Renta!限定おまけ付き
ジョゼ先生、綺麗な絵ですよね、目力があって。
奏と幸太郎、実家がお隣同士の幼馴染。奏の弟の弦。
3人は小さい頃からいつも一緒。でも活発な兄に置いていかれる弟の相手をしていてくれたのが穏やかで優しい幸太郎。
いつしか幸太郎は奏に恋心を持ってしまい、それに気付いている弦も幸太郎に報われない想いを抱くように…切ない三角関係が。…と、言っても鈍感ヤローの奏はそんな事、全く知りません。
しかし幸太郎も奏しか見えてないので、弦の気持ちに対してはスーパーにぶちんヤローなのです。
奏が女性と結婚したのを機に諦められるかと思っていた幸太郎は、ある日嫁と喧嘩して気持ちが落ちてる奏の酒の相手をする事に…そこへ呼び出された弦。
泥酔している2人…居酒屋からノリでホテルに入ってしまい!!
焦った弦も着いて行きます、幸太郎が心配だから。
奏は酔っ払ってソファで爆睡してしまうのですが、幸太郎も酔った状態でベッドに入り、奏と勘違いして弦と身体を重ねてしまいます…兄貴と間違えてるよな、と分かりつつ、キスマークをあちこちに残す弦…。
しかし幸太郎が目覚めた時にベッドの横で眠っているのは奏だし、弦がホテルに居た事も覚えていないから完全に勘違いしちゃうのです、え…?オレ、奏とエッチしちゃった…?
も〜、完全に拗らせてるんですよ、皆さん。
って、奏だけは全く何も分かってないし、気付いてないし、蚊帳の外なんですけどね。
果たして幸太郎はその夜の事を思い出してくれるのか…弦の不毛な想いは届くのか。
凄く凄く素敵な作品でした。出来れば続きも見てみたいなって。
奏と嫁はきっと仲直りしたのだろうけど(嫁、オメデタ?だったのか?)、もう一回位、奏登場させて、幸太郎に思わせぶりな態度して弦にブチ切れされそうになるも、既に弦Loveな幸太郎にバッサリと切られるとこ、見てみたいな〜。
今作も最高でした...
表紙からインパクトが強くて、引き込まれます。
黒い背景と、2人の人物。どちらも対照的な表情をしているので、どんな話なのだろうとわくわくしました。
序盤は本当に苦しくて...
攻めも受けも、苦しい片想いを長年続けている。
ノンケに恋する受けと、自身の兄に恋する受けをずっと想い続ける攻め。
どちらの苦しみがより強いということはないのでしょうが、やはり攻め視点なので弦のほうに感情移入しました。
切ないトライアングルも、兄の矢印が恋として返ってくることはないので、基本的には2人で苦しむだけ。
もうほんと、幸太郎頼むから弦ちゃんの気持ちに気付いてあげて!!と終始応援してしまいます。
最終的に、幸太郎が気づいた後の弦ちゃんの嬉しそうな表情は、読んでいるこちらも幸せな気分にさせてもらいました。
ジョゼ先生の物語は、絵が美しいのはもちろんなんですが、人物が紡ぐセリフが印象的なものが多く...
めちゃくちゃ刺さるものが多いので、すごいなあと感動します。
なにかびびっとくるものがあれば、ぜひお手に取って読んでみてください。
ずっと大好きだった人と関係を持てたと喜んでいたのも束の間、まさか兄と間違えられているなんて……
兄と勘違いされ辛くて悲しい筈なのに、今までの"幼馴染"の関係を壊さぬよう、幸太郎へ真実を伝えられない弦。
身体を重ねた夜、秘めていた想いを伝えるべく、行動すれば何かが変わると思っていたのに…。
冒頭から弦の想いが切なくて胸が苦しかったです。
が、美青年が恋に悩んで悶々としてる姿にめちゃくちゃ萌えるんですよねー!!!はい。業の深い腐女子です…。
耽美的で妖艶な美青年を描くのがお上手なジョゼ先生ですが、今作も弦くんの憂を帯びた雰囲気が最高でした。
紙面から溢れ出る弦くんの色気が凄い…!
濡れ場は少な目ですが、線が艶っぽくて色っぽいので、不思議とエロく感じます。
終盤、"幼馴染みモード"をやめて自分の気持ちに正直に押し強モードになった弦の破壊力たるや…‼︎
元々、美青年なのに更に磨きがかってカッコ良すぎる…‼︎顔面が良すぎて文化庁は早く国宝指定すべきでは????
素直に幸太郎に甘える姿や、嫉妬する姿が可愛くて、もう萌の大渋滞ですよ!!!!
一方通行で切ない物語ではありますが、素朴な可愛い絵で不思議と悲壮感を感じず、悲恋物が苦手な私にピッタリでした。
大人向けのしっとりした作品です。
疲れた心に寄り添うような、じんわりと染み渡るような優しい読後感でした。
幼なじみとその兄弟。
美容師の弦は自分の兄奏を好きな幼なじみの幸太郎に長い間片思いをしている。
そして、幸太郎は奏に長く不毛な片思いをしている。奏には悟られないよう親友、幼なじみの関係が壊れないように。
弦は弦で幸太郎が壊さないようにしてる関係を、何故自分を見てくれないのかと、、、
不毛な一方通行ばかりの恋、、、やっぱり恋は盲目になるから周りが見えなくなるし、好きな人の弟フィルターがかかってるから幸太郎も弦の気持ちに気付かない、、、、
ある日、幸太郎と弦は兄奏は妻と離婚するかもと、呼び出され、兄と幸太郎は酔い潰れ弦がホテルに連れていき泊まらせるが、酔い潰れた幸太郎が弦を奏と間違えてキスを、、、
朝何も覚えて無い幸太郎は残り香と情事の後で奏といたしてしまったと思い弦に相談する、そんな幸太郎を見た弦は、幸太郎を諦めようと家を出て物理的に距離を取ったのだが、、、
独特のテンポでお話が進むし作画との話がマッチしててとてもいい!!
神評価に近い萌2評価です。幼馴染の兄弟の兄・奏に長年片想いしている幸太郎と、そんな幸太郎に幼少期から片想いしている弟・弦の三角関係。絵がほんわかした雰囲気なのでそこまでシリアス感はないですが、兄が恋敵という状況は一体どれほど苦しいでしょうか。2人の仲の良さを間近で日常的に見せつけられ、埋まることのない年齢差を常に感じながら、血縁である恋敵も優しい幼馴染である好きな人も恨めない、もどかしさ。
奏が幸太郎の気持ちにまったく気が付かないように、幸太郎もはっきり言われるまで弦の気持ちにはまったく気が付いていなかったのが面白いですよね。それは、ひとえに弦がただの幼馴染に徹してくれていたからなのです。どれだけ鈍感でも幸太郎に非はない。ただ、長年1人で抱え続けた弦の一途さが愛おしく、切なく、尊いなと思いました。好意を打ち明けてからの2人のやりとりには、こちらまでドキドキしました。奏の代わりとしてではなく、弦自身の魅力に少しずつ惹かれて好きになっていく幸太郎の気持ちにとても共感しました。