大好きな人外設定と、溺愛に惹かれて手に取りました。初読み作家さんですが、可愛くて好みの絵でした。
お話は亡くなった田舎の祖母の家に引っ越した周の前に、家の中の洞窟にしまわれていた一対の人形を見付けたことから、モノノケとの同居生活が始まります。
周の受け入れ力(?)には驚きますが、最初から甘々で進みます。途中過去の因縁なんかも出てきてすれ違ったりもしますが、周の深い愛情で気持ちの良いハッピーエンドでした。帯の言葉通りにモノノケ2人に溺愛されてて、問題も難なくクリアしてて良かったです。
好みの愛情溢れる3Pもあって、楽しく読了できました。それにしても、料理が上手くて宝くじも当ててくれるイケメンなモノノケ…私も一緒に暮らしたいです(笑)。
ホラーが大好きです。そのホラーとこれまた大好きなBLが結びついたら、初読み作家さんだろうと読まないわけにはいきません。
ということで、早速読みました。
霊の描写がなかなかエグくて、ホラー好きでも結構ゾゾゾっとなりました。霊に取り憑かれやすい友人を祓う方法は過度なスキンシップで、きっと初めてのHも祓うためなんでしょう…?なんて思ってたのですが。
初Hの理由が予想を裏切る展開で面白く、これがキッカケで友人関係が変わるので、ある意味色情霊がキューピットですね。とは言え、なかなか柴ちゃんの気持ちに気付かない鈍すぎるまっすーに、かなりイライラさせられました。気分は素敵な友人2人と同じで、可愛い柴ちゃんを泣かすな(怒)でした。
…が、最後の衆人環視の中での、まっすーの熱い告白に萌えました。その後の人目をはばからない、愛情からのイチャイチャ甘々にも。
可愛い2人がかなり気に入ったので、この作家さんの他の作品も読んでみたくなりました。
初読み作家さんです。表紙の可愛い絵と、淫魔に惹かれて手に取りました。
合コンで知り合った淫魔が家に押し掛け、極上の味に惹かれてそのまま住み着き、ピュアな童貞男子と恋に堕ちる、エッチでキュートなドタバタラブストーリーです。
淫魔のせいか人間を食糧と呼び、最初はそれ目当てだったルル。なのに、よしきのピュアさに触れる度に、他の食糧とは違うと思うようになって…。
そうなんです、その気持ちが分かるほど、このよしきが本当に純粋で可愛いのです。甘えてくる様子に、思わずキュンとなりました。
途中ルルが大好きな別の淫魔に邪魔されて(意地悪の内容は笑えます)離れ離れになりますが、ハッピーな結末に繋がっているので問題なく、最後まで楽しめました。寿命問題もサクッと解決してるので、とにかくハッピーエンドが好きな人にオススメです。
初読み作家さんですが、DKのワチャワチャさを堪能したくて手に取りました。『運命』というワードも大好きですし、『ニオイ』で相手の感情が分かるのも斬新で面白かったです。
ニオイで運命の人が分かる新入生の明音が惚れたのは、今年こそは彼女が欲しいと意気込んでいる2年生の翔です。
最初はグイグイ来る明音の真っ直ぐさと一途さに萌えて、不器用で嫌われたくないと臆病になる様子には可愛くてキュンとなって。思わずワンコの耳が見えちゃう感じで、ホッコリできました。
一方の翔は最初こそ拒否していましたが、直ぐ絆されちゃうチョロさが可愛くて(褒めてます)。かと思えば、弱腰になる明音に対して男らしく、自分からHを誘っちゃう潔さもありました。
最初は『ニオイ』から好きになるのですが、それだけじゃなく、ちゃんと中身も知って好きになっていく過程が良かったです。途中、お姉さんに意地の悪い事も言われますが、それがキッカケで気持ちを認められたので全然OKでした。
最初から最後まで微笑ましい2人と、描き下ろしの幸せなバカップルぶりに癒されて、楽しく読み終わりました。
初読み作家さんです。大好きなファンタジーに惹かれ、電子で読みました。
題名とあらすじ通りに、好きな人を忘れたくない一心で死神になった少年(八坂君)が主人公の、少し切ないお話です。
