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女性茶流さん

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納得と消化不良が混在。

 原作は未読です。

 個人的にこの作品の推しキャラが当て馬のハインツなので、この巻は今までで一番楽しめました。

 いよいよ魔族との調印式当日となり、調印式は無事に終わりましたが、その夜、花火が上がることになり、花火の打ち上げ台にハインツの手の騎士がいることにカイルが気づきます。様子を見に行こうとしたところハインツに掴まり邪魔されたので、ドラゴンに憑依して打ち上げ現場に行き、花火を竜厩舎に打ち込んで魔族のドラゴンを殺す計画があることを知ります。
 以前、魔族の暴動が起こったのも、ドラゴンを毒殺されたことがきっかけだったので、再びドラゴンを殺して和睦を阻止しようという企みでした。
 ドラゴンに憑依したカイルが直前に厩舎のドラゴンを逃がしたおかげで、ドラゴンは無事でした。

 気を失ったカイルはハインツに連れ去られ、手籠めにされようとしますが、憑依した後遺症で頭痛が出たので、最後まではされずに済みました。アルフが助けに来ますが、毒を仕込んだ刀でドラゴンが切りつけられて暴れ出して、制御するためにアルフが飛び乗り、カイルもドラゴンに憑依します。おかげでアルフは無事でしたが、カイルは憑依をしすぎたせいで意識が戻っていない感じで終わっていました。

 ハインツは横暴で卑怯ですが、カイルのことを大事にしてくれているところは憎みきれないところがあり、「俺の抜け殻でよければあんたにやる」とカイルがハインツに言うところはぐっときました。

 話の展開は面白いですが、腑に落ちず没入感が削がれる場面もありました。
 いくら交易での利益が減る可能性があっても、東部の貴族たちが魔族に喧嘩を売ろうとしている心境が理解できません。魔族のほうが圧倒的に力が強いのだから、また暴動を起こされて国を奪われてしまえば、交易どころではないと思います。

 カイルのことを大切に思っている魔族の兄も、弟が連れ去られた後どういう目に遭うか予想ができるのに、すぐに助けに行かずに攻め任せにするのは、どうにもストーリー都合に思えました。小説のほうには行動原理もちゃんと書かれているのかな?
 とは言え、ハインツがカイルに執着する理由は十分納得できたので、よかったです。ハインツにも誰かいい人が現れてくれますように。

ハインツ推し

 原作は未読です。
 王族の傍系である辺境伯×人間と魔族のミックスの騎士。

 辺境伯の攻めが受けの元上官。もともと恋人同士だったのが、攻めが期間限定で辺境伯を継ぐことになったタイミングで別れ、三年が経った頃に再会して以降のお話。前巻で別れた理由を告白して受け入れてもらえて、よりを戻したような形になっています。
 今巻では家宰殺しの容疑者だった受けの母親が、受けに執着している伯爵の家に母子共々監禁されていることがわかったので、受けが助けに行きます。助けたあと、辺境伯の元に連れて行こうとしたところ、母親に刺されます。たまたま王都に来ていた魔族の王が受けの腹違いの兄で、その部下が助けてくれて、兄の血を飲んだことで一命を取り止めます。
 母親は捕まり、家宰殺しを白状したので裁かれることになりました。

 実の母は魔族の王だった受けの父に無理やり犯されて受けを授かっているので、受けを殺そうとしたことも納得はいきますが、親子であることを隠したかったのなら、なぜ人目につくところで赤子を捨てたり、紋章の入ったスカーフを持たせたりしたのだろうと思います。
 罪もない子供が実の母親に殺されかけるというのは、同情で涙するよりも胸糞悪さのほうが勝りました。不憫受け好きな方には刺さるのかな。母親にも何か救いがあれば、読後感はもう少しよくなっていたのかなと思います。

 回想が少し出てきますが、出会った頃、受けが14才で完全に大人と子供なので、その頃から攻めは受けのことを可愛いと言って特別扱いしていますが、かなり背徳感があり、恋愛面は今回も楽しめませんでした。 
 受けに執着している当て馬の伯爵が好みなので、続きは読みたいと思います。

読みやすい


 原作は未読です。
 王族の傍系である辺境伯×人間と魔族のミックスの騎士。

 辺境伯の攻めが受けの元上官。もともと恋人同士だったのが、二人が別れて三年が経ち、再会したところから話が始まります。受けは魔族の力でドラゴンと会話したり憑依して操ったりすることができます。

