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二人のエレベーターイチャ

akabeko先生の新刊『フォールダウン』
アニメイト特典リーフレットのこちら。

漫画部分は2P、社内のエレベーター内での
イチャ小話です(。-∀-)

二人きりのエレベーター内、無言で何やらじいっと
隣の直太朗(受)を見つめる上条(攻)。

上条を意識しちゃって頬が赤くなってる直太朗が可愛いw

社内なんだから変なことをするな、と牽制する直太朗に
上条は「すげ〜エスパー?」と返して揶揄った後、
「冗談ですよ モニターついてるし」と答えます。

直太朗がひとり降りる直前、
「お前の場合冗談に聞こえん、何をされるか分かったもんじゃ…」
と言いかけたその時!

ぺろんっと、スーツの上から
直太朗のお尻を触る上条!ꉂ(๑˃▽˂๑)
コマ内にいっぱい飛んだ♡マークが可愛いw

手をひらひらを振りながら
「カメラの死角狙ったんで大丈夫です」と余裕の笑みを見せる上条と、
振り返ってプンプン怒る直太朗。

直太朗は怒ってるけど、
イチャついてるようにしか見えない〜笑

振り回されるおじさん受けが可愛い、ほのぼの小話でした୨୧


★修正:なし(描写なし)

500年間追いかけ続けた背中…時を超えた一途愛

楽しみにしていた、川琴ゆい華先生の新刊!

新書館さんのステルス値上げにより(少し前から文庫1,300円超え)、
実はちょっと購入を迷っていたのですが;

XにあげられていたWebCMで気になり、お迎え。
…結果、やっぱり面白かった。。お迎えできて&拝読できて良かったです。
もう今後は信じて黙って買って、他の削れる部分を削っていこう...


以下、内容についてレビューを☺︎

こちら受けではなく、攻めが転生してくるというのが
王道とはちょっと違う味のある一冊です。
(受けは呪われており不老不死)

「一途攻め」お好きな方…!・:*+
生まれ変わりながら500年間も片思いを続けてきた、
最高に健気で”受け一筋”な攻めがここに。


長い長い間、密かに続く攻めの一途愛。
その想いに心打たれ、胸熱くなる現代(だけじゃない!)
転生ファンタジー、夢中で一冊読み切りました。

オカルトライター×元・織田信長の小姓で現カフェ店員という
異色のCP。


主人公は織田信長の元小姓・遥(はるか・受)。
ポルトガル人宣教師との間に生まれた混血児で、
蒼い目と淡い栗色の髪を持つ20歳の青年です。

明智光秀軍にお館様が討たれた後、
恋人・ねねを連れて逃亡中に敵の手に落ち、
ねねを目の前で殺されたあげく
「宿世(=運命)の者と結ばれるまで解けない呪い」をかけられたー

という先世(13回生まれ変わっているので、前世ではなく先世)を
持ちます。

何度生まれ変わっても毎回、ねねの生まれ変わりとは
結ばれることなく、500年が経過。

現在はカフェ店員として、ねねの生まれ変わりと同じ職場で働く遥ですが、
ある日常連客・灰嶋から突然
「遥さんって不老不死?」と、証拠写真と共に訊ねられー


決して勘の良くない自分でも、
遥の本当の”運命の相手”が誰なのか、
という点は容易に想像がついてニヤニヤ(。-∀-)

灰嶋自身と遥はその事実に気付いていないため、
いつ、どのタイミングで彼らがそれを知ることとなるのかー

という点が最大の見どころで、先が気になり
夢中でページをめくりました。

序盤、遥が自分の身の上を灰嶋に打ち明けるシーンがあるのですが、
コミカルな描写に思わずふふっと笑ってしまった〜!

