神様なんか信じない僕らのエデン (上)

kamisamananka shinjinai bokua no Eden

神様なんか信じない僕らのエデン (上)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神285
  • 萌×252
  • 萌17
  • 中立8
  • しゅみじゃない6

76

レビュー数
24
得点
1692
評価数
368
平均
4.6 / 5
神率
77.4%
著者
一ノ瀬ゆま 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
電子発売日
ISBN
9784799751947

あらすじ

普通の世界。世界最小の衛星ロケットが打ち上げられ、 天才中学生棋士が最年少で六段に昇格した、そんな世界――。
勉強が好きなこと以外は平凡な喬 織人はある日、 密かに憧れていたクラスメイトの西央 凛々斗から 異常なほどの良い匂いを感じる。
体育の授業終わり、 火照った顔で呼吸も浅い西央を心配し保健室に連れて行こうと する喬だったが、半ば強引に体育倉庫へと誘い込まれ――…?
下巻後の番外編38Pが一ノ瀬ゆま先生に各SNSにて無料で公開予定!

表題作神様なんか信じない僕らのエデン (上)

喬織人,17歳,高校生
西央凛々斗,17歳,高校生

その他の収録作品

  • カバー下漫画
  • 初期設定(カバー下)

レビュー投稿数24

これは斬新。

商業誌ではお久しぶりな気がする一ノ瀬さんの新刊。楽しみ過ぎて、あらすじも確認せずに早々に予約していました。

一ノ瀬さん作品てちょっと独特っていうのかな。不思議な世界観を放つ作品を描かれるイメージが強いのですが今作品も斬新な設定のお話でした。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。




主人公はDKの喬くん。
開業医の父親に、ちょっぴり怖いけれどしっかり者の母親、お調子者の弟を持つごく「普通」の青年。頭がよく、勉強が好きで、でも、父親のあとを継いで医師になるのではなく、なるのなら獣医師の方が良いと思っている。彼は動物がとても好きなのだ。

そんな彼は目立たないようひっそりと高校生活を送っているが、気になる同級生がいる。明るく人当たりがよく、友人が多い西央くん。

ところがある日、西央くんからめっちゃ良い匂いがしてくる。
少し熱っぽく体調が悪いという彼を保健室に連れて行こうとする喬くんだが、途中で西央くんに倉庫に引きずり込まれ、そのまま体を重ねてしまうが―。

というお話。

んー。

良い匂い、とか。
熱っぽい、とか。
いきなり欲情してしまう、とか。

あれ?オメガバースもの?

と、読者は当たり前のように思うのですが。

以下、壮大なネタバレ表現がありますのでちょっと下げます。


***********************************************







彼らは、人類初のα×Ω、なのです。

初、ということで、当然のように彼らにはオメガバの情報がない。オメガバースという概念が、そもそもない。
なぜ、急に欲情してしまったのか。
なぜ、相手の匂いを好ましく感じるのか。
なぜ、喬くんのtnkに亀頭球があるのか―。

読者には、当たり前のように理解しているそれらについて、彼らは何もわからず困惑する。このあたりの感情の機微が素晴らしく緻密に、繊細に描かれています。

そして、そんな彼らの身体の謎にさらに輪をかけるのが、彼らの家庭環境。
複雑な家庭環境に育った西央くんは、母親に心配を掛けたくないと願う。そこをサポートする形で喬くんが関わってきますが、ストーリー展開がお上手で話に無理がない。喬くんの「動物好き」という設定も、上手に生きているっていうのかな。彼の動物に対する知識が、オメガバースという未知の領域を上手にカバーしていく。

オメガバものは数多くあれど、「人類初」というのがなんとも斬新な設定。

『神様なんか信じない僕らのエデン』は、上下2巻が同日発売になりました。

1巻は、ヒートを起こした西央くんと、そのヒートに中てられた喬くん、がメインになっていて、とにかく濡れ場が多い。西央くんと喬くんは、いわば体の関係から入ってしまった関係ではあるのですが、その言動の端々にお互いに対する好意だったり、彼らの内面がきちんと見え隠れするためにエロに特化した内容では決してなく、甘々な雰囲気も多い。

が、一ノ瀬作品なのでねえ…。
下巻で彼らがどうなるのか気になる―!

