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愛しいのは、君のまま

itoshiino ha kiminomama

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表題作愛しいのは、君のまま

神田陣
高校2年生
立川みのる
高校2年生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

かっこよくて爽やかで、友達への気遣いができてみんなに分け隔てなく優しく
自身が必死の努力で手に入れたものを天然で自然にできてしまう。
立川みのるは自分とは違う、「本物」の人気者・神田陣のことが苦手だった。
なるべく関わらないようにしていたが、神田が告白されているところに遭遇し
連絡先を聞かれ、さらに学校で禁止されているバイトをしていることも知られてしまう。
少しづつ二人の接点が増えていったころ、体調不良で学校を休んだ立川の元に神田がお見舞いにやってくる。
ダサメガネでアイプチカラコンなしの野暮な姿をよりにもよって神田に見られてしまい
絶望する立川だが、そんな様子もお構いなしに無邪気に懐に入り込んできてーー?

「認められたい」「好かれたい」
等身大の悩みと好きが詰まったアオハルプラトニックBL!

作品情報

作品名
愛しいのは、君のまま
著者
会川フゥ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ジーオーティー
レーベル
picn comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784823610523

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48

4.6

(21)

(15)

萌々

(5)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
98
評価数
21
平均
4.6 / 5
神率
71.4%

レビュー投稿数3

感情移入して、思わず涙。。等身大の悩みの詰まった、プラトニックアオハル

はーーーー…
主人公のみのるに感情移入してしまい、
途中ティッシュ片手に泣きながら読みました。

読み終えてタイトルを見返し、またうるっときて。

高校時代、作中の神田(攻)が最後に言う
セリフを言われていたとしたら、
自分はきっとおおいに救われただろうな…
なんて、遠い記憶に思いを馳せてしまいました。

ほのぼの可愛らしい黄色い表紙に、
出てくる主要キャラも皆高校生らしい瑞々しさがある、
等身大の悩みの詰まった学園ストーリーです。



中学時代、メガネで太っていて陰キャで地味、
クラスメイトに話しかけてもらえず辛い思いをしたみのる(受)。

高校生となった彼は、中学時代の憧れだった
同級生を参考に毎朝30分かけて髪をセットし
コンタクトを入れ、今や”イケメン”として
クラスの人気者になっています。

そしてみのるが苦手としているのが、
同じクラスのもうひとりの人気者・神田(攻)。

自分が必死に努力して手に入れたものを、
天然自然に持っている神田に意識して
近づかないようにしていたものの、
ひょんなことから会話するようになってー

と続きます。

当初苦手だった爽やかイケメン・神田と交流が始まり、
素の自分の顔を見られてしまうハプニングを経て
距離が近くなってゆく過程が、最高に良い…

何よりみちるの人柄、性格が見ていて本当に気持ちが良く、心洗われます。
自分の思い違いや過ちを素直に認め、謝ることができる。
困っているクラスメイトを助け、決して人をバカにしたりしないのです。

中学時代の憧れのクラスメイト・怜央に偶然再会した際、
みのるをあの”中学時代のみのる”と認識できていない彼が零した一言。

激しい言葉や悪口ではないけれど、
実は少し傷ついたはずのみのるがそれでも、
怜央を恨んだりせず、受け止める様子が清々しい!

「元気 減ってない!」って言葉、
私もちょっと元気をなくしそうな時、言ってみようかな。

そんなみのるの様子を見て、「自分も実は中学時代、あんまりいい思い出がない」と告げる神田。

打ち明けられた事実におおいに驚くけれど、
”何も悩みがなさそうに見える人にも、外からは見えない悩みがある”ことを知ったみのるの心の変化に共感しました。

中・高と決してイケてなかった自分も、
みのるに自分を重ね、つい入れ込んで見てしまいます。

特に辛かったのが、その後の展開。
見知らぬ誰かに中学時代の写真をアップされ暴露され、
みのるが学校に登校できなくなってしまうのです。

ここでもちろん、神田の言葉にも心打たれてうるっときたのですが、クラスメイト女子二人の言動が素晴らしくて泣けたーー…( ; ; )

「人の噂も三十五日」と勘違いしてる荻窪ちゃん、可愛いw

「外見がいいからとか、人気者だからとか、
そういう理由でみのるとつるんでるわけじゃない」

と、日野さんが語る初対面時のエピソードに、じーん。。

みのる自身は覚えておらず、”些細なこと”と思っていたかもしれないけれど。
周りがどんなことを言おうが、彼女たちにとっては
”大好きな(とは言ってないけど、そうだよね☺︎)優しい友達”。

もうこのあたり、ティッシュ片手にぐすぐす言いながら読んでいました、、

変に”犯人探し”をしたり制裁したりすることなく、
またクラスメイト全員が日野さん荻窪さんみたいに
優しいわけではないところも、リアルに感じられてとても良かった。


互いの秘密を教え合い、修学旅行で一つの布団の中に隠れたり、一緒にシューズを買いに行ったり。

二人の距離が近づく過程を追体験し、ドキドキしながら見守り、迎えた終盤。

「ハッキリ言って」と神田に告げる
みのるの表情が可愛すぎて、もう、
きゅーーーーん!!!(*´◒`*)

皆に過去の自分の姿がバレてしまい、
「これからどうすればいいんだろう」と
呟いたみのるに神田がかけた言葉。

レビュー冒頭にも書きましたが、
この言葉に私自身も救われた気がする…!

