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続編も文庫化してほしい

好みの設定だなーと軽い気持ちで読み始め、あっという間にハマりました。
仁義なき嫁シリーズは未読でしたが特に問題なく読めました。

他の方もおっしゃっていますが、大輔と田辺の会話がテンポも良くて面白いです。目覚めたら突っ込まれてたという状況で「灰が落ちるだろうが!」と言っちゃう大輔に冒頭から笑わせてもらいました。
お父さんも警察官だった大輔は、組対の中で若手として隙を見せればつけ込んでくるようなヤクザを相手にがむしゃらに頑張ってきたんですが、その反面、奥さんとの関係は破綻してしまっています。大輔は仕事を全うし家庭を持つのが男の責任だと思ってる人で、自分の弱さや孤独には気付いてないようなところがあります。
一本気で真面目だけど不器用で鈍感なんですよね。私は大輔のそういうところがもどかしくもありつつ、好きだなと思いました。

インテリヤクザ×刑事という設定ですが、攻めの田辺が組織の幹部とかではなく、上には組長やら兄貴分がいるヒラ(と言ってもいいのかわかりませんが)の構成員というのも良かったです。
田辺は投資詐欺でシノギをあげてるだけあって口も上手いし飄々としてるんですけど、そんな田辺が一本気で不器用な大輔に、からかいの中に本気を潜ませるようになっていくのがたまらないなぁと思いました。
上には絶対的な存在がいて、それでも守りたいものがあって、大輔をその強がりごと抱き寄せたいと思ってる田辺が切なかったです。
田辺の組織内でのポジションも、私は萌える要素になりました。

この一冊で物語は完結ではなく、続きが電子配信されているので出来ればそちらも文庫化してくれたらなー。
この本ではまだ大輔は自分の田辺への気持ちを定められないでいます。田辺はもう腹括ってるんですけどね。この先の二人もイラストと共に紙のページをめくって読みたいです。

ジーンは犬に好かれるんだなぁ。

久しぶりに日常物じゃないのを読みたいなと思って手に取りました。

攻めは冥界の番犬という異名を持ち、軍神とも呼ばれる陸軍の司令官、受けは入隊一年の一等兵。攻めは軍人なので華奢ではないですが細身で中背で年上、受けの方が背も高くがっしりとした体格をしておりますが年下です。

雨の日に基地内で襲撃を受け重症を負った攻めを受けがたまたま見つけ、助ける所から物語が始まりますが、受けのジーンは厄介事は面倒だと上官である攻めのジェイをわりと雑に扱います。ひどい雨で、助けた相手が上官らしいとは分かっても、基地内の最高司令官だとは気付かなかったせいもあるのですが、そんなジーンの態度と頭を撫でてくれた大きな手をジェイは気に入ります。
物語はジーンとジェイ両方の視点で進むので、ジェイがどんな風にジーンに惹かれているか分かり、個人的に執着攻めが好きなので萌えました。でも、物語自体は敵軍の宇宙艦隊が攻めてきたりジーンの一族に纏わる因縁などが絡んだりと、恋愛以外の要素が多く、エロも後半にちょっとあるくらいで挿入までは至りません。
ジェイが一方的にジーンに矢印を出してて、ジーンからはまったく無いまま終わるので、そういう意味では不完全燃焼な感じが残りました。
世界観の細かな説明も多くはないのでよく分からないところも多々あり、どんな世界なのかもう少し知りたいなーと思いつつ、この2人が無事(?)にカップルになるのを読んでみたいです。
大らかで優しく、焼酎をこよなく愛すジーンが、なんだか変態っぽいけどその強さ故に孤独だった軍神を愛す日は来るのか。
思う存分、ジーンになでなでして貰ってるジェイを見てみたいです。

とても楽しめました。

*ネタバレ有りです

年下スナイパーと秘密主義の警察官という設定に惹かれて購入しました。


物語は東京都内のホテルで同盟国の軍人と日本人女性が何者かに銃殺されるという事件が起こるところから始まります。

ハルキ(受け)はその捜査にあたる事になった警察官で、その捜査のために同盟国側の人間と面会するのですが、その時にその場に連れて来られていたエリアス(攻め)と出会います。

このエリアスというキャラはウクレレ片手にアロハシャツで現れ、飄々としていてどう見ても優秀な狙撃手には見えないんですが、同盟国側から捜査のアドバイザーとして紹介されたため、ハルキは仕方なくエリアスと行動を共にする事になります。

口を開けば飄々と人をおちょくるような事を言うエリアスとクールで感情をあまり表には出さないハルキですが、捜査中何者かに狙撃されるところから関係が進展して行きます。
物語はハルキ目線で進むのですがクールでプライドの高いハルキの中で最初は反感しか抱かなかったエリアスの存在が徐々に変化していくのを感じつつ、眠れないというエリアスを受け入れベッドを共にする流れはテンプレではあるのですがドキドキしました。
プライドが高く、今まで関係を持った男達にはベッドの中でもクールで主導権を渡さなかったハルキがエリアス相手には調子を狂わされるというのも、それまでの2人を見ているとニヤッとしてしまいました。

あと、二度目の行為の時ハルキが過去に怯えるエリアスの瞼にキスをするシーンがあるのですが、とても素敵だなと思いました。
そして瞼を閉じても思い描けるように覚えておくために行為の最中ずっとハルキの顔を見つめ続けるエリアス。
このシーンは本当にグッときました。


この2人の関係以外にも、捜査にあたっている事件の展開や狙撃に関しての描写なども個人的にはとても楽しめました。
特に狙撃に関して全然知識が無かったので弾道や狙撃ポイントの選別の仕方など、捜査中にエリアスが話すそれらの内容が興味深いのと同時に一見軽く見えるエリアスが本当に軍人であり優秀な狙撃手なんだなと感じ、よりエリアスというキャラが興味深くなっていきました。


あ、あと最後にハルキから想いを伝えたのも個人的にすごく良かったです!
そういう事を言わなさそうなハルキが自分からエリアスを求めたのが、エリアスの言葉を借りると本当に「夢みたい」でした。

ただ作中に谷原というハルキと身体だけの関係を持っている元上司が出てきます。恋愛感情などは一切なく、関係を清算するのが面倒で続けてるだけのドライな関係で直接的な性描写はありませんが事後を匂わすシーンはあるので、攻め以外とのそういう設定が苦手な方は注意して下さい。

成宮さんの作品では「理想の男の作り方」が大好きなのですが、このお話も同じくらい大好きな作品になりました。
読めるならまた何かの事件なども関係した2人の話が読んでみたいです。