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女性ぱみらさん

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それは無理でしょうw

 本編は数年前に読んでいて神評価をつけているのですが、番外編をまだ読んでいなかったので、遅まきながら購入。

 るいのサプライズの反応がすごく可愛い! この顔をみることができただけでも、旅行を企画した甲斐がありましたね。

 とはいえ、私もギックリ腰をやって動けず寝込んで動けなかったことがあるので、先生の痛みはいかばかりか察することができまして。
 いくら愛があっても、これは無理かとw

 情けないことに本編がどんなお話だったか、すっかり忘れてしまっているので、これを機会にまた読み返して甘い気分に浸ろうと思います。
 

 

いやぁ、良かった!

 新幹線で和気あいあいとお弁当を食べる二人。乗り換えて、海沿いを走る一両編成の電車でトロトロと行くうちに、キラキラとした車窓の光景とは裏腹に次第に重くなっていく両。その両に「大丈夫」と微笑む幸太郎。
 一連のシーンが映画のように印象的でした。

  細かいところでいくつか「?」と思うところや、説明がもう少しほしいなと思うところはありますが、結末の救済感がすばらしかった。

 ラストの、海街を背景に神社の急な階段で振り返って笑顔を見せる幸太郎の姿を描くために描かれた2巻かと。

 カタルシス感すごかったです。

怖いもの見たさ

 上下2巻、そして分冊版の表紙もすべて病み感満載。
 個人的に、キラキラした爽やか高校生BLはどちらかというと苦手でシリアスなヤクザBLとか好きなので、このお話なら高校生ものでもダークそうで良いかも、と思って読み始めました。

 なんというか、ドス黒い中で、愛らしい光太郎の姿がショタっぽくて、凄惨な状況を一層際立たせていますね。
 また、はんなり関西弁っていうのも幸薄そうで妙にクるものがあります。考えてみると、関西弁のキャラって、ちょっとコミカルな脇役ではよく見かけるけど、主人公というのは少ない気がして新鮮でした。

 つづきが気になるので、下巻行きます。

兄弟失格 コミック

りんごの実 

弟思いの兄

 いい感じに力の抜けた伸びやかな線で描かれる人物。適度なユーモア。建物も定規で引いた直線でなく手描きのゆるやかな曲線で描かれていて、すんなり読み進めていくことができました。

 読み始めたとき、ゲイビに出演していたキハチに対して「何、自分の嗜好でこんなことして弟に迷惑かけてんの!」と正直イラッとしました。
 けれど番外編で、なぜキハチがゲイビに出演することになったのかを知り反省。そうだったんですね。

 弟思いのキハチの初めての相手が右京さんのような優しいイケメンで本当に良かった!

 「すぐ連れていくから」に爆笑しました。

木下先生のキャラならでは

  とくにページ数を意識せずに読み終えましたが、ここで皆さんのレビューを読ませていただき、たった15ページで登場人物の名前さえない、というのに気が付きました。短いのに楽しかった!

 互いに相手を思っているのに、正反対の結論を出そうとする二人。ある意味、よくある話なんだけど、すごく幸せな読後感に包まれるのは、やはりのテンポの良さと、木下先生の描くキャラの表情の魅力のせいでしょうか。

 BLの作家さんも増えて、きれいな絵柄だけど誰の作品だか印象に残らないものも多いなと感じています。
 そんな中で、鼻の描き方、目の表情、顔を赤らめたときの線の入れ方などなど、一目で木下先生の作品だとわかる絵柄と、ほのぼのとしたストーリーは貴重。

 これからも、もっともっと先生の作品が読みたいです。
 
 


青と碧 コミック

ろじ 

みんないい子でほっこり

 BLというと、家族や学校の友達、職場の人々にゲイだということをとにかくバレないようにし、そしていかにして家族にカミングアウトをするかというのが長らく大きなテーマだったわけですが。
 青と碧も、もちろん悩み、長い年月をかけたんだけど、学校も職場も周りの人がみないい人ばかりで、時代が変わったなという気がします。

 絵がすっきりと読みやすく、またチビキャラになったときの青のバブみは抗いがたい愛らしさで、よいアクセントになっていました。

 お休み前の読書におすすめ。

商品説明通り「甘すぎ注意」

 『酷くしないで』シリーズの中では「小鳥遊彰編」の静謐な感じが一番好きで、彰編の番外集が新しく発売されたということで、ドキドキしながら読み始めました。

 期待を裏切らない素晴らしさ! 短いページ数にもかかわらず濃厚なエロを堪能できました。

 直也さんは「俺のが欲しくなるようにゆっくり時間かけて開発した」と俺様っぽくのたまわっていますが。いやいや、彰の無自覚な色気にやられまくって彰なしでは生きていけない身体に変えられてしまってるのはあなたの方じゃないですか、って感じでごちそう様でした。

 二人でいるときの彰のオネエ化が、ちょっぴり心配。

驚きの結末

 行方不明事件で不思議な出来事が続き、読み始めるとこの先どうなるんだろうかとページをめくる手が止まりませんでした。
 結末を知ると、影山は薬で眠らされているうちに生霊となって弟に憑依していたのかな、という感じですが、事件の顛末が斬新。西田先生、よくこんな展開を思いつかれたなとびっくりしました。
 指がくっつかなかったのは残念だったけど、逆に指輪で目立たせようという発想が影山らしくていい。積年の恋も実ったし、おじさんたちも殺人罪にならなかったし、行方不明の息子さんも戻ってきたということで、不穏な事件が穏やかに終わり、良い読後感でした。

箱庭のむこう 電子 コミック

望月名緒子 

独独の揺れる線

 ガーデニングが趣味なので、扉絵のアーチ越しの絵に惹かれましたい。
ただ、本文を読み進めると、二人の住んでいた家の庭は、も少し狭い現実的な庭という感じで。扉絵や。タイトルの「箱庭」は、お父さんお母さんが再婚したあとの何とも言えないぎこちない家庭の象徴的な意味・表現なのでしょうか。

 現実の若い男の子ふたりなら、汗もかいたり足が匂ったりとかw、もっと生生しいものもあるかなという気もしますが、するするときれいにお話は流れていき、綺麗な画面を楽しむことができました。

 望月先生の次の作品を楽しみにしています。

リハーサル 電子 コミック

ARUKU  

胸が痛い

 BLを読み始めた頃に『虹色村のチロリ』に出会い、先生の作品は同人誌以外すべて読ませていただいていますが、本当に絵が綺麗になりましたよね。
もちろん最近の綺羅綺羅な画面も素敵なんですが、初めの頃の顔の大きな固い線の画風も大好きで、どきどき以前の作品を読み返しては「これこれw」と思うARUKUファンです。

 終活をひかえた身としては、紡のようにきれいにお終いにしていけるのは、本当にうらやましい限りです。
 でも、家族ではなく、好きな人だったから。家族でなかったからこそ、「他の誰かを好きになって幸せになれ」と言えるのだろうと。
家族だと、ほかの誰かをみつけることはできないんですよね。

 ARUKU先生が伝えたかったこととはズレているとは思いますが、読んで胸が痛くなる作品でした。