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女性ミスTyさん

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オメガバース+α獣化設定

 海軍の船上を舞台に、満月の夜にαが獣人化すると言うオリジナル設定が色濃く出ているオメガバース作品。通常は耳や尻尾など一部のみですが、時に完全に獣人と化して理性を失ってしまう者が現れます。
 オメガバースは発情や番関係に焦点が当てられる事が多いと思いますし、その要素もありますが、どちらかと言えばαの獣化問題とその対策について考える事をメインとしたお話です。

 オリジナル設定に主軸が置かれているので、オメガバらしいお話をお求めの方には不向きかと思われます。オリジナル要素以外の部分も出版社や作家さんによって設定は異なるので、その都度臨機応変に適応出来るスキルがオメガバ読者には必要かな、と思いました。

 βの桃山蓮は見回り中完全獣化したαに襲われる。その上βからΩに突然変異してしまい、経験した事の無い発情と戦いながら、完全獣化からαを救うプロジェクトに関わっていく事になります。

 物語や設定はしっかり練られて凝っていると思います、ただBLとしての萌えが足りなかったです。主人公二人が堅苦しくセリフも汎用的で無個性寄り、あまり人間味を感じられませんでした、脇の花菱先生とか浜谷君の方がニコニコしていて親しみやすかったです。
 過去のトラウマや贖罪、命に関わるような切ない要素もきちんとあるはずなのだけれど、番になった影響でいつの間にか自然とお互い惹かれ合っているし、恋愛部分が淡々と進んで物足りなかったです。
 Hシーンも殆どが発情を鎮める為の処置でラブ不足、境界線ぼんやりの白抜きだったので状況が解り難い箇所もありました。

 細かい所では、橙悟の叔母の奈白が最初「祖母」と書かれて変だなと思ったのと、序盤の特性(αβΩ)の説明でΩの項目だけ「妊娠可能」と書いてあるのに、橙悟の父と父上は男性同士でα同士の夫夫…?どこにもΩしか妊娠出来ないとは書いてないけれど「…??」となってしまった。
 …実はα×α超絶地雷なんですが(^-^;この威厳ある態度の父上様(総司令官)が、後ろ姿しか出てこない父と言う人物に抱かれて橙悟を産んだのを想像すると、強い受け好きな私は地雷関係無しに良いなと思いました。

 αのラット(発情)はΩとの接触を極力避ければ回避出来るけれど、獣化はお月様が存在する限り自分の力では防ぐ事が出来ません。この作品の一番良い所は、Ωの発情と同じように、定期的で自分ではどうにも出来ない苦悩と恐怖をαの方にも与えた事だと思います、番が死ぬまで解消出来ない設定も良かったです。
 
 甘さもエロも控えめだと思いますが、オメガバース&α獣化のある社会に立ち向かうようなストーリー重視の作風を楽しめる方には合うと思います。

二人が結ばれる日が来て欲しいな

 1話目のみの感想です。褐色肌でやや大きめの体格に、金髪の長髪を束ねピンクのベストを着ている、というBLではあまり類を見ない個性的なキャラデザが目を惹きました。なかなか続きが出ないので1話完結の短編なのかと思いDLしてみましたが、やはり続きモノのようです。
 
 あらすじを見た時はてっきり大きい方がお師匠(薬師さま)なのかと思ったのですが、お師匠は手前の小柄な方で大きい方がルカでした。ちなみに1話の時点ではHシーンはありません

 幼い頃捨てられていたルカはお師匠に引き取られ、薬師の仕事を手伝いながら覚えていき、その内お師匠に家族として、先生として以上の特別な感情を抱くようになる。
 物覚えが良くもうすぐ薬師として独り立ち出来るルカ、でも本当はお師匠とずっと一緒に居たい。ある日プロポーズに使われる「リーンの花」の話を聞いたルカは、思いを伝えようと花を探し出し渡すのですが…。

 表情のはっきりした絵が好ましく、ルカの明るくて好意真っ直ぐな性格が可愛い、お師匠も美形で物腰穏やか。
 二人は街の人々にも好かれ、一見癒し系の優しいお話なのですが、最後のシーンの引き出しの中とお師匠の言葉…両想いのはずなのに結ばれる事が出来ないのは何故なのか?
 回想シーンから現在でルカは大きく成長しているのに、お師匠の外見が変わっていないように見えるのも気になりました。ルカの記憶操作?の事も踏まえると、本当にお師匠はただの薬師なのでしょうか?

