お伽話は地獄の果て、 1

otogibanashi ha jigoku no hate,

お伽話は地獄の果て、 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神76
  • 萌×211
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

134

BLアワード2023 BESTディープ ノミネート作

レビュー数
9
得点
434
評価数
91
平均
4.8 / 5
神率
83.5%
著者
市梨きみ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784813033349

あらすじ

武の大国ヒライスには四つの魔術師団がある。
王族警護の精鋭である第一魔術師団。
実戦魔術部隊である第二魔術師団。
魔術や魔道具の開発・研究機関である第三魔術師団。
そして、それ以外の一芸ある者が集められた第四魔術師団。
その中でも魔術師でありながら魔術が使えず、
やりたいこともない、変わり者がレヴィだった。
ただ生きてるだけの絶望しかない日々の中、
レヴィが出会ったのは、死にぞこないの末王子と呼ばれる、
第13王子サフィールだった。
レヴィ、16歳。サフィール、6歳。運命の出会いだった!
悪意だらけの王宮で、ふたりは初めて人の温もりを知り……

表題作お伽話は地獄の果て、 1

サフィール,6歳,第13王子
レヴィ,16歳,第四魔術師団

その他の収録作品

  • 魔道具とサフィール

レビュー投稿数9

6歳の第13王子✕16歳の宮廷魔術師

主従関係でファンタジーでシリアスものが好きな方には是非読んでいただきたい作品です。

サフィールとレヴィが出会い、互いに救われて、互いに堕ちていきます。
1巻の終わりまで読んでも、冒頭のカラーページにどう繋がるのか分かりません。
お互いにお互いが大切だと認識して終わりますが、周りの不穏な動きも描かれているので不安が大きいです。
サフィールが何故よく殺されかけるのか、レヴィが化け物と忌避される力は何なのかというところは今巻では解明されないので2巻を読むのが楽しみです。

注意事項としては人が死んでしまう描写が多いです。 
メイドは毒殺されますし、護衛は殺されそうになります。 
レヴィもサフィールも理由がどうあれ人を殺めてしまいます。
また、レヴィを手籠めにしようとする性悪貴族によって未遂とはいえレヴィが襲われています。
苦手な方はご注意下さい。

0

主従ファンタジーだ!王子と魔術師だ!

まず表紙の流し目にハートを射抜かれましたね
美人な黒髪魔術師お兄さん最高か

攻め王子様が小さいころに綺麗なお兄さんな受けと出会い、成長してから攻めるやつですよね
王子と魔術師、主従、年の差成長下剋上!美味しいやつ~

攻め:サフィール
1巻とても可愛いショタ王子様、可愛い(6歳スタート?)
『死神王子』(周囲のみんなが死んでしまう系、メンタルピンチ系)

受け:レヴィ
表紙も本編も麗しい魔術師お兄さん(16歳スタート?)
でも魔術が使えない
色気がある、とても好き

主従のいやらしくない健全な「好き」とチュウかとても心があったまります
絵柄が可愛い&綺麗で好みで

1

今作も大好きな予感…!

あまり中世物にどハマりした経験がないので、市梨先生で期待しかないけどどうかなぁ……なんて思った気がかりは、すぐに吹き飛びました。
とても面白く、愛らしい。

優しい死神王子と魔術が使えない魔術師…的なキャッチコピー(うろ覚えで申し訳ない)をどこかで見た記憶があり、この人は魔法が使えないのかーという前情報を持ちつつ読みました。
えっ……!
間違ってはいないけど、魔術が使えないとはそういうーーー?!?!
「え?」と意表をつく設定が前作に続いてお上手でいらっしゃる。

生きる楽しみも目的も特に持たない特殊な魔術師が、王子様に出会って希望と温もりと目的を得たお話であり、不遇に合う失ってばかりの王子が希望と温もりと目的を得た、互いが唯一無二の相思相愛関係が基本となります。
2人が似ているのはそこだけではなく、大切な人のためなら容赦しないという根っこも一緒。
大きいレヴィ(16歳って、この時代的には大人でいいのかな?)が子供を護る当たり前の立ち位置の上で、護られる子供のサフィールの方が精神的に優位であるというか…その辺も主従で面白かったです。
お互いに相手を守る役をやっているのも同じ重みを感じられて好きです。
死が傍にある殺伐とした中ですが、イチャイチャラブラブ温かなスキンシップも拝めます。
魔道具がなくても愛の結界が張られてるのが私には見えます。
誰も入れない二人の世界です。

