umeairさんのマイページ

レビューした作品

マスターレビューアー

女性umeairさん

レビュー数105

ポイント数1125

今年度1位

通算--位

  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • 映像
  • ゲーム
  • 特典
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

待ってたよ〜!!! の二人。待望の7巻で描かれる編集長と蕪木の過去、そしてあまあまの…

レビュータイトルどおり、「待ってたよーーー!!!」の、第7巻!!
6巻を読んだのがもうだいぶ前な気がして発売年月日を確認したら、
6巻配信は2021年だったんですね。

もう本当に嬉しさ溢れる、蕪木×尾上との再会でした(*´˘`*)

そして読みながら、やっぱり夏目イサク先生の描かれるお話は奥が深いなあ…と
感動しきり。

週刊誌業界のお仕事もの、バディもの、そして恋愛ものとしても
最高レベルにとにかくおっっもしろい!✨
久しぶりに”全巻読み返したい…!!”と気持ちが昂ったので、このGW中に
できれば少しずつ読み返して浸りたいと思います。

で、最新7巻のこちら。
待望の、「二人の同居生活」がスタート!!

もーーーー、互いに慈しんでる様子がさりげなく伝わってくる描写に
きゅんきゅんです。

尾上が蕪木にびっくりしたこと、が「洗濯物を干す」こと、なんだそうで笑。
そりゃ生活してたら洗濯物は干すでしょ!と思って、
笠井と共に思わず私もツッコミ入れてしまいましたw

そして同じベッドで隣に眠る尾上のほっぺを、
むにっとしてる蕪木とか。

ランニングしてきた後の”爽やかセクシー”、
そして入浴後の上半身裸の”湯上がりセクシー”に
きゅーんとしてる尾上とか。

その可愛さたるやー!(*´艸`)

そしてこの巻、知られざる編集長と娘さん(なんとアイドル!)との
確執、編集長と蕪木の出会い、蕪木の過去…と
それぞれのキャラ(主に蕪木と編集長)が深掘りされ、
グッと解像度の上がった巻でした。

アイドルグループ・「WR」の巻頭特集を組むことになり、
撮影に向かった二人。
しかし頑なに撮影を拒否したグループメンバー・SAWAが
その後、なんと編集長の娘であると分かり、さらに
そのSAWAの過去の飲酒喫煙がスクープネタとして持ち込まれてー!?

と、びっくり&ハラハラ展開が続きます。

やーーーー。ここで編集長が影で動いて見せた、娘への愛の深さよ。。

命と同じぐらい大切なものを、SAWAちゃんを守るために
差し出したんですね。。グッときてしまった。

父親が週刊誌の編集長ということで子供の頃はいじめられ、
家庭にほぼいなかった父親との距離は開き、なんと中学の頃から
8年間も口をきいていなかった、という親子。

そんな親子問題が、最大のピンチを乗り越える形で
動き出したことも読んでいて嬉しかったし、
他人事だとは決して思わず、本気で心配し何かできることはないか…と
考える尾上の優しさに、じーんとしました。

作中でも蕪木の独白にありますが、尾上自身は無自覚だけど、
そんなふうに人のことを心から考えられる尾上って、
最高だなあ✨

…その後の、感慨深げに呟かれた蕪木の「ありがとな」

かーらーの、

「めずらし!!」「なんた今の!」「も一回言って!」(尾上)
「あーもううるせついてくんな」(蕪木)

のやりとりには「もーーー相変わらずだなあ」と笑っちゃいましたがꉂ(๑˃▽˂๑)


人を寄せ付けなかった蕪木が、今こうして恋人・尾上と同居し
心からその生活を楽しんでいる、ということ。

尾上の存在が蕪木を変え、また蕪木と出会ったことで尾上が
変わってきたといえて…

そんな二人の絆を思い、胸熱くなる一冊でした。

描写自体は少なめだけれど、二人のセックス描写も幸せ溢れてました✨
笑顔で抱き合う二人を見ていると、なんだかうるっときてしまう。。

そして夏目先生のあとがきによると、”この後も、あと少し、
二人のあれこれをお届けする予定”とのこと。

もーーずっとずっと待ってます!

