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泣いてしまった...序章から核心に迫る2巻

シーモアさん先行配信にて拝読しました。
…泣きました。。( ; ; )

こちらを見つめ、射抜くような瞳の暁、
表紙からして眩しいし麗しい。。

以下、気持ちが揺さぶられたまま興奮のまま、
つらつらレビューを書きます


何をおいてもまず、1巻で「憎い!」「許すまじ!」といった
言葉をぶつけてしまったマリィさん!!

本当に本当に本当にごめんなさい…!!
何十分か前に1巻のレビューを書いた自分の頬を、
スパーン!!!と引っ叩きたい。

1巻でモブレ(※正確にはレ◯プではないのですが;)されていた
朱里さん(受)の姿に衝撃を受け、勝手にマリィを敵認定してましたが、、

見えないところに、真実はあるんだね。。
うわべだけの浅いところを見て、いとも簡単に騙されてました、、

暁⇄朱里という”まさかの両思い”は明らかになったものの、
まだまだ序章だった1巻。

マリィと朱里の間の、
”ホストと超太客”以上に思える関係性とは…?

という最大の謎が解き明かされた2巻でした。

1巻で非道に思えたあのマリィの”朱里に男をあてがう”行動は、
朱里を守っていたんだね。。泣

ド底辺に落とされ、手に手を取って這い上がった二人。
その繋がり、絆はまさに「戦友」以外のなにものでもなくて…

ろくでもない裏社会の闇に心抉られ震えるし、
”愚かな二人”とも思える点もあるんだけれど、

そんな二人の覚悟と努力と思いの前に、言葉が出ません。

本当の望みどおりに、”優しく”暁に抱かれた後、
姿を消した朱里。

で!ここから朱里を「ぜってー逃がさねぇ」と
執念で追いかける暁の姿が刺さりすぎて、
読んでる間、息が止まりそうだったー…!

暁という男、執念だけじゃなく
どこまでも誠実で思いやりがあって、
実は包容力まであるんですよね。。

1巻で自分を“喰った”早紀ちゃんへの電話とか。
真っ向からマリィとぶつかり合い、彼女の目の前で
朱里に思いを伝えるところとか。
(マリィの涙と「朱里をとらないで」の言葉が、もう、、切ない)

そりゃ朱里さんも好きになっちゃうよ。。

朱里が本当のことなんて絶対に話せない街で、
朱里の仮面を剥がし、その素顔を見て
包んでくれる人。

そんな暁に出会えて、想いが通じて、
朱里さん本当に良かったよね、
怯えず甘えられる場所ができたよね...と涙が出てきて
夜中にグズグズ言いながら拝読しました。

描き下ろしの「家乗っ取られ」エピがまた
甘くて甘くて甘いのがたまらんです。

尽くし系No.2ホストに家を乗っ取られて、
朱里さん本当に嬉しそう(*´˘`*)

1巻で「朱里さんを守り隊」と書いた自分ですが、
その役割は誰に言われずともNo.2彼氏が
果たしてくれていました。


で!

最後の、”第1部 完”の文字!

ということは、第2部があるんですね!?
もーーーーー嬉しすぎるし、楽しみでしかありません。
桂小町先生ありがとうございます…!
心して、正座して、続編を待っています✧

1巻の序章から核心に迫る2巻、圧巻の一冊でした。


★修正:一部tnトーン(そのほか、濡れ場はありますがtn等の露出なし9
電子シーモア

これは撃たれるしかない物語

2巻発売とのことで、未読だったこちらを拝読。
ホストクラブの新人No.2 × 美人で孤高のNo.1。

最新刊ではなく1巻ですし、あらすじなしで萌えのみ語ります。

…はい、見事に心撃ち抜かれましたーーー…!
朱里さーーーーーーーーーーん!!!!

暁と一夜を過ごした後の赤面&”幸せすぎ…!”の独白、
そして終盤の泣き顔に、心を鷲掴みにされ
そのまま持って行かれました。。

まさかの、朱里→暁にリアルに「ファッ!」みたいな
声が出ましたw

朱里くんを守り隊。
マリィ憎し、許すまじ!( º言º)

朱里が黙ってマリィに言われるがままになっているのは、
どうして?

