はあ…ただひたすらに尊い✨
ちょっと心が疲れている時/方、
甘くて可愛くて優しい世界線のお話が読みたいという方に、
強く強くおすすめしたいシリーズです。
12月刊で、続きもの(シリーズもの)でもあり
BLアワードへのノミネートは難しいのかな…?
ぜひぜひノミネートしてほしいな、応援したいなあと思える
素晴らしい完結巻でした。
読み終えた今、もう、感想は「尊い」の一言に尽きる!
という感じなのですが、先生への感謝の気持ちを込めて
レビューを書きたいと思います…!
幼馴染で親友同士のふたり。
大晴(たいせい・攻)に10年も片想いし続けている千冬(受)が
告げた「絶交!」の一言からピンチとなり、
頑張る大晴の姿にきゅんきゅんした第1巻に続く、
恋人編の2巻です。
もーーーーまず!!
表紙からして大優勝・:*+.\(( °ω° ))/.:+
1巻と2巻を並べてみると、その距離の縮まり方がよく分かる。
ハートにズドンと刺さるよー...
ぎゅーっっと大型犬のように大晴が千冬に抱きついていた1巻。
十分あまあま、可愛い二人だったけど…
2巻の表紙の破壊力たるや!!
ついにゼロ距離となった二人。
大晴からのほっぺチューと、恥ずかしげに微笑む千冬、
その下には花束があって周りにハートとリボンが舞っているー
ああ…感無量です
そんな完結編の内容もまた、表紙からの期待を裏切らないものでした。
嫌なキャラ、意地悪な人、当て馬、二人を阻む制度…
一切、出てきません!
恋をして、ただ一つ願った「ずっとずっと一緒にいたい」
という願いが叶えられてゆく、穏やかで優しい世界線。
序盤の見どころは、なんといっても
天然大型犬わんこの攻め・大晴の可愛い空回り(*´艸`)
将来の結婚を目指し(※この時まだ付き合ってない!笑)
「頼もしくなりたい…!」とバイトに勉強、家事など
頭も体にフル回転で頑張ることで会えない時間が長くなり、
結果的に千冬は寂しい思いをすることに…
「一体何してるんだろ?」と気になって仕方なく、
大晴をストーキング(もどき)しちゃってる千冬が
可愛いよーー!
”会えないのってやっぱり寂しい”、
会えなくなったことでそう心から実感した二人。
ぎゅーっと千冬を抱きしめる大晴と、
勇気を振り絞って”一番伝えたい言葉”を伝える千冬。
それぞれのキャラクターらしい、
ウブで健気で一途な行動と言葉に、
読んでいてなんだか心臓どんどこ、
込み上げて来る感情にうるうるしてしまったー…
で!
よしよし、もうお互い寂しい思いはなしだよね、と
安心してからの、中盤のもう一山がまたとんでもなく可愛くて。
「親友」から「絶交」して、やっとやっと「恋人」になったところで始まる、千冬の「大晴断ち」宣言!w
意識すればするほど、もっと意識しちゃってモジモジモジ…
なんっって可愛いの。自分にもそんな時代があった…かなあ…?
あった…のか…?(遠い目)
そしてもちろん、そんな「大晴断ち」が続くはずもなく(笑)
「ちゃんとイチャイチャしよう!」と結論が出るところ。
ああ、可愛いなあ。尊いなあ…(の繰り返し)
周りにどれだけ冷やかされ、
恥ずかしいなという気持ちがあったとしても。
”お互いが「いい!」と思うなら、
それが二人の適切な距離なんじゃない!?”
という大晴の言葉がまっすぐで、力強くて
読みながら思わず「うん、うん」と頷いていました。
その後の待ちに待った”チートデー”には、
この二人にはないのかな!?と思っていたえち描写が…!!
(※直接的な濡れ場描写はありません)
お年頃の二人のラブラブ熱々っぷりに萌えると共に、
二人の友達・松代くん視点の「フィルター」の話に
おおいに笑わせてもらいました。
松代くんの諦めの良さ、”アニマルフィルター”という新技、なるほど〜!ꉂ(๑˃▽˂๑)
千冬の姉・茜ちゃんに”お姉ちゃんアメリカのドラマかと思っちゃったわ”と
言わしめたケーキ作りの間のイチャコラにもキュンキュン。
読んでる自分の周りにも、今ハートが飛んでるんじゃないかな?
