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エキスパートレビューアー2023

女性ミスTyさん

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「ド」が付くほどでは無いかな…

 少々辛口です、BLあるある&テンプレ展開を並べてくっ付けた印象、最初のドMバレのシーンが少し解り難かった、女の子が縛られている画像を見てのオナバレならむしろドSと疑われそうでは?
 「俺も…こんな風にっ…」って言う呟きは聞こえ無さそうですし、わざわざMだと自分で口走ってしまって自滅、と言う解釈で良いのかな…?

 みんなの前でロータースイッチオンは描写が控えめ過ぎて、佐渡原(受)が恥じらう姿もあまり見せず淡々としておりエロくない。
 あらすじにあるようなスパンキングやその他諸々、こういう事をされたという回想ですら無い事後報告でしか描かれておらず、ページ数の制約とかもあるかもしれないけれど、そこをもっとしっかり見たかったです。

 江室(攻)が佐渡原を好きになったきっかけのエピソードは悪く無いけれど、いい感じになって来た所に狙ったようなタイミングで通りかかる第三者の噂話に振り回されて、距離を置こうとするよくある展開。
 そこから江室が執着心を爆発させそのままなだれ込みH、SMプレイ的な部分は手枷とイラマ、軽い言葉責めがあるだけで概ね普通のHシーンでした。
 
 あまりSM感はせずあくまでそれはきっかけとプレイのスパイス、ギャップ持ち二人のすれ違う気持ちのやり取りを見るための普通のBLと言った印象です。
 BLをここ1年くらいで読み始めたばかりの超初心者さんや、SMモノを全く読んで来なかったSMBL入門者さんなら楽しめるかもしれない。
 
 掲載元を調べてみたらなんと2013年の雑誌でした!そりゃ令和の凝ったBLに染まりきった者には刺激が足りないに決まってるよね…。
 決して上級者では無いけれど、無駄に年季だけは入っている私のBLオタク年齢が、この作品のBL適齢期を遥に越えてしまっていたと思われ、サラっと読み終えてしまいました…絵は上手だと思うし、不快感は無いので「萌」評価です。

ウブなままではいられない!

 2話構成、十二支獣人と年獣のシリーズ亥年、表紙右の褐色のコが猪獣人の那特(攻)で左が年獣さま(受)です。

 かつては対立していた十二支と年獣、今では年獣が平和の使者として年の最後に十二支の村を順に訪れおもてなしを受ける風習。
 そのもてなしを行うのが「吉亜努」であり、幼い頃年獣さまに強く惹かれた那特は念願の吉亜努になる、ところが実際何を行うのか知らなかった那特、年獣さまが望んだ方法はなんと…交合(性交)だったのだ!

 もてなしを受け終えた年獣は次の年末まで眠る…ハズなのだが、何故か年獣さまが戻って来る所から始まるのが2話目。
 どうやらご懐妊のようだが他の十二支とも同じように交合を行っており、このお腹の子は誰の?と言うお話、ちなみに子が居てもお腹は大きくならないです。
 
 穏やかな雰囲気の表紙に初心な攻め、でもHシーンがかなり激しめなギャップに驚かされました!
 1話目では年獣さまをもっと喜ばせたくて頑張り、その内夢中で歯止めが利かなくなり、2話目では自分の子を身籠って欲しくてガツガツ攻める那特、可愛いだけでは終わらない「猪突猛進」でした!

 2話通して見ると変わったプレイは無いけれど、正常位、騎乗位、対面座位、バックと体位のバリエーション豊富。
 修正は甘く無いけれどごちゃごちゃしていないので見やすく液の描写も上手い、綺麗な絵で描かれる二人の表情や、肌色コントラストと肉体の絡みだけで十分楽しめました。

 後半はプレス感の強い体位が情熱的で中出ししまくり!そこからは那特の執着心と独占欲、強い想いが伝わって来る。
 犬以外ならどの一族でもいい→俺の子だといいな→俺の子を身籠ってほしい、と段々本音が出てくるけれど変にオラついたりはしない、若干圧の強さは感じるけれどただ凄く一途な終始いいコでした。
 元々美しい年獣さまはHシーンも当然美しい、クールなのにHには積極的で素直に悦びを感じ乱れていくのも好きです。
 
 1話辺り40ページ前後でシリーズの中では読み応えのある方かも、甘いのに激しいHシーンをたっぷり楽しめました♪2話の終わりのおまけ4コマも嬉しい。
 未来は未知数な結末で少し不安が残る部分もあるけれど、この二人なら上手く幸せにやっていけると信じます、年獣の赤ちゃんも可愛いねv

ヤバいおにいさんといっしょ、ボロリもいるよ!