この謎が解けない限り、そして続く2巻を読まない限り、
私の夜は明けない…

ということで、レビューもそこそこに最新2巻に行ってきます…!

★修正:なし(濡れ場はありますがtn等露出なし)電子シーモア

不憫受けの不憫さが痛い...泡となりかけた人魚姫

旧版未読、六青みつみ先生、初読みでした。

どうしても”痛い”んだろうな、、という先入観があり
ちょっと怯えながら手に取りましたが、
良い意味で覚悟していたほどの衝撃はなく、ほっ。。

(といっても受け・ショアの育った環境は不遇すぎるし、
養父エルリンクの所業はとても許せるものではない...!)

※攻めとの絡み以外に、研究所の養父との濡れ場シーンが
あります。苦手な方、ご注意ください。


不憫×痛い×シリアス、かつ夜明け…といった要素が
お好きな方には、特に刺さるお話ではないかと思います。

自分自身も夜明けの物語は大好きなのですが、
不憫健気受けのショア、攻めのグレイ共に
「刺さる…!」というほどではなかったかな、、?

不憫でも男前、強気な受けが特に好きな自分の好みとは、
ちょっと違うタイプの受け君でした。

大洪水により地表の9割が海水に覆われ、
地上には研究所と一部の特権階級のみが暮らす世界。

残りの大部分の人々は海底都市で暮らしているも、
不治の病の蔓延で女性の数が激減、
ほぼ男性ばかりの社会になっているー

というのが、ざっくりした世界観でしょうか。

そんな中、病により住人が全滅した島で
唯一生き残った6歳の少年・ショア(受け)。

その体は病への抗体を持つ唯一の存在として
地上の研究所へと連れて行かれ、15年もの間
抗体作りのための人体事件を繰り返され、幽閉されて育ちます。

そんな彼がとあるきっかけで研究所を出ることとなり、
逃げて向かった先は憧れの採掘師・グレイ(攻め)のもとでー

という出会いから始まる、海底都市物語です。


憧れの人物に初めて会い、心を交わし
恋人となりー

とショアにとっての束の間の幸せを得るのですが、
ここからが怒涛の不幸不憫展開ーーー...!
(グレイは完全に絆され攻めだけど、その心がショアに惹かれていく
過程、個人的にはもうちょっとじっくり読みたかったです)

秘密漏洩のためのチップを無理やり頭に埋め込まれたせいで
真実が話せず、グレイと決別。

そのチップにも実は秘密があり、
じわじわとショアの命と体を追い詰めていくわ、
縁を切れたと思っていたエルリンクが執念で追いかけてくるわ、
汚染地域へのプロジェクトにたった一人で赴くことになるわ...

特に、グレイとのすれ違いが長く続く状況が
読んでいてつらく、心抉られる部分でした。

あとねー…当て馬・キースが可哀想で。。

ショアに大きな大きな借りができたことは確かだけど、
それでも「今夜だけはお前がグレイに抱かれてもいい」って、
なかなか言えないと思う。

主役のショアよりも、当て馬キースの方に
自分好みの「男気・漢気」を見出してしまい、
そっちに萌えた一幕でした。

たった一人で汚染された海底での”ミッション・インポッシブル”を
こなすも、海底洞窟に閉じ込められてしまったショア。

そこにどうやってグレイが駆けつけ、救い出すのかー

というのを、ミステリー好きな自分は楽しみにしていたのですが...
あっ、そこは語られず、なんだ..とちょっとガクッとしたところも;

描き下ろしの”仔猫を飼う”で、
やっとやっと二人の平穏な日常、蜜月っぷりを見ることができ、
そこが一番萌えたところでした。
(評議会?からとんでもない内容の電話が
グレイにかかってきたりしていましたが;)

海底都市の細部に至るまでの描写(乗り物なども)、
考え抜かれ作り込まれた世界観に圧倒された本作。

ドラマチックで息もつかせぬ展開が
素晴らしかったのですが、
なぜか当て馬キースと脇キャラ・タフタフに
一番萌えた気がして、、「萌2」としました。

ムードキャンセラー亀山!!

