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女性ぱみらさん

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続きがないのが残念

 元ヤン修理工の木津が野良犬だと思って拾ったのは、人間に変身できる狼だった。
その狼男の大上颯太になつかれ、同棲を始め、ラブが芽生える。
大家さんが乗り込んできた場面、爆笑でした。

 颯太のためにペット可の広めの物件に引っ越し、新生活がスタート。
颯太のモフモフに日々いやされ、木津のお兄さんや妹、両親とのこじれた関係も、ポジティブシンキングな颯太が隣にいれば、次第にほどけていきそう。

 ーという、これから色んなことが展開しそう! なところで終わっていて、2015年に2話目が出たあと、今のところ続きがないのが残念です。

No Title

 ラスとともに見事に王を救ったガエルたち。
今度はエルフの森へ帰るラスを護って、ともに森へ。
「帰り道」っていう副題がいいですね。
王とラスの関係がわかり、別れのときのラスの言葉に胸が締めつけられます。

 森の中のエルフのお家は可愛いな~、と思っていたところ、王都で一緒に戦った騎士のヴェルナーが森へやってくる。
前の巻で丁々発止とやりあっていたイルフェオリアとくっつくのかなと思ったら、何ということでしょう!!! 思いもかけない展開でした。

 ヴェルナーの名前からして、あとから思いつきのスピンオフでなく、最初からこういう切ない物語を紡ぐおつもりだったのですね。
せいか先生、素晴らしい。

 ちるちるの作家インタビューによると、色んな書店別の特典があったようで、みんな読みたーい!
本の発売から数年経っていますので、書店ペーパーをまとめた小冊子の発行をぜひお願いします!

 

何度も読みたくなる

 グランツライゼ、グランド・ツアーというと、17世紀~19世紀初頭にイギリスの富裕な貴族の子弟が学業の締めくくりにイタリアやフランスに行った大規模な外国旅行。
せいか先生のこのお話では、聖騎士になりそこねたガエルが、瀕死の王を救うために王の元へ向かうエルフのエラシエスを護って王都への旅をします。

 いやぁ、エルシエラスはすごい美貌なのにメガネをかけると「しょん」と地味になるとか、「私の素顔を見て元気をだしますか?」とか色々ツボりました。
「歌を交わしてから、する」って嬥歌 ですかw

 読むと、楽しいだけでなくちょっと胸が切な苦しくなるのがわかっているのに、また読み返してしまう作品です。

アラフォーの二人の日常の細やかなこと色いろ

 二人の関係も安定し、環にカミングアウトも。それぞれの仕事もいい方向に向かいつつあるのは喜ばしくもあり、お話の終わりが近づいていそうで寂しくもあり。

 このスモブルのほかに、個人的に連載を楽しみにしている中年カップルのマンガに未散ソノオ先生の「温泉で秘密のお泊り」があります。
こちらの二人は別々の会社にサラリーマンとしてきっちり勤めつつ、二人の関係は家族にも会社にも誰にも知らせず、ときどき週末に泊りがけで温泉に行くのが無情の楽しみというお話。おっさんの悲哀みたいなものも混じり、いぶし銀のイメージ。

 「秘密のお泊り」と比べると、スモブルの二人はふたまわりくらい若いし会社やめてプランBで自由度高いし、家やマンションもおしゃれだけど、やはり年をとっていくことや親のことなど色々あるなぁ、と。

ROMEO BLANKET 電子 コミック

わたなべあじあ 

BLUE BIRD後日談

 BLUE BIRDでは気付かなかったけれど、この後日談を読んでギルはイヤーカフだけでなくソルの髪の毛も身に着けていたことに気が付きました。
ギルの指に優しくからまるソルの髪の毛が切ないですね。

 肉体という器がなくなっても、こんな風に大地や宇宙と一体となって意識が自由に遊ぶことができるならば。ある意味、痛みも悲しみも心配もなくなって、でも以前に接続した魂とは繋がって感じ合うことができる。

 現実にはそんなことは、なかなか出来ないからこそ、この世界観に惹かれるわけなんですが。
 

転生からはずれても

 転生することをやめて死んで元素の状態なることを自ら選んだのに、自分も自分の身近な存在であった者も、少し形は変えながらも結局よみがえって、かつて愛した人と巡りあってしまう。