 別れたのは、攻めの兄たちが立て続けに亡くなり、姪が成人するまでの間、攻めが辺境伯を継ぐことになったので、辺境伯領に一緒に来るよう受けを誘ったところ、受けが手切れ金をもらって別れを選んだ形です。実の母から借金の肩代わりを頼まれ、父親が王都動乱の首謀者であることを家宰にバラされたので、母親に口止め料を渡すために手切れ金をもらって別れを選びました。

 手切れ金をもらったのは一度だけでしたが、その後も家宰を脅して金を奪い続けたことになっていて、家宰はひと月前に殺されていました。孤児院を盾に取られ、孤児院で育った幼馴染が家宰を脅していた犯人として名乗り出たので、彼を助けるために受けも王都に行きます。
 家宰殺しの容疑者になったわけですが、容疑が晴れるまでの間、王女の護衛をすることになります。王女の母も半魔で王女もドラゴンと会話ができるので、受けが選ばれた形です。
 ドラゴンに頼んで王宮を抜け出した王女を追いかけて保護したことで、早速役に立ちました。王女の脱走には、受けに執着している伯爵も一役買ってそうです。
 別れた本当の理由について告白し、攻めはそんなこと気にしないという感じで受け入れて、最後はエチして終わっていました。

 受けの生い立ちはかなり不憫ですが、コミカルなパートも多く、気分が重くならずにさくっと読めました。別れた後から話が始まり、回想シーンも多少は出てきますが、二人がなぜ恋人になったかの詳細は明かされないので、終始、1巻を読まずに続編を読んでいる感じがつきまといます。何かのスピンオフかなと思って、何度か他に前日譜が公開されていないか探しました。
 脇役も含めてキャラ萌えはありますが、恋愛面での萌えはあまりなかったです。

6と7 コミック

凡乃ヌイス 

ネタバレ検索お勧め

 こちらのサイトで高評価だったのでネタバレ検索なしで試し読みだけ読んで購入しましたが、個人的には過去一読むのがしんどかったです。

 「美味しそう」とか「人を食う」とかそんな不穏なワードが出てきて、いやでも、人気作品だし、実はそんな妄想に囚われているだけのメンヘラ系の話では…と希望を持って読み進めましたが、字面通りでした。オカルトや妖系のホラーを期待していたら、人を食らう宇宙人の話…。

 受けの記憶を読み取って幼馴染に変異(?)している宇宙人の攻め(本人は宇宙人の自覚なし)に食事を提供するために、受けは自殺希望者を募って自殺幇助をしています。そのことが攻めにバレて攻めが自分が宇宙人だと知ることになり、そのことを受け入れることができずに、二人でビルから飛び降りて心中します。ただ、その後のニュースによると、発見された遺体は一人分。その後、時間が流れた感じのコマを挟んで、公園でブランコに座ってる攻めっぽい子供と裸の受けっぽい子供が出会ったところで終わっていました。死んだのは受けだけで、生まれ変わった受けと生き残った攻めが時を経て再会したということなら辻褄は合いますが、見た目(髪の色)が逆だったので、結局どういうこと?と理解に苦しむ読後感でした。

 メリバでも最後がすっきりしていたら、ストーリーだけは中立でしたが、個人的には、萌えは皆無でストーリーも趣味じゃなかったです。

読み物としては面白かった

 生まれ変わり+現世では攻めが目玉の妖怪に憑かれている話の続編。
 攻めと受けは前世でも男同士で恋仲だったけど、お互いの家を守るために攻めは受けとの約束を破って見合い相手と結婚して、裏切られたと思った受けが攻めのことを恨んで入水自殺していたので、その恨みで生まれ変わった現世の攻めには怪異が憑き孤独になるように仕向けられていたようです。現世の二人の関係が深まりかけたところで前世の受けが覚醒し(受けの体を乗っ取る感じ)、自分の生まれ変わりと攻めの生まれ変わりが上手くいくのは許せないと言って二人の邪魔をします。
 攻めも前世の記憶があって、結婚後に前世の受けに「お前を愛している」という手紙を書いていたことを伝え、それを聞いて前世の受けは成仏した感じでしたが、「お前を愛している」と言われたからといって、他の人と結婚したことに納得できるのか(そもそも既に好きだという気持ちは伝えられていて、家のために結婚したことは状況からわかっていたことなので)と、モヤモヤが残りました。
 恋愛の部分を差し引けば、ところどころホラーチックな絵でもコミカルとシリアスのバランスがよく、読み物としては面白かったです。