「認められたい」「好かれたい」
誰しもが大なり小なり、きっと抱えている承認欲求とそれにまつわる悩み。

それらを鮮やかに描き出し、優しく背中をトントン、と叩いてくれるような作品、本当に素晴らしかったです(語彙力ーー…!)。

プラトニックな学園アオハルですが、
描き下ろしで見られたキスに心ときめきまくり、
萌え転がりました・:*+.


★修正&濡れ場:なし(電子シーモア)
描き下ろしに素敵なキス描写があります☺︎

1

男子高校生BLらしいかわいらしさ

かわいいなぁ!!!!
思春期のコンプレックス。理想と自分のギャップ。かっこいい同級生へのあこがれに妬み。等身大の男子高校生の悩み。男子高校生・同級生BL好きにはたまらない作品になっていると思う。
中高校生の時のヒエラルキーをちょっと思い出させる切なさと、充実した学校生活の楽しさがよく描かれていると感じた。
その時は気づいていなけれど、実は・・・ってことがこの物語のキャラクターたちのようにある。どんなに完璧に見えても悩みがある。自分の理想の人は実はそれほどいい人ではなかった。努力してがんばって優しさがあるから好かれている。

最後につきあうことになって終わりなので、ほぼ同級生としてのお話。描き下ろしでキスをするだけだけど、そこがいいと思える男子高校生ならではのかわいいBL。
ただ、読み終わった後に「なんでみのるは神田とつきあうのをOKしたのかな?」と思ってしまった。友だちとして好きだろうし、神田の特別でいたいという想いは伝わっていたのだけど、同性とつきあうことへの決断がわからなくて。「いつの間にか愛おしくなっていた」ってことだろうけど、同性だという葛藤とかはゼロだったので。

確かに神田はかっこよくて、ずっと神田がタイトルの「愛しいのは、君のまま」の態度で優しくみのるに接してはいた。修学旅行でドキドキしたり、イケてなかった過去がバレた後の優しさにときめいたりしたのだろうか?それともみのる自身、自分のセクシュアリティに神田の告白で気づいたんだろうか?
ただ、自分で言ってなんですが、そこは軽く考えていいのかなとも思う。BLはファンタジーだし。物語は1巻によくまとまっていたし、高校生たちみんなすごくかわいかったし、最初から最後まで楽しく読めたので結果は大満足の1冊だった!

2

コンプレックスとあまずっぱい青春と

地味な自分を努力の末に変えて理想の生活を手に入れた立川と、天然で人気者の神田というふたりの高校生のお話。努力を重ねてなりたい自分を保っているコンプレックス持ちの立川にとってナチュラルボーンに爽やか人気者な神田は苦手な存在なのだけれど、ふとしたことでメイクもヘアセットもカラコンもしていない素の姿を知られてしまう。それからもなぜか神田はどんどん接近してきて……

ちょっと屈折したところのある立川の視点で話が進むのだけど、苦手な存在だった神田との関わりの中で少しずつ変化していく心情が丁寧に描写されていて、ついつい読みながらぐっと感情移入してしまった。自分もまあ陰キャな中高生活だったのでチクチクする感じもしつつ、努力でここまで変えられたのは本当に素直にすごい。
最初に神田の言った「下心」というのもあながち冗談でもなくて、立川のことはずっと気になってたんだろうなと思うが、それは置いといても彼はとにかくいい奴である。自分自身も中学時代に苦い経験を抱えながら、それでも人にたいしてこんなに懐広く暖かく接せるのは立派だ。「誰の真似もしなくていいよ」という、神田のラストシーンの台詞(ここでタイトルが回収されて興奮)がとても良かった。ここにきて立川もコンプレックスから解き放たれて楽になれた部分があるんじゃないかなと思う。
進展はといえば本編はハグ、おまけでキスまでというプラトニックなお話で、クラスでの居場所だとか地位とかにものすごく悩んでしまっているところや少しずつ揺らぎ、変化していく気持ちなど、思春期らしい甘酸っぱさをめいっぱいに堪能できる素敵な一冊だった。立川の友達の女子たちも素直でいい子たちだ。
あと、これは自分の趣味嗜好の話なのだけど、本当に神田のビジュアルもキャラクターもドドドドドドストライクすぎて、本当にありがとうございます……という思いでいっぱい。カバーもクラフト紙で少しレトロな味わいがあって素敵。何度も読み返したくなる作品です。

1

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