『鷹虎くんとオメガたち 2』とらのあな特典の両面カード、
ふふっと笑えて良かったです〜

表面は単行本の口絵にもなっている学園メンバーたちの
簡単なプロフィール紹介、裏面が3コマ漫画。

この漫画、亀山のお堅〜い性格を如実に表していて
クスッとしてしまいました(*´艸`)

良い雰囲気のレストランで、ワインを前に
肩を寄せ合って語り合う二人。
ムーディーな雰囲気が出ています。

ところが、話の途中で亀山が「待って」と
ストップをかける。

「ん」と反応した鷹虎に亀山は、

キリッとした顔で「私もそのニュースは見たけど
そうは思わない」

と…

ロマンチックな雰囲気をぶち壊され(笑)、
ワインを口に運びながら
内心、”始まった…”と思っている鷹虎の表情が
珍しくて可愛いw

セクシーな意味ではなく
ながーーい夜になりそうな予感...ꉂ(๑˃▽˂๑)

「さすが元委員長!」な生真面目亀山くんの
ムードキャンセラーっぷりが際立ち、
思わず笑ってしまう特典漫画でした◎

襲われ・下僕・パシリ攻め〜!予備校の神講師×新人講師ストーリー

小夏うみれ先生、2冊同時刊行のうち『偽りΩは運命に啼く』を
紙で拝読し、刺さったため
こちらの『アンパフェ』も購入してみました(こちらは電子)。

『偽り〜』をお迎え後に知ったのですが、
2冊同時に紙コミックスを購入するといただける
特典リーフレットもあったんですね…!
うあーー...読みたかった( ノД`)

これから購入を検討されている方の参考になれば、、

さて、こちら。旧版は未読、こちら新装版で初めて拝読しました。
旧版にはない”未来の二人”の様子が描き下ろしで収録されています。
(二人の出会いに関する、過去のお話もあります)

攻め視点で描かれる予備校講師同士のラブコメ、
攻め受け二人のキャラが最高に良かった〜!

絵に描いたような”誘い受け”、神講師の設楽 燈(したら ともる)。
チャラくてビッチでえっちな先生だー...フフフ...と喜んで読んでいたら、
まーーー後半の純情健気な様子とのギャップにやられました。//

攻めの松山は、先生もキャラクタープロフに書かれていたとおり
人懐こいワンコ、The・黒柴!
誘われで襲われで絆されで下僕な攻めですꉂ(๑˃▽˂๑)

がっ!!
描き下ろしの「未来の話」でのこの松山の変身っぷりには
たまげました…!

あんな、自信なさげでなよっとしていた彼が
爆イケ年下彼氏に大変身しているーーーー…!!!
震える声が出そうになるほど、そのビジュに大興奮。
刺さったーー...

と、そんな二人の”変身”っぷりや
明かされる”本当の顔”が楽しい本作。

キャラも良かったけれど、テンポよく読める
あまあま×コミカルなお話の展開も爽快✨

途中、燈からアドバイスをもらった松山が
予備校生徒たちに語る内容、
「受験は電車の乗り換えのようなもの」という例え話、
じーーーんと胸に響きました。

燈に影響されながら、講師として成長していく松山の姿が
眩しく、カッコ良かったです。

”完璧な神講師”である燈の過去の傷とトラウマ、
それを迷うことなくドン!と受け止める松山の
男前っぷり、格好良さが後半、光りに光ってました・:*+.

前半の”振り回され流され男”な感じとは大違いだよ〜!

予備校内で幾度も致しちゃってるのは、まあちょっと
いただけないかもですが…

講師としての人間的成長や、
”からかい”的な体のお付き合いが本気の恋へと変わっていく過程を
じっくり楽しめる、読み応えある一冊でした◎


★修正:tn白抜き+短冊……
    anl白線(電子シーモア)
修正重視なら、紙の方が絶対に良いと思われます;

引っかかりどころが多すぎて、、

うーーーんすみません、辛口レビューとなります...

