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内容は耽美的で会話は高尚

ほぼ同名の人気BLがあるが、醸し出すイギリスの雰囲気、(霧に包まれる夜、若草燃える春、イギリスの各階級の子供達の将来につながる交流が既に始まっているパブリックスクールの内情〜日本でも慶応大学系の学校はそういう噂がある)登場人物達の美しさ(いろんな意味での)
全てこちらの方がうまく表現できている。
しかも、物語に割いたページ数は断然少ないが、主人公と主人公の愛した男性との子供の頃からの確執? から本当の愛に気づくところまでとても上手に描写している。
横恋慕してくる横暴な俺様だが男らしい生徒も、いい味を出している。
主人公の友人ダニエルの発言も、全て、理知的で面白い。
本の題名がモロ色物的なので、評価が少ないかもしれないがこの作家さんは文章がうまく構成も素晴らしい。神様です。
ズバリ、パブリックスクールならこちらのほうが断然よかった。

ガルドランが1番魅力的。

大人の立場から言って、ライオネルとカレス2人の愛は互いに依存している。幼い頃から愛に飢えていたカレス。初めて愛してくれたライオネル。彼には他の人が全く見えていない。
また、ライオネルがエリアを好きだと知って、自分が彼を愛していると初めて気づいたと言う記述がありましたが、それって裏返すと大事な宝物を、他人に取られそうになって慌てて執着するような愛ですよね。恋情か情愛かの区別が曖昧。それは暴行された後しばらくライオネスと暮らすけど、もうすでに性愛を知っているのにライオネスから求められないことに、何も感じていないところから推測。
ライオネルもエリアがいるのに、ガルドラン に執拗に張り合いカレスを側に置きたがりますよね。ライオネルもカレスに対する執着が見えます。
ガルドランの大人の愛が1番切ない。カレスとライオネルの行動は幼稚。カレスは愛の種類を勘違いしている。カレスはまるで発達障害。に見えます。

芳醇な大人の香りがする1冊。

つかみは衝撃的でした。すぐに回想シーンに入りますが、ここがちょっとだるかった。この本の半分近くのページを使った回想シーンは、もう少し省くか、盛り上げる人物を入れるかしないとダルイ。読むのやめる人がいるかも。物語はちょうど半分のページから息もつかせず、引き込まれていきます。本当の恋を経験している人なら、主人公の受け様の気持ちはわかるはず。情熱的に聞いてくれる攻め様の視線がないと歌えない。攻め様が死んでしまうと自分も生きる屍。もう1人の奴には初心な青年の恋心を利用されてしまいましたね。しかし、汚れてしまった、いや攻め様の命を救いたいために汚してしまった身体。おそらくお互いに強く惹かれ合っているのにその愛を確かめられることなくすれ違ってしまう(最後には分かり合えるのだが) 受け様が、普通に歌手になり、攻め様と普通の恋をするのとは違う、マグマのような恋。おそらく誰にも真似できない恋が成就する。ワインで言うと、熟成されたカベルネのような。そして民族音楽ファドが、この恋を熱く彩る。私が最近読んだ30冊以上の本の中でこの本だけは、思わず何度も読み返してしまった。(前半 半分のページを除き)
この恋は痛くても、知る価値のある恋。多くの恋をして忘れてしまう相手もいる、しかし、人生の終わり、死の間際にはこの恋だけは熱く思い返せるだろう。深く傷ついてもこの恋こそ生きた証と。たとえこの2人がこの先別れるよる、しかし、人生の終わり、死の間際には熱く思い返せるだろう。深く傷ついてもこの恋こそ生きた証と。たとえこの2人がこの先、別れるようなことがあっても。