至って平和にお話が終わり、「続きは!?」となるラストではなかったけれど。
読み終えた直後から「続刊読みたい…!」とおかわりしたくなる、
そして星10個ぐらいつけたくなる、最高に満足度の高い1冊でした。☺︎

★修正:特になし(修正が必要な露出・描写なし)電子シーモア

須坂先生の新連載リーマンBL &座裏屋先生「コヨーテ」大ボリューム63P、最高の読み応え

実はいつも購入している雑誌…というわけではないのですが、
この6月号の須坂先生の美麗な表紙&コミコミさんでは表紙イラストカードがいただける&
座裏屋先生の「コヨーテ」が通常の倍のページ数!!!

…と知り、コミコミさんからお迎え。

須坂先生の描かれるスーツ男子、最っっっ高に好き…!
特典ポストカードを眺めてはニヤニヤしてしまいます//

今回は先述したようにボリューム大の「コヨーテ」、新連載が3本と
読み応えたっぷり。
全サの須坂先生描き下ろしペーパーも忘れず応募しようと思います!

以下、拝読した中で特に印象に残ったものについての感想です☺︎
(掲載順)


◆はかた先生「ねぇ先生、こっち向いて」新連載

攻め受け逆だと思ってましたー…!先生のXで確認するまで。
高校国語教師×一途生徒。
生徒の日向くんが、一途なんだけど翻弄するような攻めの匂いがするんだよなあ…
そして自分の好みが、完全に「生徒×先生」なので、
今後受け入れられるかなあ…と若干(勝手に)不安になりつつ、の第一話でした。
新たなヘキの扉が開きますように。。!

◆須坂紫那先生「その秘密をキスで塞いで」新連載

こちら、最っっっ高に萌えて滾って次回が楽しみだった…!

営業2位の萱原は、1位の義堂が気に入らない。
「万年次点扱い」の受けが、攻めの秘密を知ってしまいー
という、なんとも胸高鳴る始まり。
しかも攻めだけでなく、受けの方にも秘密があって…

リーマン、ライバル同士の秘密共有ラブから目が離せません。
そしてやっぱり、先生の美麗絵が本当に最高に好き☺︎♡

◆佐倉リコ先生「ストロベリーキス・メルト」

ケーキバース、第12話。
”朱羽にとって一番美味しいケーキは俺じゃないとやなんだよ”
と吐露した楓が見せた独占欲に、きゅーっと切なくなりつつ、萌えました。
”キス禁止”と言われた朱羽がキスしたくてして欲しくて
「寂しい」と呟くのも、たまらなく可愛かった(*´˘`*)

◆松岡よろ先生「恋のふりして君を呼ぶ」新連載

蓮×唯、大切な女友達の復讐のために攻めに告白、
本気にさせてこっぴどく振る、という作戦は果たしてー
というお話。

ミイラとりがミイラに…という展開は読めるのに、
やっぱりドキドキハラハラ、滾るものがあるー!
続きが楽しみ◎

◆座裏屋蘭丸先生「コヨーテ」

大好きなシリーズ、我が心のバイブルです…✨
今年こそドラマCDを買いたい&聴きたい。
今回、拡大版でなんと63Pも読めます!!!!

そしてついに、戦いの火蓋が切って落とされました。
マレーネを遠ざけ、仲間達との闘いに加わることを選択したリリー。
予定通りの襲撃を優先し、マイケル達の動きが通常と違うことを報告しなかった
シュナイダーの判断。。。
これ、もう絶対、のちのち大変なことになる布石だよーー ( ; ; )
怖くてページをめくる手が震えた…

そして思わぬ人物の車に助けを求めてしまったマレーネの運命やいかに!?
もう本当、一瞬たりとも目が話せない展開、次号も必ず読みます…!

人生って、バラ色だよね。”ぬいBL ”、涙の完結巻✨

小鉄子先生の作品の中でも大好きな、”ぬいBL”のこちら!
完結おめでとうございます・:*+.
(寂しい。。本音を言えば、もっともっと公平×誠を見ていたかったです;涙)

紙本も予約していますが(1巻・2巻とも装丁が上品でとても素敵なのです✨
スペース等問題ない方、紙もおすすめです☺︎)
電子でも購入、じっくり拝読しました。
一度読み終わってからもう一度読み返し、隅々まで味わいました。。

