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男の子と恋 コミック

雲之助 

ハッピーエンド万歳

雲乃助先生の作品は巻を増すごとに、どんどん表現豊かになっていっている気がします。
わたしは内容を一切知らない状態で、好きな作家さんの新刊が出れば買うタイプなのですが、毎度読むたびにその変化と進化に驚かされます。

真っ赤に染めた頬、ホロっと流れる涙、大きなコマ割り、ふわふわと柔らかい雰囲気のトーン。
心にキュンとくる、というか、くぅ~ん とくる感じです。

エッチシーンも愛が溢れていて、キラキラとこぼれ落ちそうなほど甘い。
とにかく癒されるハッピーエンドが読みたい方にはオススメです。

個人的には巡の口から爆発したかのような「友達になってください!!」に爆笑でした。



買ってよかったー!

羽多野さん×鈴達ってだけで、こりゃもう買うしかないでしょっ!!っていうキャスティングなのに、原作が腰乃さんってそりゃあもうアナタ!私の為に発売されるようなモノですよ!
ってぐらい、個人的に物凄いツボな作品でしたw
ここ1ヶ月の口癖が「アレを手に入れるまで死ねない…」だったような…気がします…

子犬の皮を被った狼の後輩を非常に素に近い雰囲気で演じられた羽多野さんwと、そんな後輩に迫られ胃袋を掴まれほだされちゃう先輩を演じられた鈴達w
これ以上ないぐらいにハマり役です!
腰乃作品特有の、リアルな心情が大量の台詞となってCD化されているので、鈴達は随時喋りっぱなしです。聞いてるこちらにも大変さが伝わってくるくらいでした。いやー、お疲れ様です。
後輩に押されまくりでパニクっている先輩の「へ…!?」が可愛くて仕方ないですw
うへへ、美味しい!

フリトでは普段から仲良しのお二人なので和気あいあい。ヒジョーに楽しかった。
喋りまくりの26分、本当に大満足です。
コミックは4コマ形式が多めで、CD化されていないものも沢山あります。腰乃作品には珍しく?エロは薄めですが十分楽しめました。
後に単品でCDとコミックは発売させるそうですが、書き下ろしあり、フリトありで、こちらを買ったほうが多分、お得です。
初回盤ですが手に入れられるうちに購入することをお勧めします!

期待したほどでは…

こちらでのレビューで評価が高かったので期待して読んでしまった為か、読み終わってからの消化不良感がハンパなくて落ち込みましたー…
いや、もう期待が高すぎたんだと思います!なんかすいません!
美川べるの作品を読みすぎたせいでギャグ漫画に求めるレベルが自分の中で上がりすぎてるんです…たぶん(´Д` )w
表題作「ひみつのお花ちゃん」、これは続編が読みたいなー。このショートさじゃ物足りない。先輩がその性癖の割に純なところがインパクト絶大で、一番良かった。
あとはイケメン×ブサメンの「マキシマム」。ブサイクにも程があるだろ!wBLもついにここまできたか!って感じです。ほんと、度肝抜かれましたw
色んな意味で衝撃的な1冊でした。期待しすぎずに読めれば良かったなぁ。
それを抜きにしても、ちょっとバランスの悪い絵と若干弱めのギャグが気になったので、ここは中立で。

おでんの人 コミック

はにわ 

ジャンル:はにわ

リボー●同人のほうで有名なはにわ先生の初オリジナルコミックス。

オリジナルでもはにわ節、全開です!所々でゲラゲラ笑っちゃいました。
リストラされて行き倒れていた攻をおでんを持った中年の老眼鏡受(ここ重要)が助ける事からストーリーは始まります。
中年受け、と言ってもエロどころか告白シーンさえないので、受か攻はわかりません。でも、まぎれもなく、ラブストーリーです。
恋愛という愛より、人間愛って感じですかね。心があったかくなります。
何より強烈で濃ゆい脇役達。ヤクザみたいな社長やまん丸の親分、ほぼ妖怪なババア…
哀愁漂う個性的な彼らが、愛しくて笑えてきますw
名も無く見切れる子供がひたすら「バーカバーカバーカバーカ」って走ってたりwほんと、ツッコミが追いつかないw