と思う瞬間がいくつもありました(*´◒`*)
last take、季節ぴったりのクリスマスマーケットデートと、
そこでのプレゼント&プロポーズ!!!!
ああ、表紙の花束はこれだったのね…!✨
涙ぐんで両手でぎゅっと花束を抱きしめる千冬の大コマ、
その前の「結婚してください!」と微笑み指輪ケースを開ける
大晴の大コマ、何度も行ったり来たりして噛み締めました...
ここまででもう胸いっぱい、感動でじーん…としているところに
最後の最後、「大学生になった二人」というご褒美が!!!!
同棲し、同じベッドで寝ている二人の迎える朝のシーンの尊さよ。
そうして終わる本編の、タイトル回収。
これ以上ないほどの、極上の終わり方じゃないだろうかー…!(感涙)
当たり前の一日一日を重ねて、日々”愛おしい”が更新されて。
何千回も伝えたい!と思う恋する気持ち(愛でもある)に大共感、
甘酸っぱい気持ちでいっっっぱいになる、最高に素敵な物語でした。
文句なし!の「神」評価です。
描き下ろしはなんと、二人による「コンドームの付け方講座」と
高校修学旅行編。
ラブラブの二人に気を遣う友人S、お疲れ様です♪(*´艸`)
★修正:なし(直接的な描写なし)電子シーモア
るぅ1mm先生、つい先日発売の『果実と怪物』を読んで衝撃を受けました。
こちらのシリーズは本日2巻発売とのことで、表紙からも伝わるハッピー感に購入を決意。
結果!もう、千冬(たぶん受け)と大晴(たぶん攻め)、二人ともが可愛すぎてどうしよう〜!と萌え転がってしまったー…!✨
こちら幼馴染同士、「絶交」からスタートする学園ラブストーリーです。
女子にものすごくモテるのに、いつも告白を断ってばかりの千冬。
そんな幼馴染に対し、何気なく大晴が言った一言により大晴は「絶交」を宣言されてしまう…
「なんで!?」「どうして!?」とプチパニックになる大晴だけれど、やがて千冬から”絶交”の理由、告白を断り続けてきた理由を明かされてー
と続きます。
千冬→→→→→→→→大晴という一方通行だった想いが、大晴の自覚によって強火双方向になっていく過程がきゅんきゅんしてたまらない…!
こんなアオハル、送りたかったなあ...(遠い目)
そして、二人ともとんでもなく可愛いのですが、特に天然大型わんこな大晴の可愛さが突き抜けていたー…!
最初は「責任取るよ」という言い方しかできず(そりゃ千冬は怒っちゃうよね)、まだ10代で若くて幼いところに読んでいて「ああ...」となったりもするのですが。
大切なのは、千冬と同じ気持ちだ、と伝えることなんだー
と気付いた後の(ちょっとズレた)猛アプローチ、まっすぐさに心鷲掴みにされてしまったー...
一体どうして”エビフライ”のぬいぐるみをプレゼント!?とツッコミながら笑ってしまった部分、そんな理由があったなんて…!
描き下ろしを読んで、何度目か分からない”床ゴロゴロ”です。
想いが繋がり、双方向になったよねー?というところでの、まさかの”修行”という名のすれ違い!?
気になりすぎるラストに、そのまま2巻をカートにインです。
続く2巻もじっくりと楽しみ、二人のその後を見届けたい…!
心の底からキュンが止まらぬ幼馴染学園ラブ、スタートとなる1巻でした♡
★修正:なし(描写なし)電子シーモア
釘宮つかさ先生の作品が大好きで、いつか全作品制覇することを夢見て少しずつ集め、読み進めています。
釘宮先生の柔らかく、読みやすい文体、そして情景や心象風景がパッと浮かび、頭と心に入って来る文章が大好き。
こちらの物語も、とても面白かった…!
