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一億光年の孤独

同時収録の「漂えど沈まず、されど鳴きもせず」がわたしの中ではクライマックスです。それからは矢代の再生の物語だと思ってます!
愛を知らずに育った矢代が、はじめて人を好きになった時、自分の孤独を知る。
夕焼けのせまいアパートで、家族もいない(母親も帰ってこない)、子供のころから心も体も凌辱され、だからすべてをあきらめ、世界になにも期待しないで生きてきたはずが、あの人がほしいとはじめて執着を持った瞬間に自分の孤独を知ってしまう。流す涙の残酷なことよ。
世界を人を愛しはじめては死ぬこともできない。想像できないような重い業を背負って生きていく矢代は、自分の人生を憎んだでしょうか。このときすでに自分の過酷な未来が見えていたんでしょう。
執着のない人間は強い。しかし愛を知って弱くなった人間はきっと優しくなれる。矢代がやくざになっても夜叉にならずに人間であり続けたのは、愛を知ったからだという皮肉。夜叉であれば傷つかないものを。
人間の愛と孤独を簡潔に描いている素晴らしいショートストーリー。
「漂えど沈まず、されど鳴きもせず」というタイトルも純文学のようで素敵ですね。大上段に構えたこんなタイトルがつけられるのは相当なものでしょう。夕焼けの窓のカラー絵も素敵でした。

ただあれよね、ここまでシリアスだと、矢代の変態プライがちっともエロくない。痛々しい。辛い。不快でさえある。これBLで致命的ですねー。
でも大丈夫、矢代の心が救われたあかつきには、きっとドエロいエッチシーンが見られるんだよね!?(腐女子根性!)
という予感を感じて終わる、超大作の1巻です。

かわいいかわいい昭久♪

ほのぼのコメディBLだと思って読みましたよ。
昭久の天然からくるアホ可愛さにニヤニヤします。なんだろう、この可愛さは。ちゃんと男の子らしさもある普通の子なのに、めっちゃ可愛い!
特徴のあるキャラ設定でもないのに(高校生、オタク、フツ面…いたって普通です)、キャラのラブリー度が高い!
「可愛い受けキャラ」というのは誰もが描きたいもの。それは絵が可愛いからじゃなく、設定で美人とかイケメンにするからでもなく、その作者に魅力あるエピソードが描ければいい、ということがわかります。絵自体は流行りのキラキラした画風でもない。正直、地味な絵と思う。しかしこれがストーリーの中で昭久はとても可愛い子に見える。これぞ「漫画が上手い」ということ。
なのでこの漫画の場合は、がっつりセックスするよりも、「壁ドン」とか「勘違いでされるキス」のほうが萌えますね!?
ただちょっと画力が発展途上という感じはします。背景の空白も気になる。でも確実にセンスのある作者だとは思います。

河西くんのエロ可愛さよ!

聴き終わったとき「ふたりとも幸せになってね…」と涙で拍手しました!

藍がめちゃくちゃ可愛いかった~。
クールでストイックだったのに、心を許してからがすごくエロ可愛くなります。
その真面目委員長を、愛と誠意とエロと口先で救い出すナナオがまた、すごくかっこよかった。

WebCMになってるフェラシーンは臨場感ありました。舐めろ、咥えろ、とSっぽく指示するナナオと、それに従う健気な藍。
江口くんの攻め喘ぎがとてもエロいんです。
河西くんの拙いけど甘い声が漏れるフェラ可愛いな……天使かよ?
口に入りきらないナナオのディック。どんだけ大きいんでしょう?
ディックに、ヘッドに、カムに、ヒップ。口に出して言ってみたいエロ用語!

「本当に嫌いか?」と押すナナオと、
「嫌いだ…嫌いなんだ」とキスされるとどんどん可愛くなってしまう藍。トロけそうな演技がいい。甘々です♪
この攻防シーンは切なくて可愛いかった。

