蜂煮先生の新作「てんある」、キましたね今回も
出だしの朝陽の滑稽なダンスにニヤリといつもの蜂煮節を実感したところ、すぐにそれが母親を亡くし孤独から救いを求めて出会った教団の救済の儀だったという…その流れで既にもう胸がギュッと掴まれましたよ。熱心な信者として教義を守る朝陽が破天荒なミカと出会って(強烈な一発を食らわしてくる)自分を変え得るものは一体何なのかに気付いていく…。とても普遍的で壮大なテーマが根底にあって、読んでいてあらゆる感情が溢れてきました。朝陽とミカだけじゃなくて、登場人物どいつもこいつも物凄く人間臭くて見たくない感情まで見させられるんです。作品に込められたメッセージをどう受け取ったか読んだ人全員に聞いて周りたい。「愛」と「人生」が蜂煮節の演出に詰め込まれた感動の一冊でした!
蜂煮先生の作品は一度読んだからと言って勢いが衰えないのが本当に凄い。初読みで射抜かれたハートが描き下ろしのヤマによってメラメラと激情に燃え上がっております。ヤマァァ、ウミへのピュアなハートが弾けてるやんけぇぇ! ウミに見せてあげたい…! ヤマがウミを思ってチョメチョメしてるとこぉ! ウミと出会わなければきっと普普通に結婚して子供育てながら町工場の社長として生きていったであろうヤマが、俳優フカイウミと出会った事でどんな生き様を見せてくれるのか、ここまで変わったヤマが今後更にどんな風に変わっていくのか、本当に続きが気になる作品です。私もどこまでもふたりと蜂煮先生を追いかけ回します。