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やらしいうえにキュンキュンする

「わがままキッチン」シリーズ4篇と、「一途なの」シリーズ3篇
「一途なの」は、一見カッコいい大人だけど本当はヘタレで素直じゃない攻めと外見はかわいい子だけど性格は男の受けの話。
二人は元幼馴染で学校の先生と生徒として再会する。
でも駆け引きは攻め受けが逆で、
幼い頃は受けの幅島が年上の若菜をお嫁さんにすると言っていた。
再会後も幅島が若菜に果敢にアタックするが…。
攻めは自分の気持ちに無自覚です。
若菜は先生だが昔は近所では一緒に遊んだらだめと禁止されていた家の子。
受けの母や兄は彼のことをよく思っていません。
受けは外見はかわいい子だけど性格は男で自分のことも「俺」と言うタイプ。

「わがまま」は、ソフトなムードのゲイの熊木くんが攻め×フリーのキャラクターのデザイナーでノンケの幅島尚人くんが受け、そして「一途なの」の隆の兄です。
おまけに、「一途なの」の若菜も通行人的にセリフなしで登場します。
受けの尚人は昔サッカーをしていたキャラで、やんちゃですが、心の中は乙女です。
でもそんな自分を全否定しています。乙女な自分が許せない!一人でも暴れています。
甘いムードになると尚人は…。
二人は仕事の取引先の関係で出会い、熊木くんはノンケの尚人くんに本気で恋に落ちてしまいます。
ゲイの熊木くんは、今までの恋愛テクニックで尚人くんをものにしますが、
心中はかなり焦っています。必死。すぐHにもっていきます。
一方、尚人くんはH目的じゃないか、疑っています。
相手の本気を感じれないのです。
ケンカばかりの二人ですが…。

途中で熊木くんの正体(ゲイってこと)が尚人くんにばれてしまうところは笑ってしまいます。
ひとごとじゃない~!!
人を家に呼ぶときは変な雑誌は隠しておきましょうと思いました。

門地かおりさんの漫画を読むと胸がキュンキュンします。
相手の気を引いてみたり、嫉妬したり、好きゆえにすごく臆病だったり
泣かされたり、縋ったり、セリフも大好きです。
あとすごくやらしいです。特にキスシーンが。

攻めが好きになる3作目

子どものときから愛情をまったく与えられなかったため、トラウマだらけである反面、
スマートで器用、要領が良く、パティシエや写真家という分野で才能を発揮する男が透で攻めです。
裕福で、人が羨む類の家の一人息子だが、実は両親は不仲で、複雑な環境、異常な母親に支配されて育った男が受けで藤島です。

コールドフィーバーとは木原さんの造語なのでしょうか。
COLDシリーズは三巻あり、書名の意味を知りたくて辞書を引きました。
ぴったりの訳は載ってなかったので、想像するしかありませんが、
冷淡、よそよそしい、眠り(1巻)、光(2巻)、発熱とか熱狂(3巻)とかそういう意味なのでしょうか。
2009年春のリブレ出版の木原音瀬フェアがあり、この本を買った時、小冊子「愛する人は誰ですか」が付いてきました。

自動車事故で過去の記憶がなくなってしまった攻めの高久透を 
義兄弟の受け、藤島が引き取ところから始まります。
1巻と2巻で、生い立ちと、記憶喪失している間に二人が恋人になる過程が、書かれています。
3巻目で元の記憶が戻り同時に6年間の記憶がなくなる。
COLDシリーズは大作です。