 よいこのみんなではなく悪い大人諸君のための番組が始まった、新手のAVモノとも言えるかも?あらすじ通り無理矢理系エロメインですが…

 極道(きわみち)おにいさん
 泡姫(ありえる)おねえさん
 ボロリ

 心太くん(受)は普通っぽいですが↑のキャスト名が素敵過ぎて、これだけで掴みはOKって感じです(笑)
 私は丁度2525世代(動画じゃないよ)なので「ボロリ」が余計にツボってしまいましたw「あとボロリ」って雑に紹介されているのも良いな。

 教育番組風の明るくフレンドリーな口調であかちゃんの作り方を説明しながら、被り物のままやどっちのでしょうクイズもあるエロエロ、一見視聴者に向けられたような「みんなでやってみよう☆」のテーマがしっくりきて上手い。

 私は電子書籍は全てKindleで購入していますが、修正がキツくて境界線の解らない真っ白な箇所もあり残念。
 セリフがあるので何をしているのかは解るけれど、エロ重視作品なので複数のサイトを利用している方は、視覚的に楽しむ為に修正を確認してから購入するべきですね。
 
 おねえさんの扱いも酷く一見えげつない内容ですが、敢えて善意的な部分を挙げる事も出来ます。
 最初は前戯からスタートでケガしないように挿入はきちんと慣らしてから、苦しそうになってきたらしあわせおクスリを追加…いや、これは悪い事か。
 あくまで与えるのは快楽であり痛みに対する配慮は欠けていない件、2回目のおクスリが口移しな所にほんの少しだけ甘さが隠れているかもしれない。
 
 そして番組冒頭の警告文「全て成人」とか「特別な訓練を受けている」とか…どこまで本当かは解らないけれど、実は無理矢理系と見せかけているだけの可能性もあるかな?とか。
 心太くんは小柄で少し幼く見えるけれど、成人と言われてもさほど違和感はなく、ガチショタは少々苦手な私も問題無く楽しめました。

 そういうのを求めてはいけない作品かもしれないけれど、登場人物に関する事が少し知りたいかなとは思いました。
 おねえさんは借金があったようですが、心太くんは何故ここに参加する事になったのか?とか、よく見るとボロリがニップルピアスしているのも気になって、彼は何者でおにいさんとはどういう関係なのか?とかね。

 てっきり最後に視聴者の子供とかがTVの前に出て来るかな?と思ったら違ったんですよね、だってこの番組の視聴者は…次回予告がありましたが放送はいつですかね?

俺の股間のタワマンをくらえ!

 最近よく聞く「わからせ」って言葉、多少は制裁的な意味も含まれるけれど、ほぼ陵辱強姦の意味だからな!

 初っ端から地雷源になりそうな要素を含んでおり衝撃でした!倫理フィルターを外して二次元と割り切り、何が起きても大丈夫な方向けです。

 主人公の管理人(攻)は整形して表紙のビジュアルのMAWO(芸名)になります、よって5話までブサモブがイケメン達を犯す地獄絵図!(私は好きだけど)、6話目に登場する真鍋は最初からMAWOに犯されるので役得かも(笑)

 あらすじにある「白滝(表紙の受)の弱み」が狂気、いつもならせいぜい裏アカとか男とホテルから出てきて…ですが、まさかこういう事だとは思わなかったです(^-^;近親相姦とガチショタを1話目からブチ込んでくる度胸と容赦無さ!
 さすがに小太くんに無理矢理は可哀想だったかな…でもパパ相手には「僕のおま〇こ」とか「いっぱい出してぇ」とか大人顔負け過ぎて笑った。
 既婚者も多いですが、奥様の主張はほぼ無くテレビ画面のアナウンサーくらいで、ドエロインパクトで全て吹っ飛んでしまい、不倫すらも気にならなくなる安心仕様でした。
 