個人的に大好きな”けもみみモフモフ”、”溺愛”、”ストーリーの深み”と三拍子揃ったファンタジー✨読み応えがありました。
電子で拝読したのですが、挿絵がなかったのは残念、ちょっと悲しい( ; ; )
二人の「7日間の儀式」や迎えた初夜の様子がとてもロマンチックかつ、濃厚だったのでイラストでもぜひ濡れ場(だけじゃないけれど!)を見たかったなあ、と思いました。
舞台は狼獣人の王族が治める王国。
昔、王の暴走を防ぎその心を鎮め、国に平和をもたらしたとされる山羊獣人の一族も狼獣人による手厚い保護のもと、王国に暮らしています。
そこで生まれた特別「金の子山羊」「奇跡の子山羊」であるシリル(受)は、身の安全を守るためその事実を隠し、孤独にひっそりと日々を送っています。
そんなある日、森に迷い込んできた王太子で後の王・ラウリー(攻)を偶然助けたことから交流が生まれ、やがて婚約者に指名されるのですがー
と続く、獣人同士のファンタジーです。
狼と子山羊という体格差も良い♡
お話の見どころは、BL的萌えの側面では
攻め・ラウリーの溺愛一途執着ぷり、シリルを守り抜く格好良さ。
そして恋愛以外のハラハラ、ドキドキ要素としては
・一体いつ、シリルの隠している真実がラウリーの知るところとなるのか?
・シリルが襲われた事件の黒幕は誰なのか?その理由とは?
といったところでしょうか。
このBがLする展開も(両片思いですらなく、圧倒的両想いなのがまた萌えます)、またハラハラ事件の方も、ぐっとのめり込み集中して読んでしまう面白さ。
特に事件の方は、黒幕の正体については比較的容易に想像がつくものの、
なぜ?どうして?という理由・動機の部分に思いもよらない事実があり、あっと驚かされました。
彼の過去を考えると、どうしても「悪い奴!」と切り捨てることができない自分が、、
事実上の死刑のような厳しい追放措置となった彼に、何か少しでも救いが訪れてくれますように…という気持ちです。
(シリルは本当に命が危なかったので、当然の報いではあるのですが;)
黒幕の方の事情・過去にも共感を覚えてしまい、切なさが込み上げました。
シリルの誤解から始まる脱走未遂と大ピンチにはヒヤヒヤしましたが、
そこで攻めが攻めらしく立ち回り、しっかり守ってくれる心強さよ〜!・:*+
そんな騒動もなんとか丸く?収まってほっとしたのも束の間、
今度はラウリーが正式な王となるための「7日間の儀式」なる官能的な展開の始まりに、頬が勝手にニヤついてしまって困りました笑
二人が本当の意味で体を重ねるのは終盤の初夜のみですが、この儀式がとにかく甘くて濃厚でえっちな香りがして…大変、良かった!!(語彙力...)萌えました。
狼獣人ならではの長ーい舌を使っての、ねっとりとした乳首舐め・攻めフェラ描写がとにかく癖に刺さる!!
心臓どんどこ言わせてながら、文字と文章を追っていました。
初夜の交わりに興奮したラウリーの腕に狼の毛が生え始め、指先には爪が出てきてまさに変化寸前ー!となった時の、シリルの描写にグッときました。
健気受けの健気さは本当に胸を打ちますね...✨
数年後、結婚した二人に双子が生まれて…という終盤のあまーーーい展開も嬉しかったです。待ってましたー!と歓喜。
狼パパが一人を背に乗せ、子山羊ママが一人をしっかりその腕に抱えて仲睦まじく微笑みあう様子が鮮やかに頭に浮かび、甘い気分に浸ることが出来ました。
電子限定SSの、ラウリー視点のお話もしっかり溺愛、甘くて大満足です◎
また事件要素にハラハラしながらも、しっかりロマンチック気分に浸れる。
そんな奥深いファンタジーでした・:*+
祭屋すぐる先生の商業デビュー作『年下わんこは噛みつかない』の番外編第2弾となるこちら。
秋庭(J庭58)頒布の同人誌です。
ちなみに第1弾同人誌は『Lovely Melty Honey Bunny』で、こちらは電子化されています。私はシーモアで購入しました☺︎
(R18版、白消し修正版、そしてなぜかタテヨミ版の3種類があります)
第2弾は(も?)レビュータイトルどおり、祭屋先生の癖が「これでもか!!」と詰まったものでした(*´◒`*)
本編から数年後、同居していてまだまだラブラブでな二人が、”変わった”エッチ”を楽しむお話です。
最初は自分の方がリードしていたはずなのに、最近陸斗(攻)がどんどん格好良くなるのに焦り、趣向を変えたエッチをしてみよう…と、陸斗を呼び出した周(あまね・受)。
まずは女装(かな?妖精系コスプレ?)をして陸斗を驚かせ、その後陸斗に目隠しをして命令しながら、受け優位のエッチがスタートするけれど。
乳首を舐めさせ、フ◯ラもさせ…自分優位のはずなのに、いつの間にか陸斗の舌遣いと語る言葉に翻弄され蕩ける周。
個人的に”受けの目にハートマークが浮かんでいる”というのが好きなので、そんなコマがアップでも引きでも見られることが嬉しい(*´˘`*)♡
修正なしのanlと、黒短冊の甘め修正で見るエッチは濃厚オブ濃厚!