この3巻目はなかでも読み応えがすごいです。
なぜならこの巻の透が一番魅力的だからです。
記憶喪失の前、記憶喪失中、記憶が戻った後、それぞれ藤島に対する透の言動、感情に変化が起こります。
3巻目の透はトラウマだらけの人間で藤島に暴力を振るう男です。
でもその暴力は求めている相手に好かれたいという気持ちにブレーキがかかった結果の暴力です。
小さいころ藤島に裏切られたと思っているので、
藤島の顔をみるたび暴力を振るっています。
私にはすごい執着心にみえます。
「好きだ!仲良くしたい!」という心の叫びと
「裏切られた!もう二度とあんな思いしないぞ!」という心の叫びに
引き裂かれています。透は。
それが、記憶喪失が戻ったら戻ったで、
「記憶喪失中の自分にはかなわないかもしれない、恐怖!」というのも抱えてしまいます。
よく藤島は逃げなかったなと思います。
嫌がられて暴力受けても透を見捨てなかった。すごすぎます!
透も暴力でストレスを発散しているという単純なものじゃないのです。
最後は藤島の胸に縋って「どうしたら側にいてくれる」と嘆願するようになります。
その後の話でも透が今までと真逆に藤島を大切にする話になっています。

昔の先生に

熱血でまじめな高校時代の担任に タイムスリップした生徒が恋する話
タイムスリップした生徒久我山が攻め、高校の担任が曽根で受け。
弁護士の久我山は仕事に女に不自由のない毎日を送っているが、なぜだかつまらない。
そんな時、高校時代の友人本城から高校のときの担任曽根のお葬式に誘われた。
当時から冷めていた久我山は熱血だったというその担任のことをあまり覚えていなかった。
曽根は借金苦による自殺だという。
そのお葬式の帰り、久我山は事故に合い、病院で意識が眠っている間、なぜか17歳のころの自分にタイムスリップしていた。
外見は17歳、中身は31歳の高校生として時間をすごすことになる。
そして死んでしまう担任曽根がどういう人物だったか、再び関わることになる。
中身が31歳の成長した久我山は曽根に恋をする。
17歳のころではありえない展開だった。
タイムスリップしている時間も徐々に減っていき、曽根に気持ちを伝えるだけで精一杯の久我山。
久我山は曽根の死という未来を変えることができるか。

榎田尤利さんということで購入決めましたが、あまりキュンとしませんでした。
ちょっと残念。
曽根が同僚の荻野とゲイカップルであるところ、
その荻野との痴話げんかなど、あまり私にとって萌じゃないところありました。
ただ久我山のスマートな要領がいい、自分勝手な生き方の描写は面白く、すっと読みました。久我山の両親は不仲で、そんな高校生の久我山の孤独がかわいそうでした。

ドンくさい高校生が少し自分に気づいて…

神に近い萌です
受けの矢島はどこにでもいるような子。よく拗ねますし。
攻めの実原がいないとクラスメイトと関わることがむずかしいぐらい、鈍くさくずれています。
攻めの実原は面倒見がよく、生徒や教師からの信頼も厚い、優しいお兄ちゃんようなタイプです。 
しかし受けの矢島にはいじわるく対応しています。

受けの矢島は転校生です。
突然の転校で矢島はどのようにしたらいいのか途方にくれています。
それを強引なクラスメイトの実原の手引きにより、充実した学生生活を送れるようになります。
そして過去の自分がいかに何もしないつまらない自分だったかということに気づくのでした。

現実によくありそうな友達関係で、恋には発展しそうにはない、しっかり者とマイペース君の組み合わせ。
矢島は初め、実原のことをうっとうしく思っていますが、実原が自分勝手ではないと気づき、実原に感謝するようになります。

実原が矢島を強引ながらも上手にクラスの中に引っ張り込んでいくストーリーがたくさんあり、
そこがこの本の面白いところです。
矢島が、元親友の中瀬芳隆から一生ひきずるかもしれない程ショックな事を言われるという、事件があるのですが、
そのときに側にいた実原がした事が特にすばらしかった。

それと、その中瀬芳隆という存在。
矢島の幼馴染なのですが、矢島を好きになりすぎて友人という立場がつらくなった人です。
彼の胸中を考えたら切なくなりますね。ヤンデレです。
彼の視点からこの本を読んだらキュンキュンできます。