 おでんネームのセレブメンズ達は裏で悪い事をしているか、管理人を失礼過ぎる発言で見下す傲慢のどちらか=みんな何らかの落ち度がある。
 だからと言ってこれを「正義棒」と言われては、正義とは何かを考えさせられる事になるけれど、わからせさせられてもまぁ仕方ないかな、と思える設定のおかげで不快感や胸の痛みは皆無。
 この俺が、この僕が、とハイスペを鼻に掛けたナルシストな考えや、やっている事が極端でアホらしく、笑いしか出ませんでしたw

 エロ盛り盛りの作品が楽しいか胸焼けするかは、あらゆる表現力とバリエーションの有無にあると思う、プレイの豊富さ、表情の豊かさ、セリフや心情描写の言葉選びの個性なんかがそうだ。
 この作品は各描写に力が入っており終始楽しく読めました!特にセリフ関連が良し、管理人の言葉責めもセレブ達の心情描写も、パワーワードが多くて凝っており笑えて爽快!
 プレイも毎回違うものが含まれており、断面図、拘束、玩具、配信、テレセク、剃毛、イラマ、パイずり、脇コキ、攻めフェラ、見られそうだったり見られたりetc…終盤は尻整列「一番金出した奴に~」ってオークションまであるのかよ(違)

 奴隷は6人いるのに表紙に描かれているのは白滝親子だけだ、他の連中も管理人(MAWO)に尽くしてはいるものの、ち〇ぽのご褒美目当てに働いている感は否めない。
 白滝は管理人の身を案じて心配し仇成すものには牙を剥くような面も見せる、きっかけはち〇ぽかもしれないけれど、管理人への想いに耽る場面など所々に特別な感情を仄めかすシーンがありBLのLは損なわれていない。

 そんな白滝に対しMAWO=万生は…ひょっとして、とある事に気付く、綺麗なラブの感情とは少し違うかもしれないけれど、万生なりに他とは違う特別な感情で白滝を見始めているし、この描き下ろしがこれから始まるかもしれないラブの種のようで良かったです、もしかすると数年後には家族になっているかも…なんて思いました。
 表紙の白滝の悩ましい表情はエロい事をされて困惑している為だと思ったのですが、読み終わった後にもう一度見ると、万生に恋焦がれる男の表情にも見えました。

 奴隷一人一人について書くと凄い文字数になってしまうので、端折ってしまって申し訳無いけれど、実際は嫌なヤツしか居ないハズなのに、それぞれ個性が出ていてみんな愛おしかった、キャラが沢山出て来るお話が好きな者としても楽しめました。
 お義父さん極のようなダークさも好きだけれど、今回はパワーと勢いあるやりたい放題エロ&ストーリーが潔くて気持ち良かったです、あとがきにあった没ネームもそれはそれで気になる展開かも…とりあえずち〇ぽ帝国万歳!

タイトルが全てを物語る

 2話構成、モブレ&NTRのダブル地雷原を含むファンシーとブラックのマリアージュ、ネタバレ無し読み推奨ですがタイトルとあらすじ直球とも言えます、以下の感想はネタバレを含みます。↓


 …と言うのも、私はてっきり憧れの真名さんが黒幕だと思って読み始めたんですよ、そうしたら最後まで良い人だった!疑ってごめんよ。
 真名さんとジン(受)のBLを匂わせるデートなどのシーンはきちんとある、でも最後に選択を間違ったせいで、攻めになるハズだったその人はヒーローになれなかった、受けが望む事をせず突き放してしまった彼にも過失があるし、その報いとも取れると思います。

 嘔吐している場面が何度かあり少しだけ鬱展開、反対を押し切って通報すれば良かったのに、着ぐるみの汚れの事を相談すれば良かったのに、というかクリーニングはしないのか?…現実的に考えると変な部分もあるのですが(それやっちゃうと進まないからね)。

 相手に気を使い過ぎて遠慮している部分もあり、親密度が足りないまま間違えたフラグの繰り返しが重なり、このエンディングへと導かれてしまったかのよう。
 悪いのはもちろん着ぐるみだけど、ゲームで選択肢を間違い続けてバッドエンドに辿り着いてしまったような、しっくり感もあるような気がします。