レビュータイトルどおり、細かな描写について
引っかかる箇所が多く、うまく物語世界に没入できませんでした;

性欲を失った次期王α×召使いの子供で幼馴染の健気Ω、
オメガバースの世界観のお話です。

ざっくり(超!ざっくりです)言うと、
攻めの勘違いにより幼馴染同士の二人がすれ違い、
受けのΩは攻めの父王の愛人(番)に。

それから8年後に二人は思わぬ形で再会、
果たして昔の誤解を解き、心を通わせ合うことはできるのかー

というオメガバース×身分差×再会もの。

そこに悪魔やら、当て馬(になっていなかったですが)とその相手
という別カプのお話も入ってきて、設定盛りだくさんです。

まず、何が引っかかったかというと、文章・文体かなと、、

文章から、キャラの感情、心の機微が
ダイレクトに伝わってこない、、
さらさらさら…とは読めるのですが、
心に刺さってこない。。

作家さんの文章との相性でいうと、
ちょっと今回自分にはあまりフィットしないタイプの
文章だったのかな...と思います。

そしてお話の内容についても、
「ん?」と首を傾げたくなるところ、
ツッコミどころが(自分的に)色々あったなあ、と。


まず、Ωゆえに王の愛人に召し上げられ
王と番になってしまったテオが、
その後無事?アルベルトと番になれてしまうこと。

王にうなじを噛まれてー

というところの絶望感があっただけに、
え!ずいぶん都合いいな...と思ってしまいました;

後々になってアルベルトの口から
”「一度番になっても、10年ぐらい交渉がないと上書きで番になれる」
と聞いたことがある”

という発言が飛び出すのですが、個人的にはすんなり
「良かったー」とは受け取れなかったなあ、、と。

アルベルトがテオと再会するきっかけとなった
クーデターも、お話の中でちょっと唐突感がありました。
(詳しい経緯や方法などが語られていないからかな...)

そのほか、次期国王×使用人の息子、という身分差も
それほど大きな障害になっておらず、あれ..?と。
結婚式のシーンでアルベルトの母親から嫌味を言われたりは
しているんですが、それだけなんですよね...

いや、王が元使用人の息子(で、しかも前国王の愛人だった男性Ω)と
正式に婚姻するー

なんて言ったら側近やら国民達から
反感を買って、大変な騒ぎになるんじゃないのかな..!?

そのへんはさらっと流されちゃうのかー..と、
そんな点もうーん..となった部分でした。

さらに、作中に出てくる別カプ・カミーユ×リヒトのお話も、
力技で押し切った感を感じてしまった。。

子供のちょっとしたイタズラのようなものだったとはいえ、
そのせいで13年間も眠らされる羽目になり、
その間に親は亡くなっていたー

と知ったら、かなりショックだし戸惑うし、
現状を受け止めきれないものじゃないのかなあ...

そんな状況を割とすんなり受け止め受け入れてしまうリヒト、
えええ。。。
(本当は葛藤があったのかもしれないけれど、
文章からはそんなふうに読み取れたので;)

また細かい描写部分で気になったのは、テオがリリアに騙され
生贄にされそうになった時のシーン。
猿轡をされていたはずなのに
いつの間にか普通に喋れるようになっていて「あれー...?」と
なりました;

番外編の「ゲームを作ろう」では可愛い子供たちも出てきて
癒されるシーンもあったんですが、
全体を通してみると、ちょっと今回は「萌えた!」とは
言えなかったかな。。

物語に組み込まれた設定や展開一つ一つに
いまいち乗り切れなかった感、もやもやが残り
「中立」評価としています;


”敵国王の愛人”に執着恋慕!心通わせ、愛を得ることはできるのか

イケおじ王×健気青年(愛人)←ここに横恋慕(?)する執着攻めーーー!!
好き要素しかない物語、萌えツボをこれでもか!と
グイグイ押されました・:*+.

執着攻め、切ない&シリアスなストーリーが
お好きな方に特に刺さるのではないかと。(あと、体格差!)