というところで上巻は終わり。下巻へと続きます。

21

新しい世界の始まり

『gift』に続いて読んだ一ノ瀬ゆま先生の作品です。

高校生 喬 織人と同級生 西央 凛々斗のお話。

2018年の2月
世界最小の衛星ロケットの打ち上げが成功し、冬季平昌オリンピックが開幕し、約580億円の仮想通貨が流出する――そんな普通の世界。
実家が病院の織人は宇宙物理学や動物学に興味のある秀才だけど地味な高校生。
「香水?つけてるのかな」
ある日、クラスメイトの凛々斗と会話した時に「すごいイイ匂い」を感じます。
カッコよくて素敵な凛々斗は織人の憧れでした。
体育の授業中、もともと熱があった凛々斗の体調が悪化し、そばに居た織人が保健室に連れて行くことに。
しかし、凛々斗から香る匂いに意識が朦朧とする織人。
「そこはいって…」
凛々斗に促されて入ったのは保健室ではなく、体育倉庫で…。

「人類史上初のαとΩ」とコミックスの帯にあるように、オメガバース設定になります。
ところが、今まで手にしたオメガバースとは全く異なる視点とストーリー展開になっていました。
独創的でいて繊細なオメガバースの設定に、きっと冒頭から惹き込まれるでしょう。
個人的には、一ノ瀬ゆま先生の綺麗な絵柄がさらに洗練されていたことに驚きました。
いつもの丁寧なタッチに可愛らしさが加わり、作品に甘さが溶け込んでいて良かったです。

突然 身体が変異した凛々斗と織人。
それは、人類が歩みだす新たな進化への幕開けでした。
2人の過ごした濃密な7日間。
上巻では、その変異の始まりと2人の3日間の様子が描かれています。
体育倉庫で3時間にも及ぶセックスをした織人と凛々斗。
ところが、凛々斗の発情は一向に収まらず自宅に帰ることが出来ません。
結局、そのまま体育倉庫に身を隠すことになりました。

この物語の軸になっているオメガバース。
しかし、2人は本能に逆らえず幾度も身体を重ねあうだけではありません。
織人と凛々斗が変異した心と身体にそれぞれ戸惑う姿や家庭環境などのバックボーンも絡めているので、思春期の高校生の葛藤や悩みを痛いほど感じながら読み進められます。

人類初と言う未知の変異に戸惑いながらも、博学多識の織人により、オメガバースの定義を紐解く流れはミステリアスな要素もあってドキドキしました。
ただ、序盤ですぐに2人が発情してしまったため、やや性急に感じたのが残念だったかな。
まだ何もない織人と凛々斗の日常が読めたら、より物語に入り込めたように思います。
…とは言え、凛々斗の感覚や脳内ビジョンが織人に伝達される特殊設定もあり、あらゆる角度から楽しませてくれる構成になっています。
あっという間に読み終えてしまい、上下巻同時発売に感謝しかありません(泣)

2人に湧き上がる感情は本能なのか?
それとも、別の何かなのか?
もう間もなく人類が直面する新しい世界と2人の行く末を案じながら下巻を読みたいと思います。

9

世界の始まり

下巻まで読み終えて一息。

……すっっっっっごい良かった…!!

オメガバースの前夜譚というのを初めて読みました。
日常から始まる人類初めてのヒート、オメガもアルファもいない世界での運命の出会い。
ある日突然クラスメイトから感じた異変、発情に巻き込まれアルファとしての才能を開花させていく攻めと、本能にどんどんと抗えなくなっていく受け。
怒涛です。
読み進めていく内にどんどんと惹き込まれました。天才か。
ストーリーも然ることながら、オメガの匂いの描写やヒート時の受けの表情だったり、絵の繊細さも素敵でした。
リピート間違いなしです。