以下、ネタバレありの感想となります。
未読の方、ご注意ください。



もーーーーーこの巻では誠の頑張りと、その涙に胸を突かれて突かれて。。( ; ; )

あと、まさか、まさかのモテモテ東くんが童貞だったの!?
童貞だったのーー!?とびっくり!!
童貞同士のがっつくエッチ(主に東くんが❤︎)、最高でしたー...(*´∀`*)


”ネガティブな気持ちになるとぬいになる”という呪いにかかってしまった誠(受)。
元に戻るには片想い相手・東(=公平、攻)にキスしてもらわなければならず、
ぬいになってしまいピンチ!となる度にキスしてもらううち、
誠の中の恋心はどんどん大きくなって…

そして東が”本体”の自分にそっとキスする様子をぬいとして
目撃した誠は一台決心、ついに告白したけれどー

という続きからスタートするこの3巻。


誠の気持ちに誠実に・正直に答えることができず、
(「息子に変な虫が寄ってこないように見張っておいてくれ」と誠の父に
命令されているから。。)

「釣り合わない」
という思ってもいない一言で誠を振ってしまう東に、
思わず「ああああああーーー!!!」と叫びそうになりました。

誠贔屓の自分、誠が傷ついたり泣いたりするのが耐えられなくて...

一人家に帰り、「ふぐっ」「ふっ」と声を上げながら
大泣きする誠、下からのアングルのその表情にひどく胸が痛みました( ; ; )

そして、こんなにも”ネガティブ”な気持ちになっている時なのに
”ぬい”にならない自分に気づく誠。
想いが成就されようがされまいが、結果が出たことで
呪いは解けたのか、と思っていたけれど…と、この部分が後半、
思わぬ展開に繋がってきます。

誠をフッた東だけれど、その後思い悩んで発熱、
会社を休んでしまってからの覚悟の決め方は、潔かった!!!
カッコ悪い振り方、誠を傷つけたことに「くうーーっ!!」となっていた
憤りもおさまりました。

「こんなズタボロな状態じゃなく、ビシッとスーツできめて
言いたかった」って呟く姿にクスリ(*´艸`)

その後はやはり予想していた誠実家の反対、
それにより多大なショックを受けた誠のぬい化再び、
そして二人の決死の駆け落ち(!)と、怒涛の展開。

そして駆け落ち先の東実家での二人の”初めて”。
普段スーツでオールバックでビシッと決めてて丁寧な言葉遣いの東が、
「やべっ…!」「腰っ とまんね」と言ってガツガツ野獣のように攻めてくるの、
たまらないんですがーーーーー…!!

ななななんか、tnkの露出もないし描写が長いわけでもないんですが、
腰にきました…//

翌朝描写で、小鉄子先生はちゃんとヒゲも描いてくださるのが
個人的萌えツボ!
東の綺麗なお顔の無精髭、たまらんよー…!

駆け落ち先がバレ、二人で誠実家に戻ってからの話し合い→お許し、
まではちょっと駆け足な感じもしますが、
腹を割って思いを言葉にし、母の想いを知ることができたのは
誠にとってとても嬉しかっただろうな。。

”人生を捧げる覚悟です”と誠の両親の前で口にできる東の
覚悟、男らしさにもグッときたシーンでした。

終盤、まだ誠ぬいを持っていた東が
「これしゃべるんだよ?”公平”って」と冗談を言い、
自分を名前呼びさせようとするセクシー策士なところ(w)にも
激しく萌え、身悶えしました。

で、いい雰囲気になりエッチ…かーらーの!
の、まさかの”自分のエッチをぬいの自分が見る”状態には大爆笑!!ꉂ(๑˃▽˂๑)

挿れられたままの自分の姿を、ぬいとして外から見る…
想像するだに恥ずかしいですが、東×誠カプだと激しく萌える。

ラスト、酔っ払った東の襲い方も雄み溢れてて、
普段とのギャップにハートを一撃されました。。♡


自己肯定感の低さという誠の心の問題、
切ない片想い。

思わぬ”ぬいの呪い”によって東との距離が近づくにつれ、
良い方向に、良い方向に、と徐々に変わってきたそれら。

御本のタイトルどおり、
”人生って、(本当にいろいろあるけど)バラ色だよね”と思える、
なんとも心温まるラスト、最高に素敵な完結巻でした!
小鉄子先生、ありがとうございます✧*。