デビュー作『黒き獣と夜の花』で震えた
丸田ザール先生の新作は、敵対関係×攻めの横恋慕ファンタジーです。
(※攻めによる受けの陵辱強姦シーンあり。
苦手な方、ご注意ください)


どこまでも優しく、自分を愛で包んでくれていた
素晴らしい陛下。
そんな陛下が敵国の英雄将軍・バンドレン(攻)に殺され、
亡骸にすがりつく王の愛人・オリバー(受)。

「自分も殺してくれ」と叫んだオリバーを見たバンドレンは、
嫌がるオリバーを自国へと連れ去りー

と始まるお話です。

「1」と巻数が振ってあるとおり続きもので、
まだまだ”恋人関係”にはほど遠い…というところで
1巻ラストを迎えます。

ただ!

確実に、オリバーの中でバンドレンの
印象が変わりつつある。

ただただ善良で慈悲深い陛下ー
と信じていた”事実”に亀裂が入り、
自ら学び、真実を知ろうと決意するオリバーの姿が胸熱です。

序盤は完璧なヒール役にしか見えないバンドレン。
けれど物語が進むにつれて見えてくるのは、
歪で非道なルタ国(オリバーのいた国、敗戦国)の姿で…

で!英雄将軍・バンドレンはなんと元・◯◯だったの!?

と驚くような事実が次々と明らかにされ、
息つく間もない展開に夢中になって貪り読みました。


敬愛する陛下の正しさを証明しようと学べば学ぶほど、
見えてくるのはその反対の姿。

違う!違う!と否定しながらも苦悩する
健気受け・オリバーの姿が切ない。。( ; ; )

バンドレンのことを、”ただの極悪非道な人物”ではないー
と理解し始めたオリバーと、
そんな彼を陵辱するものの、切ないほどの愛と執着を見せる
バンドレン。

この二人はこの先、心を通い合わせることができるのか。
そして、捕虜となったルタ国王妃のお腹に宿る子の運命はー?

もーーー、気になることがありすぎて
続く2巻が待ちきれないー...
ぐっと我慢して、待ってます!!

★修正:なし(電子シーモア)
濡れ場はありますが、局部の描写はありません

異能×陰謀×再会、涙堪えきれない和ファンタジー

なんて切ない愛と覚悟なんだろう。
もう、もう、、読みながら泣けて泣けて仕方なかったです

今まで読んだことのあるミヤサトイツキ先生の作品の中で、
ダントツ心打たれました。

望まぬ形で植え付けられた異能 × 陰謀の和風ファンタジー。
溺愛執着攻め×健気強気受けというカップリングで、
萌えツボのど真ん中を撃ち抜かれました。

長髪攻め大好きな自分にとって、攻め・燦(さん)の
ビジュもまたどストライクです


さて、1巻完結ではなく続きもののこちら、「どうなるのーーー!!!!」
というところで終わっています。

続刊、待てません。
文庫本後ろの広告によると、「カクヨムネクスト」で
続きが読めるとのこと…ほうほう。
すぐさまカクヨムサイトに飛びました。
(これからじっくり続きを読みます)

読み終えた今、何からレビューを書けばいいのか…
と呆然としていますが、この心の震えを少しでも
先生や、これから読む方にお伝えできれば…!と思います


物語は、とある屋敷に囚われている
幼少期の律(受け)が逃げ出してきたシーンから始まります。

胸に大きな傷痕が残る律。
七執権貴族の一派・神代家(かみしろけ)の陰謀により
孤児の律は人体実験の対象とされ、
望まぬ”異能”を授けられていました。

地下牢から逃げ出した先で出会ったのは、
黒髪の男児。
胸の傷痕を見た少年から「痛いのか?」と
柔らかな声で聞かれるも、答えず再び逃げ出した律。

しかし、弱った律が追っ手から逃れられるはずもなく、
非情にも捕らえられてー

と続きます。

物語はその後、神代家の傀儡となった家に預けられ、
21歳となった律のシーンへと飛び…

思わぬ再会を果たした二人。
(律は燦が昔出会った男児だと察していますが、
燦はその事実に気付いていません)

その後、律の暴走する異能を制御し治癒するー
との燦からの申し出により、不本意ながら
燦をそばに置くことになるけれど…

とお話が続きます。

もう、この陰謀の内容や展開もハラハラドキドキもので
素晴らしかったんですが、
まずはBL的な萌えを語らせてほしい…!