ただ、世界観が独特すぎて好き嫌いは分かれるかも?いつだかに読んだ同人コミックスの帯に書いてあった、「ジャンル:はにわ」という表現が、凄く合ってると思います。
現に、はにわ先生の作品を読んだことがある私の友人3人のうち2人が、「理解しにくい」と言ってました。なんでだろう、不思議です。
ちょいちょい挟んでくる小ネタがたまらなく面白いんですけどねぇ。好みの問題かしら。
羽生山へび子先生と雰囲気が似てるかも。「僕の先輩」が好きな人にはオススメです。
とにかく、私の中ではかなりツボ!でした。今後も注目したい作家さんです。

傑作としか言いようがない

今更レビューするのもどうかなぁーと思ったんですが、やっぱり熱く語りたい。
同級生シリーズほど万人受けする作風ではないけれど、中村明日美子先生の中ではこれが一番好きです。
いや、もう好きとかいう次元を越えてるな。傑作、ため息、満足感、感涙、興奮。いろんな感情と言葉が読み終わった後に溢れてきて、愛しさが止まらない。
これ、ハリウッドで映画化しても良いぐらい内容が出来てると思う。(して欲しくないけど)
BLというジャンルに留めていい作品ではないです。でも、BLだからこそ描けた内容。
こういう作品に出会う為に、今まで腐女子やってきたんです。
他人に批判されても罵倒されても、やめないでよかった…と心底思えました。腐女子やってると、辛いこともちょっとはありますよね。
末代まで受け継いでいきたい作品。人生を変えた作品。迷わず読んで頂きたいシリーズです。

たくさんの人に読んで欲しい作品

昨今のBL界で売れに売れている中村春菊先生の、記念すべき初長編作品。
「東海~」や「月は~」は再販されているのに、何故この作品は再販されていない!?不思議でならないです。
自分は中学生の時にこの作品のドラマCDを購入し(三木さん目当てで)初めて御影役の野島健児さん、そして中村春菊先生を知った訳ですが…物凄い衝撃を受けた記憶があります。BLでここまで作り込んでいる時代物に触れたのは初めてでした。
余りにもそのインパクトが強くて、10年たった今でも野島健児さんのファンを続けているんだから、わたしの人生に強く影響を与えた作品と言っても過言ではありません。
因みに、この漫画なかなか手に入らなくて…ふらーっと行った古本屋さんでやっと!全巻揃えられたのは、1年前です。長年探していたものが完結し(ドラマCDは1巻しか出てないので)結末を知ることが出来、もう号泣でした…あわわ
何より、番外編で内藤数馬の過去を読むことができたのは感動でした…ギャグテイストが強めな本編とは違い、とにかくシリアスで切ない…あの極悪人を憎めなくなっている自分がいました。

たぶん、今普通に再販しても売れると思うんだけどなぁ、この作品。
多くの人に読んで頂きたい。血眼になって探してほしい。←
純情シリーズ以前は時代物しか描かれなかった中村先生なので、描写はとにかく上手いです。

男巫女 コミック

藤井あや 

女体化です。

カメラマンの翔が迷い込んだ村で出会った一人の美しい少年、紅葉。彼は自分を「巫女」だと言い、「巫女は自慰を禁じられているので慰めて欲しい」と翔に頼み込む。その魅力的な身体に虜になる翔は、その夜、世話役の柏木と紅葉の情事を覗き見してしまう。そこで見た紅葉の姿とは…


「これぞBL進化系!」と紹介文に書いてある理由が、
女体化だから…なのかな。村の男巫女である紅葉は、二十歳になったら村中の男たちの性奴隷として一生を捧げなくてはいけない運命。満月の夜にのみ女体化する男巫女の紅葉。元の身体に戻るには、世話役の柏木に女の身体でイかせてもらわなくちゃいけないらしい。
自慰・フェラ・挿入などは二十歳になるまで禁止させている、大切に育てられた紅葉を翔はあっさり紅葉を抱いちゃいます。(掟を破ると自害しなくてはいけないそうだ)
最初は激怒していた柏木も紅葉を愛しているが故、誘惑に負けて翔と一緒に紅葉を抱きます。つまり3Pで二輪挿し。これも「進化系」の一つなのかも。
まぁ女体化って言っても胸だけ描かれているシーンはありますが、下半身の描写はありません。女体への挿入もありませんが、苦手な方は避けたほうがいいかも。
せっかく女体化なんだし、3Pなんだから女体での2穴同時プレイも描いてほしかったのは本音。
でもフタナリは許せても紅葉の場合は完全に女の身体だから、許せない読者も多かったはずなので、そこは無難だったかな。
終始エロエロで汁だく。たまーに疲れたときにグッと効きそうな一冊w
絵も可愛いしストーリー重視しなくても、こういうのもたまにはいいかなって感じです。