先生がpixivで今も番外編を毎日更新してくださっているので、
東×誠にはこれからもそちらで会って、
たっぷり癒されたいなと思います☺︎


★修正:特になし(濡れ場はありますが修正が必要な露出なし)

甘い睦み合いの後で、思わず赤面したわけは…

「腐揃いの同級生」シーモアおまけ漫画のこちら。1Pです。

高城先生、おまけ漫画でもあますところなく
えちえちな内容で描いてくださる…感謝..✨

疾風宅で甘く濃厚にエッチする二人。

「気持ちいいか?」
「だいぶ馴染んできたな」
と、言葉責めしながら真斗を突く疾風。

そして続く
「今日泊まってくか?」-「ああ」
「明日も遅くでいいなら会えるぞ」-「会う」(ギシギシ)

という、エッチしながらのラブラブ会話に
にやけてしまう〜〜(*´艸`)

ところが!翌日、二人仲良く歯を磨いていると
そこに現れた疾風の兄に、

「若いっていいよね」
「こっちは寝不足だよ…」
と呟かれ、二人は赤面!!!

というお話です(。-∀-)

我を忘れて乱れる二人の声、しっかり聞こえちゃってたみたいです笑

かああ…と赤面しながら「やっぱり今日は(泊まるの)やめとく!!」と叫ぶ真斗が
可哀想可愛い❤︎
そんな真斗の一言を聞いて。
チッと舌打ちしながら密かに”早く部屋借りよう”と考えている疾風、
きっと実行は早いはず!

クスッと笑える可愛い二人(+兄w)の一幕でした◎

★修正:tn・anl白抜き

なんだこの傲慢社長攻めは!と思っていたら…!溺愛大逆転っぷりに悶える

釘宮つかさ先生の作品が大好きで、既刊を少しずつ買い集めて拝読しています。

こちら、電子か紙かで迷ったのですが電子は挿絵なし、
ということでイラスト付きの紙本をお迎え。
中田アキラ先生の描かれる俺様傲慢攻め、表紙の表情が…いい…!(*´∀`*)

主人公は、アパレル会社勤務の歩(受)。
化粧品販売員の妹の練習台として、常日頃から女装したり
メイクされたりしていたのですが、
ある日妹が急遽行けなくなってしまったお見合いパーティーに、
妹の代わりとして女装した姿で行くよう求められる。

賭けに負け、仕方なく応じた歩。そして訪れたお見合いパーティー会場で、
思いがけず自社の若社長・レイモン(攻)に遭遇してしまいます。

慣れないヒールで足を痛めていた歩に、レイモンは
”靴を買ってくるから待っていろ”ー
と伝えるのですが、よりによって自社の社長に女装がバレた!!とパニックになった
歩は、その場から逃げ出し帰宅。

翌日悲壮な思いで出社した歩にレイモンから呼び出しがかかり、
怒りを滲ませた彼にある要求をされた挙句、無理やり体を開かされてー

と続きます。


強引に体を開かれて始まり、
その後有無を言わさず女装姿での接待やらパーティーやらに帯同を強要される。

もーーーやりたい放題の日仏ハーフ・イケメン若社長攻めの本心が
見えて来なくて、かなり最後の方までやきもきしたんですが…
(執着や独占欲を覗かせる描写はろころどころにあるのですが、
確信が持てなかった;)

終盤、特に受け・歩の妹に二人揃って挨拶に行くところからの流れ、
最っっ高でした✨
レイモン(攻)の愛が輪郭を持ってはっきり見え、
彼の言葉で紡がれる愛の言葉にうっとり。。

で、まさかまさかの跪いてのプロポーズ(用意してた指輪も素晴らしいもの)、
新居建ててるよ!の報告。

どんなシンデレラストーリーだーーー!!と思いつつ、
心はときめきと羨ましさでいっぱいです//笑

女装姿の時にしか抱いてくれないのは、レイモンがゲイではなく
女の姿の歩にしか惹かれないから?と悩む歩と、レイモンとのすれ違い。

蓋を開けてみれば、そうだったのね!と納得、
圧倒的に言葉足らずな二人に、「もーーう!」と言いたくなりつつも
甘い幸福感に包まれました。

前半〜中盤にかけての傍若無人っぷり、歩を振り回す様子と
終盤の甘くて甘くて甘い!スパダリ恋人っぷりとのギャップが
たまらない〜!!(もうちょっと早く甘くなってくれても良かったですが!w)