ふたたび出会ったとき、かつてソルが着けていたイヤーカフを、ギルは髪飾りとして大事に身に着けていた。
 ソルが言った「もしかしてそのまま、次の僕と会えるかもしれない」という言葉をよすがに年月を重ねてきたのだろう。再び出会った驚きよりも、再会できる確信に満ちていた微笑みなのもいい。

 「お話」と言えばそれまでだが、大切な人を失った人には、蜜のように甘く、胸を締め付けるお話。

モールスカほしい

 11巻前半の切ないエピソードとバランスを取るかのように、後半は光陽とジェイドのもとに赤ちゃん二人が来てからの幸せな日々が描かれています。

レビからお土産に蟹をもらったジェイドと光陽。今食べたら1匹だけど養殖すれば増えてたくさん食べられる! ということで蟹をモールスカに託すことにしました。
 増えるのを待っている間も光陽はマラサダドーナツ全種類制覇のあとの甘く激しくジェイドを翻弄でビッチモード全開。

 そして晴れて六万匹に増えて、みんなを呼んでの蟹パーティー。揚げたてソフトシェルクラブに焼き蟹、お刺身の蟹づくしメニューを堪能した光陽はその上、赤ちゃんを連れての狩りに行きたい! と。

 食欲、性欲、仕事に子育てと、すべてにフルスロットルで、人(獣人)として生まれたからには、かうぞあらまほしという感じですね。
 
 がたいのいいジェイドが、ちみっこい赤ちゃんたちをおぶっている絵姿も、いとめでたし。

美しく悲しく壮大な世界

 以前の巻を読んだのが何年も前だったので、登場人物も光陽とジェイド以外は名前も覚えておらず、誰と誰がどういう関係だったかもすっかり忘れてしまっていました。
反響定位とかクレストとか用語も???
 けれど、そんな体たらくでも、あじあ先生のひたすら綺麗で格好いいい人物描写とテンポのいい会話のやりとりで、楽しく読み進めることができました。
キリルの白まつ毛が美しい!
 後半、胸がしめつけられるような物語を見せられることになりますが、肉体という器が消失しても、魂や記憶は蘇るという世界観が、救いもあり、また悲しくもありました。
 
 夏休みになったら、1巻から読み直します。

なんか新しい

 冴えない中年のオヤジに、年下スパダリがぐいぐい行くお話はよくあるけれど、なんか新しい。スピード感がいい。
 スパダリといっても塩野は超美形でもなく、青年マンガの脇役くらいの顔面なのに、なんだかじんわり色気が。そして素晴らしい行動力ときっぱり諦めようとする潔さもある。
 ペットはお姉さんたちが縁日ですくってきたのを押し付けられた亀。それを二十年以上大事に育てている「一途さ」は、恋人に対しても同じだろうから信頼できますね。

 女性警察官の江川もいい!

 両思いとなったけど遠距離になったり気になる人物も出てきたりで、「アゲイン」のつづきがすごく楽しみです。

表紙と裏表紙がいい!

 続きのあるコミックスの場合、どの作家さんも並べたときを想定して表紙を考えるわけで。
上巻でカップルの片方を、下巻でもう片方を表紙にするのはよく見かけますが、この作品は2巻とも晴人が表紙。
電子で読んだのですが、「これは......」と思って上下巻ともページを最後までスライドしてみると、どちらも裏表紙に蒼生。しかも下巻の蒼生は♥
バックにぼやけるペンダントライトがおしゃれ。

 これは、紙で買ってカバーをはずして広げて2巻並べて見るべきでした。
 
 cover design は 伊南美はち さんとなっていて、X(ツイッター)で、おまゆ先生から伊南美さんへデザインのお礼のポストをみつけました。
お二人で相談してできた表紙なのでしょう。
蒼生と晴人の関係の深化を象徴する素敵なデザインですね。

 お話の方、藤河るり先生の『ベッドイン・ルール』と同じく、ラストシーンはカーテンのない寝室でしたw