かれい煮太郎先生デビューコミック
絵もストーリーも言葉選びも全部すごく好きです。
※ネタバレありです
「フツーの友達とはしないようなこともしてた」親友との再会BL
上司を殴り会社を辞めて帰ってきた攻め・貴一郎(呼び方はキイチ)
実家の酒屋を継いだ受け・晃太
再会後もお互いに気持ちを口にしないまま体を繋げます。
このままうやむやに続けていいのかという肉体関係と
普段の親友としての仲の良い二人の関係性のバランスが絶妙でした。
晃太が本当にかわいくて何度もその可愛さに悶えました。
感情の見えにくいキイチの、日常のふとした優しさにやられました。
そして書かずにはいられない第三の人物、トオル先輩。
やわらかな物腰で喧嘩がものすごく強く、晃太もキイチも慕っていた人。
トオル先輩が実らなくても想い人を大切にし続けていたのが堪りません。
亡くなっているんですが、すごく素敵でファンにならずにいられませんでした。
読み終えて改めて生きていてほしかったと寂しくなりました。
自分の気持ちは分かっていても
将来を考えるとこのままではいられないと決断する二人。
タイトルが大切に活かされた、とても素敵なラストでした。
いつかその後の幸せな二人にも会いたいです。
かれい煮太郎先生の商業BLデビュー作
単話配信全5話のレビューです
できるだけ楽しみを奪わないよう心掛けたつもりですが、ネタバレありです
※最後まで読むと結末は分かってしまうかもしれません
学生時代、友達以上恋人未満な関係だった貴一と晃太
再会後もお互いを本当はどう思っているか話さないまま曖昧な関係が始まります。
表情豊かな晃太が本当に可愛いです!
やんちゃっぽさの中に長男らしい生活の丁寧さがあるのも最高でした。
貴一は逆に表情に出さないタイプ
でもその分、時折見せる視線のやり方や言動にドキっとさせられます。
そして重要人物:トオル先輩
亡くなっているんですが本当に素敵な人で、私は勝手にハート泥棒と呼んでます。
海辺の町、貴一の小さな部屋、晃太の家の酒屋、コンビニまでの道…
描き方に温かみがあり、なんだか愛着が湧くような不思議な感覚になりました。
いつまでも昔と同じではいられない二人の恋物語、とても素敵でした。
来月のコミック発売がとても楽しみです。
(攻めの名前は貴一郎ですが、作中の呼び方の貴一で書いています)
タイトルにした要チェックは応募者全員プレゼントのことです。
内容はその号の表紙・巻頭・センターのカラー絵計3枚のクリアファイル。
応募者負担は応募時+送料分の切手代だけ←優しすぎてびっくりしました。
好きな作家さんが連載されている方はぜひチェックして下さい。
※以下特に好きな作品についてのみのレビュー、ネタバレ含みます
「藍より愛し」
1話では謎だった漣太郎くんのことが少しずつ分かってくる回でした。
(内面的に)かわいい…!!過去も現在もかわいいです。
漣太郎くんの中でどれほど新さんの存在が大きなものか見えてきました。
再会した二人の想いがここからどう近づくのか、すごく楽しみです。
「俺にだけ涙ちょうだい」
有海くんと多々良先輩がコラボカフェ(デート?)に。
興味のないコラボカフェに連れて来られてこんなに優しいって…神。
表情や行動そこかしこでキュンキュンしました。
「シカとして」
先生が旅行先で出会った制服男性を描かれていて、すごく格好良かったです。
制服男性のイラストブック発売してほしい!
一途な年下(大地)×年上美人(ハル兄)
二人の重ねてきた時間が堪らなく愛おしい素敵な作品でした。
※ネタバレありです
上手く説明できないんですが
ニラ先生の描かれるキャラがどの年齢も魅力的で
その年相応の可愛さ、やんちゃっぽさ、照れの表現が最高に好きです。
一途な大地くんが暴走系ではなく相手の感情に敏感なのも良かったです。
お互いの目線から見た相手の姿に、積年の想いが伝わってきました。
特に終盤はハル兄の想いもしっかりあって、両想いを堪能できました。
恋人になってからもふとした日常の中で
幼なじみの関係性が顔を出す感じが愛らしくて大好きです。
お祭りの二人の服装どストライクでした、アクスタになってほしかった!