9

本格的世界系BL

ファンタジー作品になるとは思うんですがよくあるBLのファンタジーではなく、結構ガチのファンタジーです。
わりと早めの展開から匂いの描写があります。勘のいい読者はここでオメガバースを紐付けることができそう。もちろん本の世界ではバース性なんて存在しないのでとりあえず求めるままヒートと知らずヤリまくる。普通の男子高校生がそんな簡単にヤったりできるの?なんて考えてしまったが、オメガバースだからとそこはすんなり受け入れられた。
この一線を超えてからの二人の変化がとても面白かった
自分の意思に反して本能的な行動を取ろうとしたり、この辺の変化の見せ方上手かったです。
もしかしたらα体質になっているのではと勘づく攻めは勘がよすぎるな、と思いました

この作品がすごいな、こだわり抜いた設定ですね
ブレずに最後まで貫いてくれた
心理描写が細かすぎて時々理解がむずかしいシーンもありましたがそこは繰り返し読んで理解できるようにしようと思ってます
いままでなかったバースの起源作品なので同じ作品がなくとても新鮮だった。
へぇ、こうしてバースが誕生したのか、なんて思いましたね〜。実際誰も知りませんしもしかしたらこの世にはすでにバース性が誕生してるかも…
なーんて妄想も膨らみ、これこそ創作の醍醐味ですよね!

世界系に属されるとは思いますが自分は好きですね

8

何だ、これ、すごすぎる。

タイトルが思いつかなくて、とりあえず1番に思ったことにしました。
衝撃でした。
すごい。いやもうほんとに、すごい。

進学校の中でもトップクラスの成績を誇る喬織人(たかいしきと)。
家では生意気な弟に背中を蹴られ、父は開業医、母はズバズバサバサバ系。
クラスの中でおとなしくて控えめな方の喬とは正反対に、明るくて華のある西央(にしお)凛々人。
ある日、具合の悪そうな西央を保健室に連れて行く途中、抗えない異変が起きて…。

想像していたのと全然違ってました。
まずわりとコミカルなタッチ。
喬目線の上巻は、脳内の自虐ノリツッコミ満載です。
もっと悲壮感に溢れた感じだと思っていたので、これは嬉しい誤算。
一番好きなのは「先祖はイカの家系?あ イカすってそういう」ってところ。
そして作画に清潔感があるので、発情中のえろすなシーンが綺麗。
ヒート中ってわりとどっろどろのでっろでろで描かれることが多い気がしますが、汁感なのか、作画のおかげさまなのか、そういうどっろどろのでっろでろじゃなく。
なのでえろすに抵抗がある方でも、わりと嫌悪感なく読めるんじゃないかなと。

深刻な状況ながら、ぐいぐい引き込まれます。
オメガバース作品は作家さんそれぞれにちょっとした設定の違いを加えたりはあるけれど、その枠組みが出来る前の話ゆえに、当事者たちの戸惑いと衝動がはっきりくっきり描かれていて、「どうなるんだ!?」と手に汗握りつつも、喬の脳内で笑い、それが具現化された表現に笑い、でも先が気になりすぎるという展開。

奇想天外な話ながら、説得力がすごい。
医者より獣医の方に興味があるという喬の設定が、後半になって生きてくる流れに「なるほど」と思う。
αの覚醒のせいか、西央の思考が聞こえてくるようになったとき、西央が親や自分に感じている遠慮に気付いても、うまく立ち回れない辺り。
すっごくもどかしいんだけど、もともとがおとなしくて目立たない立ち位置。
うまく立ち回れるわけがないんですね。
しかも「穏便」をモットーとする彼にとって、今の西央は寄らぬが吉。
体育倉庫に行かなければ、自分だけは難を逃れられるわけで。
なのにそこに向かわざるを得ないのが衝動のせいだけじゃなくて、喬が元来持っている優しさや生真面目さに起因している部分も感じられるし、拙い言葉で一生懸命西央の不安を取り去ろうとするのも好感が持てるところ。

ともすると少年漫画の主人公的な感じではあります。
体も心も弱い主人公が「うわァー、ボクには無理だよォ」と言いながら、「逃げたい、でもボクしかいないんだッ!」っていう使命感から強くなって、潜在能力が覚醒していくような。
でもそういう主人公に比べてテンパリつつも、冷静に分析できる部分があるのも良いんです。

1日目は西央から出る匂いと止まらない性的欲求と、西央限定で思考が読めるように。
2日目は西央を守りたいという気持ちが芽生えると同時に、噛みたい衝動。さらに相手を圧倒するオーラまで身に付いて、ムスコさん的存在にも変化が。
3日目は視力が改善されるという身体的変化が。
この状況からどうエンディングに持っていくのか、気になりすぎます。
鼻息荒く、下巻へ行ってまいります!