歩と同じく(?)、「なんだかずーーーっと女装姿でのエッチだな…」と
思いながら読んでいたため、最後の最後、歩がそのままの歩の姿で抱かれる描写に
胸いっぱいになりました。

自分で自分のtnを縛り、射精管理しようとするエッチとか、
タイトルどおり”サディスティック”さ、Sっ気は言動に感じさせつつも
抱く時は(初回以外は)歩を高めることを重視して抱く様子とか。

女装プレイも何度もあり、いろんなプレイ、設定のエッチが楽しめるところも
良かった…!

新居での二人の生活は、どんな感じなのかな?と、
読み終えた後も妄想はかどります(*´艸`)

恋愛もの、女装もの、そしてお仕事ものとしても彼ら二人の仕事っぷり、
働きっぷりにグッときて楽しめる物語でした。

こちらの番外編が含まれた同人誌が、Kindle unlimitedにあるようなので
GW中にじっくり読めたらな、と思います。
拝読するのが楽しみです✨

家族が一人増えるまで。佳月誕生までの番外編

墨谷佐和先生「貴なる公達アルファと情男オメガ」のafter story、
番外編のこちら。

春庭(J庭57)頒布の同人誌、コミコミさんからお迎えしました☺︎

平安調の雅なオメガバース、不憫受けのシンデレラストーリー、
本編では詳しく語られなかった葉月解任〜佳月誕生までのお話です。

出産シーンの詳細は語られていませんが、
天井から吊るされた”産み綱”の描写など、歴史ドラマや本でなんだか見たことある!
という描写、出産を控えたその場の高まる緊迫感にドキドキハラハラ。

落ち着いている葉月に対し、晴通の方が興奮気味だったー
と、パパの方があせあせする姿が微笑ましかったです(*´艸`)

グッときたのは、葉月の亡き母が、”葉月が妊娠した時のために”と残し、
葉月の従者・惟成に密かに託されていた書の存在。
子供の頃から、密かにこんな重い荷を負っていた惟成の思いと涙に
じん…としました。

今までに例のない、情の男性(=Ω)の出産。
時を超えて子を思う母の気持ち、そして主を思う従者の気持ちが沁みる。。

そしてもう一つ、クスッと笑って萌えたのが、
葉月に懐くまだ幼い東宮(天皇の息子皇子)様に対抗心を燃やす晴通。

つい意地悪なことを言ってしまうも反省し、
しょげている姿が可愛らしかったです笑

カッコいい晴通だけど、今回はそんなコミカルな姿しか見られないかな?と
思いきや。

弓馬の会で東宮に”超絶かっこいい”姿を見せ、一躍”憧れの人”にまで
昇格できて、よかったね…!(*´˘`*)

妊娠し、体から特別な匂いを発し、乳が出るようになった体を
愛おしみながら抱き抱かれる二人のエッチも良かった…✨
(乳吸いプレイもあります♡)

新たな家族を迎えることになった二人の喜びや
幸福感、愛情が深く深く伝わってくる素敵な番外編でした✧*。

ここで終わり…!!?? その先が見たいー!! 花の貴族×学園オメガバース

犬飼のの先生の初オメガバース、本当に楽しみに楽しみにしていて、
紙本も注文済みなのですが待ちきれず、電子でも購入して徹夜で拝読しました。

で、すごくすごくすごくこの評価を迷い、悩んで、、(「神」か「萌2」か)、

個人的に収束がちょっと駆け足に思えたのと、
一部謎が残ったな…ということと、「ここで終わり!!!??その先を見せて!」
という思いが残ってしまい。。

でも。

本当にページをめくる手が止まらないぐらい夢中になり、
ハラハラ展開と攻めの一途な想いに心撃ち抜かれたー

という点と、悶々とするのは先生が残してくださった”余白”の部分なんだな、と
思い、「神」評価に。



こちら内容もさることながら、奈良千春先生のイラストが、
本当に最高に神がかっていました。
表紙もそうですがどのページのイラストも細部まで本当に美しくて、
ため息が出てしまう。。花のイラストも素敵。。
イラストを見てはうっとり、耽美な世界に酔いしれました。