 …と、続きが気になるのですが、2022年1月に1話目が配信されてから続きが見当たらなく、それ以降のcomic picnの雑誌配信にも作者さんのお名前はありませんでした。(2023年1月現在)
 作者さんも出版社さんも諸事情があると思うので強くは言えませんが、二人の恋の続きが読めたら嬉しいなと密かに思っております。
 
 まだ未完結なので強くはおすすめ出来ないけれど、個人的に好きなのと期待の意味も込めて萌2評価とさせて頂きます。

顔芸&危険物取扱注意

 まずは試し読み推奨、今まで読んだブラックチェリー作品の中でも色々と突き抜けた一冊でした。鼻水よだれに鼻息フンッ、本場男性向けレベルの顔芸アヘ顔炸裂!うほォおほォ系汚叫び喘ぎとイグイグ淫語連呼の合唱をBGMに、ザーメンを始めとした様々な液の大洪水!
 …普通にしていれば美人、イケメン、可愛らしいキャラクターが多く少々勿体無いと思ってしまうのですが(^-^;この顔のやり過ぎ豹変と対比、圧の凄いエロシーンこそが最大の持ち味と言えそうです。

 まずは表題作から、「聖なる大樹の雫」を求めて精霊の住む森へ来た研究者ジェイクは巨精霊バオムールと出会う。彼に雫の事を聞いてみるとそれは「聖液」では無いか?と=要するに精液である、精液を採取する為には当然エロい事をしなければならない。

 超絶体格差なので普通のSEXは無理です、人間がこのデカブツをどうやって抱くのか?がまずは気になる所でしょう。
 この巨体では乳首や男根の割れ目と小さな穴ですら、人間にとっては雌穴同然。尻穴とその中に至っては気分はバイブ♪人外ならではの設定で中にもう一段階仕掛けがあったり、攻めの穴に受けが長~い舌を挿入するややリバ風味なシーンも。
 巨人相手ならではの工夫を凝らした様々なプレイが用意されているのが面白く、BLではここでしか見られない貴重な光景の数々でしょう。

 メイン二人の他に、ギルドから薬草採取に来て巻き込まれたエディとロットの人間同士のサブカップリングが出て来ます、この二人は互いを好きな感情が解りやすく初々しい、この本で一番BLって感じがして萌え度が高かったです。
 最終話は一瞬だけちょいシリアス展開、みんなで協力し合うのに彼らも一役買ってくれて、9割方エロの中にほんの少しだけあるBL的な仲間の絆を感じられて良かった、キルタイム系BLお得意の触手プレイもあります。

 同時収録「FallenAngel」は閲覧注意、最初のページに「架空の子どもに対する性暴力シーン・犯罪描写が」と注意書きがあるような内容です。この作品の萌え所とかBLとしての感想を書くのは少々気が引けるので、どんな感じの内容かだけ書きます。

 親の居ないアレンはクリフ一家の家族として迎えられる、幸せも束の間、火事で両親は亡くなりアレンとクリフだけが生き残る。路頭に迷う二人に手を差し伸べ、新たな居場所を与えてくれたのは司祭のロレンス、ところが…後は注意書き通り。
 
 天使のようだったクリフがロレンスの手で淫魔のように豹変、アレンはクリフを正気に戻そうとするけれど結局巻き込まれて絶望する救いようの無いお話…そんな事より顔芸合戦のインパクトがあり過ぎて悲壮感に浸る余裕がありませんでした!

 可愛いクリフの豹変アヘ顔んにょほオ堕ちも強烈ですがロレンスも負けてない!最初は普通にイケメンで描かれていますが、途中から顔のパーツがリアルなキモいゲス顔百面相と化して笑えます。お話の内容は褒められたモンじゃないけれど、芸術点は満点ですね◎

 もはや狂気すら感じる入魂のアヘ顔と汚い喘ぎを、全身全霊で浴びて頭を空っぽか、いっぱいにしたい時にオススメの一冊です。

これより凄いあらすじの本ってあるのかな?