計算する時は空でそろばんを弾く、
手紙は筆で書きたい(でも、筆ペンで我慢している)。

お館様を「信長」と呼び捨てにした&変な語呂合わせを披露した灰嶋に対し
「御館様を呼び捨てにした上になんたる無礼!」

と詰め寄ったり。

その他キスのことを「口を合わせる」と言ったりなど、
時折覗かせる”武士っぽさ”が妙にツボでしたw
「戦国時代生まれの元小姓だけどNISAやってます」って
自己紹介(?)にも笑いました。


ストーリーは二人の出会いから始まり、
トゥルーエンドを探すべく過去を辿り、
遥に縁のある土地を二人で訪ね歩くロードムービー風に展開してゆきます。

”不老不死”なの?と問われた遥が咄嗟に逃げ出し、
トラックに轢かれる序盤のシーンにはハラハラしました。

しつこく遥を追いかけてくる灰嶋のことが
(↑読後もう一度読むと”一途!”ってなるけれど、
初読時は「しつこい!」と思ってた)はじめはなんとなく
好きになれなかったのですが…

大阪奈良、小豆島、東海道五十三次、東京(目白に池袋!)…と
旅する中で、二人が徐々に思い出してくる先世。

そのどの先世でも、叶わぬ想いを胸に秘め、
遥の手を離した灰嶋の切ない恋に心揺さぶられました。

特に強く印象に残ったのが、ねねの4度目の生まれ変わりが生きた
江戸時代の二人。
代筆屋だった灰嶋が、想いを寄せている遥本人から
”ねねへの恋文”を依頼され、それを断るーというエピソードです。

江戸時代に書かれ、今は額縁に入れて飲食店に飾られている
灰嶋の恋文の文。
届けるつもりのなかった恋文が、300年の時を超えて遥のもとへ…

「遥か遠く来世にて…」と綴られた、秘めやかで情熱的な恋文に
たまらなくグッとくるシーンでした。

思い出の地を巡りながら、少しずつ記憶を手繰り寄せていく灰嶋と、
そんな灰嶋と共にいる中で変わってゆく遥の気持ち。
じっくりと描かれるその過程を追う中で、私の中の萌えも加速…!

常に「追いかける側」だった遥が、
実はこんなにも灰嶋に強く想われ、追いかけられていたことを知り
喜ぶ様子も可愛らしくて。(*´˘`*)

過去が明らかになる度、何度も確かめるように
灰嶋に「好きだったのか」と問いかける姿から
溢れる喜びが伝わってきます。

そしてクライマックス、呪いをかけた張本人・伏見と対峙するエンディングは、
緊張感とスリルに満ちたもの。
えっまさか...!?と一瞬ドキッとしましたが、ハッピーエンドで良かった...
(伏見は既に亡くなっており生きた姿ではないため、
斬りつけられても灰嶋の命に関わることはなかった、ということなのかな)

目白のカフェの場面から始まり
同じカフェのシーンで終わるラスト、
甘い幸福感に溢れていて良かったなあ(*´◒`*)

二人が巡る土地、歴史跡を共に見て歩んでいるような感覚を覚える
歴史×転生ファンタジー。
高星先生の美麗イラストにより物語への没入度も深められ、
時を超えた一途愛にグッと萌えた一冊でした✨

みつる覚醒、うれ死ぬアンナ

『スモーキーネクター Unknown』とらのあな特典リーフレットのこちら。

うれ死にそうになり、頭からプスプスと湯気?煙?が
出ているアンナの姿が眼福すぎて拝みたい…!

開いて1ページ目は5話扉絵のラフ画、
次のページに1P漫画「みつる覚醒」という構成です

以下、簡単な内容と感想を☺︎
===

本編で、互いを思い遣るあまり思ったことを
正直に言えずにいた時期のあった二人。

寝巻き姿で布団に入っているみつるに、
ベッドの縁に腰掛けたアンナは「思ったことは口にしよう」と提案します。

「そだな」と答えたみつるは、早速実践!

ポスっとアンナの肩にもたれかかり、
「まだはなれないで」
「ほんとは俺もっとくっついてたいから」
「キスしてたいしさ」
「めちゃくちゃ甘やかしてほしー」




と、スイッチ入ったみつるの怒涛の”甘え”攻撃ーーーーー!!!