ホラー苦手でも大丈夫だった

 試し読みで攻めに憑いている目玉の妖怪(?)のホラーテイストな絵を見て食わず嫌いしていましたが、こちらのサイトで人気だったのでチャレンジしたところ、ホラー苦手な自分でも全然大丈夫でした。

 母の実家に引っ越しし、幼馴染と再会したけど、幼馴染には目玉の妖怪が憑いていて自分はその子のことを全然覚えていなかった、というところから話が始まります。妖怪たちは攻めのファンで、受けに憑りついて「付き合ってくれ」と言ったりキスしたりするので、読者にとってはただありがたいだけの存在。読み進めるうちにホラー感はなくなりました。

 子供の頃からキスしているので、その頃から両想いだったのかな。最初から特別扱いしてくる攻めと妖怪たちのナイスアシスト(?)のおかげで記憶のない受けもすんなりと攻めに惹かれていきます。子供の頃だけじゃなく、前世でも恋仲だったようですが、前世では攻めは別の人と結婚しているっぽい。攻めが受けに告白しキスしたところ、前世の受けが覚醒して――というところで次巻へ持ち越し。

 お互いに前世からの運命の相手で最初から恋に落ちることが決まっていたような感じで、恋に落ちる過程のワクワクドキドキ感は薄かったです。読み物としては面白かったので、続きも読みます。

策士?

 策士だと思う部分は何もなかったです。財産と爵位を奪うために辺境伯の攻めと結婚したのも、運命の番だと思っていた相手への未練と、子供のころ可愛がっていたドラゴンを逃がされたことへの恨みや理由を知りたいという気持ちからかなと思いました。実家を立て直すだけなら他の貴族でもよかったでしょうから。
 受けは心に傷を負って素直になれなくなっていて、「本当の俺を知ったら」的な自虐的な心の声が頻繁に出てきますが、言うほど表裏はないので、心の声を過剰に感じてしまうことが多々ありました。

 攻めのほうは終始一途なので不快に思う部分はなかったですが、モンスターとの戦いで行方不明になった際、受けへの遺言を残していて、結婚してすぐに作られた遺言書で領地のほとんどを受けに譲るような内容だったので、領地経営の手腕もなく(手腕があれば、実家を立て直したでしょうから)、軍事経験もなく、長年会っていなかった受けに国の防衛の要となる辺境伯領を託すことについて、国防や領民のことが二の次になっている気がして無責任に思えました。

 「帰らぬ人」になっていた攻めが生きて戻って来たのは、ドラマティックなストーリーだと思いますが、受けが攻めの死を信じていないせいか悲しみとしてはあまり伝わって来ず(「悶々とした日々」と書かれているくらいなので、その程度だったのかと)、生きていたとわかったときの感動も薄かったです。最初は死を受け入れられず呆然自失でも、75日もあったのなら、このまま本当に帰ってこないのではないかと不安になったり、寂しさで涙したり、もっと色んな感情があるのが生身の人間だと思います。

 攻めの呪いを解くために受けが悪魔召喚したのもすごく独善的に思えるので、物語の主人公に期待するような魅力は感じませんでした。呼び出した悪魔があっけなく退散したのにも、かなり拍子抜けしました。
 オメガバ―スの設定は男同士で結婚できるという点でしか生かされていないので、そこも肩透かしに感じた部分でした。
 

 

テンプレ通り

 モテメン×ぼっち。
 冒頭からいきなり執着、いきなり溺愛はレーベルのテンプレなのでしょうが、個人的に、これまでに読んだ同じレーベルの作品と比べてこの作品の推しポイントと言えるものは見つけられませんでした。

 後ろの席の攻めにプリントに記入する形で告白され、特別扱いされたり背中をツンツンされたりして猛烈アプローチされます。ぼっちキャラで接点のない受けのことをなぜ攻めは好きになったんだ?という疑問が湧きますが、その答えを示されないままアプローチされてるだけの話が最初の3割以上を占めているので、途中で疑問が苛々に変わりました。

