執着・溺愛系お天気アナウンサー×売れないエロ漫画家の続編。
前巻で言葉足らずだった攻めが最後はちゃんと思いを伝え、自分のことを家政婦兼性欲処理係のように思っていた受けが恋人に昇格できたはずでしたが、まだまだすれ違いまくりの二人でした。
冒頭、受けが風俗に行きたいと言い出したところからはじまり、「(漫画を)もっとよくしたい」という発言を攻めはセッで攻めを喜ばせたいという意味だと勘違いします(なぜ?w)
その後、受けが自分に自信を持てずに攻めとのデートの途中で逃げるような形で出張編集部で知り合った編集さんの呼び出しに応じ、帰って来てから実は攻めの誕生日だったことが判明。攻めは両親が忙しく、夫婦仲もあまりよくなかったみたいで、子供の頃は寂しい誕生日だったようです。急いで自販機のケーキを買いに行き、機嫌も治りました。
受けは漫画のネームが通らないことでずっと自身が持てずにいましたが、その編集さんに言われたことでエロ漫画に対してちゃんと向き合えていなかったことに気づけたようです。漫画のほうに集中していて攻めのことを放置していたら攻めが知らないシャンプーの匂いをさせて帰ってきたので、浮気を疑ったところ、ジムでシャワーを浴びてきただけでした。
最後は試行錯誤が伝わったとのことで、漫画のほうも少女漫画の編集部に繋げてもらえました。
個人的にはシャンプーの匂いの勘違いよりも冒頭の風俗の許可願いの方が、鈍感というより人の気持ちを想像しようとしない人に思えて嫌だなと思いました(内緒で行くよりはマシだけど)。
受けが自分に自信が持てずに思い込みで発言するところも相変わらずですが、それでも前巻よりはお互いに言葉にできるようになってきたのかなと思います。
好きな作品ですが、今回はちょっと納得がいかない部分があって、読後感があまりよくなかったです。
偽装結婚した王女が出産し、王女の子がウルジの子ではないことに薄々気づきながらもパパはウルジを当主に推してくれて、一旦は部族会議でウルジが当主に選ばれたのですが…。生まれてきた子の実の父が異国の民だったようで、子は青い目をしていました。そのことが部族会議に来ていた人たちにバレて、結局はウルジはパパから当主の資格を剥奪されて追放されます。ラムダンも後を追おうとしますが、ウルジが築いてきたものを見届けるために「落ち着いたら追いかける」と言って屋敷に留まります。王女の産んだ子はウルジの子として正式に一族に迎え入れるとのこと。
パパがあまりにあっさりウルジを追放したので、ちょっとそこが納得いかなかったです。
部族会議で当主が決まるのなら、血の繋がらない子が当主の後継者になるわけでもないし、たとえ偽装でも王族の縁者になれたことは功績としては大きい。部族の人たちを騙した責任を取らせた形でしょうが、結婚した時点ですでに王女が懐妊していたのなら、その非はウルジではなく王女にあるので、本気でウルジを当主にしたいのなら、懐妊は知らなかったことにするなどして庇うことはできたはずです。子が青い目をしていたことはすでに部族会議の時点で知っていたので、何故いずれ露見してしまうことに言い訳も用意せずに当主に推したのかが疑問でした。最初からウルジを追放して自由にさせてあげるつもりだったのなら、今までのパパのキャラともかなりぶれてしまいますし…。というところが引っかかって、ラムダンが家に残ることを決めてウルジを送り出したシーンもさらっと読み終えてしまいました。
しばらく一緒に過ごしては離れて、という展開も、またか…という感じになってきています。
ウルジはこのあとグリナザ族について調べに行くのかな。次巻を期待して待ちます。
旺佑さんが独立することになり、ヒカルも誘われます。
会社で会えなくなる分、ヒカルは同棲を考えるようになりますが、忍の生活を守るために嘘をつくヒカルとそのことに罪悪感を抱く忍という空回りがあり、同棲すればそういうことが増えて無理をさせてしまうのではないかと考えて、転職のことも同棲のことも相談できずにいました。
そんなとき、先に転職の噂のほうが広まって、忍にも知られることになり……。一時的にぎくしゃくしますが、旺佑さんとマスターの助言のお陰で二人とも自分の気持ちを見つめ直し、覚悟が決まったようでした。
自分の生きやすさを優先して地味な見た目と閑職に甘んじていた忍は「かっこいい攻め」からは外れている気がしますが、ヒカルのために自分を変えようとしているところはよかったです。あと、同棲を自分から言い出したところも。
BLでくっついた後のハードルとしては、互いの家族や親しい人へのカミングアウトがよくあるパターンですが、お互いに好きだからこそ生じてしまう空回りに、ありきたりではない「二人らしさ」を感じました。
ほんわかしたお話で攻め受けどっちも可愛かったです。
留学先で人間関係で躓き、挫折して帰国し、引きこもりになった受け=遥太が、幼馴染の攻め=理久に構われて、ちょっとずつ人との関わりを取り戻していきます。理久は子供の頃からおやつを作ってくれる遥太のことが大好きで、そのまま恋愛になった感じ。勢いでキスして告白もするけど、遥太のほうはまだ恋愛対象には見れない感じかな。
男性を好きになったことがあり理久のこともイケメンと思っていますが、、家族ぐるみの付き合いで昔から面倒をみていることが躊躇する理由かなと思います。
最後、ヨータに好意を抱いていそうな外国人のパティシエが出てきたので、次巻は当て馬に引っ掻き回されることを期待してます。
