があるから制服が全体として色気を増すのだと改めて実感ですよー♪
そして何が制服萌えをもよおさせるかというと、制服を含むその職業と環境シチュなんですよねv

一本目の売れっ子作家×タクシードライバーは、乗車している間の短い時間の会話でどうやって恋が生まれるか?
運転手の顔は見えないから、まず声。
そして、その声から発せられる会話と心情。
ラストが制帽を取った時にはっきりとわかる顔の表情とギャップと色気。
いや、仕事道具でもあるタクシーの中でのエチはヤバイだろ!?と冷や汗モノだったんですがね(爆!)

2本目客船の3等航海士×ホールスタッフ
これは制服萌えというより、客船の航海士という紳士を要求される職業から来るスマートさとか格好良さかもしれません。
勤務中に途中で抜け出して船上エチというのは、ハラハラします(爆!)

そして表題は商家の息子×海軍士官
やっぱり日本軍人の軍人萌えとはストイックな色気、制服と制帽の奥に隠された美しい顔と身体、命は国に捧げても身体はアナタvみたいな、生死を常に身にまとったその瞬間瞬間の逢瀬の大切さ!でしょうねw
それらが上手く表現できていて何とも色っぽい!

制服モノ、どれも上手く限られたページ数の中で良く出来たロマンス短編映画のような進行で進むので居心地がいいです。
ちゃんと、どうして相手を好きなのか、攻めが受けに説明するんでわかりやすいんですよ。
物語は受け視点展開ですからねw

そして、制服でないものは1本学園(大学のサークル)モノです。
一見人がよくて真面目そうな男子が実はSM嗜好のご主人様で、理想のMを探していたっていうギャップとドンデン、
最初は恋愛ゲームの賭けの対象だったのに、という設定が上手くきいてます。

どのお話も無理がなくスムーズで読みやすい。
ちょっと絵が古臭い感じ(学生モノのファッションセンスがちょっとね~)なんですが、構成が上手いので引き込まれます。
制服萌えというのも、嫌味でないしわざとらしさもないし、とっても自然でただ制服着てるだけっていうんではなくて、ちゃんとそのシチュを最大限に生かした設定になっているので、評価高いです!
スタイリッシュなお洒落さはないけど、堅実に出塁する1番バッターな感じです(?)

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あれれ

すずはらサン・・お久しぶりです!!!
昨年だったかな。ハマって読み漁った記憶がまだ近いです。
さて、今回。は~ん~・・どっちかっていうと感想も「普通」かな。
わりとズシっと心に残る作品が多いイメージだったのでホンノリ肩透かし。
そこがちょっと残念でした。
無しではないものの・・・これぞってものが残らなかった。
表紙は可愛い。かわいいんだがな。

☆Handsome Cab
小説家×タクシー運転手

☆To Love Cruise
舟の船長×乗務員

☆可愛い男の崩し方
個人的にはこれが一番すきかな~
大学の同級生。
ひとつのかけをした、アイツを落とせたら~・・・
縛りネタですが、SMまでは行かないのかな。
ただ縛りたいだけ・・・・なのかどうなのかがちょっと中途半端でしたね。
ま、匂いを楽しむにはいいのではなかろうか。

☆まなざしに溺れよ君。
表題ですね~
赤紙出兵。命は国のためにささげた。
だが、身体は~・・・と身体をつなげにくる姿にキュン。
死ねたかと思いきやなハッピーエンドがちょっと肩透かしでした。
なんというか・・・・確かにそのほうが幸せではあるのだが・・・
というところですね。
複雑なのだよ乙女心ってば(´・ω・`)ショボン

次回作に期待 かな

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