 絶望する真名さんの過ちと後悔を含むやるせない想い、好きな男性の前で犯され淫らな全てを晒され壊れたジンの姿、叶わない想いの果て。
 結ばれない二人のもう戻れない結末に、悲壮感に浸り余韻に耽るか、可哀想は可愛いにBL的な萌えを感じるのが、きっとこの作品の正しい楽しみ方なのでしょう。

 でも私はそれらも超えて、もうモブ男とのカップリングで良いんじゃないか?とか、ビッチ化したジンも新たなメス人生のスタートとして有りか?とすら思ってしまった。
 読んでいて胸糞悪かったかと聞かれればそうでも無いような気がするのは、それが望んでいなかった形だとしても、最後にはジンが笑っているからなのかもしれない。

 …と言う訳で難無く楽しめました!無理矢理ダメゼッタイ、みたいな正しいBLオタクに生まれて来たかったです、気を付けて見ると犯人が色んなシーンの所々に居るよね…。

清々しいエロ本

 試し読みの目次を見て「牧師陥落」とあまり見ない職業が特に気になり、複数の作品を読めるのも魅力的だったので購入しました、何より試し読みの時点で物凄くエロそうだったので…。

 始まり第一声が「セックスしてみてえ」で数ページ後にはもう脱がされるハイスピードBL!その後はドエロ祭り容赦無し、ち〇ぽを伏字無しで堂々表記!…私ですらここに伏字無しで書くのは抵抗がありますぜ(^-^;
 修正は凄く甘い訳では無いけれど、いくらそうだからってこれ18禁にしなくて良いのか?ってくらい凄まじかったです。

 でも女々しいエロ表現はあまり無くて、ヤりたい盛りのパワフルな勢いあるエロ=BL!って感じが強く爽快でした!
 描き方も細かく動きを描いている箇所が多く、舌キスや乳首責めが多めなので甘さもある、特にキスの舌絡描写が生々しいのが目に留まりました、会話や心情描写も多く様々な体位を網羅した退屈しないエロでした。
 修正があっても絵の明暗で見やすい箇所が多かったです、特に表題作では穴の方の修正はあまり意味が無いかも、指入れの断面図に至っては無い所も…凄。


 表題作はノンケ同士のふざけ半分エロレクチャーから段々エスカレート、終始がっつりエロエロを楽しめた!結構体格差もあるよね。
 ラブはまだこれからなお話だけれど、キスが多く抜き合いやセックスを通じて気持ちの変化や、夢中になってのめり込んでいく姿にその要素を感じられました、ところでこんなに「ち〇ぽ」って単語が何度も出て来るBL今まであっただろうか?

 「ベッド上は無法地帯につき」は3P&二輪挿し&リバ要素あり、白兎くんの視点でお話が始まるので、勇気出して恋活したのに彼らとカップリングになれなかった白兎くんがちょっと可哀想に感じてしまった、その後も健全なお友達なのは微笑ましいけれど。
 描き下ろしは良かったです。虎尾の犬塚への想いや厄介な性格による恋愛への不安と見せたくない姿…気持ちの部分も丁寧に描かれ、そんな彼の不安を吹き飛ばしてくれるような犬塚との関係にしっかりとラブを感じられました。

 「牧師陥落」は催淫薬エロ、理性と欲望の狭間で結局欲望に傾くイワン様と、その理性をガンガン壊しにくるヨゼ、無知+飲み込みが早いの組み合わせは罪なのだなと、そして彼は将来有望ですね。
 足コキとか前半正常位→後半受けが頑張る騎乗位への変化、そんな奥まで!?な挿入も見応えがありました、ヨゼのビジュアルが可愛くて好きです。


 全体的にエロはここまでやってくれればもう天晴!ただ、表題作と牧師陥落はあとちょっとの所でラブまで届かないもどかしさが残り、もう少し先が見たくなる。

 非モテ受けシンデレラストーリーが苦手なので、同時発売のもう一冊はスルーしたのですが、非モテの白兎くんの扱いにちょっとだけダメージを受けてしまったのと、丸っと一冊同じカップルならもう少し濃いラブも期待出来そうかなと思うので…買おうかなぁ?