遥太は一生懸命で優しい子で、理久が懐いたのもよくわかりますが、今のところ年上成人男性の魅力を感じられず、精神年齢が逆転している感じだったのがちょっと物足りなかったところでした。
BLというよりBL匂わせな子育てファミリー漫画といった感じのこちらのシリーズ。
亮太君をなっちのお姉さんが預かってくれることになり、井筒さんとなっちがデートをします。井筒さんは映画館で寝ちゃったけど(らしいw)、カフェでケーキをあーんしたりして、もう付き合ってるでいいんじゃ?とツッコみたくなる二人が見れました。でもそこで元カノの名前出すのが井筒さんですねw。そのせいでなっちが元カノと井筒さんのデートシーンを想像し、その後のハンドメイドの体験で別行動になりました。井筒さんがその間になっちにあげる指輪を作っていたところはGJ!でした。「井筒さん、こーゆーのうまかったんだなって驚き」と姉に報告するなっちに、「驚きってそっちじゃないだろ!!」とツッコんだお姉さんに激同。
そのあとの大おじさんの家に遊びに行ったエピソードも胸にじんとくる話でよかったです。
幼なじみ同士が友情以上の気持ちを持つようになり、思いを伝え合ってお付き合いが始まったその後の話。1巻に続き、高校生同士のピュアで瑞々しい恋愛模様が描かれていました。
攻めの一颯が遠洋漁業から帰って来て、束の間の逢瀬を楽しむ二人。受けの凪沙は高校を卒業したあとの長い春休み中で時間があり、したいことを色々考えていたようですが、トラブルで計画通りにいかず、次に漁に出る予定を聞くことを避けようとしてちぐはぐします。そんな凪沙の寂しさに気づき、一颯も海に出ないと言い始めます。
寂しいのを我慢して凪沙が一颯の背中を押しますが、別れのシーンで一颯が言った言葉や渚沙の涙にほろりとさせられました。
二人が本音をぶつけ合うシーンを二人の母親が隠れて盗み見していましたが、できれば空気読んで早めに退散してあげてほしかったです。
全く前情報なしに読んで、作家様の他の作品のイメージ的に勝手に重そうな話を想像していたら、ピュアピュアで可愛いお話でした。個人的にいいほうに予想を裏切られました。
作中の表現を借りれば、不思議ちゃん×ピュアなギャル。短ラン・ボンタンで高校生にしてタバコを吸っているので、一昔前の話かと思ったら、LINEでのやりとりも出てきて令和ぽかったです。
小学校からの同級生で、ずっとつるんでいて、自然と互いがナンバーワンになってる感じ。当て馬や悪役キャラが出てくることもなく、方言も相まって終始のどかな雰囲気でした。恋愛のハードルと言えば、漁師志望の攻めが半年間遠洋漁業に行って遠距離恋愛になったことくらい。二人ともピュアすぎてリアルでいそうな高校生男子には見えなかったのがちょっと物足りなかったです。
こちらの作品にはBL要素は期待せず、ほのぼの子育てストーリーを楽しんでいましたが、この巻は今までで一番糖度高めでした。
なっちの初恋の女性が現れ、なっちが彼女について長野に行ってしまうのではないかと焦る井筒と、逆に彼女が井筒に気があるでのはないかと勘違いしてしまうなっち。井筒がなっちと彼女がレストランで話をしているところに亮太君を差し向けたときは、「井筒さん、卑怯!(笑)」と思いましたが、その後の「なりふりかまっていられなくなったんです」で「許す!」ってなりました。
かといって恋人同士とかそんな甘い関係にならないところがBL好きには物足りないところですが、なっちが井筒の背中に頭コツンして井筒もその手を握ったシーンを拝めただけで、スタンディングオベーションな気分になれました。
過去に忍(攻め)が敗れた教授選で、東湖(受け)が枕営業で票集めに協力していたことをついに忍に知られてしまった今巻。枕をしていた相手の医者に匂わせるようなことを言われ、最後は東湖が自分の口で伝えた形でした。伝えた直後はかなり忍が立腹し、「話したくないし顔も見たくない」と突き放されます。嫌われたと思って東湖が泣くシーンは涙しました。
ただ、忍のほうはわりとすぐに気持ちの整理がついたようで、枕相手の医者の対抗馬として教授選に出ることを東湖に宣言し、ヨリを戻します。ちょっとそこの立ち直りが早すぎた感じはしました。大嫌いな相手と過去に体の関係があったというのは、嫉妬だけでなく嫌悪感が湧いてもおかしくないので、どうやって割り切れたのかが東湖視点ではわからなかった。あと、上巻で忍が過去のことを聞かれるのを嫌がってる節があり、忍のほうも何か秘密を抱えているのかなと思っていたのが結局回収されずに終わっていたので、そこもちょっと気になりました。
上下巻通してページを捲る手が止まらず、面白かったです。
脳外科医×MR。
二人ともドイツに留学していて、帰る間際に偶然出会い、ワンナイト→期間限定の恋人ごっこのつもりが相性がよかったことで帰国後も会うことに。ドイツに来る前に東湖(受け)は大学病院の教授選で新薬の治験を協力してくれている教授を勝たせるために枕営業をしていたのですが、そのときに追い落とした教授候補が忍(攻め)だったという因縁あり。東湖はそのことに気づいていますが、1巻時点では忍のほうは気づいてなさそう。ただ、忍も過去を語りたがらないので、脳腫瘍で亡くなったという東湖のお兄さんと知り合いだったりするのかも。
1巻ラストで忍と二人でいるところに枕営業をしていた医師と遭遇し、いよいよ秘密にしていたことがバレるのか?と何とも気になるところで終わっています。
二人とも出会った日にベッドインするくらいで始まりは軽い感じでしたが、お互い以外に不特定多数と遊んでいる雰囲気はなく、仕事熱心なところもよかったです。