「-童貞 包茎 デブの後輩犬獣人に種付けしたい-そんな皆様の想いが、本になりました。」

 …人の事は言えないけれど、一部のマニアの方にとって以外は三低揃った絶望のプロフィール。そんなマニアックでピンポイント過ぎる性癖の方が、この地球上に果たしてどれくらいの割合で存在するのか存じ上げ兼ねますが、そんな事を書かれたら興味本位で読んでみたくなる悪い癖が出てしまう人なら、少なくともここに一名居ます。

 犬獣人のタブチくんとセンパイ(攻)の宅飲みストーリー。タブチくんの紹介から始まり、じゃれ合いや回想、犬化の悩みについてのお話などで進み最後にHシーン。説明通り見開き2ページずつ別な日のお話、何度も一緒に飲んでいるのも心を許し合っているのが解って微笑ましい。

 おデブ君なのでお腹はポヨポヨ、脚もむっちり太めでセンパイより大きい体格。でも獣人なので体はモフモフでお顔は可愛いワンちゃん。素朴な雰囲気の絵で描かれるタブチくんの様々な表情が可愛い!もちろんHシーンも。性格も素直で穏やかな良いコで好感が持てました。
 センパイも「尊い」とか、心の声で言っちゃうくらいタブチくんの事が好きなので安心です。

 人間の姿のタブチくんの顔は上手く隠され描かれていません。電子で白抜き修正版以外のものがあるのかは解りませんが、どうしても包茎の要素だけは白抜きだとあまり楽しめないので、心眼の精度を磨くしか無いでしょう。
 チン〇が小さい事は白抜きでも十分解ります。巨根も良いけれど、加虐心をくすぐる小さいコンプレックスもまた別な魅力があると思うのは私だけ?
 
 紙媒体版を扱っているお店を調べたらジャンルは男性向けの模様。ここに登録されていると見境なくDLしてしまうけれど、きちんとAmaz〇nでお金払って買って左右ページ同時表示モードで読んだので許してねm(__)m
 同人誌の電子版なのでどうしても割高、私がDLした時は600円くらいで30ページちょい、もっとタブチ君とのいちゃいちゃが見たかったぜ…。
 購入はお財布と要相談なので強くはお勧め出来ないけれど、甘めのエロにラブ要素もしっかりあり、絵も上手ですしBL好きが読んでも十分楽しめる内容でした。

 読了後にはあらゆる未知の性癖に目覚める危険性があり、冒頭に書いたインパクト大なあらすじが共感出来るようになってしまうかも?なんだか素直ぽっちゃり受けとか、逆体格差の大柄獣人受けとかがもっと読んでみたくなってきた…どうしよう?

気軽にアブノーマル補給

 今回は特殊プレイ系を主体とした作品集。後輩攻めオフィスラブに偏っていた前号よりは、キャラクターとカップリングの系統にばらつきがあった点が良かったです。 
 以下、各作品の感想です、例によってあらすじにタイトルと作家名が無いので一緒に表記します。(作家名敬称略)

「ナカから蕩ける裏マッサージ開発」なつはづき
 表紙&あらすじのカップル、お疲れ気味の漫画家受けは訪問マッサージの攻めを呼んで…まずは普通のマッサージから始まり、段々欲望のままにいかがわしい方向へ。
 全編状況説明付きで順を追って徐々に過激になっていきます。漠然と読み進めるとエロ画像の羅列で退屈してしまいがちなので、一つ一つじっくり読んで眺めてエロを堪能すべし。実は裏メニューは…と言う結末でラブ要素はあるし絵が綺麗です。

「後輩に暴かれた俺の乳首コンプレックス」桜庭ゆりん
 前巻の「無人のオフィスで始まる乳首開発」の続き、よりにもよって苦手な作品の続編…ortと読み始めましたが、今回はラブ要素アップで悪く無かったです。
 相変わらず展開が唐突で気になる箇所はあるけれど、攻めの気持ちに受けが答えようと真面目に考え始め恋が始まる予感。受けが攻めを「イっていいんだぜ」って笑顔で煽るシーンが好きです。

「寸止め射精管理で悶え焦らされて」刹那魁
 射精管理と言えば貞操帯を思い浮かべますが、こちらはライトに手コキでの寸止め焦らしプレイです。早漏過ぎる攻めに少々お怒りの受けは、改善の為手コキ寸止めプレイを提案し実践、段々楽しくなってきた受けはつい攻めを煽ってしまい…。
 我慢プレイのお陰でいつも以上に盛り上がって大成功の結果オーライ♪前半は攻めが余裕無く喘がされ、後半は立場が逆転して受けがイかされると言う両方楽しめる仕様で、結局は両想いカップルの絆が深まるラブラブHで萌え度が高かったです。

「カラダで躾る放課後のヤンキー調教」黒城
 受けは悪行ばかりしていて言う事も聞かないヤンキー、口で説教しても意味がないなら体に覚えさせるしかないと調教開始、生徒にスタンガン使って連れ込む攻めも正義の制裁とは言い難いですね。
 陵辱&SMプレイ系、猿ぐつわにローター、もちろん挿入も有り、脅し画像の撮影、ごめんなさいを言わせる定番フルコースだが悪く無い。そこまでされても最後はまた反抗的な姿勢に戻るのは、心の何処かでお仕置きを望んでいるようにも見えました。せっかくなので冒頭のいじめられっ子も加わって仕返しして欲しかったな。