 好きになった理由は、攻めがいない教室で「朝宮って女装もイケるんじゃね?」と噂されていて、同意を求められた受けが「朝宮はあんまりよく思わないんじゃないかな」と正論を言ったからで、レーベル的にどこかで聞いたことがあるような話でした。それでも、受けが正義感の強いキャラであることが受け視点でも匂わせてあったなら納得感がありましたが、受け視点ではぼっちキャラで大きい声を出せなくてバイトを辞めたり優秀な兄と比較して自分を卑下したりとネガティブなエピソードしか出てきていなかったので、クラスメイトがこのときだけ受けに同意を求めてきたのも唐突に感じましたし、攻めが受けのお人好しなところを好きになったという説明にも実際の行動との温度差を感じました。言ってることはただ常識的なことなので。これまでも周りに正論を言う人くらいいたでしょうから、そんなに惚れっぽいのに今まで人を好きになったことがないのを疑問に思います。

 その後、攻めが「俺のこと、好きにならなくてもいいからね」と言ったせいで攻めの好きはラブではなくライクだと受けが思い込むのも、行動からして明らかに友情を逸脱しているし最初の告白の時に「ガチなやつ」と言われているのに、なぜその結論に至るのか疑問でした。攻めがその台詞を言った理由は、受けのことを好き勝手しているから、「俺と同じ気持ちにならなくていいよ」という気遣いからだそうですが、だったら、「好きにならなくていい」の前に、「嫌なときは無理せず正直に言って」と言うほうが、まだ相手の人権を尊重しているように思えます。

 事後のみで具体的なセッのシーンがなかったことは、本編の初々しい雰囲気に合っていてよかったです。

惜しい!

 途中まではすごいよかった。中学の頃からの友達(攻め)にゲイバレし、ちょっと危ない相手とワンナイトしようとしていたところを助けられて、「行きずりの相手でいいなら俺でもいいだろ」とセフレになるところまでは、攻めの方は受けのことがずっと好きだったんだろーなーとか、体から落とされて恋に落ちていく受けの心情が読みとれて、ワクワクドキドキしました。

 攻めがちゃんと告白しなかったせいで、受けの攻めに対する認識が、「面倒見のよさと性欲発散で構ってくれてるだけ」になり、友達との会話を立ち聞きして攻めにずっと好きな相手がいると知った受けが「だったらセフレをやめる」と言い出したところは、ストーリー都合を感じて面白みにかけました。ワンナイトの相手から助けてくれたときも状況的に受けをつけて来たとしか思えないし、同性の友達がセッの相手まで立候補しているのだから、好きな相手というのは自分ではと想像が働くのが普通だと思います。小説家という仕事をしているのなら尚のこと、その可能性を考えもせず主人公を失恋気分にさせるのは、かなり強引な展開に思えて切なさを感じませんでした。

 攻めが受けに告白しなかったのも、友達の関係が壊れるのが怖いからと理由づけされていましたが、告白以上に体の関係になるほうが友情を壊してしまう可能性大でハードルが高いのではと思えるので、今更なぜ告白にそんなにビビるのかがわかりませんでした。
 攻めの方は過去に「女関係で色々あって」と受けが言っていたのに具体的に何があったか説明されなかったのもモヤモヤが残りました。
 前半はすごくよかっただけに、色々惜しかったなと思います。次作に期待しています。

エモいお話

 小説家で高校は入学したけど一度も行ってない攻めとその小説のファンの受けの話。電車で受けが攻めの本を読んでいたところ、攻めが背後から覗きこんできて、受けが本を「貸します」と押し付けたのが出会い。その後、二人は高校で同じクラスだったことが判明。受けに自作小説への愛を語られ、心が動いた攻めが、恋愛小説を書くために付き合ってほしいと受けに頼み、疑似カップルになることに。
 二人ともお互いのことを本気で好きになり、キスまでするのですが、疑似恋愛だから、という気持ちで途中で受けが拒絶し、「小説の参考になりそう?」と尋ねて攻めが「ああ」と答えてしまったがためにお互いに本心を言えなくなってしまった感じです。
 その後、攻めが高校を退学して音信不通になり、受けが卒業するころに恋愛小説の新刊を出して受けに会いに行き、受けも小説を読んで攻めの自分への気持ちに気づいてお互いにようやく本心を伝え合うことができました。

 憧れや依存が恋愛に変化していく様を瑞々しく繊細に描かれていてエモいお話でしたが、その分、高校一年生で紙書籍を出版していて、書いたら本になっちゃった、的なすごく安直な感じが、いやさすがにそれは無理じゃない?と現実に引き戻されてもったいなかったかなと思います。親はよくわかってないと書いてあったけど、未成年なら出版契約は保護者がしてるだろうから、よくわかってないってことはないだろうし。ネット小説くらいならリアリティがあってより違和感なく入り込めたかな。