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変えられたかどうかではなく、変えようとする姿勢が大切

隠れゲイかつ御曹司の主人公・渉は一夜限りの関係で欲望を発散してきたが、お見合いを気にそれを辞めて敷かれたレールの上を歩いていくことを決意。しかし、そこで出会ったお見合い相手のシスコン兄・正宗(しかも同じ会社)に調査をされてゲイだとバレてしまう。妹がカモフラに利用されることが許せない正宗はお見合いをやめる様に言います。結局渉は妹との付き合いを断ったのだが、その後もいちいち核心を突く様な事を言ってきてはズカズカ介入される羽目になる。

紆余曲折あって正宗は渉に惚れるのだが、今まで異性愛者だったのに変化を恐れず真っ直ぐに踏み込もうとする姿に隠れゲイでずっと孤独に悩んできた渉が絆されて…という様な内容。

序盤は綺麗事と言うか本当の自分を出すべき!見たいに簡単に言って説教していた正宗が隠れゲイゆえの苦悩をきちんと理解して寄り添ってくれた所が本当にカッコよかったですね。まあ親があんな無神経だったら到底カミングアウトなんて出来ませんもん。

でも実際このご時世は社会的立場なんて簡単にひっくり返るし御曹司だからと言って一生安定が約束された道など無いと思いますね。生き方に口を挟む資格は誰にもありませんがいずれにせよあのまま結婚していても正直どこかしらで失敗していた可能性が高いです。

最終回でも問題は何も解決しておらず、主人公の親は息子の苦しみなど知る由もなく相変わらず我が子が結婚して子孫を残すのを今か今かと待ち侘びていますし当然カミングアウトもしていません。ですが思考停止していた主人公が自分の生き方を見つめ直し、本心と向き合って運命に抗おうとする姿勢を持ったラストを見て、これこそがこの物語で伝えたい事なのだと思いました。

実際に運命を変えられるのかどうかではなく、変えようとする心を持ちましょうといった感じですね。



サブカプの話を限定特典にするのはこれっきりにしてほしい

タイトルの通りです。

私は後半に浮上した井陸は後々にスピンオフでやる伏線だろうと思っていたのでワクワクしていましたが実はコミコミ限定の冊子で二人の話をやっていたと聞いて既に完売した後だった為に物凄くガックシしました泣

まあいつかは改めてスピンオフで連載やるかも知れないので期待しています!

本編で消化不良だったサブカプの話は限定特典でやるには重要すぎると思います。誰でも買える訳では無いのだからそこは良い意味で脳天気なショートエピソードで良かった気がする。

そこを除けば本編の内容は神でしたよ!

プロローグ…

号泣しました(T ^ T)

この本を読んだ方はUruさんのプロローグの歌詞を検索して、曲も聴いてみてください。

上記の曲は当然この漫画とは全くの無関係ではありますが、今聴くとこの歌詞は恐ろしい程に結城の心情と重なりすぎて鳥肌が立ちました。
実際、本編ではキスして今度家に(告白しに)行く約束をして終了しますし、続編同人でも改めて柳澤が泣きじゃくる結城に告白する形で終わります。当然セックスはしないし、正式にカップル成立したかすらも分からない。そんな二人の恋はまさにプロローグ(序章)でしたね。


百聞は一見にしかず、作者のpixivで全話見る事も出来ますが、U-NEXTなど有料配信されている媒体で購入する価値は充分にあります。

一つ引っ掛かるとすれば、柳澤の母親の言葉で親の人生と子供の人生は別という事を認識したにも関わらず、そこから出した結論が引き受けた以上は自分の問題だと言うのは正直ズコーッてなりましたw

ただ、これは先生の後書きの文中でも補足してありますので、悪魔で「正しい結論」ではなく「結城の結論」であるという事なんでしょうね。勿論、この先結城の考えが変わらないとは限らないし柳澤と一緒に過ごす事でよりよい答えが見つかるかも知れません。

それと続編同人である週末迷図も絶対にセットで読んでください。初期のやな奴ムーヴは何処に行ったのか、未来が不安で仕方ない結城の心に寄り添う柳澤は性格も顔も何もかもが急激にイケメン化してて少し笑えましたw

描き下ろしの雰囲気で全編やってほしかった

まずキャラデザがドストライクでした。
その事が私に大きくバイアスをかけている為にもしも私の好みに合わないデザインであったのならばこの作品の評価はもっと下です。
ゆとりとアラフォーというタイトルを見た時、非常識なゆとりとそれを翻弄するアラフォーの物語なのだろうなと想像していましたが、いざ蓋を開けてみれば、他の方のレビューを見てもわかる様にほとんど相羽は被害者としか言い様がありません。

一方で描き下ろしのオマケ漫画は好きでした。キスもセックスも無い、たった2ページの後日談ではありますが、本編の様に一方的に口撃されてる構図で無くきちんと対等になってますし、相羽もツンケンしながらも安達が好きなのだと言う感じがきちんと伝わるので見ていてとても微笑ましかったです。(本編中の相羽は照れ隠しというよりも普通に本気で嫌がってる様にしか見えない所があった)この雰囲気でスタートして本編の下りをやって欲しかったです。ですが幸いこのオマケ漫画のおかげで最終的にとても良い気持ちになりましたね!

王道の詰め合わせ

リーマン、元遊び人のガチ恋、自信の無い歳上、アンジャッシュ(すれ違い)展開とベタベタな要素がこれでもかと詰め込まれています。

既視感は強いですがリーマンBLが好きな人ならほぼ確実に好きになると思うので、間違いなく読んで損はないと思います。

アライ枠がデリカシーゼロ

いかんせんこの一言に尽きます。
メインのカプは中々微笑ましくて良いのですがふたりの間を取り持つ新井さんがかなり下世話と言うか、初キスのことを聞いてきたり二人のやり取りを見てご馳走様と言ったりとなにかと介入してきて正直うざかったですw
やっとの思いで参加した飲み会で三崎がダウンしかけた際に本気で心配してくれた事によって結果的に隠していた会食恐怖症を公表するきっかけを作ってくれた所まではよかったのですがその後は色々と配慮に欠ける言動が鼻につく事が多かったです。
恋愛展開に関してはこの人が居なくても遅かれ早かれくっついていたのは明らかですしねw

万人受けする部類

普通に良作です。

上司部下と同時に再会系でもあります。

島野と黒川両者の心変わりが若干駆け足気味というか、唐突に感じなくもありませんが、本来は長期の連載予定では無い読み切りの作品を一話、また一話と引き伸ばされていったみたいなんですね。

つまりどの話数でシリーズが終了しても良い様に作られているという訳で、長期連載はキャラの心情に何話もかけて掘り下げる事が出来ますが、常にこれが最後というつもりで描いているのでそんなに時間かけてやってらんないんですよね……

そこら辺が少し勿体なさすぎる気もしますが、何よりも主人公ペアが二人とも微笑ましく好感が持てる為、多少の脚本のアラもキャラクターの魅力で全部解消できていると思います。それがこの手の漫画では何よりも大切な事ですよね!

とにかく微笑ましく、クスッと来たりキュンと来たりと心が暖かくさせられます。

初心者や万人受けする部類だと思いますね!
とにかくお勧めなので一度は読んで損はないと思います!