心中するまで、待っててね。 (下)

shinjusurumade mattetene

心中するまで、待っててね。 (下)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神130
  • 萌×235
  • 萌7
  • 中立36
  • しゅみじゃない39

21

レビュー数
48
得点
847
評価数
247
平均
3.7 / 5
神率
52.6%
著者
市梨きみ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
価格
¥689(税抜)  
ISBN
9784799745113

あらすじ

ずっと二人でいられることが、一番のハッピーエンド。年齢「不」相応の幼い体で、引っ越しを嫌がる葵兄ちゃん。見て見ぬフリをしていた違和感は、閉じ込めていた福太の記憶が蘇るとき一つの正解を導いていく…。誰もが見放したのに、たった一人だけが見つけてくれた。究極の純愛、衝撃のクライマックス。ハートフル不穏BL、回答編。描き下ろしあり!

表題作心中するまで、待っててね。 (下)

豊永福太・小学生→大学生
八重坂 葵・(中学生)

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下

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レビュー投稿数48

胸に刺さった棘のように忘れがたい

求めていたすべてがありました。やりきってくれて心から感謝しています。

大変気が引けるので作品名は伏せたいのですが、同じ作者さんの別作品を「切ない」という前評判に惹かれて読んだら完全無欠のハッピーエンドでものすごく落ち込んでしまったことがあり(可愛らしくて良い作品だったのですけどね)、今回も正直「これもハッピーエンドだったらどうしよう」というか、逆に「『実は生きてました』エンドだったら今度こそ立ち直れない…」と思っていたのでもう本当に、本当に嬉しいです……ずっとこういう作品を求めていて…………ありがとう……心がずたずたです……

まあミステリ作品ではないというか、謎解きとして楽しむにはもうタイトルからして暗い結末が目に見えている展開ではあるのですが、そこが個人的には好評価で、落ちるためにゆっくりと登っていくジェットコースターのような、まさに「不穏」という雰囲気が非常にツボでした。
なにもかも手遅れだからこそ、それでも残る感情が切なくて美しいのですよね……

こういう"悲劇"を扱った作品というのは、他の方がおっしゃるようにもちろん児童を巡る社会的な問題を反映してという面も当然あるとは思うのですが、個人的にはある種の"愛の寓話"だと思っていて、だからこそ「まともな幸福」から零れ落ちた存在が決して余人には認められないものであろうと救済を得るエンドというのがものすごく好きです。剥き出しの魂の話だから魂に刺さるのです………

ところどころハッとするような表現の美しさが光り、「記憶の蓋を閉める」シーンなんかは鮮烈で素晴らしいなあと思うのですが、一番胸が震えたのはやはり「押し入れが落ち着く理由」が明かされるくだりです……
あのクッキー缶、本当に見るからに小さくて軽いんですよね、「ああ、葵兄ちゃん、こんなに小さかったんだな」と思って、胸がぎゅーってなってしまいました……

万人受けはしないでしょうが、悲しくて美しくて素晴らしかったです。胸に刺さった棘のように忘れがたいラストでした。

0

予想以上にやり切ってくれた

上巻の序盤でほぼヒントをくれてしまっているので、正直オチは想像できるな〜と思ってました。
確かに概ね想像通りだったので種明かし的な楽しみ方はほぼ出来なかったけれど、商業の漫画でここまでやり切ってくれると思わなかった要素が2つあって嬉しくなってしまった!

以下完全なネタバレ

要素2つは福太の気が完全に狂うところと、部屋に乗り込んでいって…のところ。大方の漫画だったら完全に気が狂ったところで周囲の助けが入って、葵兄ちゃんもそんなことしちゃダメって止めてくれそうな気がするんですけど、完全にダメな方向に突き進んでくれて期待を超えました。下手にハッピーエンドに媚を売らなかったらからこそ、ここまで話題になった作品ですね!

でも上巻の感想の通り、やっぱ性愛込みじゃ無い方が逆に激重で好きだったかもなぁ。

2

見つけてくれて、ありがとう

皆さんのレビューをチラ見しながら、避けて避けて、でも我慢できなくて電子書籍で購入したものの、予感する思いに怯えて暫く読まずにおりました。忙しいからとか、先きに読むものがあるから、体調が悪いから…と不必要な言い訳を作り日延して、とうとう読みました。この巻を読み終え、悲しくて苦しくてギュウッと涙が出ました。
読後感の良いしあわせなお話が好きな私には苦手な作品でした。
どこにでもある日常の側にある殺伐は作り話だけでなく、この作品の舞台となる鄙びた地域でもあちこち報道されます。見過ごされたままのものさえあります。
そのような中で、福太が葵の〝いる〟アパートに来て葵と再会し、葵を〝見つけ〟ることができたことが救いでした。
上下巻2冊のボリュームに見合ったとても良いお話でした。間延びするところがなく特に上巻はじまりのテンポの良さは秀逸です。透けて見える悲惨な予感を感じさせながら弾むような少年期の描写でした。人物はもちろん、福井の背景や料理の絵も繊細。
読み返すのが辛い名作です。