受けがご主人様になるのが癖の方には、特にたまらないのではないかと思います◎
自分がリードするつもりが、(やっぱり)最終的には甘やかされ蕩けきってしまう周( ̄∀ ̄)
分かっていた展開だけれど、とにかくとことん優しい言葉で態度でじっくり周の気持ちを高め、体を昂らせてくれる陸斗が「できる年下わんこ」すぎてキュン...でした♥•ᴥ•♥
私自身は女装的なコスプレがそれほど萌えポイントではないのですが、先生の「描きたい!」という気持ち、情熱がダイレクトに伝わって来るお話をたっぷり堪能、楽しませていただきました✨
★修正:tn黒短冊5〜7本、anl修正なし(紙同人誌)
嬉しい甘め修正♡バッキバキの筋ありtnが見られます。
これぞ同人誌ならではー!!!という世界観、
突き抜けたヤンデレ攻めを見ることのできる
あじ先生の作品。最高でした…
秋庭(J庭58)頒布の同人誌のこちら、
現地では売り切れでお迎えできず、
通販でお迎えして拝読し、震えました。
現在、コミコミさんかBOOTHにて紙版が購入可能となっています。
(DL版はありません)
(元)主従でヤンデレ攻めで、メリバです。
確実に読み手を選ぶ作品ですが、
これがあじ先生の通常運転だと思う…!( ¯꒳¯ )
バッキバキのtnに、ほそーーーい黒短冊5〜7本という
あまあま修正も大きな見どころです。
こちらpixivに投稿されていた大財閥の坊ちゃん×
元専属執事のお話をもとに、突然いなくなった元専属執事を10年後、大財閥の坊ちゃんが連れ帰ってからのお話。
10年ぶりに現れて「松前」と呼びかけ、注射針を首元にブスッ。
泣き叫ぶ現・坊ちゃんの姿を尻目にぶちゅーーっとキスをし、そのまま家に連れ帰って緊縛・拘束からの凌辱…
目が覚めたら、10年ぶりに会う坊ちゃんが
tnをバッキバキにさせて自分の乳首をしゃぶっているーって、どんな悪夢!!
怯える松前のtnに3つもバイブ?を貼り付け、
無理矢理勃起させながら…のanl指入れ、
「好きって言って」とのお願い、
それが叶わぬと知っての「僕の聞きたい返事とは違う」の一言の恐ろしさたるや...!
最後まで完全に堕ちることはない
松前だけれど、可愛かった坊ちゃんの思い出や
「家族愛」に近い愛情はあってー
「言って さもないと僕は死ぬよ」
という一言に屈服した松前の、ラストのコマがなんとも言えない。。
抱きしめられ、跪いた松前の背中やお尻、足に散るキスマークが痛々しいよー...
とんでもなくゾクゾクする、尋常ではないレベルの執着。
商業ではなかなか読めないかな...?という突き抜けた究極のヤンデレ執着攻めを心ゆくまで堪能できる、濃密な一冊でした...
★修正:tnほそーーーい黒短冊5〜7本
バッキバキの筋の入ったtnの全体像がほぼ見えている、あまあま修正です(紙同人誌)
このスモブルの新刊がどうしても読みたくて、
配信を正座待機していました。
ああ…沁み入る。。
切なさ・寂しさの滲む別れと、大切にしていた「あの絵本」にまつわる驚きの事実の発覚、そして久慈の思わぬ「新居」との出会い。
静謐な雰囲気の中、そんな怒涛の展開を迎える8巻でした。
もーーー、リアルで身につまされるお話に
切なさが込み上げてきて仕方なかった…
吾妻母の語る「シニア向けマンション」に入ろうと思う、というお話。
ひとり暮らしで、延命を希望していなかった吾妻伯父の突然死…
片付けのため吾妻が久慈を伴い伯父宅を訪れた際、
家に上がる前に黙って一礼する久慈の姿が印象的で、
じっと見入ってしまいました。
年をとってゆくということ、家族が老いてゆくということ、避けられない別れ。
寂しい気持ちにもなりますが、そんな現実を認識しているからこそ久慈と吾妻の二人は一緒にいられる「今」を大切にしているし、二人の「これから」、未来のことを真剣に考えているのですよね...
