主人公が前世でプレイしていたゲームに転生する話です。転生と言えばメインキャラに転生する話が多いですがこの話はタイトルにも書いてある通り脇役に転生します。
転生したら推しの従者だったが死ぬ確率が高いキャラであった。その推しこそがこの作品の攻めであるアルベルト王子です。主人公が生き残るルートは1つしかありません。聖女とアルベルト王子が結ばれてハッピーエンドを迎える方法ただ一つです。主人公は聖女とアルベルト王子を恋仲にしようと試行錯誤するがことごとく失敗し,更にはアルベルト王子は主人公に興味を持ち始めてしまった。
主人公が聖女と話せばアルベルト王子のヤンデレ発動。何を話したのか問い詰めてきます。素晴らしいヤンデレ具合。仕上がってます。
続きが楽しみです
今回の舞台はスペイン
パパラッチ編でのイメージ回復の為高人さんとチュン太は二人で血の婚礼の舞台をやることになります。
血の婚礼で一番盛り上がるところが「フラメンコ」です。
祖父がスペイン人のチュン太は力強い情熱的なフラメンコを踊ることができます。
でも高人さんはマニュアル型なので踊っても綺麗なばかりで情熱が足りていない。
フラメンコは情熱が大事なので高人さんは苦戦し,チュン太に置いていかれると焦りを抱きます。
そこでスペインに行き,本場のフラメンコを観て学ぼうと1人でスペインに飛び立ちます。
高人さんはチュン太に迷惑を掛けたくないという想いから1人で行きますが,それがチュン太にとっては不安を煽る材料でしかなかったのが何とも言えない…。
スペインではチュン太の祖父母のセレスさんとヤチヨさんや顔の濃いアントニオなど魅力溢れるキャラが登場します。
幼少期から興味を持つことがなかったチュン太は高人さんに恋をして世界を色付けました。
恋したおかげで世界の鮮やかさを知り,それと同時に恋をすると弱くなることも知ることになりました。失う怖さ。大切な人がいるからこそ感じること。
涙を流すチュン太を高人さんが優しく抱きしめる場面は見てるこっちもしんみりします。
この巻で好きなところが高人さんがチュン太の指輪にmi tesoroと彫る所です!
mi tesoroの意味を知ってチュン太にも彫るの可愛すぎませんか??
店の人に彫ってもらうのではなく自分で彫るという所が愛に溢れてます。
失敗したと本人は言ってますがチュン太にとっては何よりの宝物になることでしょう。
何回読み直しても最高の巻です。
タイトルにもある通り最後で号泣しました。
上巻は最初幸せな感じで徐々に不穏になっていき,下巻はその不穏さの正体を知るという感じでした。
上巻での主人公への嫌がらせの正体や理由,葵兄ちゃんの正体,全ての正体を知るのがこの下巻です。
上巻から薄々勘付いて居ましたがやっぱり実際に読むと涙が止まらなかったです。
最後は2人にとってHAPPYEND,読者にとってBADEND,綺麗なメリバでした。本当に綺麗
これからは2人で幸せになってほしい。もう離れ離れにならないように。
表紙と帯が上と下で繋がる工夫や,帯の塗り潰されているところは太陽に透かすと見えるようになるなどのギミックがあって素晴らしかったです。