0

好きです、止まらないこの思い届け

上、下巻の感想です
好きです!!!
心臓がギュッとしましたっ泣 
本で買った人で帯を見たら大体察することができる内容
でもでも違うんです!
読んでくださいとしか言えないこの気持ち…
ネタバレをしては感動が薄れそうでうまくつたえれませんがこの時代に生まれてよかった…と思わされました
大泣きしたのでティッシュタオル必須です
お金払って配りたかったです(無理です)
今年1おすすめがここで来るのかと感動です
攻め視点から始まりますが攻め視点で進む話苦手な私でも読めました、受けの視点から進むことも多々あるので攻め視点のみではないです。攻め視点地雷の方も大丈夫だと思われます!

0

つらい

葵お兄ちゃんが本当にかわいくて可哀想で…キャラづくりがとても上手だと思いました。八重歯と、メガネの奥のいたずらっぽい目が本当にかわいかったです…。

葵お兄ちゃんの、現実に起こり得る最悪の形といってもいい最期に、吐き気がしました。それを理解したときの福太の感情は推し量れません。
膨大な負の感情をぶつけられたような読後感で、私は2〜3日引きずってしまいました。メンタルが弱い方は読むのを控えた方が良いかもしれません。先にこちらであらすじや傾向を読んでから買うべきだったと後悔しています。

絵もお話づくりも上手く、こういった傾向のお話が好きな方には最高の作品だと思います。


0

読んだ後の後味の悪さたるや

上下一気に読みました。
賛否両論ある作品ということですが、私は今回『神』評価をつけました。

この作品の肝になっているのは、「人間が狂っていく姿を見させられること」と「在り来りな、実在することをファンタジーを交えて表現している」ことかとおもいます。

まず初めにこの作品は上を2つ、下を3つに分けた計5分割で物語を分けられます。
正直葵お兄ちゃんの正体は勘の良い人だと1/5の段階で分かります。
そして残りの4/5をかけて、タイトルである「心中するまで待っててね」にどう持っていくのかを見るという構成です。
下巻の頭、3/5辺りから物語の最後まで、主人公である福太がおかしく、狂っていくのを見て取れます。感情移入をしない読者の方は「あーあ…」となるかと思います。

そして下巻の4/5、いわゆる解答編、過去編あたりで葵お兄ちゃんの過去が明らかになり、そして彼が少しずつ壊れていくところを見せられます。
家庭崩壊、ネグレクト、自動拉致の被害者。可哀想と一言で片付けることが許されない実態に思わず目を覆いたくなりました。
しかし、市梨きみ先生の表現力によって、目を覆うのではなく、読み進めたくなった辺り、すごい方だなと思いました。

そして物語はラスト、5/5でタイトルに繋がる。
全て読み通して、彼らが壊れ狂い、しかし彼らにとっては幸せになったという、エンディングでした。
人間がじわじわと壊れていくのを見るのは、結構きつかったです。でも彼らにとって最後幸せだったのでこれは1つの愛の形と受け取りました。

そしてもう1つの肝である、「在り来りな、実在することをファンタジーを交えて表現している」ことですが、これは葵お兄ちゃんの過去と、今ここにいることです。
市梨きみ先生も以前葵お兄ちゃんがなぜ見えるようになったのか、の部分をインタビューで回答されていらっしゃいましたので割愛します。
個人的にここの肝は「葵お兄ちゃんの境遇」です。
これ何がきついって、作品として読むと可哀想…辛い…となりますが、普通に今の現代社会で起きてることなんですよね。目を背けてはいけない現代の闇。
ニュースなどで普通に流れていることをこう、葵お兄ちゃん視点で見るのは本当にきついです。
そして最後の拉致監禁、殺害。あぁ、こうやって行方不明になるのかと考えさせられます。
人間がじわじわ狂っていくのは言い方を悪くすると、他の作品でも読めます。(なんならもっとえぐいのもきっとあります。)
ただ、この葵お兄ちゃんの境遇などは市梨きみ先生でないと書けないものだったと思います。

