初恋が牙をむく

hatsukoi ga kiba wo muku

初恋が牙をむく
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神38
  • 萌×227
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

161

レビュー数
6
得点
314
評価数
72
平均
4.4 / 5
神率
52.8%
著者
英数字 

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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
価格
¥724(税抜)  ¥780(税込)
ISBN
9784813032090

あらすじ

弟と二人暮らしの晃生には、忘れられない人がいる。
高校時代の同級生の嵯峨だ。

高校生の時に晃生は嵯峨とのキスを弟に見られてしまう。
罪悪感から晃生は嵯峨を遠ざけ、そのまま疎遠になった。

だが、それから十年以上経ったある日、嵯峨は弟の仕事関係者として再び晃生の前に現れて…!?

表題作初恋が牙をむく

嵯峨玲治・芸能事務所マネージャー・28
家田晃生・在宅プログラマー・28

その他の収録作品

  • 弟が家を出る

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数6

なりふり構わず振る舞えない大人達

 学生時代、男同士でキスしているところを受けの弟に見られて以来、まったく会わなくなってしまった2人の再会からの物語。実は当時まだ幼かった弟自身は、もう忘れているくらいの出来事なのだけれど、見られた兄の方は当時の気まずさや罪悪感をずっと背負っていて、なかなか前に進めずにいます。相手は何とも思っていなくても、自分はどうしてもずるずると気持ちを引きずってしまうことってありますよね。弟の成長を感じ、自分も変わりたいと望むのに、最初の一歩を踏み出す勇気が出ない家田にはとても共感しました。

 2人の恋が再び動き出すのは終盤になってからなんですが、それだけの時間を要したというところがリアルで良かったと思います。家田が当時のことを振り返って気持ちを晒け出すまで、2人はあくまで家田の弟の南を介して繋がっている関係で、南の兄とマネージャーという存在でしかないんです。間違ってキスしたりハグしたりすることもないし、もちろんラッキースケベ的な展開もなく、最後の最後までお互いいつでも相手を振り切る覚悟をどこかに持っているような雰囲気を感じました。そういうところが、大人同士の恋愛を等身大に描いた作品だったように思います。

0

まさに牙をむく

表題のお話で1巻。
どうかな?と思いながら読み始めたけどとてもよかった。

gateau の「めんどくさいけど~」を先に読んでいて、ヒューマン系いいなあと思った記憶があるのだが、詳細が思い出せない。都度レビューしないとだめですね。

タイトルから再会ものかな、とおもって、余り得意でないので半信半疑というところだったのですが、読み始めてすぐ、これはいいなと。まさに牙をむく初恋で、あふれる恋情がよく表現されてた。

高校生の頃、本屋で、何となくお互いゲイかも、という出会いをした二人。部屋でいい雰囲気のところを幼い弟に見られたことから、疎遠になってしまう。

今は在宅プログラマーで生計をたてるあっくんと、同居して俳優をめざす弟。弟をスカウトしたのは、なんとかつての恋人、嵯峨くんだった。

お互い忘れたはずの恋。けれど爪痕は深く残っていて、終わったといいきかせなくては心乱れてしまう。
昔、恋から逃げてしまったあっくんが、今度こそちゃんとお別れしなくてはと、嵯峨に向き合うシーン。せつなくて涙腺がやられました。

今後も英数字さんの作品をフォローしていきたいと思います。

1

良かった

タイトルがいいです、初恋が牙をむく、
少し痛そうだけど切なげで良いタイトル。
前作も印象に残ったので読んでみました。

この表紙の2人、中学生の時お家でキスしてたところを受けの弟に見られてしまうんです。かわいそうなのがその後弟が話せなくなっちゃうんですね…責任を感じた受けが一方的に縁を切る感じで別れてしまうんです。この事はその後の受けにも大きく影を落とす出来事になります。

大人になり再会したふたり。
昔の事を引きずっていそうな攻めから牙を剥かれてしまう受けだけど、この受けが素直でね…喧嘩にならない相手っているけどそんなタイプの柔和なおっとりさん。未練たっぷりな攻めが秒で(私の体感)牙を抜かれちゃってる感じが分かるのでニヤニヤしてしまいます(でもあくまで許してないって顔で頑張って意地張ってるけど笑)。

弟への後ろめたさも解決したし(過保護な程弟を大事にしてきたけど、知らぬ間に逞しく成長していたんだね)、きっとこれから失くした時間を取り戻すかのように初恋をし直していくのでしょう。お互いにメロメロでいいですね〜お幸せに^ ^

1

感情移入しやすい

絵柄。実直綺麗系に舵は取ってるけど、ちょっとデッサン歪んでる所が多々あって、その歪み方が超「ホラー」や「スプラッタ」向き。猟奇殺人ものとか、異種生物による侵略物とか描いたらもっっっのスゴクハマるだろうな~と思いながら読みました。
こういう歪みってのは狙って描けるものじゃないので貴重なんですよね。最近はホラー雑誌は殆ど無いのかもしれませんが、あったら編集さんが狙いたくなりそうな絵柄です。表情の作り方とか顔に掛けるトーンの使い方も非常にホラーっぽいです。

お話はBLとして良かったです!
王道と言えば王道なのかもしれませんし、主人公にちょっとイラつく場面も無くはないでしょうけど、なかなか人ってのはそう簡単に割り切れないですよね。無意識に自分本位になってしまって、相手の事まで思いやってあげられないとかね。登場人物の辛さが切ないほどに伝わってきます。

0

大人になってから、忘れられない初恋のやり直し。

『初恋が牙をむく』タイトルが ”まさに” なお話!