ハラスメント返し

 クソ上司ざまぁを期待して読んだのですが、全体的にパワハラ描写があっさりしていて胸糞悪さが足りない、あらすじから予感するような嫌な鬼上司があまり伝わって来なかったです。

 部下の方がクズとして印象に残る作品が多め、加えて上司がビッチ系だったり元風俗だったり淫紋だったりして、何故か最初からネコ気質の淫乱っぽいのが多く「メス堕ち」感はあまり無いような?
 短編だから仕方ない部分もあるけれど、上記に挙げたようなキャラの設定が唐突で説明も無く、単にエロに持って行くために付けたようなご都合主義に感じました。

 中身は弱みや秘密を握って強姦か、エロ上司の半強制的お誘いからの逆襲のほぼ二択でエロメイン、上司に気に入られハピエンか微ヤンデレ系バッドorメリバ、ラブはおまけで付いてくる程度でストーリー性はあまり感じない。

 そして、メスイキを絵面で表現するのって難しいのかも、セリフなどでメスイキと書いて前立腺を責めるか、射ていないイキシーンを描くくらいしか無いのかな…ちなみに約900円で130ページなので体感的にボリュームも少し足りなかったです。

 以下は各作品の概要と感想、カップリングは全て部下×上司です。↓


「俺様上司、逆襲したらメスイキしちゃいました」
 表紙のキャラの作品、会社で堂々とバイブ&部下をディルド扱いしているネコ上司、メスイキ初めてでは無くて既に知っていそうなタイプで、普段は好きだけどこの題材には求めてないなぁ。
 一方的ディルド扱いからオナホ扱いへの逆襲、懲りさせようとしたのに結局気に入られてしまい…部下は何だかんだ頭が上がらなさそうですね。
 メスイキよりデカ尻搾取やコックリングが出て来る前半襲い受けパートの方がインパクトあるかも。

「モラハラクソ上司にセックス下剋上」
 腹が立つと脳内で上司を犯す部下のキャラが、少しゲス顔っぽい表情も含め程よい気持ち悪さを持ち合わせ、陰キャ攻め好きとしては良かったです。
 上司の言葉はけっこうキツいのでパワハラ感はしっかりあり、でも「マナさん」についての理由やきっかけ等の説明が無く詳細が欲しかった。
 Hシーンガッツリ多めですが、上司のポーズや表情がTLっぽい箇所もありあまり好みで無かったかな。

「我慢出来ない淫乱上司にお仕置きエッチ」
 健気部下&上司の方から仕掛けて来るので比較的甘めのハピエンで癒し枠、お叱り描写も理不尽なパワハラではなく激励のような良心的なイメージに聞こえ、時にはデレの部分も見せる良い意味で厳しい上司の印象。
 何故か解らないけれど見辛い、キャラが小さいのかコマ数や吹き出しが多いのか?Hシーンも擬音などの書き込みがごちゃごちゃしていて、等身も華奢な感じであまり好みでは無かったな。

「No.1ホスト、ハメられ暴かれメスになる」
 パワハラ的な描写はあるけれど、底辺で苦労して努力でのし上がって来ただろう上司に酷い仕打ちだなぁ…部下の方がかなり酷いヤツに感じて、上司にはあまり落ち度は感じないのでちょっと可哀想だった。
 脱いだら凄い部下の正体が気になる、上司はこれからどうなってしまうのか?色々と気になる謎が残り、終わりの始まりのような結末で続きが出るかもしれない、tnkを握ってのメスイキが解り易かったです。

「ゲス上司・メス穴開発記録」
 鬼嶋さんの絵が好きです、最近は体格大×小のCPが多いけれど、たまにはガチムチ受けも欲しい!今回はちょいオヤジ系の眼鏡俺様上司と、腹黒もっさり系部下で両方逞しいビジュアルで良し。
 拘束&ハサミで服を着る描写有り、いい乳と尻とちょい潮吹きも拝めるエロエロ、上司が途中まで結構強がるのが良かった、そして…そうだよね、メスイキって実は男らしい行為なんだよね!と納得します。


 うーむ…申し訳無いけれど、あまり気に入る作品が無く個人的には期待外れだったな、絵自体が好みで視覚的には楽しめた部分が多かったので、これ以上評価は下げないでおきます。