”反発し合っていた二人”……というより、律の方が一方的に
燦の態度にプンスカ、イライラしている感じなのですが;

そんな二人の間の空気感が、どんどんどんどん
甘く切ないものに変わっていく展開の、胸のときめき。

言い合いをしたり揶揄い合ったりしながら共に過ごすうち、
不器用でカチンとくる物言いをする燦の根底にあるものに、
律は気付いてゆきます。

誰よりもまっすぐで、優しさをたたえたその姿。
律の目を通して読者である自分自身にもダイレクトに
伝わってくるのが、たまらないです。

ああ、恋ってこんなふうに生まれて
育っていくものだよね…と、
”恋のときめき”をリアルに、そして存分に味わいました

ほぼ全て受けである律視点で書かれている中で、
一箇所だけ攻め視点になるシーンがあります。

そこで明かされる燦の心中、律を”友”ではなく
愛おしく思い始めた気持ちを独白する様がまた、
萌え心をたぎらせてくれる…!

そんな萌えと共に、二人の恋には
胸を突かれるような切なさが漂います。

実は燦は、律に手術を施し異能を与えた張本人である
神代家次男・涼の弟。

燦に事実を告げれば、誰よりも誠実でまっすぐで
律を愛する男は、真実を明らかにし、世に知らしめようと
奮闘することは必至...

現在は神代家と縁を切っているとはいえ、
一度は涼に毒殺されかかかった燦が
敵対者として標的にされてしまう。

また、そうなれば燦が抱くある夢への道を
絶ってしまうことにもなり、
律は一生、胸の傷痕に関する事実を伏せていようと
決意するのですね...

二人が迎えた甘い初夜。
(ここでの二人の掛け合い、普段強気な律が
「恥ずかしいから暗くしてほしい」とお願いする様に
私のハートがやられました)

打ち明けられない事実を抱えた律と、
律が秘密を抱えていることに気付きながらも
無理に聞き出すことはしない燦。

重ねられた肌とは対照的に、
心まで全て渡して重ね合わせることができない
苦しさ、切なさ、律の覚悟の強さ。。
うー...こんなの、泣けてしかたないよー...( ; ; )

そしてそんな二人の恋模様と共に
物語をシリアスに盛り上げているのが、
神代家の次男で諸悪の根源でもある男・涼の陰謀です。

-一体なぜ、神代家は異能を授ける人体実験を行っていたのか?
-人体実験の”生きた証”である律を、なぜ殺さずに他家に預けたのか?

序盤で浮かぶ上記の疑問が物語の展開とともに
明らかになるにつれ、

この男、本当に許すまじ…!


という怒りがふつふつと湧き上がる。

燦と想いを通わせ合い、束の間の蜜月(本当に束の間すぎて涙...)に
心弾ませる律の元に、涼の魔の手が迫りー

心の中で、「逃げてーーーー!!!」と叫びながら
読んだ終盤、愛する人を守るための律の選択に
涙しました。

うん、律がきっとそうするだろうってことは
分かってた、分かってたんだけど...

そうして律に振り払われた手を、どこまでも律に
伸ばそうとする燦の熱い熱い想い。
その愛と執着にも、胸が詰まってしかたなかった...

なんて切ない、愛と覚悟なんだろう。

互いが互いを守りたい、と思うがゆえに
重なり合わない(合えない)手...

最近涙腺が弱くなってる自覚がありますが、
堪えきれず涙してしまうシーンがいくつもありました

この前途多難な恋の結実、
そして神代家の悪事が白日の下にさらされるまで。
正座して見守っていく所存です…!

可愛さ&甘さMAX!”うそつき”配信者のケーキバース

タイトルの”うそつき”ってどういうことだろ...?と気になり、
手に取りました。
あまあま&可愛い雰囲気が大好物な自分にどストライク…!

