電子限定おまけマンガ付
『お伽話は地獄の果て、』の2巻目。
続きものなので1巻未読だと理解できません。1巻から読まれることをお勧めします。
2巻は、1巻でサフィールの護衛をしていた騎士のハンスの遺体が見つかるところから始まります。
不幸を呼ぶ「死神王子」とサフィールが呼ばれるのは、従者たちがサフィールを守るために次々と死んでいくから。多くの従者たちが嫌がる中、それでもサフィールを守るために尽くしてくれていたハンスが命を落としたことで、サフィールは覚醒していく。
従者を守れる王子になることを。
けれど、まだ子どものサフィールがそう思いいたったのは、ハンス達犠牲者たちの存在だけではない。レヴィがいつも傍にいてくれたから、だと思うんですよね。
サフィールとレヴィが出会ったのは、6歳と16歳。
まだ二人とも子どもで、なのでBL展開は皆無です。なのですが、レヴィはサフィールが健気で可愛いので庇護欲ばっちり掻き立てられていますし、サフィールの方は何かが目覚めそう…、な感じなのも可愛いです。
で、1巻で無表情で何事にも無気力な感じだったレヴィが、サフィールと出会い、彼を守ろうと感情のスイッチが押された段階で、彼の表情がキリッと変わるところも良い。お互いに信頼し合い、強いきずなで結ばれていることが、表情一つ、しぐさ一つで読み取れて、切ないし、でも萌えるし、読んでいて感情が凄く乱されました。
サフィールはいろいろな人に狙われていて、様々な試練を与えられますが、毅然と立ち向かう姿がカッコいい。精神的に少しずつ、でも確実に大人になっている。スーパーダーリンな攻めさんになりそうな予感しかしない。
今巻で、ラスボスも登場します。
なぜサフィールの命を狙うのか。2巻で書かれているところから予想するに、可愛さ余って憎さ100倍、といった感じなのかなあ…(誰が誰に、という部分も予想の斜め上行く展開でそこも良い)。
信じられるのはお互いに相手だけ。
そんな二人の間がこじれるのはなぜなのか(1巻参照)。という部分も気になって仕方がない。
んー、次巻が待たれます。
BL要素は、というか身体の接触は皆無。
けれど二人がお互いを想う愛情に嘘偽りはなく、もう萌えて萌えて仕方なかった。
もちろん、ストーリー自体面白く、もうヤバい。
続巻はいつですか…。
はやく続きをください。
2巻同時発売有り難い~~!!!ヾ(*´∀`*)ノ
と思ったら、まだまだ続くので終わりませんでした。
でも急ぎ足でまとめちゃうのは勿体ないほど
世界観がシッカリと積み上げられてて面白いので、
ジックリと長く楽しめそうでとても嬉しいです…!
さてさて。
サフィール付きの魔術師になると志願したレヴィ。
申請は通って晴れて堂々と側にいられるようになります。
ええ、そりゃあもぅ朝から晩までベッタリw
イチャイチャ(してるようにしかみえない)時間を過ごし、
サフィールが眠れない夜は添い寝をすることもシバシバ。
(もちろんプラトニックです!)
でも彼等をとりまく環境は決して平和ではありません。
暗殺者が送り込まれてきたり、
異母姉達が醜悪な嫌がらせを仕掛けてきたり…。
黒幕や黒幕の目的もうっすら見えてきて、
生き残りをかけた闘いが本格的に始まっていきます。
1巻ではサフィールを大切にしてくれる側近がいました。
その側近の死をキッカケに、
弱いままでは生き残れないとサフィールが立ち上がる。
ニコニコと心優しいサフィールの中に、
強かな業火が芽生えたようでゾクッとしました(∩´///`∩)
優しく守られてるだけのサフィールからの成長です…!!
これがめちゃくちゃ良かった…!!!
ニコニコしながら非情な対応も出来る子になって、
レヴィを従える図は『バケモノを飼い慣らす少年』で。
優しく可愛いだけでは生き残れない強かさが最高です!
