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堅物アルファ騎士の拗らせた初恋〜運命の番は男娼オメガでした〜

katabutsu alpha kishi no kojiraseta hatsukoi unnmei no tsugai ha danshou omega deshita

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表題作堅物アルファ騎士の拗らせた初恋〜運命の番は男娼オメガでした〜

クロヴィス・ド・ヴァリエール(α)、貴族の次男で騎士
リュカ(Ω)、元男娼

あらすじ

「俺が君を愛することはない」

結婚初夜、寝室にやってきた夫のクロヴィスにそう言われたオメガのリュカ。

――めちゃくちゃ嫌われてんな。

むき出しの敵意にリュカは一瞬固まったが、嫌われている相手に自分を無理に好きになってほしいとは思わなかった。

リュカはもともと男娼をしており、突然のヒート事故によりアルファのクロヴィスと番になってしまう。

クロヴィスは騎士でリュカは男娼……ふたりには身分差がありすぎた。
そんな自分を夫は愛さないと言う。
リュカは男娼がゆえに引き際を理解し、円満とまではいかないがそれなりの関係を望んでいたが――僅かな期待はすぐに捨てた。

発情期が始まってもリュカは放置されてしまい、それが悔しくてクロヴィスが現れたとたん体を繋げた。
番の香りに包まれて朝を迎えるのは、泣きたくなるほどに幸福だった。

動けなくなるまで抱きつぶされた後、自分を嫌っているはずのクロヴィスはリュカを気遣ってくれる。
そんなクロヴィスの態度に、発情期が終わってからふたりの距離が縮まるかと淡い期待をしていたが……。


真面目で堅物なアルファの騎士×性格が男前な男娼オメガの嫌われからの溺愛物語。

作品情報

作品名
堅物アルファ騎士の拗らせた初恋〜運命の番は男娼オメガでした〜
著者
仁茂田もに 
イラスト
吉田ゆうこ 
媒体
小説
出版社
パルプライド
レーベル
ヴィオラ文庫
電子発売日

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48

4.4

(21)

(16)

萌々

(2)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
2
得点
91
評価数
21
平均
4.4 / 5
神率
76.2%

レビュー投稿数2

話し合い、大事、絶対

ひと目見てヒートを起こした娼夫な受
そのヒートに当てられて暴走した攻
まれにあるバースによる事故
思いがけない形で番ってしまった二人の
運命やいかになお話(*´∀`*)ふふ

前半は受視点
抑制剤を飲んでたにも関わらず
出会い頭にヒートとか、運命の番ですか
よきです。
この作品ちゃんと初期のオメガバースな設定くんでてそういうとこも好き。

売れっ子だった受、暴走は自分にも責任があるし
番解消さえしてくれればなんていうてたのに
責任とって結婚のながれ。
しかし迎え入れらても相手はそっけなく
はじめて1人で迎えるヒートは苦しいばかり

ざまぁ、からの
発情期ごとの交わりが好みですた
発情期な濡れ場好き

不安になっていく受は〜からの後半
攻視点にかわると
見えていた関係性が少し変わります
攻の元婚約者の話、攻の心情
や、もっとしっかりせぇよ(笑)なんて思いつつ。

「発情期以外でも抱かれたい」

盲点。
そしてなおさらしつこい攻に苦笑
読み手としてはエロさまして好ましいといわざるをえないわけではありますが  

幸せエンドで充足

1

1・2巻まとめての感想です

吉田ゆうこ先生のイラストが素敵ですね!
ひと目見て即買いしてしまった逸品作です。
2巻のイラストも大変に素敵なのですが、ここに上がってないのが残念。互いに見つめ合うクロヴィスとリュカの自然体の表情が微笑ましいイラストでした^ ^

1巻発売後にすぐに2巻が発売されたので、1巻のレビューに修正して書き足したかたちで2巻のレビューをしていますのでご了承下さい。


突然の発情で番ってしまったクロヴィスとリュカの婚姻から始まるお話です。
発情に抗えずに仕方なく番ってしまった彼らは、仕方なく結婚し、仕方なく夫婦となり、仕方なく婚姻生活を送る。そこに愛はない結婚でした。
結婚のはずでした……

が、しかし!!!というのがこの作品の見どころ。

「俺がきみを愛することはない」
クロヴィスはリュカにそう言います。

でたでた。大嘘つき案件( ̄∀ ̄)
タイトルに"初恋"って付いてるの知ってるし(笑)
確かに最初は冷ややかな感じの夫婦関係ではありましたが、リュカとの新婚生活に少しずつ色味が出てきて、どんどん愛情が生まれ温かな空気感が2人をまとっていきます。
それなのに、どうしてか2人に距離感が生まれてしまい、リュカは離婚を決意する。なんていう最悪な方向へとシフトし、そして屋敷を出ていくなんて展開に。

クロヴィス、しっかりしろやーーーー……!!
という怒りを抑え見守ると、どうやらクロヴィスの中で思うところがあるような感じだし、作者さんのあとがきでも2巻でクロヴィス事情の話があるとの言及がありましたので、事の真相が明らかになっていくと思います。
しかし、1巻終わりは家を出たリュカにピンチが訪れて、ヤバい状況です。
どう乗り切るのか目が離せないのと、クロヴィスのリュカへの想いに触れていく期待感で既に気持ちは2巻へ。


そして2巻はというというと…
1巻であまり読めなかったクロヴィスの気持ちが露わになっていきます。
つまりは答え合わせです。
あのときああだった、こうだった…といったクロヴィスの回想と弁明ターンです。1巻の肉付けの部分にもなっていますので、非常に視界がスッキリしました^ ^
クロヴィスのツンの部分は実はデレだったことが分かると、これまでのリュカ視点のストーリーがものすごくポジティブに映ります。
クロヴィスが恋愛童貞の不器用くんのため、誤解が誤解を呼ぶ何とも情けない始末になっていくのはご愛嬌ですが、それによってリュカがかなり危ない目に遭ったことには反省して欲しいものですね。
それはそうとして。リュカを助けるときの冷酷無慈悲なキレモードのクロヴィスはカッコ良すぎて超シビれました(*´∀`*)!

クロヴィスの拗れた想いからは未成熟な愛香が漂っていましたが、想いを交わし合ったあとは好きがダダ漏れで、そうした変化を見守るのも楽しかったです。
事故的に番ってしまったことから始まる夫婦関係だったけど、色んなことをすっ飛ばしてきた時間を取り戻すかのように、恋をして愛し合い、共に寄り添い共に慈しみ合う2人の姿に胸がじんわりと温かくなりました(*´︶`*)

9

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