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稲荷家房之介先生 『百日の薔薇』

読み終わって、呆けてしまいました。
「はあ?」「おいおい、それはちょっと反則じゃねぇのか?」(byクラウス風)的な…。

長いシャワー室編は1話毎が短いのと、今後の展開の布石かと思って読んでましたが、今回多少の修正はあるものの『ThornCrown』まんま掲載されてたのには、かなりガッカリしました。しかも、なんかまだそこから、同人誌の内容が続きそうな嫌な予感が。

連載再開で新たに読む人にとっては必要なストーリーだと思うのですが、ある程度重要な場面をピックアップして欲しかったです。必要であれば、同人誌探すか再販すればいいと思います。
そして、早く同人誌の内容から脱却して独自のストーリー展開を見たいと思っている人も多いはず。私だけでしょうか?

先生の連載再開を待ち続けて同人誌集めて耐えてたのに、その同人誌の再掲載がこのまま続くのであれば、同人誌の方で連載を続けて行ったので充分だったように思います。

今回かなり辛口になってしまいましたが、再開を待ち望んでいたファンとしては、新たなお話を期待していますし、雑誌に掲載する以上は過去の作品に頼り過ぎるのはちょっと納得がいきませんでした。
作品への情熱や期待感が薄れ、なんか面白くないしもうどうでもいいかなと思い始めてます。

先生、早く復活してください‼
んで、クラウスをもっと暴走させてください。死なない程度に。
彼が妙に物わかり良くなってしまったら、この作品は生気がなくなります。
そういう意味で、キーパーソンはクラウスだと思うんですよね。私は。
反対派の方には、申し訳ありませんでした。



最大の分岐点?

前回ではすれ違っていた2人の想いが、エウロテの登場でどう変化していくのかが焦点。
今後の展開に期待を持ちながら、これで何も変わらないならもう終わり!って感じでした。

クラウスの部屋では、本気でタキに何かするつもりはなかったんでしょう。
薬を使わないと動けない状態では、生きて帰れないかもしれない、なら最後に見ときたい。くらいな。
そもそも、喧嘩はどんなトラップがあるかわからない相手のホームグランドではなく、自分の懐に飛び込ませないと勝算が薄い。しかも、相手はあのエウロテの王族の列車。本当にやばいゲーム。
だとしても、あんなに乱暴にすることないと思うけど、それがクラウスのいい所(か?)。
印象的なのは、クラウスの捨て台詞に、タキがキレてクラウスひっぱたくシーン。泣くほどの怒りと、何かを言いかけて黙り込むタキ。番外編で、クラウスが秘密の薔薇を貰った時に言われた、「花は自分で水が欲しいと言えないから、守ってやりなさい」って言葉が、私の頭でリンクしました。

今回のお話で最も重要なのが、クラウスの生還ではないでしょうか。
周囲の制止を振り切り、クラウスを呼び戻した後の、タキの「おかえり」とあの表情は、流血騒動の前にクラウスが欲しかったものだったような気がします。
命は永遠ではなく、その儚さと恐怖を知ったことで、2人の距離が少しでも縮まることを願ってます。

エウロテの排除と自国の独立。ノーマンズランドの奪還。様々な思惑が交錯する中、タキや上層部がどういう決断をするのかが、今後の課題になってくるでしょう。
タキとしては、エウロテにここまでコケにされて、属国扱いされるのは腹に据えかねるというところでしょうが、自国の力だけではエウロテには勝てないのが現実。
むしろ、西方連合の方が利害が一致すると思うのですが、かなり突き返してるからね。協力関係は難しいかな。


『ihr HertZ』で連載再開!!嬉しすぎる

私の中では、他のBLすべて色あせるほどの衝撃的なお話ですね。

戦闘シーンは最高、でもあの2人のすれ違いっぷりは悲しすぎる。
静と動の違いはあってもお互い激情型なので、激突すればあの流血沙汰に至るのかと・・・。
古くさい迷信のことを知らないクラウスからすれば、帰国前後のタキの変化には混乱すると思う。
んで、「なんで拒絶するんだよ!」と、話し合いなんて言葉は頭から吹っ飛ぶということでしょうか。
黙り込むタキと話し合うのは難しいと思うけど、ここはクラウスが大人になって本音を引き出す他ないよね。タキを諦めるなんて、絶対に無理なのは分かってるから。
自分勝手に暴走してるから考えなしに見えるけど、基本的にクラウス頭は悪くないと思うし。
タキが本気で抵抗してない(ように私には見える)ことや、痛くて辛いことされる(つか、わざと乱暴に酷くしてる?)のわかってて逃げようとしない理由とか、冷静に考えればわかるんじゃないかな。
というか、体格差あっても絶対に受け入れるの無理って訳じゃないと思うので、もう少し丁寧に扱ってあげましょう。

本音は、お互いに何のしがらみもないない場所で平和に暮らしたいと思ってるのに、それができないのがこの話の一番哀しいところですね。
領民を見捨てられないタキの気持ちがわかるから、大好きな姉に別れを告げて、敵国に行くことを決めたクラウス。一緒にいたいからという理由だけでは、怖すぎる決断。そのタキにまで冷たくされたんじゃあ、あまりにも悲しすぎて、最近クラウスが可哀想でたまらなくなってきました。ピンチの時には、ちゃんとタキが助けに来てくれたけど(ハセベはヤバすぎる)。

伏線多すぎて、レビュー難しいストーリーですが、クラウスは言葉や行動で、タキはふとした瞬間の表情で、お互いを想いあってるのが伝わって来るだけに、せつなくて綺麗な世界観を感じます。

連載再開となったことで、なんとか2人が幸せになれる展開にしてほしいなと考えてしまいます。先生は、こういうどうにもなりそうもない状況から、何事もなかったようにハッピーエンドって得意だから。