花の女王が絶対的権力を持つ”花精国”。
そんな国が舞台の、貴族×身分差×オメガバース×運命の番のファンタジーです。

主人公は伯爵家の庶子であるスミレ(受)。
庶子であるが故に実家では使用人扱いされ、
憧れの騎士学校にも通えずにいるのですがある日突然父親に呼び出され、
翌週から騎士学校に通うように、と告げられます。

”騎士になりたい”という自分の願いが叶う!と喜ぶスミレですが、
父親からは「伯爵家に援助してもらうため、騎士学校に通う
御三家の一つ・月季公爵家の令息・碧(攻)を誘惑し落とせ」と命令され、
その思惑を知ってショックを受けー

と続きます。


もうまず、細かな設定と出てくるキャラクター達が
いちいち、素敵すぎる!!!

手のひらから花を生み出し、それを互いに交換することで
親愛の情や好意を伝え、それは”これからどうぞよろしく”という意味を持つー

ページを開いて最初に出てくる、碧×スミレの花交換のシーンだけで
最高に胸がときめきました。。✨

”産める性”である者は自身の花を髪に挿し、
”産めない性”である者は自身の胸に花を挿すー

なんて慣習もロマンチックでうっとり。

派手なアクションシーン大好き!な自分にとって、
”柄”の部分しかない剣に自らの力を注ぎ、”花剣”を作り出して戦う
碧(攻)と凛世(りんぜ・受けの幼馴染)との剣技大会なども、
とても心滾るシーンでした◎


で、またこの碧→スミレ←凛世という三角関係も、良き。。

特に、碧との関係に嫉妬した凛世が
嫌がるスミレを襲いかけるシーン。
攻めに助けられるパターンも大っっ好きですが、
自力で切り抜ける強い受け大好きなので、印象深いシーンになりました。

呆然とし、自分のした行為にショックを受ける凛世が
痛々しく、切なかった。。

この三角関係だけでもハラハラドキドキものだったのですが、
後半〜終盤にかけて、さらに「どうするどうなる!!??」と心臓どんどこ展開が。

事の発端は大雨による不幸な土砂崩れ事故により、
希少な存在であるスミレの若者が3人も亡くなってしまったこと。

残ったスミレの若者がΩのスミレと、αの紫汪(しおう)二人だけとなり、
女王に呼び出された二人は「種の保存」のために番い
子供を3人もうけることを命令されー

というものです。

体先行で始まった二人の関係が、やっと誤解が解けて
心も結ばれ、明るい将来が見えてきた…というところで!!

えっいや、これどう収束するの、解決することになるの!?と、
真夜中にも関わらず眠気は吹っ飛び、ページをめくる手が止まりませんでした。。


で。
その後の碧の行動が、もう!!
心にズドンと刺さって、たまらなく萌えて身悶えした…!

スミレのことを一心に思い、手のひらから薔薇を出し梯子を作って
塔を上ってくる碧。
登りきるまでに、その手は自らが出した薔薇の棘で
血だらけになってしまっているんですね。( ; ; )

そして、なんとか抑制剤を届けよう、それだけは…!と思っていた気持ちが、
スミレの顔を見たことで爆発。

「お前の顔を見たら、もうだめだ…!」

と涙をたたえて呟くー

たまらなく切なくて、泣きそうになったシーンでした。


で、、、
読後の今もやっぱり悶々としているのは、そこからの展開。

起死回生の一発逆転ホームラン!的な策が
碧の口から女王に語られるのですが、、

これ、スミレは”そんな話はついぞ聞いたことがない”のに、
碧や女王はなぜか知っている”というのが自分の中で「なぜ??」と
すごく疑問なんですよね。。
(もしかしたら読み込みが足りない…?)

あとはやはり、その奇跡的な方法でなんとか
子作り命令から逃れられた二人の、その後のお話について。
発情期ではないエッチシーンで嬉しいは嬉しいのですが、
そこでぶつっと強制終了ー

みたいに見えてしまったところ。。

きっと”全てうまくいった”ということだとは思うのですが。
(最後の文章は希望に満ち溢れてます)

二人の可愛い愛の結晶を見てみたかったし、
はっきり”もう大丈夫!”と確信したかった自分としては
「その先を見せてーーーーー!」という欲は残りました。


ということで、とんでもない萌えと「見せてーー!」欲が
ないまぜになり、心かき乱された一冊。
ロマンチックで最高に美しい、花のオメガバース物語でした・:*+.

