みんた先生の作品は全部揃えるぐらい大好きなんですが、読む前に評価を見てしまってかなり荒れててビックリ。実際読んでみて私も複雑な気持ちで読み終えてしまいました。。
前作の恋つもで若干思っていた、"ロウに佳乃はもったいない" の気持ちがさらに強くなってしまいました..
私は佳乃の一途で健気なところがとにかく可愛くて大好きなんですが、今作は主人公ですよね?ってぐらい影が薄いしなんかずっと可哀想で読んでてつらかった..
ロウの「俺ノンデリだから」からの数々の行動
自分でノンデリと自覚しているにも関わらず、ニコの家に布団を持ち込み泊まったり(しかも佳乃とのお泊まりを蹴ってまで)、フリーだったらアリ発言 etc..
え、お馬鹿さんなのかな?もうちょっと考えてから行動しようよ
ニコがもっと相手の立場考えなよと言ってくれるような人で良かったね。
そしてなにより!フリーだったらアリだった?!?
この発言だけがどうしても許せなくて...
この後ストーリーが進んでいく中ずっとその発言が引っかかったままで、いくらロウが佳乃に一途な描写がでてきてもなんかシラケちゃいました。
佳乃はそんなこと言われてたとは知らないし、これからも知ることはないだろうけどさぁ(というかそうじゃないと困る)、私が泣いちゃったよ。。
最後はなんかハッピーエンドって感じで終わったけど、この調子じゃこれからも佳乃がたくさん我慢したり傷ついたりしていくんだろうなぁって思ったり。
絵がとても綺麗だし、ストーリーも嫌いじゃないんですがちょっとニコが多すぎてスピンオフみたいで求めてたものとは違ったカモ。もっと2人のお話が読みたかった..!佳乃がとにかく愛いので読めたけど、今作でロウの成長がもっと見えていたら良かったなぁ