私自身は、攻めがショタから大きくなる過程やら年の差や容赦なくなるやらにどうしようもない性癖を持っている人ではありませんが、特定の性癖を強みとして押し出していくことを選択されている作家さんと、その熱意がとても好きで。
市梨先生もその部類の作家さんです。
ご自身の既刊と似たタイプの設定を使って作品を生むのは商業ではなかなか勇気がいることだと思います。
熱いなぁすごいなぁと嬉しい気持ちにさせていただけました。
また攻めのショタから拝めるお話、守るためなら無慈悲になれる人のお話をご執筆くださったこと、それが通る魅力とそれを通してくださった編集様、それ程の需要をお持ちなこと。
さすがだなぁと思わされる作品でした!

3

かわいいだけじゃないショタ

市梨きみ先生のショタが最高じゃないわけがないんですよね…

共依存とはまた少し違って、お互いを守るためにお互いを世界の中心にしてるような、名前のつけられない関係というふうに感じました。
傍から見たら主従関係だけど、ふたりは対等だなと感じる部分も多くて、恋人みたいにイチャイチャするけどやっぱり立場は主従関係で…みたいな…
不穏なスタートなので、いつここに辿り着くのか…とドキドキしています。
続きが楽しみ!

3

陰謀と悪意渦巻く宮廷ロマン!とショタ。

最近、BL以外での中世ヨーロッパ風の異世界もの、というのを立て続けに読んでいたので。設定にはすんなり入り込んで行けた。
ただ。少しだけ引っかかるのは、丁寧に描かれているものの、この設定が得意な他の作家様に何故か、筆致が似ている様な気がする事だ。
ふわりと寂しげに笑う幼ない王子の笑顔や。柔らかそうな子供体温であろう身体。
魔術師団の「蛇のひと」のキャラクターデザイン。
パクりなどと畏れ多い事は言わない。市梨先生の世界かどうか、分からなくなって来るのだ。
そして。少年趣味の貴族に襲われそうになったレビィの怯えた表情を見て、ようやく。
これは確かに市梨先生の作品なのだと安堵する。

王位継承権も末席も末席、第13王子だというのに、命を脅かされまくる幼ない子供、サフィール。
魔術師団に所属しているが、魔術が使えず「化け物」の誹りを受けているレビィ。
寂しい子供たちは、互いの温かさを求めて惹かれ合う。
毒殺される事を恐れて食事が出来なくなった王子の為に、レビィは魔術では無く、研究で、毒の無効化をする道具を作る。それは味も栄養も失くすものだったが、その代わりに王子はひと時の安心を得るのだ。心優しき王子は、毒見役をしていた従者や侍女が次々と死んで行くのに耐えられなかった。彼の心痛を少しでも和らげる事に真摯に向き合うレビィ。
レビィもまた、魔術が使えず、かと言って魔術師団でしたい研究も見つけられず。
途方に暮れていたのだ。彼が見つけた唯一の希望。成し遂げたい事。それが王子を護ることだった。
この時レビィは16歳。まだ少年である。そして王子・サフィールは美丈夫になる!と将来を約束された美少年だが 6歳!完全なるショタ!ショタである。
市梨先生のヘキなんだろうか。無垢なショタの下剋上を予感させる最初のカラーページ!
「全て、俺が壊してしまった。」というレビィのモノローグは不穏だが。
バッドエンドは回避してくれよ、と願いながら2巻を手に取る。