切ないのは死神になった代償に、好きな人が自分のことを全く覚えていないからです。お相手は少年の主治医の黒崎先生ですが、記憶のないまま八坂君が生前にあげたボールペンを大事にしていたり、なぜか死神を見て懐かしく感じたり…。
たまたま死神としての仕事を見られたことで、オカルトが苦手なため死神の存在を解明しようと黒崎先生から近付いてくるのですが、調べさせる代わりに恋人になることを条件に一緒に過ごすようになります。
とにかく、八坂君の一途な想いに感情移入して悲しくなったり、ピュアなのが可愛くて悶えたり。黒崎先生がちゃんと八坂君に恋したり、消された記憶を思い出してくれたのも、ハッピーエンド好きとしては満足でした。
特典はエレベーター内での2人の甘いお話で、いつまで経っても初々しい八坂君が可愛かったです。
お気に入り作家さんのお一人、小中さんの新刊は題名から幸せな予感しかせず、ワクワクしながら読みました。
苦労人の受け君が攻めさんと出会って幸せになる王道ストーリーですが、王道好きとしては予想通りの展開に、安心して楽しむことができました。
最初は龍朗の境遇がツラくて、弟が虐められた時や女中にいびられる描写では胸が痛くて堪らなかったです。でも、いつも前向きで頑張り、時には女装までして弟や珠希(旦那様の甥っ子)を守る姿に、きっと神様がご褒美をくれる…と。
そして旦那様と出会い、少しずつ幸せになっていく様子に萌えつつ、ホッコリしました。
この龍朗が好みド真ん中の受けで、いざとなったらカッコイイ強さに惚れ惚れしました。もちろん旦那様の方も不器用なのに愛情いっぱいに龍朗を愛し、甥っ子たちを可愛がるところに好感が持てて、何の文句もありません。
途中、最悪な人物が2人程登場してイヤな気持ちになりますが、龍朗と旦那様が見事に撃退してくれるので、スッキリ感を味わえました。
そして、弟君と甥っ子の仲良しぶりにも癒されながら、将来カップルになるんじゃ…!?と想像してニヤケつつ、スピンオフを期待したり…。
今回電子を購入したのですが、電子限定のおまけでは、皆でお墓参りに行った様子が書かれています。旦那様の優しさと愛情がたくさん詰まってて、最後まで幸せな気分を存分に堪能できました。
宗吾と晶にとって『子供はかすがい』ですが、一読者の私にとってもこの3人のお子ちゃま達はそうなってて、癒しを求めて読み続けてます。
今回も可愛さ満開で、着ぐるみ着てるのなんて見せられたら、もう辛抱堪りません。例え、それがあざとさになってても(苦笑)。
もちろんパパとママが仲良しなのは前提なので、義弟が登場して「自分との子どもを産め」なんて言われても、この2人は全く揺るぎません。ちょっと宗吾の嫉妬が見れて、良いスパイスになってるぐらいですね(笑)。
でもきっと、この先、この義弟君と秘書(?)さんが恋人になるんでしょう。カップルが増えるのは嫌いじゃないので良いのですが、桐ヶ谷君もあっさりと陥落しててお手軽な感じは否めません。
…と言いながらも子供の可愛さ目当てに、続きは読んじゃうんですけどね。
大好きな作家さんなので、新刊が発売されると毎回あらすじも読まずに購入してます。でも今回は『オメガだけどアイドル始めました』の続編と知り、あのカップルが大好きなので、再び会えるのを楽しみにしていました。
ですが、例のカップルの登場はちょっぴりで、メインは別の2人です。
世界観は同じで、オメガバーズ+ケモ耳とてんこ盛りです。題名にある、悲しい出来事から引きこもりになったΩのミノルと、そのミノルを見守ってきたαのエイジがアイドルとしてデビューするトコロからお話は始まります。
最初からミノルにしか尻尾を振らない(見えませんが)エイジの愛情が、ジワジワとミノルの心の傷を癒していく過程に萌えました。
その心の傷を作った相手にもモノスゴイ秘密があるのが分かったら憎めず、この人でもスピンオフ的なのを読んでみたいと思いました。
相変わらずΩが虐められたりしない優しい世界で、安心して楽しめました。ただ、前作のように号泣ができなかったのと、例の2人の登場が少なかったのが残念でした。でも、この世界観でのお話が、また読みたいですね。