それに対し思わず頬を赤らめ、
「まて…まてまて」とストップをかけるアンナ。

そして先述の”プスプス”茹で蛸状態になったアンナ(笑)は、

「いっこずつ言おう…」
「まとまると死ぬ」「うれ死ぬ」

と照れっ照れの反応に。

そんなアンナに「ヤダ死なないで!!」と言いながら
みつるはぎゅーっと抱きついたのでしたー

というオチ(*´艸`)


アンナの限界値を突破してしまう、
素直で健気でまっすぐなみつるの言葉の破壊力が凄まじい〜!

ラブラブな二人の様子にきゅんが止まらぬ小話でした♡


★修正:なし(描写なし)

一途健気×男前な受けに、攻めも私もぞっこん!王座奪還オメガバースファンタジー

とてつもなくハッピーで爽快な気分にしてくれる
真船るのあ先生のオメガバース、大好きです(*´∀`*)

新刊のこちらは、先生初の四六判。
あとがき入れずに309ページ、大ボリュームで嬉しい読み応え。

もーーーーまず、笠井あゆみ先生の表紙絵だけでも
テンション爆上がり⤴︎
まるで一枚の宗教画のよう…
Xに笠井先生ご自身がアップされているラフ画があるのですが、
そちらと見比べるのも楽しい♪

剣を構え、しっかりエミール(受)を抱きしめながら
こちらを見つめるテオドア(攻)、男前すぎて眩しい。
長髪美人攻め最高。


そしてエミールの腕の中にいる、金髪(テオドア譲り)で
濃緑色の瞳(エミール譲り)の赤ちゃん・レイの愛らしさたるや…!


表紙についてだけでもまだ大分語れる気がしますが、
以下、内容についてレビューを。

主人公は義母に虐げられ、父親の借金を返すために
王宮で下働きをしている男爵家婚外子・Ωのエミール(受)。

手入れをしている温室を時々訪れる美貌の王太子・テオドア(α攻め)に
淡い恋心を抱いていますが、初めての発情期が来た際、
偶然居合わせたテオドアに抱かれてしまい、その後妊娠発覚。

堕ろそうか、どうしようか…と迷い悩んでいるところ、
必死の形相で追いかけてきたテオドアから
王位継承の事情を踏まえた”契約結婚”を提案され、了承します。

ところが結婚式当日、王弟(攻めの叔父)が謀反を起こし、
二人は王宮を追われ、逃亡生活が始まることとなりー

と続く、王座奪還を目指すオメガバースラブストーリー。


まず”きゅん”としたのが、序盤、攻め視点で描かれる
テオドアの無自覚な恋愛感情!

温室で仕事をしているエミールを盗み見ることが
密かな楽しみになり、彼に会えないと寂しさを感じ、
この感情は一体なんなのか、と側近に聞いて「恋」だと言われ驚く。
無自覚の初恋、良いー...

二人が初めて身体を重ねた日も、
「この私が一夜を恵んでやる」などと”上から目線”の言い方をしているのですが、実はこの時、嬉しくてたまらなかったんですね。

テオドア視点で”怪我の功名だった”なんて書かれていて
不器用な一途さにきゅん..としてしまう。

咄嗟に口にした「契約結婚」ですが、まずは形から入って
徐々にエミールを懐柔していこう、そうすれば大丈夫だー
なんて思ってるところが可愛らしすぎる。

「氷の貴公子」というニックネームとのギャップに
萌え転がりました(*´◒`*)

王宮にエミールを連れてきてからも、
「ピアノは胎教にいい」なんて言いながら暇を見つけては
ピアノを弾きにエミールのもとに来てくれたり、
子どもの名前は何がいいか?と、
30近い数の名前候補を考えてきたり。


もーーーーその気持ち、言葉にして口にしようよ!
エミールだって喜ぶよ!と言いたくて、
焦ったくて仕方ない。。
だけど、このじれじれ感がたまらない(*´艸`)

そして一方の受け・エミール。
その男前な性格に、読みながら何度も惚れ惚れしました。

男爵家の婚外子とはいえ、市井で育った彼は
やんちゃで逞しい。
その逞しさは、テオドアとの逃亡生活の中で明らかにされます。

森の奥の小屋で始まった平民としての潜伏生活に、
慣れないテオドアは当初、文句ばかり言うのですね。

「こんな粗末な部屋で寝ろと言うのか?」と言い放ったり、
二人を色々手助けしてくれるエミールの友人・アランに対しても
”やってもらって当然”という態度をとる。

また、信頼していた叔父から裏切られたということが信じられず、
そのショックから何日も何もせずただぼうっとしていたりする。

と、そんな時!

