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表題作愛せよ坊ちゃん

五嵐川一誠,棗の親から依頼されたお目付け役
石森 棗,世間知らずの箱入り息子,大学生,18歳

同時収録作品俺のミスター

取手明日檜,大学生,アナ研
鳴海草太,大学生,映研

その他の収録作品

  • 好きだよ坊ちゃん(描き下ろし)
  • カバー下(描き下ろし)

あらすじ

大学進学を機に、両親の元を離れることを
決意した社長令息の棗。
一人暮らしで自立して、
ボクにもできることを見つけたい――!!
自分だけの空間や、初めて見る商店街の風景に
期待を募らせた矢先、
面倒見役を名乗る隣人・一誠が現れた!!
両親から雇われたという話を聞き、
信頼されていない自分に落ち込む棗。
一人でも大丈夫だと一層息巻くけれど、
気合が空回りし、美人局に巻き込まれてしまう。
危ないところを助けてくれた一誠に感銘を受け、
友達志願すると、「セフレならなってもいい」と
揶揄され…!?

作品情報

作品名
愛せよ坊ちゃん
著者
はなぶさ数字 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784199609596
4

(82)

(28)

萌々

(36)

(13)

中立

(1)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
12
得点
324
評価数
82
平均
4 / 5
神率
34.1%

レビュー投稿数12

どちらも面白い

2つのお話両方とも良かったです。
ラストはその後の話をもう少しくださいって思っちゃいました。ちょっとブチっと切ったような終わり方と感じました。

「愛せよ坊ちゃん」について
将来やりたい仕事は決まっているのに経済的な理由で苦労している一誠くん。
坊ちゃんである棗の箱入りムスコ度に呆れて嫌味を言ったりして最初はコワイ人でした。

何も悩みがないように見える棗ですが
過干渉と思える母親との関係で自分で何かを決めることにまだ慣れていなかったり、父親の会社を継ぐ器ではないと周囲の人に思われかなり傷ついています。
あまり幸せそうには見えません。

でもただ凹んでるのではなく自立したいと決意し前向きに変わろうとしているのが可愛くてガンバレって応援したくなる子です。
一誠くんもピリピリ怒っているようでホントは優しくて真面目な性格が良い。

描き下ろし番外編がほのぼの甘くてよかった。
何も知らないから思わず口に出しちゃうあざとい言葉の数々に笑顔になれます。

2人ともすごくよいセリフ言ってる所が沢山あり色々と気付かされました。

0

どっちももっと読みたい!

あら?
表題作でまるごと1冊と思いきや、
全3話の短めのお話でした。
表題作他、前後編が1作品収録されております。

どちらかというと長編をがっつり読みたい派ではありますが、
今作に関しては表題作も同時収録策もどちらも面白かった~!
できればそれぞれを丸ごと1冊で続編を読みたいくらい♪

表題作『愛せよ坊ちゃん』は
坊ちゃんこと、世間知らず御曹司の棗と
その隣人で雇われ世話役の一誠の出会いから
恋が始まるまでのお話でした。

この棗が箱入り坊ちゃんというか、
もはや天然記念物なんですよね。

大事に大事に育てられてきたゆえに人の悪意に疎く、
だけど、その分どこまでも素直で誠実で優しい子。

はじめはそんな棗の能天気さにイラついていた一誠ですが、
次第に絆されてゆきます。

棗も自分にキツく当たりながらも面倒見のいい一誠に懐き、
友人になりたいと望みますが、ピュアすぎて恋心をなかなか
自覚できないのがもどかしいんです…!

その後、実は二人の過去や一誠の秘密が明かされ、
急速に恋に発展するもやっぱりちょっぴり慌ただしかったです。
やっぱり3話じゃ足りないよねぇ…

恋人同士になったところで終えてしまうので、
この後の二人の恋人編なんかも見てみたいなぁ。

同時収録の『俺のミスター』は
大学生のミスコンを通じて知り合った二人が恋に落ちるお話。

親友に10年以上も片思いし続けてきたゲイの鳴海は
ミスコンの候補者の取手からPR動画の作成を手伝うよう依頼され…。

一見俺様な取手ですが、蓋を開けてみれば誠実でめちゃくちゃ男前!
10年以上もノンケの友人に片思いしてきた鳴海も大概ですが、
この取手の見た目でこの一途さはなかなかに効きました( ´艸`)

10年ものの恋をあっさりと塗り替えられてしまった鳴海に
ややチョロさを感じてはしまいはしたものの、
いやいや、こんなの惚れられずにいられませんて。ね。

こちらもまた前後編で、二人の恋の成就で終えてしまうので
絶対続きを読みたいところ。
どうかどうか…番外編でもいいので続編を所望いたします!

1

2作品収録 どちらもグッときました!