特に好きだった作品のみレビュー失礼します。
※ネタバレあります
「藍より愛し」はなぶさ数字先生
新連載、年下スプリンター×BA(ビューティーアドバイザー)
面白かったです、今回は主に受けの加美山さんのお話。
プライベートと仕事モードでかなりギャップがあるのが良いです。
職場の空気や周りの人の描写が絶妙なリアルさでした。
そして再会シーンが好きすぎました!続きが楽しみです。
「俺だけに涙ちょうだい」狼森圓先生
多々良先輩の言動に何度もキュンとしました。
迷惑な陽キャの絡みを、ノリで流してしまわないとこが嬉しい。
え…絶対好きですよね?ちがうの?ただのフェチ?
早く気持ちが知りたい、ぜひ多々良先輩目線も読みたいです。
「シカとして」藤河るり先生
表紙裏のショートエッセイ、旅行前のご友人とのエピソード。
ご友人が最高で、秀逸な今話のタイトルでさらに笑いました。
旅行先で訪れられる予定のある場所、先生の作品に反映されるのが楽しみです。
表題作「愛せよ坊ちゃん」
まずキャラデザインがすごく好きです。
棗くんは箱入りのお坊ちゃんなんですが、嫌味や毒気がなく可愛い。
一誠くんのツンツンさと読み進めて分かる情の厚さが堪りませんでした。
お坊ちゃん大学生の成長がリアルでした。
カタチだけの独り立ちから徐々に色んなことに気づいて学び
今の自分ではどうしようもないことにやっと気づく。もどかしいです。
幼少期がまたとてつもなく可愛くて悶えました。
恋愛面も最高でした!
ネタバレタグを付けてはいるんですが、
一誠くんの気持ちについては出来るだけ前情報なしで読んで頂きたいです。
触っていますが挿入はなし。
ピュアな初めての経験・感情の連続に萌えまくりでした。
その後の二人もいつかぜひ読みたいです!
同時収録作「俺のミスターへ」
イケメンで何でもそつなくこなす取手くんが
自分でも気づかないうちに鳴海くんに執着しているのが最高です。
そして鳴海くんには10年間片想いしている相手(彼女もち)がいるっていう…
こちらも前後編と言わず、もっと読みたい二人でした。
どちらもはなぶさ先生特有のユーモアが散りばめられていて、すごく面白かったです。
可愛さに振り切ったカバーデザインも大好きです。
※ネタバレあり
表題作:萌
キヨくんが本当に可愛くて大好きになりました。
オッサンに抱かれていたというのがどうしても可哀想で…
それがあってこその展開なんですが、どうしても嫌で萌評価にしました。
南野くんがしつこくって&運も味方してくれて良かった。
ここからどんどん幸せになっていく姿が見たいです。
収録作「今更どうこうなるだとか」:神
海人くんがすごく健気。
ずっと想いを押し込めて結婚式のスピーチまでするとかもう…(泣)
世界一幸せになってほしい。
せっかく結ばれたのに、智也くんのカッコイイ男計画にハラハラしました。
当て馬の年下美容師がすごく良いです、キュンキュンでした。
描き下ろしで二作品の攻め同士・受け同士が会ってその後…が最高!
これで本全体がまとまって、幸せな読後感に浸れました。
他作品をコミックで読んで大好きになり、こちらの短編も購入してみました。
※ネタバレあります。
帯にあると通り「めちゃくちゃかわいい」!!
だけでなく攻めの黒瀬くんは格好良さが
受けの永介さんは穏やかな大人の魅力が可愛さと見事に共存しています。
黒瀬くんの一途さ、周りへの牽制が最高でした。
ラストの勘違いにニヤニヤしてしまいます。
いつかこの後も二人もぜひ見てみたい!
ですがこのページ数でこれだけの胸キュン、大満足でした。
途中途中のゆるっとしたキャラの描き方もすごく可愛くて
メリハリのある表現で感情や内面的な魅力が伝わってきました。
光属性のお話を読みたい方におすすめです。