「落ち込むなんてテオドア様らしくない」
「アランにちゃんとお礼を言ってください」

と、エミールからの”説教”発動!

でもこれは、実はエミールなりの必死の励ましでもあるのですね。
今はとりあえず庶民として暮らし、働き、
生まれてくる我が子を一緒に育てて欲しい、
父親としての自覚を持って欲しいー

と、そんな思いが言葉になって出たもの。

「そなた、猫を被っていたな!?このようにきつい性格だとは思っていなかった」
なんてムキーっと言い返しながらもw、
ハッとして態度を改めるテオドアの意外な素直さも、
グッときて萌えるポイントでした。

攻め受け二人のキャラがどちらも立っていて
好感が持て、掛け合いが最高に楽しかったです✧

そして「王座奪還」へと動くストーリーも、
陰謀やサスペンス好きな自分としては外せない”見どころ”の一つでした。

ここでもエミールの男前っぷり、その覚悟が光ります。
王座奪還のための準備が整うまでの時間稼ぎのため、
レイを連れ一人王宮へ戻ることを決意するエミール。

王宮へ戻ってからのメイビス(テオドアの叔父)との対決は、
ややエミール側に都合よく運んだかな?
メイビス、詰めが甘いかな?と思うところもあったのですが;

受けの大ピンチ!に颯爽と駆けつけてくれる攻め、
王道と分かっていても萌え転がらずにはいられません。。(ˊ˘ˋ* )

このシーンの笠井先生の挿絵、テオドアが格好良すぎて
ひっくり返りそうになりました。
ページを凝視してしまうこと、間違いなし。

で、じんと沁みたのが、剣の切っ先を叔父の喉元につきつけた
テオドアが言う一言です。

「恐怖や支配ではなく、民と共に生きる王になりたい」

この言葉…!エミールと共に小屋で暮らし、
市井の人々の暮らしを目で見て実感したからこそ出てきた言葉なんですよね。

エミールと出会ったことで初めての恋と愛を知り、
愛しい我が子という守るべき存在も得、意識も変わって…
テオドアの内面の成長っぷりにグッときます。

エミールに酷い仕打ちをしてきた義母にも
きちんと制裁が下り、読後感はスッキリ。

「契約結婚」を終え、しっかりとうなじを噛んで/噛まれて
番になる二人の描写に歓喜しました。

甘さとシリアスの配分が絶妙な、
王座奪還・オメガバースファンタジー。
もう一度読み返して、男前な二人に繰り返し惚れ惚れしたいと思います☺︎

"dozen rose"=1ダースの花束、愛の証が花咲く続編

はーーーー...心が満たされて、胸いっぱい。。
みつこ先生のこちらの続編、最高オブ最高に沁みました。

(※修正だけは、前巻のtnトーン+白短冊のあまあま修正から
完全な白抜きに変わってしまったのがちょっと残念ではあります。。)


『dozen rose』=12本(1ダース)のバラの花束、
ヨーロッパでは古くから「真の愛の証」として
1本ずつ意味を持つ12本のバラの花束を恋人に贈る習わしがあるとのこと。
(素敵すぎる)

その由来に違わず、二人の”深まる愛”のお話、
表紙の薔薇が1巻と違い薄ピンク色(オレンジ?)になっているのも良い〜!✨

1巻のブルーローズも美しかったけれど、
どこか切なさが先に立っていたような気がします。
続編は二人の傾けた顔から互いを見つめている感じがより出ているし、
遥(攻)がちゃんと笑顔なのが嬉しい!(*´◒`*)

