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いかにもルチル作品っぽい

互いにドキドキしたりとかはあるけどエロとかは全く無し。
心理描写とほのぼのとしたストーリに主点を置いた作品。

人によっては物足りなさも感じるかもしれませんが、こういうBLの描き方もあるんだなと思わせます。
主人公も初めは髪も長くて根性も無くてう~んって感じだけど、いつの間にかかっこよくなっていて、その上で泣き虫で感情豊かなところが惹きつけられる魅力あるキャラクターになってました。自分の中でいつのまにそんな風に思えるようなキャラに変ってたのかも曖昧なうちにキャラの魅力に引き込まれます。

他の各人も各々に人間味があって色々な人生というものに触れ合えるような、まったりとした作品。物足りないだけど満たされるような矛盾を感じさせられる良作でした。

ファンタジーだけど違和感の無い現代物

現代まで続いている第29代勇者と第30代魔王の話。
魔王は目が合った人を(特にアウトローな人達にはより効きやすい)下僕化する力を持つ、小さな便利屋経営の常識人な貧乏店主。
勇者は周りの人を改心させたり、人に相談されやすい雰囲気を出す元やくざの腹黒不動産屋?社長。

小さな頃の夢が世界征服で、他人の家に侵入してタンスあけたりツボを調べる為にやくざに入ったとか、魔王のおじいちゃんのペットの名前がスライヌとか微妙にクスッとするネタが随所に見られて楽しいです。ちなみに組長や組員軒並みが悉く改心していったとか…w
魔王は常識人で勇者も魔王もお互い自分の力を疎ましく思ってる所有り。


勇者魔王を征服する為に抱くとかちょっととんでも設定なんだけど、不思議と現代にマッチしていて違和感が無い。ゆる~い空気と、適度なエロな雰囲気が漂う作品です。

でもどうせとんでも設定にするならもっと、下僕化してしまう能力で不本意にピンチに陥ってしまったり、逆に開き直って勇者に搦め手で無茶しようとして返り討ちにあったりとか能力からストーリーをもっと広げて欲しい気もしました。
(1巻で終わらせようとするとやっぱ厳しいのかな?)

萌えと言う意味では高くは無いがグッとは来る!

最初読み始めた当初は受けだと思ってた鈴木太郎が実は攻めと途中で気づいた。

エロ度は低め。偶然の出会いから友達を経て恋人になるまでが主な話。

凄くカップリングに萌えるとか、思わず手足をバタバタさせるような台詞の場面とかは特に無いが、物語としては普通に感動もできましたし良いと思います。
でも人によっては受けの煮え切らない態度に若干イラッと来る人もいるかもしれません。
逆に攻めのひたむきさとかは割りと万人が好感持ちそうなキャラ。


無理やりエンディングに繋げる為なのか、攻めが支店へ出向する事になり、二人を繋いでいた攻めの部屋(且つ受けが昔住んでいた部屋)を引き払う話になる。
遠くに行く事を意識して一旦は諦めかけるが、過去の経験もきっかけに晴れて受けから告白のような状態になり、恋人同士になる。それでも目標の為に出向するってなったのに、遠距離恋愛でもなんでもなく、普通に受けの部屋に同居しだす。むしろ会社に近くなったって言うのが拍子抜けで残念でした。
せめて出向先聞いてなくて実は結構近くでした!!ってボケが後で入るならコメディとしてそれもありかな?とも思うのに、ほんとに何の説明も無く普通に受けの部屋に同居。
元々同じ会社に通ってて、出向先は受けの部屋の方が近いなら部屋を引き払うような場面や離れ離れになるような点にスポット当てるのはどうなのかな……?そんな距離なら普通に引越ししなくても通えるじゃん……。

でも最後の駆け足感や無理やり感は否めない所はあるけど、心がぽっと温かくなったり、ずんと響き思わず切なくなったり、胸の奥がズキンと痛くなったりする良作だと思いました。

2カップルのある意味では核心部

1・2巻同時発売の2巻目。

元やくざカップリングでツンデレ兄貴分×儚げ系?ワンコ舎弟
記憶喪失陶芸家×復興課課長兼バンドVo
の組み合わせ。共に切ない系になります。

1巻よりはこの2巻の方が個人的にはツボになりそうです。
元やくざカップリングは互いが互いに好きになっちゃいけない人といったような気持ちが漂います。特に受けが倒れた時の攻めの回想録からの心情の吐露は、もの悲しくなりつつ今後の展開が否応にも気になります。脇役も今後の展開に一役買っていきそうで、一番今後が気にまります。

陶芸家のカップリングは、記憶喪失の陶芸家のライバルが記憶を失う前の自分と言う展開。攻めが受けを口説いても、受けは同じ姿をした別人として扱い決して攻めに心開かないといったやくざカップリングとはまた違った切なさが漂います。
今後の続巻で過去どういった経緯で受けが記憶喪失になる前の攻めに初恋を抱いたのか、そして事故にあって記憶を失った際の受けの反応がどうだったのか、記憶を失った攻めが何故再度受けに恋心を抱いたのか。こういった展開が今後気になりました。


どうでもいいかもしれないけど気になった点として、元インディーズバンドで解散した時ファンの子達が多数追いかけてきて働いてくれている設定。
……これいるかな?とは思いました。