人間の死をあまりに簡単に扱いすぎ、結局幸せとは?みたいなコメントもありましたが、フィクションでありながら、これだけ様々なことを考えさせられるのは間違いなく神作ではないかと思います。
それだけ人に何かしらの影響を与え、感想を書き出させるという力を作品が持っているということなのですから。

こうやって長々と書いていますが、要約すると「読むの結構しんどいけど、読んでよかった!間違いない!」の一言です。

沢山ある作品の中で出会えてよかったです。
またこちらの感想を長々と読んで頂き、ありがとうございます。

2

心中するまで、まっててね。

これぞ私が求めてたBLって感じ
正直今まで「○○の分まで生きるよ」的なのが綺麗事にしか感じられなかったから、葵のことだけ考えてのラストに最高に興奮しました。
依存してたらそりゃそうなりますよね。納得です。最高です。
もう依存の極地って感じです。
上巻での所々の苦しそうな顔からもう何となく察しながら涙が…
下巻にうつった途端涙がダダ漏れでした。止まらん。明日腫れるやつだ。
終始とにかく泣けました。
福太の過去の後悔についても、葵の辛い過去についても、あの日の決断についても、、全てに涙…。しんどい…。
福太が最後おじさんを殺したあと葵を見つけるシーンで、葵の、福太にそんなことさせたくなかったんだっていう気持ちと見つけて欲しかった、助けて欲しかった、本当は福太の行動が嬉しいって心のどこかで思ってるんだろうなっていうあの複雑な感じにやられました。
福太にとって葵は小さい頃から本人も気付かないうちに依存していて世界で最も大切な存在だったんだろうなって感じました。だからこそ、福太は福太の周りの人達よりも葵と一緒にいる道を選んだんだと思います。
現に、葵がいなくなってしまってからの幼少期の福太は無自覚に他への関心を失ってしまっている。2回目読んでその辺からも葵への執着の強さを感じました。
こんなに泣けた漫画に出会ったのは初めてです。
個人的に秘密基地で福太が言った一言が心にとても残ってます。

3

挑戦的な作品

BLとしての評価付けるのが難しい作品だと思います。地雷の方も多いでしょうし。
萌えるかっていうと、そういうのは一切ないんだけど、思いの深さというか執着心というか、感じるものはあって最後ほろっとさせられました。
あと、マンネリ、テンプレ、無理矢理設定な作品が氾濫してるなか、やはり挑戦してるな~と思うので、萌×2で。

0

ザワザワする作品だわ

ザワザワします。
レビューもとてもザワザワしていて普段はレビューの多い作品にはレビューしないんですが(もう大体皆さんが書いてくれてくれているから)なんか作品読んで大分経つのですが妙に自分も思うことを言いたくなってきた。。

私は読み終り「う〰ん」と唸っただけでした。
ラストがバッドエンドっていうのは大昔の昭和のドラマでは結構な流行りだったんですよ。
また小さかったんでリアルで見てたワケではないですが、主人公が良く病気になり最期には恋人の腕の中で美しい世界で美しく死んでゆく‥。
死の美学ってやつでしょうか‥今では感動ポルノってやつでしょうか
そんなラストは今では珍しいので若い人達には衝撃なラストだったかもしれませんね。
今となると、良くも悪くもこれだけレビューされているというのはやはり市梨さんの作品は注目されていて人気あるからでしょう。
と客観的に思えます。

お話はどうであれ、市梨さんがインタビューでメガネの作画の話をされてましたが、作画のクオリティは益々上がっている。
黒髪メガネ、奥に見える瞳‥
キャラの魅力にやられてしまう。
また、トランクに鎖をかけて想いを仕舞い込むシーン。
当人しか分からない心情を言葉だけでなくイメージを絵で表すところなど私は好きです。

市梨先生もこの作品が全ての人にすかれるはなしではないことは分かっていたはず。
敢えてそこに挑戦していく勇気と精神力を賛美したいとは思う。
あと一つ!
市梨先生が描く黒髪の子のスーツ姿が好きなんです(๑´`๑)♡
市梨先生には物足りないかもしれないけど、今度は王道甘々なカップルも描いてみてほしいな(⌒_⌒)

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泣きました。。。

私が読んできた本の中で1番好きです。。。
とくに最後です。
本でこんなに泣いたのは初めてでした。

葵兄ちゃんを誘拐したじじいを社会的に抹殺してからグチャグチャにしてからこ〇したいです。。。





市梨きみさん素敵な本を書いてくれて
ありがとうございました。。。

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