と、2冊並んだ書影を眺め、あれこれ考えるのも楽しいです。


お互い本音が言えず、拗れに拗れてすれ違い、
どうにかやっと復縁してホッとした前巻。

続編はそんな二人の穏やかで温かい日常から始まるのですが、
今度は遥の方が悶々と思い悩んでしまいー

という続編です。


レストランのオーナーシェフとして独立を果たした遥と、
リーマンの晃成(受)。

デートの時間もなかなか取れないほど多忙の中、
中学時代の元カノと再会し、晃成が気にしないかと気を揉んだり、
ロマンチストの晃成が今の生活に満足できていないのでは、と
不安になったりする遥。

またここでドカン!とぶつかったりするのか…と
緊張が走りましたが、、


晃成ーーーーー!!!
器が…器がおっきくなって…余裕ができて…!感涙。。

「俺は遥とずっといっしょにいるつもりだから
無理しないでいい」

こんな言葉が晃成の口から出てくるようになるなんて。
前巻のあの余裕の無い姿からは考えられない…!

互いに忙しくてなかなか一緒の時間が取れなくても、
愛し愛され、それを実感できていること、
今の幸せを見出していることがダイレクトに伝わってきます。
もう…読んでいて胸がいっぱいになってしまった...
胸打たれる、序盤のシーンでした。

晃成が「したい」と言っていた”会社帰りのデート”を
実現させようと、店を一日休みにして叶えてくれる遥、
物陰へと誘導して手を繋いでくる遥。
たとえ顔はクールでも、その言動から
「晃成のために何かしたい」と思い実行してくれていることが
ちゃんと分かる幸せ…・:*+.

両視点で進む物語の中、攻め・遥の心情が
前巻よりさらに深く見えてくるのがとても良かった…
晃成の同僚に嫉妬したり、自分が元カノと再会したことで
晃成を不安にさせていないか、とやきもきしたり。

晃成も遥のお店のSNSアカウントを動かしてお店運営に協力したり、
「寂しくないのか」と余裕をなくした遥に詰め寄られた際に
きちんと「寂しいよ」と口に出したり、
ニコイチで共に歩もうとする姿が良い!!
(↑顔を赤らめながらの「寂しいよ」が刺さります)

そして、晃成にとってかなりの勇気と決心が必要であっただろう、
同僚と両親へのカミングアウト。

遥への想いを、言葉にして遥にちゃんと伝えたい。
祝福されないかもしれないけれど、大好きな人と幸せであることを、
大切な人たちに知ってもらいたい。
(両親の反応は詳しく描かれてはいないけれど、
おそらく祝福はされなかったんだろうな、と思うと切なさもあります;)

そんな思いを抱いた晃成が踏み出した大きな一歩。
一読者である私も震えるほどグッときましたが、
遥に刺さらないわけがなく…!

そして描き下ろしのお話で、さらに萌えが加速しました。
休日デート、あの晃成が自分から遥の手を握り、
「誰も見てないよ」とサラッと言うなんてー…!感涙。。

水をあげすぎて、ちょっと枯れてしまった庭の薔薇で
作った花束、受け取る晃成のはにかんだ笑顔が印象的でした。
幼い頃からずっと憧れていた、愛の花束(←このエピソードは前巻に出てきます)。

薔薇がちょっと枯れていること、遥は申し訳なさそうだったけど、
”何でもない日”に花束をプレゼントされることが
晃成にとってどれだけ嬉しいことだったか!
(庭に薔薇を咲かせる遥の心遣い、前巻ラストで感動したところでした)

枯らしてしまった薔薇も、丁寧に向き合い世話をすることで
きっと元気になる。

"dozen rose"=「真の愛の証」を二人で見つめて信じられる幸せを、
お裾分けしてもらったような素敵なお話でした(*´˘`*)

はーーー...余韻...!
電子限定かきおろし漫画は3Pもあり、
”ハリウッド俳優みたい”に感情表現豊かになった遥が見られます。
好きー…!(*´艸`)


★修正:tn白抜き(電子シーモア)
前作はtnトーン+細白短冊のかなり嬉しい修正だっただけに
ちょっと残念ですが;
濡れ場描写はそれほど多くなく、心情描写メインなので
個人的にはそこまで気になりませんでした☺︎

お隣さんカプに触発されて

『甘すぎる恋も、悪くない』コミコミさん有償小冊子のこちら。
漫画部分は8Pです。

ある日坪井がレオのマンションを訪れると、
蒼空が健人に”おかえりなさい”のほっぺチューをしているのを目撃。

で!