もっとファンの子達が物語りにいっぱい絡んでくるなら分かるけど、とりあえず2巻までで一人として個人として扱われる子もいない。過疎村にかなりの人数が追いかけて来て働いているので、過疎村の中の物語として描きたいのかそうじゃないのかちょっと分かりづらい。
しかも元から芸能人カップルって前書きにあるような話ならあらかじめ読んでて心構えもあるんですが、元インディーズバンドでそれを田舎まで追いかけ来た上に、泥をかぶりながら働いてくれている"集団"。そんな人たちの中でリーダーが今後カップリングを成立させていく事を考えると、う~~~ん。
特定の誰かとか数人が追いかけてきたとか、週末や月何回かライブをするとかじゃだめだったのかな?って思いました。

花鳥風月 1 コミック

志水ゆき 

先の展開に期待

志水さんの以前の作品、"是"のようにひとつの大枠の物語の中で複数の話が同時に展開していくようなお話です。
シリアスとコミカルをうまく出しつつ相変わらずの画力は凄く綺麗で、独特の世界観もかもし出しています。

各種キャラが今後展開されていく導入部となる1巻であるため仕方ないんだろうけど、複線的にキャラが散らばって出てきて少しのめりづらくはある気がしました。
この辺はどうしても長く続く(のかな?)シリーズの1巻だとどうしても仕方ないとも思うので、今後の続巻では改善されていくんだと思います。

1巻のメインとなるカップリングは、インテリドS×内気不憫な子といった感じ。
受けの子のエピソードは凄く悲しくて心引かれるし、それを聞いた時の攻めの気持ちも凄くグッと来ます。
グッと来るんですが…、インテリドSって組み合わせってのがどうも。

受けの子のエピソードがかなり不憫なのでインテリなドSで、Hがマニアックな鬼畜地味てる感が漂うと救われてはいるんだろうけどいまいちハッピーエンド感が足りないと言う気がしました。この辺は個人的な好みになるんだろうとは思いますがイマイチツボでは無かったです。

ほのぼのとした日常を流れる温かい時間

読んでておもわずほっこりする作品です。

絵も凄くキレイで読みやすく、ストーリーはこれといった大きな山場があったと言った訳ではないんですが、それに対して心の充足感はきちんとありますね。
思わず笑顔になって心がほんわか温かくなりますし、続きが凄く気になりますw

途中途中で入る、ぬいぐるみの太郎さん視点の数P程度の短い話も思わずクスッとするし、何気に受けの弟君より存在感あるんじゃないでしょうか?このぬいぐるみ、と思いましたw

惜しいのは義理の叔父と言うキャラ設定がいまいち活きてないかな?と言う点と、攻めの叔父さんのキャラが若干ぶれている気もしないでもない。
甘い叔父さんのキャラ自体は全く悪くないので、もう少し攻めの叔父さんが受けに対して優しくなるきっかけとして強めのインパクトのある話があればもっと自然な流れに感じられてよかったと思います。

素敵な作品だけど

読むとぼんやりと胸に響くような痛みと暖かさがある作品です。

ただ若干コマ割が独特で視線がちらつくような気がしました。
攻めが泣きながら抱きついて告白しなおす所とかは、もう少し互いの表情のアップを見せて欲しいかな?って。大事なシーンなのに表情があまり大きく描かれておらず、且つ攻めの顔が台詞の噴出しで3分の1位隠れているのとかも非常に残念でした。

あとはエピローグで、攻めがノンケだったと思う時代に初めて男性に告白された時の話。
話自体はあってもいいと思うんだけど、ベットの上で話す事なのかな~?って。その告白を受けての攻めのコメントも、う~~~ん。って感じでした。いやまとめてる最後のコメントはいいんですがその途中の反応やコメントがちょっと。

すれ違いや、じれじれな感じや切ない感じの作品は凄く好きだし、ストーリーも悪くないんだけど、コマ割とかその他で今一歩足りないというか、後一歩あれば凄く化けるのにもったいないって思いました。

凄デレ

2巻発売のちょうど1ヶ月くらい前に1巻を書店で見かけてなんとなく購入。
悪くはないかな~程度に思ってたんですが、間がさほど空かないタイミングで2巻が出たのと出版社のHPでサンプルがあったので読んでみて気になって2巻も購入。

結果は久々の自分の中での大HITでした!!
攻めの好きになっちゃいけないと言う切ない気持ちが前面に出る中での、受けの感情表現に乏しかった中からぽつぽつ出始める無自覚のデレ。それによる攻めの更なる葛藤など心理描写も最高でした。

そして、受けがクーデレって感じなんですが、この無自覚のデレが凄い!!この一言に尽き、思わず読んでてニヤニヤしたり身悶えそうになりました!
告白までの間も凄くイイけど、告白の瞬間の今まで感情表現に乏しく特に何も欲しいとおもったりもなかった受けが、泣きながら感情を溢れさせて「でも、今俺は、アンタが欲しい」「友達だけじゃいやだ…っ」もう最高でした。
特に受けは1巻で攻めから告白を友達でいたいんだと断っている為、そんな中で自覚しての受けから泣きながらの告白はイイ!!
晴れてHの時の受けも普段のクール具合からお前だれだ!!と言いたい位のデレっぷりが凄い。自分入っている攻めのアレを触って、眉を寄せつつ泣きそうな顔で「……俺のだ」とか、もう身悶えましたw


同時収録作品は表題作の受けの疎遠気味だった兄と、そのワンコ攻めな部下の話ですが、こっちも良かったです。表題作があまりにも萌えすぎたのでインパクトが若干薄いですが、普通に凄く良かったです。


またこの2カップル達が、出来上がってからの話をどっかで書いてくれないかな?って凄思いましたw