特に後半、久慈視点での「新居探し」についての語りに心揺さぶられました。
吾妻への愛と思いやり、共に暮らしていくことへの揺るぎない決意が感じられて…
家も人も、”人生を共にする存在”だから。
久慈には、吾妻との未来がしっかり見えているんだなあ…
泣く場面ではないと思うのに、なんだか泣けてきてしまった( ; ; )
そして編集者・貫田の言葉によって判明した、
吾妻の思い出の絵本『レックスのだいぼうけん』についての驚きの事実!!
皮肉屋で偏屈だと評される作者が…という執筆の背景と、貫田の結婚話に掛けられた38話ラスト、「愛は常に形を変える」という言葉が沁みます(ここまでで色々いっぱい沁みているけど…)
また、何よりもグッときたのが本編ラストです
二人で住むことになるであろう家で、共にタバコの煙を燻らせながら、紫煙の向こうに見えたもの。
久慈目線のアングルがたまらなく良くて、気持ちがダイレクトに伝わってくる1ページでした。。
早くも9巻が待ち遠しい。
新居のDIY、”浮かれる気持ちは隠しきれないー”との
予告編の文字に、心踊ります。
この8巻を繰り返し読み返して味わいながら、続刊を待ってます…!
あっ。最後に…この巻のお気に入りシーンは(いっぱいあるけど)序盤、吾妻のかかとに久慈がクリームを塗ってあげるところ。そしてそこからの、足先への優しいキス...
ああ、愛だなあ。愛が溢れてるなあ・:*+
★修正:tn発光系白抜き(電子シーモア)
→tnが見えるコマ、シーンはかなり少なめため、個人的にはそこまで気になりませんでした
※紙本はこれから同梱便でお迎え予定のため、修正を確認後追記します☺︎
★シーモア限定描き下ろし漫画「指先に白い月」10P
吾妻視点で見る、お気に入りの”久慈の指先”について。
「なんかかわいいな」と思いながら久慈の手指のお手入れをする吾妻こそ可愛い!
”愛”を感じるお話でした
いつも小説の挿絵で拝見している、八千代ハル先生のコミックス!✨
実は先生のコミックスを拝読するのは初めて。
先生の絵が大好きなので、こちらワクワクしながら手に取りました。
和装の攻めが受けを組み敷いている構図の
表紙からもう、テンションが上がります⤴︎
ハル先生の画で平安和装が見られるなんて、
なんて贅沢…
レビュータイトルどおり、
カラッと笑えてスッキリ楽しい、
コミカルな異世界×婚活×和風ファンタジーのこちら。
一応平安時代”風”なんですが、
「安倍鳥明」という鳥頭の鳥人が出てきたり、
ラーメンもあれば、デートには鳩に乗って
お出かけ…なんていうシーンもあり、
楽しいファンタジー感満載。
和製ハ◯リポタのよう…と作中では評されています(*´艸`)
物語の主人公は、カリスマ婚活アドバイザーの
一条朔也(受)。
実は彼には、人と人との"相性"が視える…
という秘密の能力があり
その能力を駆使して成婚率100%を誇っています。
けれど問題は、”自分自身と想い人との相性は
見えない”ということ。
今まで何度も片想いをしては敗れてきた朔也、童貞・29歳。
そんなある日、成婚させたお客様から
もらい受けた謎の「幸せの鳥」像の力で、
なぜか平安風異世界へとトリップしてしまいー
と続きます。
まず、トリップした先で目の前に現れる
攻め・源光月(みなもとの こうげつ)の姿が麗しい!!
細かい部分まで丁寧に描き込まれた平安衣装に
うっとり...
大臣たちによって送り込まれた夜伽の相手だと
勘違いされ、抵抗するもそれをものともせず
tnを扱かれ、あっという間に昂らされて…
と展開は割と早めなのですが笑、
ショックを受けた朔也の涙に驚き
ちゅっとしてから(!)
「何をしているんだ俺は…」と混乱してる
傲慢王子、なんだか可愛くて憎めません。
強姦魔〜!俺のファーストキスを〜!と騒ぐ
朔也と、そんな朔也の態度にムッとする光月。
イチャラブなんて出来なさそうな2人の関係性は
どうなるー!?