先生の作品は作家様買いしています。「僕をこんなにしておいて」「初恋が牙をむく」が特に好きな作品です。
こちらは中編2作品収録です。

【愛せよ坊ちゃん】
3話構成。
生粋のお坊ちゃんの棗(なつめ)は、大学進学を機に親元を離れ一人暮らしを始めるが、親の雇ったお目付け役の一誠が現れる。世間知らずの棗が一誠に助けられ色々経験していくお話。

一誠のお顔に初めはおっと思いました。ヤンキーじゃないのに眉の薄いヤンキー顔の強面キャラって珍しいw 棗に対してぶっきらぼうだし、苦手かもと思ったけど、ガタイはいいし、実はいい子だし、読み進めるとギャップ萌えがあります♡
棗は本物のお坊ちゃんでかわい子ちゃんなんだけど、気立がよくがんばり屋さんでほっこりします。

思うところあって初めはつっけんどんだった一誠が、棗に絆されていくのに萌えます。強面が眉下げた困り顔も可愛いな〜。
途中、棗のバイト中に出てくるベンチャー云々の噂話って一誠のことですよね。最後まで読むと、一誠の漢気にグッときました。カッコいいです!
それから棗が一誠と過ごすうちに、精神的に成長していくのもよかったです。

短めだけどしっかり練られた設定で、できれば長編で読みたかったです。読了後、初めから読み返したくなるお話でした。

本編はキスまでですが、書き下ろしではもうちょっと先まで進みます。エロラブで最高でした!
電子限定番外編は3P、ラブラブで二人とも可愛いです♪


【俺のミスターへ】
前後編。
大学のミスコンに出場する長身イケメンの取出と、そのPR動画を撮影する鳴海の出会いと恋のお話。
初めは二人がバチバチしてるので、どうBLになるのかと思いましたが、短いページ数で見事に萌えとキュンのあるお話になっています、すごい! 

特に取出が好きです。
初めは傲慢な男前攻めかと思ったら、どんどん可愛げが出て魅力的になります。そして「好きになればいいのに」から「気になってる」と伝える場面はキューンとしました。あとキスシーンもよかった〜、男前でカッコいい!

キスまででエロは無し。
こちらは書き下ろしがなくて残念!
その後の二人が読みたいので、ぜひとも番外編描いて欲しいです、切実に!w


はなぶさ先生の作品は、自分には時々伏線やストーリーなど少し複雑に感じるのですが、心にグッとくる作品が多くて好きです。今後の作品も楽しみにしています。

ebookjapan購入 トーン修正(修正箇所の描写は少なめ)

3

坊ちゃん奮闘記

世間知らずレベル90の箱入り坊ちゃん。外界を知り、人間レベルを上げるの巻。

ぽやぽやふわふわなんて効果音が似合ってしまいそうな坊ちゃんこと棗ですが、なんとまあ一生懸命で憎めない愛らしい人です。花が咲いたような笑顔がとってもかわいい。
自分が恵まれた環境で育ち、周囲と比べて世間知らずなのだということをしっかりと自覚をしていて、彼なりに頑張って少しずつ成長をしていく姿は危なっかしいながらも応援したくなるもの。なかなかすぐに上手くはいかないもどかしさに、がんばれ…!となってしまう。
かと思えば、あちこちで育ちの良さと持ち前の毒気のないピュアで素直なストレートな物言いが見え隠れしていて良いんですよね。

と、棗の成長はすごくよかったのですが、素直に全部がかわいい!!となれなかったのは棗の両親のことが気になってしまったから。
親に管理された生活を送って来て、期待に応えようとしたけれど親が敷いたレールから逸れてしまい、突然好きに生きろと言われたらそりゃあこうなるよね…と、棗がものを知らない自分に落ち込んで悩む度に切なくなる。父親も母親もどうなのかなあと思いました。
愛情は沢山注がれていたと思うんですけど…とても良い子なので。
そんな彼が唯一本音を言える、なんだかんだで相性が良さそうな一誠と出会えて本当に良かった。
一誠に関してはぜひ読んでとしか言えないのが悔やまれます。さっぱりしていて好きなキャラクターでした。
コミコミスタジオさんの有償特典では一誠視点のあのシーンが見られますよ!

同時収録は、読み進めるに連れて攻めの印象がどんどん変化していくのが面白かったです。
赤面する攻めが好物の人間にとってたまらないお話でした。
ただやはり、どちらの作品ももうちょっと長く読みたかったというのが正直なところ。
特に坊ちゃん…!この先が見たいです…!

1

めちゃくちゃお似合い

ものすごく大切に育てられ、何不自由なく生きてきたお金持ちのお坊ちゃん・棗は
大学進学を機に自立を決意してひとり暮らしをすることに。
彼なりに覚悟をしてのひとり暮らしだったものの、世間一般の自立とは違うことにまだ気が付いていなくて。
棗の面倒を見るために雇われた一誠から自分の甘さを突きつけられるような日々の中、少しずつ成長していく姿を見守れることが嬉しかったです。

世間知らずでぽや〜っとしていて「ザ・箱入り息子」なのだけど、何をするにも一生懸命なところが本当に可愛くて憎めなかったし
棗の言葉には裏もウソもないというのが彼自身の人の良さを表していてすごく素敵でした。

そして何と言っても無愛想で素っ気ない素振りばかり見せていた一誠が、本当は棗のことが好きだったという展開に萌え…!
面倒くさがりながらも言葉の端々ににじみ出ていた優しさ、あれが一誠の本当の気持ちだったんですね。
単純で流されやすい棗を自分の方に向かせるのではなく、好きだからこそあえて遠ざけようとする男らしさがめちゃくちゃ好きでした。

こんなしっかり者の恋人がいたら棗のこの先も安心だなーとほっこり。
ただものすごく良いところで終わってしまっているので、ぜひ今後の彼らをまた見せてほしいなと思いました。

3

この作品が収納されている本棚

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