あっ、最後に脇キャラについて少し…
脇キャラの中の自分の最推しは、向日葵の騎士・黄貴(おうき)です。
明朗快活、良き年上キャラで大好き!
彼の恋愛事情、もっと知りたい〜!なんて思いました☺︎

お人好しのチョロ攻め×BL界のバリタチ、逆体格差コミカルファンタジー

受けが攻めより身長高く、元バリタチ〜!!!

かけたま先生のこちらの新刊、主に受けに関して、
個人的好き要素が詰まっていましたヾ(*´∀`*)ノ(表題作ほか一編収録)
意地っ張り元攻めの涙目・トロ顔、たまりません…

結婚する姉から、”夫には腐女子であることは秘密だから”と
厳選したBL本の詰まった段ボール箱を押しつけられた会社員・絃斗(ひろと・攻)。

その中から一冊を取り出してパラパラとめくってみると、
本の中の攻め・奏(かなで・受)が突然、本の中から飛び出してきた!

そしてその場に”BLの神”なる者からの声が響き、
漫画の世界で傍若無人に振る舞っていた奏への罰として、
”絃斗とエッチしてメスイキするまで、元の世界には戻れない”と
告げられてー

と始まる、コミカルなファンタジーのお話です。

この奏、強気でバリタチなのですが割とするっとサラッと
受け側を受け入れる覚悟を決めていて(元の世界に戻るためとはいえ)、
そこでちょっともう少し攻防があったら嬉しかったかな…とは思うものの。

漫画の世界では家族の縁に恵まれず、ちょっと(?)捻くれてしまったけれど…
根は全く悪くないキャラということと、顔面の強さも相まって(←長髪美人大好き)
読んでいるうちにどんどん愛おしく、好きになっていきました✧*。

最初は絃斗のカバンから財布をスって、
そのお金でお酒を買い、平気な顔で飲んでいた奏。

そんな奏が!

奏との突然の共同生活により金銭的な余裕がなくなり、
副業も始めてやつれていく絃斗を見かねて、
”まっとうな仕事をしよう…!”とお仕事を始めるように。
す、すごい変化だー…!!

BL漫画の世界では受け君たちから
「人をモノとしか思ってない!」と散々な評判だった奏ですが。
愚直なまでにお人好しで、ワンコで、自分の境遇を聞いて涙してくれる
絃斗に出会い、気持ちが変わっていくんですね。

絃斗はいわゆる一般的な”攻めらしさ””雄み”的要素が薄いため
ちょっと自分のどストライク!!な攻めではなかったのですが、
なんだか放っておけない・無視できないワンコみがあって…

年上心を上手にくすぐってくる攻め。(U・ᴥ・)❤︎(攻めは25歳で受けの3歳年下)

途中、相手のことを思いやるあまり…という、絃斗の言葉が発端となる
すれ違いもあったものの、無事解決。

”エッチしたいけど、奏がメスイキしてしまったら
元の世界に戻ってしまう…”という切ない問題についても終盤、
BLの神により驚くべき真実が告げられてー

まあ、都合いいな!という展開感はあるかもなのですが、
一件落着でニヤニヤしました( ̄∀ ̄)
終わりよければ全てよし◎

奏が元タチで攻めが慎重な性格ゆえ、プラグを入れて
ア◯ル開発からじっくり、本番まで進む様子が見られて
えちシーンも見応えがありました。

同時収録作は、幼馴染×8年ぶりの再会もの。
こちらもワンコで一途な執着攻めによる受けの救済物語で、
攻めがなんと”冒険家”というところも目新しく、楽しく読めました◎

長髪、元攻め、意地っ張り元タチの涙目に逆体格差…

自分の癖ツボがぐいっと押されて刺激される、
楽しい(切なさもちょっぴりあり)現代ファンタジーのお話でした✨

★修正:tn白抜き(電子シーモア)

クーデレ攻めの囁く愛の言葉に陥落

小中大豆先生の春庭(J庭57)新刊のこちら。
2024年の作品『やさぐれ男、異世界で色悪騎士が愛する王子の身代わりとなる』の
番外編です。

クールな攻め・ヴィダールの”デレ”、ストレートに囁く愛の言葉に後半、
腰が砕けそうになりましたーーーーっ…!