それに触発された坪井は、
ドアを開けてくれたレオの顎をつかんで”チュッ”!

唇へのキスなんて、情熱的〜…!(*´◒`*)

”健人たちカプに張り合いたくなって...”と語る坪井を
可愛い、と言うレオの気持ち、よこうよくよーーく分かりますw

そしてそのまま、舌の絡む濃厚なキス。
チラ見えするレオの舌ピが良い…!✧*。

続きがしたい、と申し出るレオに
ネクタイをシュルッと解きながら
「逆に…こんな状態にして終わらせるつもり?」と煽る坪井。

強気な坪井が、いざ行為が始まると
声を気にして抑えようとしたり、蕩け乱れた表情になるギャップ、
控えめに言って最高です✨

普段は可愛い年下ワンコなのに、エッチの時には
ちょっと意地悪になるレオも良い◎

そんな二人のあまあまな日常を覗き見できる、
萌え度高めの小冊子でした(*´˘`*)

★修正:tnトーン+白短冊(〜6本)(紙本)

無意識の…

夏村げっし先生の新刊『甘すぎる恋も、悪くない』
コミコミさん特典ペーパーのこちら。

レオから貰った”クッキー柄のネクタイ(可愛い♡)”。
会社で健人に「気に入ってるんですね」「週の半分は見ます」と
声をかけられ、坪井は初めて、自分が無意識に
そのネクタイを何度も身につけていたことに気付くー

というお話。


週の半分は見る、と言われて「そっ...か」と
かああ...//となる坪井の可愛いことーー...!✨

健人の言葉そのままに、”幸せそうでなによりです”(*´艸`)

レオにベタ惚れな坪井の姿にキュンとする、
可愛い小話でした♡

スピン元でクズ攻めだった坪井が…!! 見事に崩れ去る”タチのプライド”

「あまあま」な気分に浸りたい時、
夏村げっし先生のこちらのシリーズ、本当に沁みる…!

こちら、先生初のスピンオフ作とのこと。おめでとうございます☺︎✨
『この恋はきっと、甘すぎる』とその続編
『この恋はきっと、甘すぎる 同棲編』がスピン元。

こちらの一作だけだと、ちょっと解像度も萌え度も
控えめになってしまうかな?と思うため、
元作品2作を読んでから入ることをおすすめします!

というのも。

スピン元のカプもちょこちょこ出てくる上、
元作品の攻めに想いを寄せていた当て馬・レオ×
元作品の受けの元カレだった坪井、ということで
それぞれの過去を知っていた方が、今作での変化に「おおおっ!」と
興奮できるし萌えられると思うため...(*´∀`*)

何と言っても、あのクズ攻めだった坪井が
年下ワンコにすっかり翻弄され、
可愛く蕩けて”あっあっ”と喘ぐ様が最大の見どころ…!

個人的に、「元攻めが受けに回る」設定大好きなので
この変化に”くう〜っ”と萌え悶えました。

誘われたと勘違いした上、「抱く気満々」の坪井が、
なぜか気付いたら指を挿れられ感じてしまってる姿、
(若干ファンタジー感は漂うものの)最高に痺れます✧


前作で、顔と名前だけ互いを知ることとなった二人。

趣味のお菓子作りを販売へと広げたレオ(攻)が、
甘くないクッキーを新たに売り出すにあたり、
試食係をお願いすることになったのが坪井(受)。

その試食のお誘いを「夜のお誘い」と勘違いした坪井が
手を出そうとしたところ、逆に身体を暴かれることとなりー

と始まる、年下ワンコ×元タチ年上メガネリーマン(属性多い)との
逆転ラブストーリーです。

よくある「押し倒そうと思ったら、ニヤリと笑われ立場逆転」ではなく、
レオが遠慮がちなところが、癖に刺さってしかたなかった…!