せんせい、あのね。 R18電子 コミック

妺子 

オメガの生き辛さ

 ※ネタバレを見ないで読んだ方が楽しめると思われます、いつもより伏せて書きますが以下の感想はネタバレを含みます。


 絵はとてもお上手ですしHシーンの描写も良かった、作品としてのストーリーもしっかりあると思うけれど、内容が個人的に苦手だったのでこの評価です、合う人には合うと思います。
 少々不気味でインパクトのある表紙、多くを語らないあらすじ、ハッピーなお話で無いのは目に見えているので、ドッキリや衝撃的な展開・結末を期待して購入しました。
 
 友人を亡くしたエピソードから、もしかすると何か霊的ホラー要素があるのかな?と思いましたが違い、容易に想像出来る通りのやっぱりか…と言った結末、答えでした。
 前半の診察シーンはヒートの個人差や薬の種類、ホルモンバランスや病気がどうこうとか、少しリアルっぽく作り込まれていて良いなと思ったのですが、最後でいきなりチート能力による強制進行感がしました。
 

 ここからは誰の事を言っているかは伏せて「彼」として書きます。
 私はオメガって生まれつき生き辛さを抱えている人達だと思うんですよ、薬が効かない人も周期が乱れる人も居る、自分ではどうにも出来ないしその苦しみは当該者にしか解らない、街でヒートを起こしたオメガに対する周囲のモブと「彼」の反応や考えがダメでした…。
 
 訳の分からない自分勝手な愛が「個人」に対してはあったとしても、今までの考えや行動からも「彼」はオメガという性別自体は馬鹿にして見下しているとしか思えない…そういう人はオメガを愛し愛される資格は無いと思うし嫌悪感がしました。
 「彼」にも理由はあるのだけれど、ストーリー中にその描写が無く最後に説明で書かれているだけなので同情も出来ないし。

 私がDLした時は表紙など含めて37ページで400円ちょい、ナンバーナインなので一般的な分冊・短編よりは少々割高かな?全てが「彼」の思い通りにはならなかった事が唯一の救いでした。

Dom/Subセックス性欲図鑑 電子 コミック

少々変わり種多めかも?

 ついに性欲図鑑にもこれが来ましたね、題材が難しいのかな…今回は3作品しかなくてもう少し多く読みたかったです、ちなみにラインナップは以下の通り↓

「冷徹なるコマンダー」Dom×Sub
「Dom/Subリバース!」Sub→Dom×Dom→Sub
「ご命令なら、激しく犯してさしあげます」Sub×Dom

 …と、やや非王道な作品集に感じました。エロが得意なイメージのあるジュネットさん、さすがコマンドプレイもしっかりエロ方向でもどかしさを感じない、以下、各作品の内容と感想を少しだけ…↓


「冷徹なるコマンダー」
 表紙の作品、冷徹と聞くと怖そうですがSubが救われるお話です。ダイナミクスを隠す麻薬捜査官のジェイソン(受・Sub)、ある日上司のウィル(攻・Dom)にSubがバレて、秘密にする事と抑制剤を貰う代わりに、契約としてウィルとプレイをする関係に、この「契約」と言う言葉が重要なキーワードとなります。
 トラウマを抱えながら密売者と戦う主従ストーリーの中に、Dom/Subを構成する様々な要素が組み込まれ、コマンドが時にはジェイソンの弱点となり時には奮い立たせる号令に、とHシーン以外にも使われている、後半はしっかりコマンドプレイエロでバランスが良かったです。
 Hシーンは手錠を用い少々拷問チックですが、これはウィルの執着ややるせなさからくるもの、コマンド「Present」は受けが自らM字開脚する姿が拝めるDom/Subならではかと思います、感情こもった激しめのシーンで動きや表情も楽しめました。
 契約を破棄したいジェイソンの真意は?秘められたウィルの想いに最後はもちろんハッピーエンド。優秀なマトリのジェイソンとSS級Domのウィル、しっかり者の強い受けをもっと強い攻めが守るCP感も好みにあっていました。