「エリート上司は縛られたがりの隠れドM」ゆんぐ
 攻めと受けは部下と上司で恋人同士。残業で終電を逃しホテルに、そこで現れる受けの拘束具とドMの本性!最初戸惑いつつも頑張ってスパンキングからSとして努め始め、M受けの欲しい屈辱と快楽を与えてSとして覚醒していく、それは彼を幸せにしたいからこそ。
 本当のドMとは「嫌なのに体が…!」では無くて、この上司のように「ご主人様になってくれないか?」って笑顔で懇願出来る人を指すと思うんですよね。与えるS→欲するMの、一方的では無い相思相愛の正しいSMプレイが描かれていて良かったです。

 今回は表紙など含めても100ページ未満、作品数も5話で前号よりややボリュームダウン、体感的な読み応えはそこまで差異を感じませんでした。
 エロメインでラブ要素は少々物足りないかもしれませんが、やはり500円出さないで買えたので、手軽に各種プレイを楽しむには良いのではないかと思います。

ワニラーメン R18電子 コミック

打開策 

混沌

 表紙を見ただけだと一般向けグルメ漫画の間違い登録か?と思いました。ところがR18?洗脳?催眠?乱交??…雄同士のガチなエロ本だったのだ!ここまで異様な表紙だとつい興味本位で読んでみたくなる悪い癖が出てしまいます。

 これって何層向けなんだろう?とは思いました。そもそもこのサイトに載って、私のような者がレビューして良い代物なのかどうかも謎です。当然BLのLは無いでしょうし、BL好きでは無いワニフェチケモナーの方の萌えの為やオカズに使うにしても画力が足りないかも?
 後から少し調べたら、購入できるサイトでは分類が男性向けと女性向けに割れましたが、恐らく男性向けかと思われます。きちんとAmaz〇nでお金払ってDLしているので許してねm(__)m

 フードジャーナリストの市蘭は取材の為、美味いと人気のラーメン店「黒古ラーメン大竜」へ向かう。ところがそのラーメンが信じられない不味さ!でも周囲の客達はみんな美味そうに食べている、何故だ…?
 その不味さと美味さの秘密が解き明かされていくストーリー、もっとネタバレ的な事を言ってしまうとタイトル通り、と言うのが正しいかもしれない。…実はもっと怖い結末を想像してしまったので、違って少しホッとしました。
 あまりリアルでは無いけれど嘔吐描写もあり。BLの登場人物だと赤の他人でもここまでいかず咥えられる事が多いけれど、本当はこれが正しい反応なのでは?ラーメンに例えた言葉責め(?)はちょっと面白かったです。

 どうやら同人誌の電子配信版のようなので割高なのは仕方無いけれど、500円以上で30ページくらいです。
 とりあえずちるちるを見ているような方でしたら、余程ワニ獣人が好きでワニ同士が見たいとか、ラーメン屋が出てくる話に凝っているとか、カオス展開を駆け抜けてポカーンと虚無に浸りたい方などでなければお勧めし兼ねます、好きな方には刺さるのでしょう。

意外にも後輩×先輩が多い

 ほとんどがオフィスラブ、新たなプレイや性感帯での未知の快楽を知る「開発」の要素が一番強め。中には好きな作品もありましたが、下剋上や手慣れた強引な年下攻めが苦手な私には合わない作品が多かったです(>_<;)
 以下、各作品の感想です、あらすじにタイトルと作家名が無いので一緒に表記します。(作家名敬称略)

「無人のオフィスで始まる乳首開発」桜庭ゆりん
 あらすじの作品、雨に濡れた受けを心配し強引にスーツとYシャツを脱がす→乳首を隠す絆創膏を剥がす→大きい乳首を見て「男に抱かれたことあります?」…なんでそう思っ!?受けのごもっともである。
 その後乳首を触って「そのリアクションやっぱり抱かれた事あるんですね」…うぜー(-_-;)結局ゲイでタチもネコもするけどと、そこまで聞いてないよ?な情報までカミングアウトする受け、お約束のタイミング悪く入ってくる警備員、なんかもう疲れた…。