おずおず…という感じのレオにぺろっと乳首を舐められ、
その舌遣いに驚き(レオの舌ピ♡)、
そこから一気にメス堕ちしてゆく坪井さん。

レオに弄られた快感が忘れられず
自宅でア◯ニーしてしまうほどで、
その後一気に可愛さが加速してゆく坪井から目が離せない〜〜(*´◒`*)

健人(スピン元の受け)を傷つけたことを後悔し、
寂しさを抱えていた坪井の心に
すうっとワンコなレオが入っていき、いつの間にか満たしてゆく
優しい愛。

強がりな坪井がレオの前では弱さをさらけ出すー
スピン元からは考えられなかったそのギャップ!!!

弱みを見せてレオに甘え、
エッチでは甘くとろっとろにされてゆく様が眼福でした...✨

一方のレオくんも、前作『同棲編』では
父親との確執が原因で砂糖依存症を患い、
現在も父親とのトラブルは継続中ー

と、”傷”を抱えた人物なのですよね。

そんなレオだからこそ、同じように寂しさ・孤独を抱える
坪井の内面に触れ、感じるものがあったんだろうな。

前作では結構”闇”な部分を感じるシーンもあったレオですが、
蒼空(スピン元の攻めでレオの先輩、レオの想い人)への気持ちに
決着がつき吹っ切れた今作では、
”あざとさなし!ワンコみ100%”の新たな魅力を見せてくれていました◎

スピン元でも攻め受けが駄菓子きっかけに知り合っていましたが、
こちらも”甘くないクッキー”を元に知り合う関係で
ちょっとした繋がりが感じられるのも嬉しい(ˊ˘ˋ* )

表紙でレオくんに「あーん」されてる
はにかんだ坪井さんの表情、こんな表情はスピン元を読んだ時には
全く想像もできなかったーーー…!

まさか、坪井を”可愛い❤︎”と思える日が来るなんて。笑

『甘すぎる恋も、悪くない』というタイトル、
”悪くない”なんて素直じゃない言い方も、坪井らしさ満点で
ニヤっとしてしまう(。-∀-)

一つの恋に初めて真剣になった坪井が、
レオのピンチに大活躍するのもグッとくるポイントでした

The・嫌な奴だった坪井の”タチのプライド”が崩れ去り、
レオに絆され溶かされ、甘い表情を見せるようになるまで。

蒼空×健人カプも度々登場し、
シリーズファンにはとても嬉しいスピンオフ。

エッチも濃厚であまあま。
紙本で拝読したのですが、白短冊は何本かあるものの
”ビキッ”としたtnの筋、レオのレオが坪井の中に入っている様子等々、
目で楽しめる箇所がいっぱい✧

特に自分が好きだったのが、終盤の背面座位での
坪井のトロ顔〜!!

靴下履いたまま、下からガンガン突かれてる坪井と
そんな坪井に「しんたろぉさん...一緒に...!」と囁くレオのコンボが
グッと刺さったシーンでした(๑•̀ㅂ•́)و✧


★修正(紙本):tnトーン+白短冊(2〜3本)・anl白短冊

★コミコミ有償小冊子
蒼空と健人の「おかえり」キスを目撃した坪井がそれに触発され、
自分もレオにキスを仕掛けて…というところから始まる、
甘いエッチのお話でした(*´◒`*)

アルの説く「愛」の話が響く

この3巻からは第2シーズン開幕!ということで、
どんな内容になるのかな…?とワクワクしていましたら。

2巻で登場した、アルが吸血鬼になったばかりの頃に
色々話を聞いて教えてくれた黒髪長髪・キエフのお話からスタート、
あれっと思ったものの、これがドキドキのサスペンスかつ、
じんと来る良い話で…

アル&暁の本編は殺人事件も解決し、
サスペンス要素はほぼなくなってしまったので
(それはそれでもちろん好き!)、このキエフのお話がちょうど良い
スパイスになってくれました。

キエフが吸血鬼になったきっかけ、そのストーリーも
興味あるなあ。知りたいなあ。

そして本編、アル&暁!
ここに暁に懸想するアルバイト・室井が登場、
どうするどうなる!?とハラハラしてたら。

アル、室井と良い関係築いてる〜!さすがだ...