藍はゲイを隠して生きようするんですね。
「一生恋なんかしない」と言います。切ない…。
ナナオの「藍のいない天国より、一緒にいる地獄がいい」が、絶望の国から救い出してくれる王子様のよう!
藍が「好きだ」と言えた時には、よかったねおめでとうと全宇宙の腐女子で祝福したい気持ちですよ。一組のBLカップルが誕生したぞ。
服を脱がされて「あまり見るなよ…」と恥ずかしがる藍。出てきた仮性ほうけ〇を「ひゅ~(口笛)キュート!」とナナオさん、あんまりや(笑)
「おまえのサイズがおかしいんだ。それに俺のは仮性だ、剥けばちゃんとできる…」むきになって言い訳する藍ちゃんかわ。ナナオさん巨根説。
ナナオに「皮をかぶったシャイなディック」を強引に剥かれて、フェラされ、お尻までいじられるという、めくるめく快楽の幕の内弁当。感じすぎて舌が回らずトロトロになっていく河西くんの演技ががすっごくエロ可愛いです!
「ディックも皮をかぶったようなシャイなあんたがアナルに指突っ込んでシコってたなんて想像すると興奮する」
すげーセリフだなおい。ナナオはベタ褒めするキザなセリフも素敵だけど、下品な言葉攻めもいいんです。豪胆でチャーミングなキャラが江口くんに合ってる。
前立腺をいじられて乱れまくるシーンがすごい!
「押さないで…こぼれ(ヒイッ!)るぅ」
「(イクのを)我慢できた…」
なんだこの可愛い生き物はっ。河西くんの快感に耐える甘い悲鳴と、「ナナオォ…」と呼ぶエロい声がたまりません。
体中キスされてくすぐったくて笑うとこ、照れてうまく好きって言えないとこ、キスされるとすぐ甘えた声が出てしまうとこ、萌えのかたまりのような受けかよ。
「こぼれちゃうの? 藍って本当に可愛い…」
耳元でささやく江口くんのセクシーさよ。コミカルなイメージがあったけど、攻めのときの低音すごく色気あります。
愛がいっぱいの幸せそうなイチャイチャでこっちまで幸せになれました♪

クライマックスの乱れっぷりがすごかったぁ。
「俺のすべてをあげるから、お前のすべてを俺にくれ」(オルガかな?)
「手を噛むな、俺を噛んで我慢してろ」ナナオさんやだイケメン。
噛んで快感を我慢するシーンは、獣のように乱れていくのがエロくて、エロくて、エロい!
「なんだよこれ、おかしくなりそ…!」だんだん激しくなってしまうナナオと、「無理」「待って」「おしり壊れる…!」と懇願する藍。乱れすぎて壊れちゃいそうな激しさに息を飲む。
藍「たすけて…」
ナナオ「オーケイ!」
イクときの掛け合いが象徴的で、ナナオは藍をエロで救い出したんですね。BLすごい、エロはあなたを救う!
はぁ、魂が抜けました。

アニメイト限定版は、お風呂の立ちバックでやっぱりエロかった。
最中に、「好きだから…なんでもしていい、して…して…」ってねだる藍がエロ可愛かった!
終わってからナナオが無理やり「見ろよ、あふれてくるぜ…」ってにカムを掻き出すのもエロかったです!(そのあと怒られてシュンとする!)

えーと、キャラが二人とも可愛く、キャストに合ってるので生き生きしてました!
ゲイの苦悩という重いエピソードを交えつつ、萌えをぎゅっと詰め込んだ脚本も秀逸でした。ひとつあるとしたら、本編中にナナオのバックボーンをワンエピソード入れたらよかった。ギフテッドという設定で難しい過去が想像できるけど。なるべくエロシーンに時間を使おうとする姿勢は大好きです!
気になるのが、交換留学生だということ。ナナオ帰っちゃうのー?
なにかドラマがありそう。続きを楽しみにしてます。

筋肉が綺麗でエロい

新田くんのかわいこちゃんっぷりと、巳鹿島さんの得体の知れないエロさよ…。
そして攻めの執着が小動物を狙う蛇のよう!
新田くん逃げてぇぇ。
エッチも薬を盛られたり、道具を使われたり、最初はレイプぎみです。苦手な人は注意です。
善良な青年が、手練手管なあやしい男にいたずらされる感。はい好きです~!
ゲイビデオのスカウトマンのテクニックで、あれやこれやいたされて、屈辱と快感に悶えてる新田くんはいいぞ。はやく落ちてしまえーと見守りながら読みました。大変エロかった。
筋肉が綺麗に描ける作家さんなので、絵の表現力が素晴らしい。
やっぱりBLは身体がきちんと描けるといいものですね。
反面、人物像の背景の説明が少ないのが気になった。新田くんの警察官らしい描写とか、巳鹿島さんと御子柴先生の関係ですね。けどBLって萌えを補給したいんだから、説明多くてもうざいので、これくらいでいいのかなー?
エロがエロいという意味で素晴らしいですよね。だってエロいのが見たいんだもん。
おすすめシーンは、連続でイカされ、潮をふいたらしく、快感でぶるぶる震える新田くん…ああひどい。もっとやれ。
そして飄々とした巳鹿島さんに火がついた時、糸目が開いて劣情があらわになります。ここがエロい!
ゲスから始まって、真摯な内面も見せる攻め。
「嫌いにならないで」とつぶやいて、受けの心も揺れはじめる…。
2巻に続くそうですね。この作者の別作品も読んでみたけど、そちらはショートストーリーなのでエロは少ないけど、上手な人だと思いました。楽しみです♪