「Dom/Subリバース!」
 レイジ(受・Dom→Sub)とユウト(攻・Sub→Dom)は恋人兼パートナー、二人はある日謎の光に包まれる。翌日レイジのコマンドにユウトは無反応、困惑するレイジが可愛くて衝動に駆られたユウトが「Kneel」と言ったらなんとレイジはお座りして…!?超常現象も加わりダイナミクスが入れ替わるちょっと変わったお話。
 レイジのサブドロップを回避する為二人はコマンドプレイをする事に、比較的Hシーンメイン。リバースするのはあくまでもダイナミクスだけ、レイジのお尻の反応から肉体的なリバでは無い事が解ります、もしかしてご褒美あげられなかったのってこの準備が十分に整っていなかったせいなのかもなぁ。Subになっても強がって主導権握ろうとするレイジをコマンドで素直にさせる流れが面白かったです。
 宇宙人達の偶然の計らいによって壊れかけていた二人の仲は元通りに、良かったね!

「ご命令なら、激しく犯してさしあげます」
 ホテルマンの鷹野(攻・Sub)は以前助けて貰った鴨川(受・Dom)に片想い、勇気を出して告白するけれど玉砕してしまう。後日、鴨川が取引先の客に酷い仕打ちをされている所を見てしまい…。
 エリート営業マンの鴨川だけれども、力を無暗に使わないよう神経を使い、Dom性を上手くコントロールしきれない所がある自分を卑下している、プレイや二人の関係だけでなくDomの生き辛さに焦点を当てている作品なのが良かったです。
 タイトルにあるようにコマンドによりSubが抱いて尽くすDomの誘い受け、優しくしようとしてもコマンドにより乱暴に攻めてしまう鷹野も第二性に囚われる姿が表れている、ラブはまだこれからかな。


 個人的にDom/Subは甘やかし系では無く支配する/されるの方が好きなので、そちらがメインなのが良かったです。

未来を背負う男、安藤

 まずは「あらすじ」を見て欲しい作品。

「背負い投げを極めたボディガード・安藤は」→強そうだ
「背後に忍び寄る怪しい者を投げ飛ばしてしまった」→強過ぎる
「相手は何事もなかったように立ち上がり」→強過ぎる
「「交尾したい」と言い出して」→なんでやねん
「エッチ汁大放出孕ませBL!」→強過ぎる

 強過ぎます!正直あらすじだけ読んだら訳解らんストーリーだと思います(^-^;加えて表紙のたくましい男達に+眼鏡の組み合わせも好きですし、人外好きで触手好き、こんなのスルー出来ないっス。

 お話は安藤(受)の背負い癖苦労話から始まり、栄(攻)とあらすじのように出会って襲撃やらなんやらで逃亡、逃げ込んだ先で求愛交尾へ…そこには栄の星の事情が絡んでいるのだが。
 結構ハイスピード展開でエロに行きますが、絶滅の危機に瀕している彼らに情緒やらなんやらを考える時間の余裕は無い!このぶっ飛んだSF(SpeedyFack)ストーリーに身を委ねるべきです。

 最初は普通のHから始まりますが、どちらもご立派な幅広肉厚鍛えボディで見応え有り、互いの身体に魅力を感じている場面も良し。
 激しい場面の擬音のフォントが可愛いくて好きです、フォントの名前とかは解らないけれど木の板みたいな感じかも。

 途中からは触手モードで結構ウヨウヨ、拘束やぶっかけに産卵管とダブル挿入そして子種…
 どうしても修正で見辛く解り難いのですが、この汁と卵のダブル挿入によって体内で受精し、男性である安藤に子を宿せるって事で解釈合ってるかな?だとしたらアホエロ系なのにこういう仕組みはしっかり作られ納得が行くのも良し。

 あと、こんな名前の汁は初めて聞きました、汁も言い方を変えればこんなに優しくて微笑ましい響きになるのか、言葉遣いに関して我々も見習うべき所があるかもですね。
 最後はぷるぷるの何かが元気に誕生して可愛いv栄も生まれた時はコレだったのかな?(笑)産むシーンなどは無いので孕ませ系苦手でも問題無く読めそうです。

 その年によって増えたり減ったりを繰り返しているけれど、また新たな担い手となりそうな作家さんが現れて喜ばしいです、ガチムチとBLの未来はきっと明るく平和なハズだ。