受けが天然ボケのラブコメ

かっこよく有名人でモテモテでも寂しがりやという弟と天然ボケボケの兄の兄弟BL

実の弟は高校バスケ界の有名な選手だった。
両親の離婚でその弟とは小さいころから別々に暮らしていた智之。
その弟、保巳が祖父母の死により智之と一緒に暮らすことになった。大変なことになった。なぜなら、実は智之はバスケ選手としての弟の熱烈なファンだからだ。
匿名でファンレターを送ったりもしていたし、ネットのバスケファンサイトでは知られているぐらい熱心な保巳ファンだったのた。
智之はこのことが保巳にばれるのは恥ずかしいと思っていて、保巳はこのことを知らない。
ひとつ屋根の下で保巳と智之のドキドキデイズが始まる。

当初二人はぎこちない。
ずっと憧れだった人と一緒に暮らすことになったから智之は顔見て話すことさえ困難という状況で。
保巳は保巳で智之の態度は自分を嫌っているせいだと思っている。
智之の気遣いは空回りし、逆にそれが保巳をいらだたせる始末。

でもこれは全くシリアスではありません。
ラブコメです。
弟を応援する智之の一途ながんばりがすこしずれ気味。
智之の友人しっかり者の山本と智之の会話もテンポよくて面白い。
とにかく会話が生き生きしています。 
また、弟のときどき出てしまう岡山弁もすてき☆

憧れの人と一緒に暮らすことになったらというシチュエーションで頑張った智之が健気でかわいいです。
実は弟も兄の事がずっと好きだったのですが、そんな現実にはありえない展開でもこの話はサラッと楽しめます。
テンポよい会話の高校生同士のラブコメ、しかも兄弟BLというあまりない組み合わせでした。


兄弟ものというのは時に世界に二人きりしかいないというわびしさを読後に感じてしまうのだが、これはなかった。
「二人でこの家を出て一緒に暮らそう」という一文があって、それがそういうわびしさよりもすごいハッピーエンド、明るい未来を予感させた。

サスペンス!

秦野は刑事で攻め、法律すれすれのことをしている清涼は催眠術師で受け。
ある事件の容疑者を追って催眠術師の清涼のもとを訪れる秦野刑事。出会う二人。
秦野にひどいことを言ったため、清涼は秦野に犯されてしまいます。
それでもいつしか秦野は清涼のことを好きになっていたのでした…。

とにかく、受けの性格がきついです。
頭の回転も口の回転も速い受けです。
そんな受けが自分のトラウマに立ち向かっていくところ、応援したくなります。
勢いのある、生意気な受け、いいですね!


犯人を追いつめるところ、すごく怖くなりました。
だれが犯人かを考えるのも楽しかったし、
BL以外の要素でずいぶん楽しみました。
BLである必要があまりわかりませんでした。
でもサスペンスとしてすごく楽しめるので、お勧めします!

妄想します

真澄さまのような攻めと純粋で素直な受け

研究所の中で研究対象物として育てられた受けの巴。
そこで巴は捕獲されていた須王と出会う。
須王は巴と接触することにより研究所から逃げることができた。
数年後に須王は巴を探し出し、研究所から救い出す。
やっと自分の手元に置くことができた。
それからの巴と須王は少しづつ距離を縮めていく。
もてもての須王だが、巴は特別な存在。
そして二人は恋人に。
しかし、二人でいる時間は長くなく…。

すごく大好きな話です。
二人でいた時間が濃いというか、
いやらしさもすごいですね。
須王は巴のことを初めは恋人して考えてなくて、
須王自身の命を救ってくれた恩人なので、
巴の保護者でいようと思っています。
ガラスの仮面の真澄さんのようです。
それに自分の恋の対象としては幼すぎるので巴に負担を与えてしまうと考えています。
それでもときどき須王は巴のことを性的対象として見てしまうのですが、理性で抑えています。

あと、山の中に研究所をどこかにあるんじゃないかと探したくなるような話です。
かっこいい須王とその横にいる巴の話をもっとふくらませたくなる。
あと、一人になってしまった須王の苦悩する姿とか。
もう、萌え萌えします。