と、ケンカップルさながらの2人の関係性の
変化が、大きな見どころ◎
なりゆきで異世界でも婚活アドバイザー的
お仕事と光月の伴侶探しをすることになり、
「デートの手本」として2人でお出かけする
シーンが可愛くて楽しかった♪
ラーメンのチャーシューを「ひとくちよこせ」
と近距離からあーんする光月、ビジュが良い!!・:*+.
食べ歩きからの手繋ぎにドキドキしまくり!の
ウブな朔也の姿に、ニヤニヤしてしまう〜( ̄▽ ̄)
で!
うんうん、「デートの見本」という名目での
初デート、なかなかいい雰囲気じゃない?と
思ったところでの王子の爆弾発言に吹いたw
光月!距離の詰め方がおかしい!
「婚活」の正確な意味を誤解したまま
何かと朔也とデートしたがる、
恋心丸分かりの王子。
安倍鳥明とのすれ違い様、
「朔也様のもとへ行かれるので?」と聞かれて
クールな無表情で「ああ」と答えるも、
その瞬間近くの桜の木にポンポンっと
花が咲いたりしていて分かりやすーーい!(*´艸`)
一方の朔也。
快楽からオトされる流され侍でありながら、「婚活とは」「結婚とは」という確固たる
矜持を持ち、ひゅるるるる〜と流されながらも(笑)
しっかり思いを王子に伝えるところ、
好感が持てます。
結婚は、「好き」って気持ちだけじゃ
続かないの!
という一言、恋愛未経験なのに
よく分かってるなと思うし、なんだか響く…
苦しいことも幸せなことも分け合って
2人でレベルアップしていく、
その相手探しが婚活なんだー
と続く言葉に、思いがけずじーん…と
させられました。
その後、紫の上ならぬ紫姫が登場し、
光月と彼女との間に”良い相性”が見えた
ことから、朔也の過去の切ない恋の回想と
光月とのすれ違いが始まります。
いつの間にか好きになってしまった人に、
運命の相手が現れたー
というピンチが訪れるのですが
この回収の仕方が良かった!!
想像していた「運命なんかよりお前を選ぶ!」
とサクッと愛が運命を押し切ってゆく展開とは
ちょっと異なり、そもそも
「”絶対の”運命の相手」なんているのか?
という疑問を投げかけられる流れ。
元の世界に戻ろうか…と思い悩んでいた
朔也が、自分の気持ちをしかと見つめ直して
自ら想いを告げに来るシーン。
そして光月が鳥明の「手ごめになされ!」
というあんまりなアドバイスには従わず笑、
「あいつに自ら求められたい」と語るシーン。
読んでいて胸がきゅーーーっとしました。
恋愛なんて自分にはできない、と諦め
ひたすら預金通帳を眺める日々を送っていた
朔也だけれど。
本当はずっとずっと、好きな人に「好き!」と
言いたい気持ちを抱えていたんだね…
決められた絶対的な「運命の相手」なんて
おらず、自らが選んだ相手が「運命」になるー
と、じん…とし、元の世界に戻る・
戻らない問題もなんだかうまく解決し笑、
めでたしめでたし!と思っていたら!
描き下ろしの、田中さんーーー!!
なんとそういう目的あっての…!?
グッジョブです(๑•̀ㅂ•́)و✧
思わず「えっ田中さん!!!」と声が出ちゃいましたw
切なく、重いお話にちょっと
疲れてしまったな…という時。
カラッと笑って癒されたいな、
楽しみたいなという時。
そんな時にぴったりの、和風異世界婚活譚!