英数字先生、2冊目のコミックスですが、一冊まるごと二人の話。
最近の大洋図書は新人さんでも連載ものをじっくり描かせる傾向がありますね。
読み応えのある話がどんどん出てきて嬉しいです♪


嵯峨と家田は高校の同級生で、付き合い始めた頃、キスしていたのを家田の幼い弟に見られてしまう。
それで弟はご飯を食べず、しゃべらなくなって、責任を感じた家田は、嵯峨を避けたまま転校して音信不通に。

それから12~13年後、弟が俳優を目指すことになり、家田が芸能事務所を訪れると、弟の担当者が嵯峨だった。
家田は戸惑いながら、二人になった時に「覚えてる?」と話しかけると、「よくその話ができるな」と嵯峨は冷たい。
二人は保護者と事務所関係者として、上っ面だけの付き合いをすることになります。


家田はずっと嵯峨を忘れることができず、「お別れ言ってなかったからどこかでまだ繋がれてるって思いこめてた」ってモノローグにキュンとしました…
避けたのは家田なのに、弟への罪悪感と、嵯峨にもどう接していいかわからなくて逃げてしまったんだろうなぁ。

そして嵯峨も、高校のときの家田に囚われたまま。
舞台で弟を見た時は ”あの子” みたいで目が離せなかった。
あの時、もっと焦らずにいたら、もっと大丈夫だよって言ってやれてたら…
嵯峨もずっと後悔していたんだったら、再会した時にあんなに冷たくしなくても良かったのに。
でも、忘れられない気持ちの重さと、避けられた苦しみが爆発しちゃったんだろうなぁ。

10代の遠慮して気持ちを伝えられないもどかしさ、大人になって意地を張って気持ちを隠してしまうやりきれなさ、昔と今の時間軸の気持ちがリンクしている演出がうまいです!


家田はタレ目で弱々しくてかわいい感じで、”あの子” と呼ばれるのがしっくりくる。
嵯峨は硬派で優しくて、昔も今も家田が何かを言うまで待ってくれている。
関係はこじれてしまったけど、二人はすごくお似合いに見えるんですよ。


そして二人は弟関連で何度も会って、お互いの忘れられない気持ちがダダ漏れて…

”やけぼっくいに火” というよりも、”叶わなかった初恋のやり直し” って感じです。
気持ちが通じあった時に、「嵯峨さん」が「嵯峨くん」に、「家田さん・お兄さん」が「家ちゃん」に、他人行儀だった呼び方が、昔の呼び方になった瞬間、あの時に戻って関係をリスタートしたように見えました。


会えないのに引きずったままの気持ちは、ずっと棘のように刺さって傷ついてきたんだと思う。
そして再会して、忘れられない気持ちを引きずり出されて、棘が牙のように鋭く大きくなっていく。
初恋の相手から牙をむけられたのではなく、自分の気持ちが牙になって自分に襲いかかってくる、そんな風に感じました。
自分の気持ちだからこそ、避けることができない。


気持ちが通じあったら、家田は照れながら嵯峨に甘えて、嵯峨はかわいくってたまんないって感じになっていきそうです。
大人になってからの初恋のやり直し、嵯峨は抑えがきかなくて、家田は照れくさくって、性急感とたどたどしさが混じるカラダのつながりもかわいいです。

8

忘れられない初恋

高校時代
呼び方:嵯峨玲治→「嵯峨くん」、家田晃生→「家ちゃん」
晃生の部屋でキスをする両思いの二人、しかしそれを見た幼い弟の南が喋らなくなってしまいます。
晃生は自分のせいだと思い嵯峨くんを避けるように、やがて引っ越しそれっきり疎遠になります。

28歳になり晃生は南(18歳)と二人暮らし、両親は海外にいます。
芝居サークルに入っていた南がスカウトされ保護者(過保護ぎみ)として芸能事務所を訪れます。
なんとスカウトしたのは嵯峨くん!南のマネージャーになります。
二人になった時に久しぶりと言う晃生に、キツい反応の嵯峨くん。
「やっと忘れられたと思ってたのに」
というわけで再会後の呼び方:「嵯峨さん」「家田さん」(南は「南くん」)
南は昔のことを覚えておらず、嵯峨さんも弟とは知らずスカウト。
晃生は自分が傷つけたことを自覚します。会話はするものの、弟のマネージャーと保護者としてのキョリに。

お互いにとって特別な初恋の相手、視線に態度にドキドキさせられました。
一見寡黙でありながらちゃんと熱を感じさせる格好いい嵯峨さん。
(1話試し読みではちょっと怖いですけど大丈夫ですよ!)
優しく愛らしい晃生。愛を込めて家ちゃんッと呼びたくなります。
弟の南くんも良いキャラしてます。少し登場する芸能事務所の方も良いアクセントに。
嫌なキャラがいません。

描き下ろしも可愛く、幸せな気持ちなりました。ニヤニヤしちゃいます。
カバー下あり(電子書籍はどうなっているのか分かりません)。1冊まるまま表題作です。
ストーリー、セリフ、ちょっと癖のあるキャラが堪りません。
英数字先生の作品大好きです。前作「めんどくさいけど愛してる」よりソフトな印象でした。

16

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