「ある”秘密”を抱えた大食い配信者 × 偶然彼のもとへデリバリーに来た学生」
というカップリングの、ケーキバース作品です。
(※以下、”秘密”に関わるネタバレを含みます。
未読の方はご注意ください)




大食い配信をしているのに、途中からフォークになり
実は味覚を失っているユイ(攻め)。

美味しそうに食べるふりをして配信を続けていたある日、
デリバリーに来た鈴(受け)からたまらなく甘い香りが漂ってきて、
たまらずー

と利くと「体から始まる系か?」と思われるかもですが、
全然違ったー…!

思わず鈴をぺろっと(というより、ぺろぺろ)してしまってからの、
ユイの「何やってんだ自分!!?」という反応、
我に返って謝り倒すユイがもう…!

誠実で、ちょっとヘタレで、でも愛おしい(*´˘`*)♡

フォークとケーキの”契約”として、
鈴はユイのお仕事を手伝い、対価・ご褒美として
体を提供します(えちな意味ではなく)

そんな契約から始まる二人の距離感が
少しずつ近づいていく様子が
甘くてピュアで、読んでいるこちらまでドキドキ...!

”推し配信者が、自分の匂いに反応して
体をぺろぺろ”なんて、
字面だけ見るとかなり官能的ですが
この作品ではむしろその逆で、ピュアさが光ってる✧*。

戸惑いながら本気になっていく二人の様子が、
とにかく可愛くて、愛おしくて、そしてじれったい…!(喜)


そして物語の鍵である、ユイの”秘密”ー
いつバレるのか、どんな風に明かされるのかもドキドキでしたが、
最後は堂々とカミングアウト!
その勇気に、ちょっともらい泣きしそうに...( ; ; )

ファンのみんなも温かくて、ほんと良かったよー。。


描き下ろしのえちシーンでは、
健気にがんばる鈴が可愛すぎて悶絶。
そしてそんな鈴に煽られ我慢できず、
鈴を”食べちゃう”ユイが最高でした(。-∀-)❤︎

タイトルの”シュガーメルト”の言葉そのままに、
とろけるような甘さと可愛さの詰まった一冊でした!

★修正:tn白抜き、anl白短冊(電子シーモア)

最高に良い…耳から幸せが降ってくる

はーーー…耳がひたすら幸せでした。最高すぎる。

原作既読、上田アキ先生の新刊(『恋をしたなら』)を読んで
耳からも菱本さんを摂取したくなり、こちらを拝聴しました。

BLCD、まだまだ初心者で
声優さんのことなど全く詳しくありませんが…

菱本さんのあの包容力が!!
完璧に”声”で表現されている!!

試聴した時には正直「ふうん、こんな感じの声かあ〜」ぐらいに
思っていたのですが(ごめんなさい!!)
菱本さんの持つ優しさと、”男”になる瞬間のスイッチの切り替え、
素晴らしくセクシーでドキドキしました...(*´◒`*)

濡れ場の…「伊勢くん ベッド…どこ?」
この!!原作では「…」になっていないところの、
溜めの部分とか。

伊勢くんフ◯ラ中の「続けて」の慈愛に満ちた表現とか!

紙面では分からない表現&原作にはないセリフが
たまらなく最高に良いです...

エッチの時に”男”のスイッチが入る菱本さん、
それでも優しさを忘れず「寒くない?」と聞く部分なんかも、
聞いていて「キャー…!!!」とニヤニヤが止まらなくなるほど
萌え転がりました。

受けの伊勢くん、興津さんの喘ぎ声がまたセクシーで
心臓バクバクです。
新しい恋の予感、そこで感じる期待と不安な気持ちを、
見事に声で表現してくださっていた。。

アニメイト特典の10分間のフリートークも、
最高に良かった。
菱本さんが伊勢くんに近寄るシチュに合わせ、
堀内さんがどんどんどんどん興津さんに近づいてた…

そしてマイクさえなければ抱きついてた!なんて話していて、
裏話に一人で夜中キャッキャしました。

「私は…同情なんかで欲情はしません」
このセリフ↑を実生活でも言ってみたい、とお話しされてた
堀内さん、どこで使うんですか!とツッコミ入れてた興津さん、
お二人の会話にふふふ、と頬が緩みっぱなしでした(*´艸`)

パンツも幸せも降ってくる、最高の作品でしたー...・:*+.