7

進化の始まりの少年たち

鳥肌でした!
壮大なテーマにページをめくる度に驚き、引き込まれていきました。

自分は著者買いで前知識なしの状態で読み始めましたが、
結果としては、ともかく衝撃的で、先入観なしで読んでみて正解でした!

※以下ネタバレございます、ご注意を。



物語の舞台は平和な現代の日本。
そんな世界に生きる高校生の喬織人は温和で善良、好奇心旺盛で
勉強はとても出来るけれど、それ以外はいまいちパっとしない地味な男の子。

織人はある日、クラスでも目立つ存在で、淡い憧れを抱いていた
西央凛々斗からむせ返るような“いい匂い”を感じ取ります。

疑問に感じながらもそれほど気に留めずにいると、
その後、体育の授業で体調の悪そうな西央に気がつきます。
熱を帯びた目つきに、荒い呼吸。

意識朦朧とする西央を保健室に連れて行こうとする喬でしたが、
逆に体育倉庫に連れ込まれ、濁流のように溢れ出した西央の“匂い”に
抗うこともできず、欲情した二人は身体を重ねてしまいます。

落ち着いたと思えば、またぶり返し、一向に回復しない西央に
喬は体調が治るまで体育倉庫で過ごすことを提案します。

そして、その日からの7日間、そこは二人だけのエデンとなります。

何度も何度も性欲が治まるまで、まるで動物みたいに行為を繰り返す喬と西央。
理性は掻き消され、そこには愛の有無も男同士への抵抗もありません。
ただただ衝動に突き動かされるままに、昼も夜も関係なく、抱き合い続けます。

終始盛りっぱなしなので、絡みの頻度はかなり高めですが、
身体の繋がりを通して、それまではただのクラスメイトだった喬と西央が
戸惑いを共有し、すれ違い、互いの知らなかった部分を知ることで、
心を近付けてゆく過程も描かれ、じれったさや甘ったるさも堪能できました。

複雑な家庭事情を抱え、見た目の明るさに反して繊細な西央と
そんな彼の本当の心の内を知り、力になりたいと思うのに、
上手く気持ちが伝わらずモヤモヤする喬など、二人の内面まで
しっかりと掘り下げられていて、キャラクターも魅力的でした。

あるとき、喬は自身と西央の身体に
“変化”が起き始めていることに気がつきます。

それは自分だけが感じられる西央の身体から香る“いい匂い”に始まり、
とめどなく溢れ出す性欲、まるでテレパシーのように西央の感情や思考が
わかってしまうこと、イヌ科の亀頭球のように変形する性器etc…

心当たりのある方だと、あ!と気付いてしまいそうな変化ですね。
けれど、彼らは自分たちの変化を自覚をしてはいるものの、
その変化が何によるものかをまだ知りません。

本能では求め合い、どうすべきかわかっているのに、
彼らにとってその衝動は未知のものであり、まだ名前のないもの。
ただただ、それまでと変わってゆく自らの姿に戸惑い、葛藤し、
その正体を探ろうとしています。

そして、上巻のラストで喬は自分たちが引き寄せられ、
発情してしまう現象を“ヒート”と名付けます。
そう、これは“オメガバース”のはじまりの物語だったのです―。

と気になるところで終え、下巻へ!