6

やっぱりすごい作家様

カラー始まりなのですが、そのカラーが不穏です。
なぜこうなったのか…と言う部分が始まっていくのですが
BL要素はほぼなく基本的にずっとシリアスです。

でも、お話がとにかく面白くてグイグイ惹きつけられます。
サフィールがとにかく可愛くてとても良い子で
この子がなぜ冒頭のような…ととても気になりますが
その謎が解けるのはきっともっと先なんでしょうね…。
今はとにかくサフィールが幸せになってほしいって気持ちでいっぱいです。

レヴィの過去もとても気になります。
まだまだ謎多き1巻ですが、とても面白かったです!
やっぱりきみ先生はすごいなぁ…と再確認した新刊でした。

4

シリアス

1巻のみの感想になります。

作家買いです。今回はシリアスの中でもシリアス。
ストーリーめっちゃ良いですが、ラブシーンはデコチューとかくらいでショタ攻めと先生がおっしゃっているので、攻め受けが分かる感じ…。
なので、ショタのラブシーン苦手な方も1巻は全然大丈夫です。

シリアスなストーリーが好きな方にオススメ。
ただ、割と人が死ぬのでそこが苦手な方は厳しいかもしれません…。少年マンガ並みに人死んでいます…。
人が真っ二つのBLはなかなか見ないですね。

魔法があるファンタジーBLです。
サフィール可愛い過ぎる…。


コミコミさんの小冊子お持ちの方は、1巻読み終わった後に読んで下さい。
アニメイトリーフレットは読み終わる前に読んでも大丈夫な内容です。

3

血に濡れた相互救済

市梨きみさんの新刊楽しみに待ってました…!

ショタ攻め・主従・身分差・逆転フラグ・仄暗さetc.
一読者にも伝わるほどの作者性癖詰めですね。
これ市梨さん自身がめっちゃ好きなお話だと思うw

なので市梨さんの作品が大好きな私にも
めーーーちゃくちゃ性癖にくる作品で萌えたーー!

と言いつつ、性癖は別としても
純粋に物語としてもすごく面白かったです…!!!

バケモノと呼ばれて壊すことしか出来ない魔術師が
世界で一番大切な宝物を見つけて何が何でも守ろうと誓う。
弱くては生き残れない世界で血に塗れた道を歩むと決める。

境遇は違えど血生臭い環境に生きた2人が
血に濡れた手と手を取り合って相互救済となる純愛。
仄暗い闇に差す光のようですごくすごくグッときました。

架空の世界のファンタジー作品ですが、
わかりやすくスルッと世界観に入れたのも良かったです。
ああああああーー!!!面白かった!!!ヾ(*´∀`*)ノ

ちなみにショタ攻めですがプラトニックです。
まだまだ純粋無垢なかわいい"好き"が微笑ましい////
気になるけどショタは…と思う方、安心して下さい。
(※あくまで1~2巻の段階は…ですが;)


さてさて。

攻め:サフィール 第13王子
別名『死神王子』と影で囁かれるほど周りで人が死ぬ。
サフィールは大切な人を喪ってばかりで、
優しく無垢な心は限界を迎えつつありました。

受け:レヴィ 出来損ないの魔術師
魔術が使えない魔術師です。
彼の身体は普通の人間とは程遠くてーーーー。

レヴィは偶然出会ったサフィールの優しさに触れ、
サフィールを守る為の魔道具を作ってプレゼントします。
それはストレス限界だったサフィールの心を救いました。

それからレヴィは度々サフィールの寝室に足を運び、
彼等は少しずつ交流を深めて安らぎを得るようになってーーーと展開します。


1巻は出会いから心が通じ合うまでが描かれています。
グッと涙腺が緩む瞬間が度々あってすごく良かった…!

まずはサフィール。
齢6歳にして彼の為に死んでいった人が多すぎる!
優しいからこそ心の傷が深くなるばかりで(;ω;)

でもレヴィが初めて救ってくれたのですね。

思えばサフィールを守る為に死んでいく人はいても、
誰かが死ぬ度に軋む心は今まで救われたことがなく。
(いや、誰も死にたくて死ぬわけじゃないし、)
(それだけ暗殺者が多かったって話なんですが…;)

そんな中でレヴィが初めて心を助けてくれた人で。
昏い道を生きてきたサフィールに光が満ちた瞬間が良かった…!