人との付き合い方が極端に不器用な暁。
そんな彼に煙たがられながらも、向き合い方について
まっすぐ意見するアルが健気で、言うこと一つ一つが刺さります。

「愛は立つ」ってサブタイトルは何のこっちゃ?と
思っていたら、そういうことか!!!

やーーーーー...笑っちゃうコミカルさはあるけれど、
アルの言う「愛」、暁に向ける「好き」とその愛が優しくて温かくて、
グッときてしまうよー...

何が何でも「好き」と言わせるアルの力技、グッジョブでした(๑•̀ㅂ•́)و✧
言葉に出すことで、変わっていくものもきっとあるものね。

不器用で誤解されやすい暁の優しさを
ちゃんと理解しているアルの思いに心打たれる巻でした。
やっと表紙がアル&暁になって、二人揃っているのも感慨深いです✨

そして室井からの押しによって、思いがけず明かされた
暁の過去、家族事情。

最後のお話に出てきた”暁に似ている名脇役女優”が、
きっと暁の母親...なんですよね?
詳しい背景は、続く4巻で明らかにされるのかな。


★修正:なし(描写なし)
口に...ではないキスのみ

口絵のカッコよさに悶絶!目が離せぬ犯人追跡サスペンス

あの1巻の終わりで、2巻を続けて読まずにいるのは無理無理無理…!
ということで、2巻も速攻でカートにイン、拝読しました。

他の方も書かれていますが、冬の情景の中、スーツ+コート姿の暁が
カッコよくて悶絶…!
そのすぐ近くを飛ぶコウモリ姿のアルがまた可愛くて(*´◒`*)

表紙の青薔薇も暁にぴったり、麗しいです。


吸血鬼だから死なない体とは知っているものの、
あんなに刺されてどうなることか、、と思っていたら。

この巻、暁の不器用な優しさに、アルと共にじーん...と
心打たれてしまいました。

ベンチの下にいるアルを見つけるまで、
いろんな所を懸命に探しているんですよね...

そして自分の血を分け与えてあげて、自分は貧血で倒れてしまって。

暁に対し特別な感情が湧いてきたアルが、
殺人犯を見つける役に立ちたい!と忽滑谷の肩に乗って痕跡を追い
その居場所を突き止める。

サスペンス、刑事もの大好きな自分はドキドキ、ハラハラ
そしてワクワクしながら”犯人逮捕”を期待して読んでいたわけですが。

そこであの、酷い酷い仕打ち!!!
もーーーこの描写、痛々しすぎて涙が出ました( ; ; )
翼をあんなにズタズタにされて、、

「暁の役に立ちたい」アルの、ちょっと頑張りすぎた行動が
まさかの事態に...

暁の血は美味しくてたまらないのに、
あえて「まずい」と言い続けるアルの健気さも泣ける。

そしてドカン!と胸にくるあの一言、
「お前が吸血鬼でよかった」

この一言が、どれだけアルの心に光となって
注がれたか…!

”いいことなんて一つもなかった”と自らの半生を振り返りながら、
暁の一言で灯った温かい光、その感動がダイレクトに伝わってきて
胸がいっぱいに。

アルが忽滑谷のおかげで手に入れた”ぱんつ”、
嬉しそうに名前を書いてるアルが可愛かったなあ(*´艸`)
というか、そうか今まで共有してたのね♡と
ぐふふ、となったシーンでした笑

この先は暁という人物の過去、エンバーマーを目指したその理由などが
深堀りされていくのでしょうか。

3巻も購入したので、続けて読んで
じっくりこの世界観を味わいたいと思います。

あと!

羅川真里茂先生の作画が本当に本当に素晴らしすぎて、
1コマ1コマ凝視してしまいました。

特に、初めてアルが暁に許され、エンバーミング後のご遺体から
抜き取った血をいただくシーン。
十字を切るアルの手の動きが、すっと自然に伝わってくる...!

躍動感やちょっとした表情、感情の変化の描き方が
どれも秀逸すぎて。
特に「僕が人間姿だったら 抱きしめてキスするのに」という
アルの独白シーン、忘れられません。たまらなく萌えたー...

シリーズ全巻、時間をかけて味わっていきたいと思います。


★修正:なし(描写なし)