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念願の組み合わせ

古川慎さん×斉藤壮馬さんでガッツリ絡みシーンのある作品、7年前の『そんな目で見てくれ』からずっと待ってました…!

待ちに待ち過ぎて、実現までが長かった分期待値のハードル上がりまくりだったけど、結論から言うと、それを軽々余裕で飛び越えてくるほどのヤバさでした。

何故今まで一作も無かったのか各BLCDレーベルさんに問い詰めたいくらい、お二人の声と芝居の相性が最強。

テンポよく展開するストーリーに伴う軽快なハイテンションギャグの応酬はもちろんだけど、なんといっても濡れ場の!艶っぽさと生々しさが…!まさに化学反応!

吐息の強弱変化と圧迫感による小刻みな震えの合わせ方が絶妙にぴったりで、リアルすぎて本当にこんなとんでもないものを聴いていいんですか?という気持ち。

次はぜひ、シリアス系の作品でも、お二人の芝居合戦を堪能したいです。

原作既読者として他の個人的聴きどころ:

①初対面シーンの百貴のモノローグとか、田端宅での会話とか、所々にセリフの追加や変更があって、流れと心情がより分かりやすい

②古川さんの猫語が色んな意味でズルい

③斉藤さんの「怖くて生きていけなくなるもん」「…言ったな?俺もう返品不可だからな?」「…感想なし?」の言い方が可愛すぎて呼吸困難

④ほぼ加筆だった「アリ婚」(このトラックを聴くためだけでも買う価値あり!)

「本物感」がたまらない

真冬(CV.斉藤壮馬)が歌う「冬のはなし」が収録されているボーカルCD付き「Live edition」を購入しました。

本編では年少組が甘酸っぱくて可愛くて、大人組が格好良くて面白くて、新しく登場したキャラも含めキャスト陣の丁寧な演技が素晴らしかったです。
特に必聴なのは終盤の独白と、「海へ」の二人が紡ぎ出した暖かくて切ない世界。

待ちに待った「冬のはなし」ですが、実は事前に中の人が他の作品で歌ったロック系な曲を調べて、そのイメージから別人になるレベルの濃いめの激しい歌い方かと覚悟して聴いたら、案外少年らしいというか、真冬ちゃんらしい透明感とあどけなさがそのまま残る歌声で、いい意味で肩透かし食らった気分です。

一人で寂しさに耐えてきた真冬が、二度と会うことも触れることも会話を交わすことも叶わない人への想いを、やっとこうやってまっすぐに言葉にできたんだなと...
本編→ボーカルCDの順で聴くと、歌詞の切なさがより一層心に沁みるので強くおすすめします。

普段技術を駆使してプロっぽく歌う「キャラクターイメージソング」とはまた違い、声優にとっては芝居の一部ではないかと思います。

現場で斉藤さんと原作者さんとスタッフさんが試行錯誤と悪戦苦闘を繰り返していただけあって、本当にバランスが難しかったようですが、視聴者としてなかなか貴重なものを聴かせていただいて幸せでした。

続きが早く聴きたい!

CD丸々一枚で片方がやっと自分の気持ちに気付き始めるまでの過程がしっかり描かれていて、BLCDとしてはかなり珍しいのではないかと思いますし、無理矢理な展開の運びが一切無いのが好感が持てます。
立夏の穏やかで平凡な日常を描きつつ、どこか何かが崩れそうな予感を孕んでいるような、そわそわした感情を与える雰囲気。
古川くんの飾りの無い純朴な可愛さも、斉藤くんの神秘的で不思議な色気も、詩的な作風といい感じにマッチしています。
立夏のモノローグとセリフ多めでストーリーが進行していきますが、古川くんは本当に自然で丁寧に演じられていてすごく魅力的でした。
斉藤くんは他の作品でも思いましたけど、セリフとセリフの間の息継ぎがほとんど聴こえないのに、息遣いで演技する時はリアルさがあって色っぽい。コントロールの上手さでしょうか…
内匠さんと日野さんの包容力のある大人演技と女性キャラを含め脇役の声優さんたちの若々しい演技もお上手で素敵です。
演奏シーンの音楽がすごく凝っていて本格的!きちんと作ってサントラを出してほしいレベル。
これは絶対2巻もドラマCDで聴きたいと思います。
真冬の歌ももちろん楽しみですし、二人の心の距離が少しずつ近くなっていくのをゆっくりじっくり見守っていきたいです。

最高の一作

まるで映画を一本見た後のような満足度に圧倒されました...!

オリジナルシナリオの追加で作品としての完成度が更に上がっている、という意味でもドラマCD化されて本当に良かったと思います。

登場人物が多いのに、凝った台詞や丁寧な芝居によって一人一人の感情や思考が細かく表現され、それぞれちゃんと繋がっていて、魅力が引き出されています。

★関屋×新発田
村田さんのメイン役を初めて聞きましたが、愛すべきお馬鹿さんでウザかわいい演技がとても上手かったです。
前野さんのかっこいい低音が関屋くんの美声持ち設定に説得力を持たせています。
加筆部分に二人の初夜とピロートークが追加されていて、初々しい可愛さにキュンとしました!
前野さんのクール攻め、やっぱりいいですね。

★弥彦×秋葉
この作品で唯一のベテラン同士コンビ羽多野さん×野島兄さん、さすがの安定感!
野島さんは影のある色気を持ってる秋葉にぴったりでした。
羽多野さんの弥彦は登場人物の中で一番若い設定だけど違和感が無くて野島さんとのバランスも良い感じです。
この話から回想の中で登場する佐渡兄役の田丸さんもなかなか素敵な演技...多分今まで聴いてきた田丸さんの演技の中で一番魅力的でした。

★亀田×荻川
ただひたすらかわいいネコカップルに、自然に可愛さを出せる若手の古川くんと花江くんを起用したのはGJでした!
コメディタッチでほのぼのな二人の話はこの作品の究極な癒し(荻川の本性は結局露になりましたが)w
どっちが攻めなのか不明なまま終わったけど個人的にどっちに転んでも美味しいです!

★佐渡×中条
新垣さんのセクシー低音と高めな青年声が聴けて二度美味しい...!時にヘタレになる佐渡の愛しさがたまらないです!
斉藤くんの忍は艶かしく儚くて、どんな荒い言葉遣いでも品の良さが滲み出てくる斉藤壮馬マジック。
忍が泣きながら感情をぶつける演技が秀逸すぎて、原作を読んだ時の想像を遥かに上回りました。
二人の芝居の呼吸がピッタリ合っていて、キスシーンの時点で既にエロい!そしてベッドシーンの破壊力...
忍が初めて抱かれた時や、お互いの気持ちを確かめる前と後で感度が全然違うのがちゃんと伝わる斉藤くんの演技、お若いのに凄い...と戦慄しました。
シナリオ増量が一番多いメインカップルなので聴き応え抜群。二人の葛藤や心理が緻密に描かれていて、声優さんの迫真の演技が光ってました。

全体的にどのカップルの話も優しくて暖かくて、心が洗われました。

聴き終わった後も暫く余韻に浸るような作品です。

そしてドビュッシーの『月の光』を聴きたくなってきました♪