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表題作Neonと群青

羽鳥 真広
高2→医者(研修医)
久米 史人
高2→社会人(バーの店員)

その他の収録作品

  • 〜ep.5でなぜ自然消滅をまぬがれたのか〜
  • あとがき

あらすじ

高校生の羽鳥真広(はとりまひろ)は最近、地味なクラスメイト・久米史人(くめふみと)のことがやけに気になっている。友達ですらなかった彼らは、電車の乗り過ごしをキッカケに唯一の存在となり…。大人になるほど眩しい、青春の追憶作。

◆収録内容◆
「Neonと群青」全6話/コミックシーモア限定描き下ろしおまけ漫画3P

※本作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。また、犯罪行為及び刑罰・法令に抵触する行為を容認・推奨するものではありません。一部過激な表現が含まれる場合がありますので、あらかじめご了承の上、お読みください。

作品情報

作品名
Neonと群青
著者
ジョゼ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
weavin
レーベル
pirka2(ピリカピリカ)
電子発売日
4.6

(23)

(14)

萌々

(9)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
106
評価数
23
平均
4.6 / 5
神率
60.9%

レビュー投稿数8

余白に情感たっぷり

ジョゼ先生作品を読むのは2作目です。
一読した時は10年つきあったカップルが倦怠期を迎え一旦別れて元サヤになった話ねと身も蓋もない印象でしたが。それだけではない良さがある。

高校時代のなれそめと現在とが交互に描かれ、2人の思いがだんだんわかってくる。
始まりはロマンティックなものでも、それは次第に思い出になっていき現実的な日常が続いていく。

特に説明はなく「答えは出ているんでしょう?」とハグをして「幸せになって」という別れ。なんて美しいんでしょう。
その後、お互いのことを思い返し胸がちくちくするような、ちょっぴり後悔もあるような描写もよくて。

─いや 10年も一緒にいたんだ
─恋人で 親友で 家族みたいな
─青春のすべて(ここで2人が鉢合う)←じーんとしました

離れてこそわかる、2人で一緒にいることの尊さ。
余白をしっかり読めばその情感が伝わるいいお話でした。

0

足し算より引き算で魅せる恋愛模様

倦怠期を迎えたカップルが抱える不安定な気持ちがよく描写されていて、物語の世界に引き込ませる誘引力がすごいなと思いました。

不満や不安、物足りない毎日へのモヤモヤ感に見舞われる現在。
それに対し、キラキラドキドキで埋め尽くされていた高校時代。
過去と現在の明と暗、光と影、陰と陽……まるで出会ったときの頃が2人にとってのピークと言わんばかりのもの寂しさが、物憂げな絵柄と相まって非常に際立っています。
ときめきは今や過去の遺物となり、昔と今を比べて交際のあり方に悩む2人の心理描写がこれまた切ない……。好きで付き合っているのか、惰性で付き合っているのかも分からなくなっているほどに交際期間が長すぎたかもしれないけど、根っこにある気持ちは実はあのときと同じで変わっていません。だからもどかしいのです。

久米が見てる景色と、羽鳥が見てる景色は違ってるんですよね。
久米が結婚のワードを出したりして2人の関係性を前向きに捉えようとしている姿勢に対して、羽鳥は自分との交際が久米を縛り付けているのではと考えていることからそれが伺えます。どちらもお互いに考えていることを知る由もなく、勘違いやすれ違いを残したままにしているもんだから、2人の間の溝がどんどん大きくなっていく悪循環には嫌な意味でドキドキしました。

現在の倦怠期と過去の淡い恋心とのコントラストは、今の彼らの状態がかなり悪い状態だと訴えているようで苦しいですが、お互いに相手のことを好きだからこそ悩んだり考えたりしているのも事実。相手の行動から勝手に気持ちを押し測っていないで、素直に話し合えば解決することなのに、それすらしようとしない2人があまりにも焦ったすぎでした。゚(゚´Д`゚)゚。

現在の2人のことも過去の2人のことも、もう少し詳しく触れて欲しい部分があったけど、適度に想像させるくらいの抑え方がこの物語にはしっくりとくるのかも^ ^
足し算より引き算でより映える恋愛模様もあるんだなぁと、2人が再び気持ちを分かち合う瞬間を見て納得。しっとりとした感情がどこまでも私の心を掴んで離さない、そんなストーリーでした。

0

10年のキラキラと変化

高校時代の淡い恋心から大人になって環境が変わっていくふたり。「特別」だったものが「当たり前」になって、それが「足枷」や「負担」になっていくのでは、という不安。
好きだからこその相手を想う気持ちや諦めが、切なくしっとりと描かれています。

高校時代のふたりの恋に落ちたきっかけ、はじめてふたりで話したこと、ドキドキしながら仲良くなっていく様子はすごくかわいくてキラキラしていて、読んでいてキュンキュンします。ジョゼ先生の描く十代の男の子の壊れそうな眩しさがとても素敵です。

でも大人になるとなにかズレていってしまいます。
ふたりは3年目の学生時代に史人の留学で少し離れ、10年目の社会人で未来のため別れを決意します。真広が「ちゃんとしたい」性格だってふたりともわかっているから。カミングアウトも結婚もできないだろうから。
キラキラしていたあの頃とは変わってしまったけど、もう前にも後にも動けなくなっていったんでしょうね。それって同性だからというわけではないのではないでしょうか?倦怠期ってことですよね?10年付き合っているわけだから。考えすぎて終わりにしてしまったような気がしました。

別れたことによってより一層キラキラする思い出。群青は制服であり青春の色。そしてサクマドロップの輝き。ふたりの間にかつてはあったもので、大人になってなかなか見つけられないもの。でもちゃんと最後に別の形で見つかります。ネオンのシーグラス。Neonは爽やかな青色であって新しいということ。
サクマドロップからシーグラスに変わって、ふたりは元にもどります。ふたりの口の中で溶けていたものから、変わらないものへと。やっぱりずっと一緒にいたいと分かったから。

読んだ後にほんわかしてうれしくなる、そんな素敵な終わり方でした。すごくいい空気感と満ち足りた時間感覚のある作品になっています。

1

作画もストーリーも美しい。

ジョゼ先生も作者買いしてしまう先生のひとりなので今回も迷わず購入。
先生の作品の中で一番好きです。
歳を重ねて、今の暮らしが長くなって、もう戻らない「制服の頃」や「ロマンティックなキスの頃」を思って切なくなることが多かった今の自分にハマりすぎて…終始涙が出そうでした。
タイトル通り漫画はモノクロなのに鮮やかな色を感じるし、出逢った頃と現在のストーリーが交差することで過ごしてきた歳月や環境、心境、関係性の変化がありありと伝わってきて本当に素敵なお話でした。
ジョゼ先生の絵が大好きでファンになったのですが、いつもなにかちょっと切なさが胸に刺さるんです。
その中でも本作は構成もストーリーも世界観の美しさも抜群に良かったです。
先生、色使いも本当に綺麗なのでカラー版が見たいです!

1

優しい波動に包まれて

ジョゼ先生の優しい青の世界でした。
シーモアで購入したけど「※本作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。また、犯罪行為及び刑罰・法令に抵触する行為を容認・推奨するものではありません。一部過激な表現が含まれる場合がありますので、あらかじめご了承の上、お読みください。」と注意書きがあったけど、ん❓どこの部分を指してのこと分からなかった。だから、なんか怖い事件でも起きるのかと思ったら無かったし。

構成の半分は大人になってからの話だから、もう少しHな場面が欲しかった。すごく清い。”たろ逃げ”などのようにライトBL流行っているのかなぁ。

3

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