で。サフィールはとても賢く、
王子としての立場を理解してるので簡単には泣きません。
そんなサフィールがレヴィの前で泣いたのがもぅもぅ…!

普段は小さくても王子として毅然としてる子が、
レヴィの前だと年相応に愛されて可愛がられて笑ってね。
時には甘えたりするのがめちゃくちゃ良かった(;///;)

レヴィは……まだ全容が明らかになってませんが、
端的に言えば"普通の人間とは違う"能力を持っていて。
本来ならば"助ける側"ではなく"壊す側"の力が強くて。

そんなレヴィがサフィールを助けることに尽力する。
守るべき大切な存在と出会って生きる希望を見つけたように感じました。

血に濡れた手と手を取り合った彼等の行く末はーーー。
今後どうなっていくのかとても楽しみです(∩´///`∩)

6

市梨先生らしい、切なさと、ほのぼのと。

作家買い。
1巻、2巻と同日発売になりましたが、2巻完結の作品ではありません。完結してから読む派の腐姐さま方、もうしばらくお待ちください。

市梨さんて、その可愛らしい絵柄と相反するようなドシリアスな作品を描かれる作家さまのイメージが個人的に強いのですが、今作品もシリアスベース。人を殺めるとか、身体の損壊、といった描写も多いので、苦手な方は注意が必要かもです。

ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





大国・ヒライスには4つの魔術師団がある。
王族警備の精鋭である第一魔術師団。
実践魔術部隊の第二魔術師団。
魔術具の開発などを担当している第三魔術師団。
そして、それ以外の「何か」を持つ魔術師が集められた第四魔術師団。

主人公は、第四魔術師団に所属している魔術師のレヴィ。
魔術師であれば当然使える魔術も使えず、やりたいことも、希望も何も持たないレヴィは、ある日とある出来事をきっかけに王宮を抜け出すことを決意する。

だがその途中で、第13王子であるサフィールと出会う。
王宮から出たい。
サフィールもレヴィと同じ願いを持っていたため一緒に逃げることを提案するが、その提案はサフィールに断られてしまう。が、その理由を知ったレヴィは、サフィールのことが気になってしまいー。

というお話。

サフィールは凄く優しい王子なんですね。
けれど彼は常に刺客に狙われ常に命の危機と闘っている。サフィールを守るために、多くの従者たちが命を落としていき、そのことに彼は胸を痛めている。

序盤、レヴィの持つ魔術や、サフィールがなぜ命を狙われるのか全く分からない状態で物語は進んでいくので、頭の中で「?」が飛び交う形で読み進めていきましたが。

いやー、素晴らしいです。
さすが市梨さんです。

二人の抱えるものが少しずつ見え始め、彼らの状況が分かるにつれ読者は二人に感情移入していく展開。

サフィールは王子という高貴な身分でありながら従者たちに優しい。けれど、疎まれる存在でもある。
対してレヴィはというと、魔術師としての能力を持たず、ただただ現状から逃げ出したいと願っている、そんな人物に見えます。

が、彼らのうちに秘めるもの、能力、過去のトラウマ、そんな現状から孤独にいた二人が、少しずつ心を通わせ唯一無二の存在になっていく。その過程が切なく、でも温かく、読者の胸に迫ってきます。

1巻は、ゲス男に狙われたレヴィをサフィールが助けようとしたことで、レヴィの特殊な能力が分かるところまで。そして、常に命を狙われているサフィールを助ける道具を、レヴィが試行錯誤しながら作っているところまで。

二人の、相手を想う感情がメインになっているので、シリアスベースではありますが展開としては非常にほのぼのとしています。このほのぼのさに、人を殺めるとか傷つけるといった不穏な因子が上手に加味されるところが市梨さんらしい展開かと思われます。

で。
何より、1巻の序盤に描かれているシーン。
これがさ…、え、なんで?という不穏さ。
お互いに守り合い、助け合い、信頼しきっている二人に、近い未来に訪れるであろう描写が、また読者を翻弄する。

さすがです、市梨先生。

というところで1巻は終わり。
2巻へと続きます。

7

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