んで周囲からバケモノ扱いされるレヴィだけど、
サフィールだけが"レヴィは人間だよ"と言ってくれて。
人間として生きたいレヴィの心が嬉しくなるところもグッときます(;///;)
レヴィはサフィールラブを拗らせてて良き///
サフィールを守る為に犬(魔物)をペットにするんですが、
自分が与えておきながら犬への嫉妬が激しい…!www
犬に威圧感かけまくるのが面白かったです。
んで無自覚なBL的接触…!
犬がサフィールにペロペロしたのが気に食わず、
無自覚でサフィールの唇をペロッと舐める…!
これってお清めですよね!?ああああ(∩´///`∩)激萌
(唇ペロシーンで永遠ニヤニヤ出来るわ…////)
レヴィは性的な意識はゼロなんですが、
サフィールの方が少しずつ違和感を覚えるのが更に良き。
唇舐められたり(お清め)、指先舐められたり(傷の手当)、
その度にドキドキ意識しちゃってるのが可愛いーーー!!
全然性的な香りしないのに既にハァハァしてしまう////
ストーリーの中で印象的だったのは、
この先何を犠牲にしても絶対死なない生き抜くと覚悟し、
それによってレヴィとサフィールの絆が更に深まってて。
いつ殺されるかわからない宮廷内で、
互いに守り合う姿が微笑ましくも切なくギュッときます。
ちなみにサフィールの為なら、
レヴィは躊躇いなく人を殺しまくってます。
(殺さなきゃ殺される世界なので仕方ない;)
暴走状態で殺しまくってる時に
サフィールのストップでスッと止まるとこが個人的に性癖でした。
この表現ははよくないけれどまさに"飼い慣らしてる"感が強い…!
なんか不思議と純愛みを感じちゃうんだよなぁ…。
あああ、サフィールとレヴィの関係性すごい好き。
続きを楽しみに待ってます…!
2巻目です。
2巻表紙の骸骨に立つショタが『好きー!』と思われましたら購入して損はないです。
ですが、まだ完結していません。思いっきり気になるところで終わります。
そして、2巻も血塗れです。人がバッサバッサ死んでいくので、苦手な方はそのシーン薄目で読んで下さい。
BL的なラブシーンは2巻もないので(2巻もずっと小さいまま)…ショタ苦手な方も大丈夫です。
イチャイチャ甘々とはしていますが、性的では一切ないです。ちょっとサフィールが意識してドキドキする程度です。
ストーリーは、黒幕も判明してどんどん展開して面白いです。
犬もどきも可愛いです。
個人的には、ハンスが最期に瞳に映している者が切ないです。感情移入してしまう…。まぁ、案内されていますが…。
続きも楽しみにお待ちしております。
1巻の最後にまさか…そんなはず…と思っていたのですが
2巻の一番最初からそのびっくり展開の続きで、
え…死んじゃったの…?ととても悲しい気持ちになりました。
勝手に彼はこれからもサフィールを守ってくれると思っていました。
彼を殺した犯人にもびっくりしたし
その後の展開もすごくびっくりしました。
黒幕は2巻でわかるけど、今後の展開が全く読めず
早く3巻を読みたい気持ちでいっぱいです。
ちなみに、2巻もシリアス展開継続と言う感じなのですが
その中にもほんわかした話がちりばめられているので
ただ痛い、辛い、苦しいだけではないです。
1巻からのことですが、サフィールもレヴィもしれっと互いへの独占欲を表す行動や言動をしあっていて、見かける度に顔がニヤついてしまいました。
そういうほのぼのも摂取できますが、やはり死はつきまといます。
悲しい喪失もありました。
でも、この両方見せつけられるバランスがとてもいいんです。
主人公たちのこの先は3巻が待ち遠しい程気になるのですが、同じくらい王妃陛下とリュミエールも気になります。
愛なのは間違いないけど、あの歪んでしまっている感じが堪らないのですが。
BLで女性キャラを気にさせる描き方をされているということも好きな点かもしれません。
王妃陛下が気になるので、第1王子だと思われる1巻の黒髪王子が出てくるであろうこれからが余計に気になります。
こんな状態の母親を持っているのもあり、彼も一物抱えてそう……(わくわく!)