6

本能で交わりたいという衝動と倫理として抗う二つの気持ちに揺さぶられ


このBLがやばい2022でもランクインされていて、今年沢山の人がこぞって絶賛していた作品オメガバースは自分はあんまり好みじゃないんだけど、これは好みかどうか、BLかどうかってより、上下巻にして物語の密度が本当圧巻だった!!人類史上はじめてのαとΩの2人が出会い発情し、求め合う。
お互い何が起きているのか、わからず混乱するけど、αの喬が後のオメガバース=第二の性について1つずつ紐解いていくのがまるで未知の生命体やSFを見ているような錯覚に陥る作風だった。
.
1番大事な点として、後にΩといわれる第二性を持つ西央はヒート期間中ずっと使用しない学校の倉庫に籠ることになるんだけど、喬が常に西央に気遣って逢瀬以外でも優しくしてるのがめちゃくちゃいい。本能で交わりたいという衝動と倫理として抗う二つの気持ちで揺れる2人の関係が揺さぶられた。
.
自分は、見た目陰キャの隠れスパダリ攻め、クラスの人気者強気受けが大大大大好きだからそこも良かった!圧巻でした。

5

この作品を超えるものに出会える気がしない

どうしよう、

とてつもなくいい作品に出会ってしまった。

めっちゃ好き、全部がめっちゃ好き!!
人類初のオメガとかまず設定に一蹴りされた感じだし、内容が良すぎる。

人生で読んできた漫画の中で1、2位を争うくらい好きな作品だと思う。

僕エデに出会えた私はとても幸せ者だ!!

5

はじめての

こういう作り方もあったのねという盲点を突いた作品。
オメガバースも今や王道の設定となってきた昨今。
初期のΩが劣勢の病んだ設定だけではなく
ほのぼのな設定も増えてきている中、オメガバースの始祖を
描くなんて思考がなかった。

なんでもない日常。
二人の性別はなんらほかの人とかわらない。
ところがある日を境に、一人の相手からとても甘いにおいがする。
そしてその相手は抑えられないほどの発情を・・・

抑えられない衝動。
衝動のままに身体をむさぼりつくす感じがよき(/ω\)
こんなこと言ったら怒られるかも知らんが
エロ読みの私としても大満足なエロスでしたv

4

これは間違いなく神作品!

向き不向きはあると思いますが、多くの方に読んでみてもらいたい作品。気になった方はぜひ上下巻セットで!

まず二人が惹かれ合う様子が圧巻で、二人の戸惑いも沸き上がる欲も画からバシバシと伝わって来て息が詰まりました。
今までふわっとした知識で運命の番を受け入れていたけど、二人を見て運命の番がいるならきっとこんな風に抗えないくらい惹き付けられるんだ!って納得してしまう程。画に説得力があって「あ、このマンガやばい」と直感しました。

BL漫画とカテゴライズするのが勿体ないとさえ感じる作品で、SFやミステリー的な面白さで胸が踊ってしまいました。
めちゃくちゃえっちなシーン満載なんですが、エロメインには感じられない、明らかにストーリー重視。こんなにえっちなのに!不思議!まるで映画1本、小説1冊読んだような満足感でした。
画面から感じる絵の圧力、えっちな作画、魅力的なキャラ、未知に立ち向かう姿、どうなるんだろうという展開にずっとドキドキしっぱなしでした。
多くの人に読んで欲しい作品だけど、それにしては、ちょっとえっち過ぎるかな。オメガバースを表現する大切な要素なので、それも含めて素晴らしいんですが。

高校生らしい前向きさ無敵さでシリアスになりすぎずに済んでいますが、作品は重厚寄り。ストーリー重視の方向きで、普段あまあまイチャラブ可愛いお話を読んでる方は少し疲れるかも。

BL好きなら多くの方が1度は読んだことがあったり何となくでも設定を知っているオメガバースですが、この作品にはオメガバースものでよくある冒頭のオメガバースについての解説ページがありません。なので予備知識は不要。そういう意味では間口は広そう。

だけど、オメガバースの知識が少しでもあると尚面白く読めると思います。
まるで、犯人、犯行現場を知ってる状態で見る古畑任三郎的面白さ(若い子は知らないかも…)答えを知ってる状態で彼らがどうやって解決するのかを見届ける楽しさ。
オメガバースの作品が溢れる今だからこそ、とっても効いています。

長くなってきてので下巻の感想へ。

4

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