貴族たちの話としてなら

幼馴染の攻めと受けの話です。
そこに受けの兄で攻めの親友でもある、和紀が二人の気持ちを知って
二人の距離を離そうとします。
受けと攻めが大人で、自分の思いは抑え、離れることにします。
耐えるところ、一人でこれからがんばろうとするところ、健気でストイックです。
しかし、攻めが受けの気持ちに気付いて、二人は一緒になります。

ストイックなので、一緒になったときの攻めの克治が気持ちが、驚くほど強くなっています。
ホモが当たり前の世界の話ではなく、克治がずっと気持ちを打ち明けず、長年の思いが通じたところ。
ハッピーエンドで良かったねと思います。
ただ、その後の二人では、
今までが今までだったので、攻めの拘束がきつく少しうっとうしい人になっていました。



それなのに、「しゅみじゃない」に評価した点です。

毎日送り迎えするとか、
実際できるのかと考えたら無理やろと思ってしまいます。
三人の職業が弁護士に医者に、アクセサリーデザイナーと華やかでありつつ
脚に障害があってというところで、何か乗れませんでした。もしこれが昔の貴族たちの設定なら問題なく乗れました。ありそうな感じです。
思いをひそかに表現したペンダントで気持ちに気付くというのもべたでした。
あと、優奈のかわいさがリアルじゃなさすぎて親近感がわきません。
攻めの和紀の自宅の前で何時間も待ったりします。

王子と小鳥 コミック

山中ヒコ 

アラブのしきたりが二人の障害です。

読みやすい絵柄とネームの量、
ときどき絵が変わり、ギャグっぽくなる。
すこしおバカな感じの学生鈴木が受け、
攻めはアラブの王子様。
兄に絶対に服従しなければならないというアラブのしきたりがあるため、
好きになった鈴木も兄に請われたら差し上げなけらばならない。
二人は別れの夜に体をつなげる。

鈴木のとぼけ具合が面白く、いい感じの味が出ていたが、
アラブ王子の気持ち、せつなさがあまり胸に来ませんでした。

京都の巻物のよう

なんでもできるヤンデレの攻め君と男ばなれしている美しさをもつ受けの話です。
攻めの千秋が学生の頃から受けの侑央に一方的に恋心を抱いています。
が、侑央は千秋の兄荘一に秘かに思いを寄せています。
千秋はそんな侑央に手籠めにします。しかも学生のころから。
話は、そんな二人が荘一の死によってふたたび出会うところから始まります。
老舗旅館の跡継ぎである荘一を失って、急きょ千秋に後をついでもらわなければならないという問題が起こります。
乗り気でない千秋に頼まれた侑央がお願いしたところ、千秋は「侑央がぼくのものになったら後を継ぐ」といいます。
そして、なんども二人は体を重ねていきます。
侑央は千秋に流されていきます。

面白いのは攻めの千秋のしたたかさ。
千秋は家では華やかな長男の陰に隠れていて、
祖母から長男の荘一と差をつけて育てられ、
好きな侑央の心も兄の荘一にあるという、とても
つらい立場です。
兄にかなわないと思ってもしかたないような状況です。ぐれていても不思議ではありません。
そのような環境に育った彼は一筋縄ではいかない、したたかな男になっています。銀行マンとしてやり手ですし、世間慣れもして、武道も心得があり、センスもある。オールマイティの男です。そしていざとなったらやることはやる頼れる実力のある男になっています。

そしてその千秋は行為に及んでいる最中に「荘一にしてもらってると思いながらでもいいよ」といいます。
すごいヤンデレ具合です。
ここまでは共感できません。
いい年のオジサンがかわいい若い女に狂ったというような話になってしまっているように感じます。
かっこいい千秋のイラスト、京ことば、襦袢などの着物や小物、それらとこのヤンデレ具合で、
胸がキュンとするよりも、昔の巻物を博物館で眺めているようです。
胸がキュンといするのをBLに求めているので、「萌」評価にしませんでした。

ただ、雑誌で「いとし、いとしという心2」をちらっと読んだところ、
すごくおもしろそうだったので、2が出たら買いたいと思います。