八千代先生の絵を堪能しながら
時にクスクス笑って楽しめる、
素敵な一冊でした◎
個人的なお気に入りは、もふもふボディの
神獣様・安倍鳥明です♪
カバー下に描かれたモフッと笑顔のお姿が
たまらない❤︎
★修正:tn白抜き(電子シーモア)
別作品ですっかり鴇六連先生のお話の虜になり、
まずはKindle Unlimitedで読める既刊を順に拝読しています。
こちらもアンリミで。
もう10年近く前に出版された御本なのですね。(2016年)
読んでいて全く「古い」という感じはせず、新鮮な気持ちで読み切りました。
夜明けの物語がお好きな方に、特におすすめのファンタジーです。
(以下ネタバレあります)
出てくるキャラクターの名前など、全てが中華風の読み方なので
慣れないとちょっと混乱するかな?;
独特の世界観もあり、決して「読みやすい」「スルスル読める!」とは
言えないのですが、一度読み始めると続きが気になって
ページをめくる手が止まらず、一気読みでした。
神レビューがないのは、なんでかな。。
自分にはとても刺さって涙も出た作品、先生への感謝の気持ちも込めて
レビューを残したいと思います。
妖魔退治に出た攻めが、受けを守って片腕を失い
喰われて亡くなるー
攻め視点での、そんな衝撃的なシーンから物語が始まります。
亡くなる直前、受けに想いを告げキスをするも
返事は聞けないまま 現し世を去ることに。
強い思いを残して魂だけが揺蕩っていたところ、
霊獣となって現し世へ戻る方法を提示された攻めは
迷わずその道を選びます。
しかし一度霊獣となれば二度と人間の姿に戻ることは叶わず、
また霊獣となった時点で記憶も失うこととなるー
そうして100年の苦痛に耐え、霊獣(蒼獅子)となった獅燎(シーリャオ)。
現世で12年、幼馴染を失った悲しみに耐えていた瑞芳(ルイファン)と
再会するも、獅燎に人間だった頃の記憶はなく、
また瑞芳も獅燎が幼馴染だった人物だとは気付かず…
と続く、人外中華ファンタジー。
これ、攻め受けどちらの立場にたっても
身を切られるような切なさがある…!( ; ; )
「俺が守る」と約束したのに命を落とした攻めの後悔、
100年という長い時をただただ一人の想い人のため、
肉体と精神の苦痛に耐えて人外となったその思い。
自分は絶対に瑞芳(ルイファン)のことを忘れたりしない!と
固く決意し信じてもいるのだけれど、それは叶わない。。
もう、書いていて思い出しながら泣けてきます。
(ちなみに、「なぜ霊獣になると記憶を失うのか?」という点も
しっかり納得・なるほど!と思う理由が提示されています。
先生の作品は、細かいところもちゃんと腹落ちできるよう
細部まで作り込まれているところが素晴らしい✨)
一方の受け・瑞芳(ルイファン)も、
自分が妖魔を見に行きたいなどと言ったばかりに
大切な人の命が失われることになってしまったショックは大きく。
二度と会えない想い人への想いに囚われ、深いトラウマに悩まされて…
思いもよらぬ形で再会し、記憶はないはずなのに
瑞芳(ルイファン)に対しては喉が鳴ったり、
本能的にその身を守ろうとする獅燎(シーリャオ)。
激しく萌えます。
だけどもちろん、人間の頃とは微妙に性格は違っている。
「妖魔が食えないなら、お前の美味そうな精をよこせ」と言って
怯える受けに対し、強引に迫り精を出させたりもするのです。
最初は「早く出ていってほしい」などと思っていた
瑞芳(ルイファン)だけれど、次第に獅燎(シーリャオ)の仕草や言葉、
態度に亡き幼馴染の面影を見るようになり…
と、執着心を剥き出しにする獅燎に徐々に徐々に惹かれ
心許していく描写がじっくりと描かれていて、とても良かった...グッときました。
シリアスな展開の中にも、攻めのことを「とうさま」と呼ぶ
ちび霊獣・桃乙(タオイー)くんがほのぼのアクセントを加えてくれていました◎
(※本当にの親子ではありません)
どうすれば記憶を取り戻すことができるのか、という方法もまた
そんな、えええ…!というもので、ハッピーエンドを信じつつも
最後までどう転ぶか分からないハラハラ・ドキドキ展開で引き付けられたー...
人外×人間、二人の寿命の差はどうなるの?
という疑問にも、ちゃんと回答が示されます。
時を超え、人間の姿形も、記憶をも失うという犠牲を払っても
会いたい人に再び出逢うために。
一途な攻めの思いにひたすら涙、胸打たれる素晴らしい
中華人外ファンタジーでした・:*+
木下けい子先生、吾妻香夜先生、秋雨るい先生の作品などなどを目当てに
購入しているイァ ハーツ。
11月に発売となっていたこちら、今さらながら;紙雑誌で拝読しました。
今号、吾妻先生の「灯台守とかもめの子」が50Pと大ボリューム、
衝撃的な新章開幕でした。続き…続きを…!
