この結末を待っていた。
この結末で本当に良かったんだけれど、どうして幸太郎は両に電話をかけて戻ってきたんだろう。好きだったからだろうけど、両から逃げたよね。戻るきっかけが分からず、「あれ、私 読み飛ばしてるあるのかなぁ」と思った。再会の際、ちゃんと避妊具用意して準備万端だし、幸太郎の描写や思考の流れが何か抜けていたように感じた。そういえば、上巻で両が幸太郎の儀式を最初に見て驚いて苦悩しているのに、突然幸太郎の家に儀式をしに来た時も、どうしてそういう行動に至ったのかの部分が抜けていて驚いた。読者を驚かすという点では良かったけど、そのあとの回収や説明が省略されていて戸惑った。