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お伽話は地獄の果て、 1

otogibanashi ha jigoku no hate,

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表題作お伽話は地獄の果て、 1

サフィール,6歳,第13王子
レヴィ,16歳,第四魔術師団

その他の収録作品

  • 魔道具とサフィール

あらすじ

武の大国ヒライスには四つの魔術師団がある。
王族警護の精鋭である第一魔術師団。
実戦魔術部隊である第二魔術師団。
魔術や魔道具の開発・研究機関である第三魔術師団。
そして、それ以外の一芸ある者が集められた第四魔術師団。
その中でも魔術師でありながら魔術が使えず、
やりたいこともない、変わり者がレヴィだった。
ただ生きてるだけの絶望しかない日々の中、
レヴィが出会ったのは、死にぞこないの末王子と呼ばれる、
第13王子サフィールだった。
レヴィ、16歳。サフィール、6歳。運命の出会いだった!
悪意だらけの王宮で、ふたりは初めて人の温もりを知り……

作品情報

作品名
お伽話は地獄の果て、 1
著者
市梨きみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784813033349
4.7

(111)

(89)

萌々

(14)

(6)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
11
得点
520
評価数
111
平均
4.7 / 5
神率
80.2%

レビュー投稿数11

薄幸

コミックで本格ファンタジー?
死が身近な王子と孤独な魔術師。

冒頭のカラーページで、え?そっち?どっち?あと何をしたの?

2人でいるときだけは幸せな2人。
レヴィがものすごい不幸のどん底みたいな描写が多くて、初めて王子のために作りたいものができて。

良いお話でした。まあ1巻なので謎ばかりで。なんで?どうして?がいっぱいで正直なんとも。まあでも冒頭からして王子は生き延びられるんですよね?

やたら魔術師の定義にこだわりがあるお話なのは理由があるのかな?

0

ショタおにファンタジー

初読み作家さんです。ディープな作品が読みたくて、BLアワード2023のランキングからこちらを選びました。

壮大な物語のプロローグ… 本番はここからってな感じの第1巻でした。
まだまだ知らない事ばかりですが、とっても面白かったです!

死神と呼ばれる幼き王子のサフィールが本当にいい子で可愛い~ 癒されます (*ฅ́˘ฅ̀*)
レヴィと一緒に外の世界で静かに暮らした方が幸せなんじゃないかと思う。

ショタおに+ファンタジー系が大好きな方にオススメです!

1

6歳の第13王子✕16歳の宮廷魔術師

主従関係でファンタジーでシリアスものが好きな方には是非読んでいただきたい作品です。

サフィールとレヴィが出会い、互いに救われて、互いに堕ちていきます。
1巻の終わりまで読んでも、冒頭のカラーページにどう繋がるのか分かりません。
お互いにお互いが大切だと認識して終わりますが、周りの不穏な動きも描かれているので不安が大きいです。
サフィールが何故よく殺されかけるのか、レヴィが化け物と忌避される力は何なのかというところは今巻では解明されないので2巻を読むのが楽しみです。

注意事項としては人が死んでしまう描写が多いです。 
メイドは毒殺されますし、護衛は殺されそうになります。 
レヴィもサフィールも理由がどうあれ人を殺めてしまいます。
また、レヴィを手籠めにしようとする性悪貴族によって未遂とはいえレヴィが襲われています。
苦手な方はご注意下さい。

1

主従ファンタジーだ!王子と魔術師だ!

まず表紙の流し目にハートを射抜かれましたね
美人な黒髪魔術師お兄さん最高か

攻め王子様が小さいころに綺麗なお兄さんな受けと出会い、成長してから攻めるやつですよね
王子と魔術師、主従、年の差成長下剋上!美味しいやつ~

攻め:サフィール
1巻とても可愛いショタ王子様、可愛い(6歳スタート?)
『死神王子』(周囲のみんなが死んでしまう系、メンタルピンチ系)

受け:レヴィ
表紙も本編も麗しい魔術師お兄さん(16歳スタート?)
でも魔術が使えない
色気がある、とても好き

主従のいやらしくない健全な「好き」とチュウかとても心があったまります
絵柄が可愛い&綺麗で好みで

1

今作も大好きな予感…!

あまり中世物にどハマりした経験がないので、市梨先生で期待しかないけどどうかなぁ……なんて思った気がかりは、すぐに吹き飛びました。
とても面白く、愛らしい。

優しい死神王子と魔術が使えない魔術師…的なキャッチコピー(うろ覚えで申し訳ない)をどこかで見た記憶があり、この人は魔法が使えないのかーという前情報を持ちつつ読みました。
えっ……!
間違ってはいないけど、魔術が使えないとはそういうーーー?!?!
「え?」と意表をつく設定が前作に続いてお上手でいらっしゃる。

生きる楽しみも目的も特に持たない特殊な魔術師が、王子様に出会って希望と温もりと目的を得たお話であり、不遇に合う失ってばかりの王子が希望と温もりと目的を得た、互いが唯一無二の相思相愛関係が基本となります。
2人が似ているのはそこだけではなく、大切な人のためなら容赦しないという根っこも一緒。
大きいレヴィ(16歳って、この時代的には大人でいいのかな?)が子供を護る当たり前の立ち位置の上で、護られる子供のサフィールの方が精神的に優位であるというか…その辺も主従で面白かったです。
お互いに相手を守る役をやっているのも同じ重みを感じられて好きです。
死が傍にある殺伐とした中ですが、イチャイチャラブラブ温かなスキンシップも拝めます。
魔道具がなくても愛の結界が張られてるのが私には見えます。
誰も入れない二人の世界です。

私自身は、攻めがショタから大きくなる過程やら年の差や容赦なくなるやらにどうしようもない性癖を持っている人ではありませんが、特定の性癖を強みとして押し出していくことを選択されている作家さんと、その熱意がとても好きで。
市梨先生もその部類の作家さんです。
ご自身の既刊と似たタイプの設定を使って作品を生むのは商業ではなかなか勇気がいることだと思います。
熱いなぁすごいなぁと嬉しい気持ちにさせていただけました。
また攻めのショタから拝めるお話、守るためなら無慈悲になれる人のお話をご執筆くださったこと、それが通る魅力とそれを通してくださった編集様、それ程の需要をお持ちなこと。
さすがだなぁと思わされる作品でした!

5

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