以下読んだもの、印象に残ったお話を中心に簡単なレビューを☺︎
====
★灯台守とかもめの子(吾妻香夜先生)
海辺で抱き合う二人のカラーページから始まった新章。
「穏やかなこの日常が ずっと続けばいいー」という独白から
感じ取れってしまう不穏な空気…
この島の人たちがいつの間にか年をとらなくなっているということ、
ルネが来たことで何か思い出せそうになるも、
島の海風によってまた記憶がかき消されてしまう…という事実、
そしてルネが知った自分の正体。
もーーー気になるパズルのピースがてんこ盛り、
とりあえずヒントを求めて既刊を読み返してこよう…!と秘かに決意を固める新章でした。
★望田くんは恋をしている(木下けい子先生)
大好きな作品。
所長に会うたびに振られたことを思い出し胸が痛み、
でもやっぱりこの人が好きだー
と思ってしまう望田くん…( ; ; )
もーーーどれだけ切ないの。。
で!ここでの、所長の元カノ・間宮さん登場。
これが美しくてキリリとして格好良くて、
まるで非の打ち所のない人なのがまた…;
望田くんの意地、不意打ちのキスからの一言が
ぐっ…!と胸に迫って、刺さります。
その後の所長の表情を見るに、
間違いなく「恋」が動き出しているよね…!?
もーーーこちらも続きが気になって気になって、
ぐるぐるぐるぐる考え続けてしまいます。
続きをーーーー…!
★秘密守(ハル先生)※新連載
ハル先生のファンタジー!一話目からなんて辛くて切ないのか、、
涙が出ました。
名前も知らぬ愛した人が、遺した子。
まだまだ謎ばかりの中、どう展開してゆくのか。
攻めは子どもを守り切れるのか、どんなふうに愛が育まれゆくのか
じっくりと見守りたいお話です
★喫茶カンコドリ(百年子先生)※新連載 デビュー作?
こちら、絵柄もストーリーもとてもとても良かったー…!
まだ第一話ですが、既に期待大。
商店街の中で、その名の通り閑古鳥の鳴く喫茶店を営む受け。
一夜を過ごしてしまった相手が店を偶然訪れー
受けは当初気付いておらず、ラストに気付かされる展開にも萌え。
現代再会もの、コーヒーチケットを買っていった攻めが
ここからどう受けを攻略してゆくのか気になります。
次号も楽しみな一作!
★Ωの花燭 共鳴恋情(幸村佳苗先生)
はー…強気で凛とした李里耶様の美しいこと…!
旺に抱かれた翌日の、”旺切り直し”のはずの再会、
そこでまさかの。
気高い李里耶様も、既に心が傾いてきていることが
感じられてドキドキです。
★東江秘書が言うことには(秋雨るい先生)
やっと両思いになった二人。
再会だとは気付かれていないと思っていた東江だけど、
もちろんそんなことはなく…!( ̄▽ ̄)
バックハグして謝る利人が可愛くて格好良くて目が潤う✨
スーツの男同士の情熱的な濡れ場、ほぼ修正なしのtnも最高でした。眼福…
(→トーンのみ。一部セリフコマで小さく隠れてます)
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漫画版のシリーズにどハマりして小説も買い揃え、
こちらの同人誌もお迎えしました。
小説の方は、実はまだ1巻をちょこちょこ読み進めているところなのですが;
こちらの同人誌の方を先に拝読。
順番としてはおかしいのですが、問題なく読むことができました。
高校時代の忽滑谷が主人公、小説部分は22ページ。
几帳面すぎる母親と整えられた家に圧迫感・窮屈さを感じつつ、
学校ではうまく立ち回り…という忽滑谷の高校での様子が描かれています。
一番親しいはずだった友人が演劇に夢中になり、
だんだんと話が合わなくなり…
ひとりでいる方が楽だけれど、周りから「ひとりになったんだ」とは
思われたくない。
あああ、分かる気がする…
気になったのは、きっと本編とも関係しているのかな?
担任教師・綾瀬が唐突にカメラを取り出して撮っていた”写真”。
これ、何かひと噛みありそうですね…?
そして高校時代の暁が想像以上にツンケン尖っていた!
で、想像以上に男子校の中でモテまくっていた!
終盤、告白されて無理矢理抱きつかれ、怪我をした暁に
ハンカチを差し出す忽滑谷がスマート。
手当をされた暁がその後黙って忽滑谷の後をついてきて自販機の前に誘導、
お礼にと飲み物をおごるシーン、
私も(見えてないのに)暁の笑顔にドキッとしてしまった...
本編のアルと暁の物語とはまた違う、キャラクターを深堀りできる内容が嬉しい✨
景色や情景が鮮やかに浮かび上がってくる木原先生の文章、
味わいながら読みました。
忽滑谷編No.2も同時にお迎えしたので、
この後そちらも拝読したいと思います☺︎