うう、不完全燃焼・・・

クレタコさんも既に仰ってますが、原作読んでいた人には、かなーり切ないかも。
な・ん・で!そこをカットしちゃうかなー!!?
皆さん楽しみにしていた(?)パ○ズリとかー69とかー!ここまできたらやっちゃおうよ!カットする必要性が見当たらないよー!
しかも、2回目のエチはまさかのフェードアウト・・・ああ、不完全燃焼・・・
前作で結構濃厚に収録されてたのでだいぶ期待してたんですが、こうなるとは・・・この期待感をどこに捨てに行けばいいんですかー(泣)
原作スキー、高橋さんの攻スキー、たっつん喘ぎ大スキーの私にとってはかなり切ないものでした。

でも二人の演技も自然なイチャイチャぶりも非常に美味しかったw
たっつんの喘ぎのバリエが増えている・・・!だいぶエロスでした。たっつん、上手すぎる。そして可愛いすぎる。この演技だけでも神評価なんですが、カット部分があるので萌×2で。
これ、原作読んでない人であれば十分楽しめたと思います。ちょっとわたしの期待値が高かっただけ。。。ぐすん。

フリト
高橋さんたっつん共に「全然役作りをしなかった」と言うほどに、自然体で演じたと告白している二人。だいぶリラックスモードですwここまでリアリティが出るBL作品は珍しいんだとか。
その言葉にだいぶ萌えましたwwww

すべての終わり。

原作既読です。是シリーズがついに完結。
音声になるとより作品の良さが引き立って、心にグッと染み入るものがありました。
和記達の過去編。ここが原点でもあり、終点でもあり。それぞれの愛の形を見届けられたことが、読者として純粋に嬉しい。

過去のCDではぶっちゃけ和記の声が一条さんなことになんとなーく違和感を感じていたのですが、今回はねっとりとした声色と飄々とした雰囲気が和記のイメージにぴったりでした。聞いていくうちに慣れたのか、一条さんの中でのキャラクターが固定したのかはわかりませんが、すごく良かった。

何より、穂積役の紀章さん。きーやんが久しぶりのBL出演だ~☆とルンルンしていたら、まさかのノーマル役・・・がーん・・・
とキャストを見た瞬間は思ったんですが、人でなしで最低の悪い男、穂積がもうハマり役でハマり役でwwきーやんのこういう役、ホント良いなー!
最後まで宇多を愛して、助けようとする姿に涙しちゃいました。

原作では真鉄のその後が描かれてましたが、CDではそこまでは収録されてません。でも、その終わり方のほうがしっくりきます。むしろ良かった。
おまけに玄間と氷見のイチャイチャが収録されていて、大満足ですwwご馳走さまでした!

非常に美味しかった!

「目をとじて3秒」のそれから。
本編では描かれなかった二人の初エッチが読めます。
お互い勇気がなくてなかなか進展しないチバとヒロト。とにっかく二人ともウジウジしていて、本編同様に焦れったい。
だけど一回気持ちが溢れ出してしまうと、感情が高まっちゃって止まらなくなっちゃう。ヒジョーーーーに可愛いw

ヒロトの「チバ」呼びがいつのまにか「マナ」呼びになってたりだとか、Hする前にちゃんと手を洗ったりだとか、オリーブオイルだとか、気になる部分がいっぱい。とにかく美味しい内容でしたw
阿仁谷先生の描くエチシーンって、ほんとエロいんだよなぁ…
見ていてうっとりしちゃいます。

本編が好きな人には絶対に読んでおいて欲しい一冊です。読んでなかったら後悔してたと思う!うんうん。

ところで、作中でチバがオリーブオイルを取り出してきますが、本編の
ドラマCDでチバ役の野島さんがフリトでひたすらオリーブオイルの話をしていたことと、何か関係あったりするのかな?w
とニヤニヤしちゃいました。