以下、内容と簡単な感想を。

礼夜が戴冠式を終えた翌年、側近と共にウルズの泉へと向かい、
再び王都に戻った時にはその手に赤ん坊を抱えていました。

この赤ん坊こそがフレイの生まれ変わりですが、
宮廷の者たちには当然知らされていないため、宮廷中が揺れることに。

ある農民の女と恋仲になり生まれた子ー
という無理やりめな説明にも、時と共になんとか皆納得するようになり
(育っていく赤ん坊フレイの顔があまりにも礼夜そっくりだったため)…

というところで、赤ん坊フレイを育てながらの宮廷生活の一幕が
描かれています。

もーーー、侍従たち勢揃いで赤ん坊フレイの顔を見にきて、
みんな漏れなくデッレデレな様子に、自然とにやけてしまうーーー!(*´∀`*)

特に老侍従イーヴァルディのフレイの可愛がりようは尋常ではなく、
まるで初孫ができたよう。

そんなイーヴァルディの様子を
「棺桶に片足突っ込んでたジジイも蘇るんだからすごい」

と評する礼夜に笑いましたw

口は相変わらず悪いけれど、イーヴァルディの体調を心配していたんですよね。
そのへんをちゃんと心得、理解している伴侶ヴィダールはさすが✨

そしてフレイ構いたさに集まっていた面々がやっと帰った後。

赤ん坊フレイを抱くヴィダールの姿を見て不安と嫉妬を覚え、
そんな自分に嫌悪感を抱いてしまう礼夜。

それら全てを理解しているヴィダールが、
ストレートな(そうじゃない部分もあるけど笑)愛の言葉を囁いてきます。

「そのひねくれた性格も、赤ん坊に焼きもちを焼いて拗ねるところも、
そんな自分が嫌になっていじける姿も、何もかも、
俺にとっては可愛くて愛おしい」

「可愛くて、(中略)日中だというのに下半身が滾ってしまいそうだ」(!!!!)

もーーーーとろける!腰砕ける!//

「今の俺が最優先するのはフレイ様ではなく、レイヤだ」

と清々しいまでにキッパリと言い切ってくれるヴィダールの男前っぷり、
伝わる溺愛具合にグッときて親指立てたくなっちゃいました✨

「愛してる」
「お前を一番に、誰よりも愛している」

欲しくてたまらない言葉を、ここぞ!というタイミングで
かけてくれる男・ヴィダール。
もう、惚れ惚れ。私、陥落です✧*。

ちょっと本編の方は細かい部分を失念している部分もあるため、
このGW中に読み返そう!と化身するぐらい、
グッとくる愛のささやきでした・:*+.

お世話を張り切る律くん

「ダブルステップファザー」最新巻、4巻のコミコミさん特典リーフレットです。
漫画は2P、表紙・裏表紙の鮮やかなブルーの背景がとても綺麗✨

本編終盤、律が転んだ拍子に、床下に偶然発見した猫ちゃん。
本編では名前は出てきていませんでしたが、”ミカン”と名付けられたのですね☺︎
可愛い...ฅ^•ω•^ฅ

”チューチューブ”で猫のお世話動画をじっと見る律。
「ミカンのお世話は自分がやる!」と張り切っています。

…だがしかし…

全自動の猫トイレ、自動給餌器と最新の機器に囲まれ、
残念ながら律の出番はなかなかなし;

「ボクやることない…」と落ち込む律に、焦った二人のパパは
「律はおやつ係なっ」
「一番ミカンに好かれる役だぞ〜」

とチ◯ールを手渡し…

「ほんと〜?」と半信半疑だった律ですが、
いざあげてみるとニャーンニャーンと喜んでチ◯ールに吸い付くミカンに、
”おお!!”と目を輝かせたのでしたー


という、ほのぼの止まらぬ癒しのお話でした♡

壁になって一日、この3人の生活を覗き見できたら
疲れもストレスも吹っ飛びそうです(*´艸`)

続く5巻、ミカンも加わり3人+1匹になった家族のお話が読めるのが、
楽しみになる小話でした◎