「泥酔した先輩に悪戯してみたら…」榎木しめじ
 守りたい気持ちは解るけれど「俺の居ないところで一人で飲まない」を約束するのは、社会人である以上難しいかと、会社絡みの付き合いは蔑ろに出来ないし、拘束までして約束を守らなかった罰って言われてもなぁ…フラフラに酔って危ない目に逢いそうだったから優しくしてあげて欲しい。
 酔いつぶれた受けは毎回知らない内に抱かれて次の日にはすっきりしている、勝手に抱くのはどうかと思いますが、看病代わりになっている点は良かったかも。

「同僚に目撃されたオ●ニー現場」アカギギショウ
 あらすじの『強制公開~』がみんなの前でさせられるやつかと思い不安でしたが違ったので安心、でも部署が暇だから倉庫で隠れて抜くのはどうかと。
 触られる事の気持ち良さに目覚めた受けが積極的に動き、攻めの余裕の無さそうな場面もあり、その後は攻めが主導権を握って…と一方的では無かったので比較的良かったです、そして攻めがここに来たのも実は…と最後にネタばらしでラブ度アップ。

「エリート上司に支配された体」岡本K宗澄
 表紙のカップル、上司×部下。受けの乳首には元上司が無理矢理付けたピアス、それはトラウマの記憶でしかなく彼は乳首で感じた事が無い。今の上司で恋人である攻めは、自分の手で感じさせてみたいと言う独占欲から、敢えて付けさせたままにしている。
 ラブシーンは攻めのモノローグが多く、口に出さない本音が描かれHシーンにストーリー性を持たせます。ゆっくりじっくり少しずつトラウマを塗り替えて行く…時間を掛けている所に愛情を感じますし、大人しい健気な美人受けが好ましくイラストも綺麗なので楽しめました!

「ダメな先輩を躾けるお仕置きの時間」Luria
 仕事でミスばかりする先輩受けを、ミスしないようにトラウマを植え付ける為お仕置きをする後輩攻め、結局お楽しみとして次を期待してしまい…BLとしては成功ですが今後はご褒美に変えた方が良いかもですね。
 拘束、言葉責め、チン〇を縛ってドライ、泣き顔とエロはそこそこ凝って盛られて楽しめるけれどラブは薄い、絵は可愛いくて良し。

「無防備な体が感じるくすぐりの快楽」にこ山P蔵
 これだけ学生モノで親友同士。受けは秀才で美形、弱点が解らないからこそ俺だけが知っている部分が欲しい…と思っている攻め。偶然くすぐりが弱点である事が発覚し、受けが抵抗しないので言い訳を付けてどんどんエスカレートしたら、ある日遂に拒否されてしまって…。
 攻めの行動はちょっと勝手だしHに行くのも展開早いけれど、誤解やすれ違い、独占欲や両片思いを感じる場面、とラブ要素がしっかりあったので楽しめました。

 初見ではイマイチだな…と思ったのであまり強くはお勧めしない、じっくり読み返すと良い味が出て来たように感じました。ボリュームはざっくりだと100ページちょい、Kindleで500円出さないで買えたので手軽さはあると思います。

※注:表紙の剣士、魔王とのラブシーンはありません

 3人モノはみんなでハッピーエンドが理想だけれど、4人以上は最後に誰か一人を選んでもOK派です。
 でも一人ひとりのBL的見せ場回は欲しい。いかにも総受けな表紙に帯にも総受けの文字がありましたし、私はそういう内容を期待していたので、想像以上にシュカや魔王との絡みが少なかったのが残念でした。

 魔王に脅かされる世界を救うド定番設定なハズなのですが、登場人物が男にモテモテ勇者スイト、腐女子女神アンディーテ、鬼強女装姫♂ソルテ、ポンコツ剣士シュカ、ロリ婆エルフのミア&孫と正統派な人が一人も居ない為、シリアスなRPG展開になる訳がありませんでした!

 このお話のメインの攻めはソルテ、スイトは最初美しい姫だと思ってウハウハしていたのですが、途中で女装のカツラが取れて男だと言う事が判明。ところがこのカツラ、それ以降は一度も取れる事がありません、当然Hシーンもそのまま。

 女装攻めはそのままの姿を楽しむのが醍醐味ですが、可愛らしく身体もシンプルな感じのイラストで局部描写も無い絡みだったので、あまりBLを読んでいる感じがしませんでした。だからこそカツラ&女装を脱いだ素のソルテの描写が欲しかったように思います。
 Hシーンで見せたソルテの満面の笑顔はとても良かったです、これはスイトも素直になっちゃうよね。

 サブキャラクターとの絡みが無い代わりかモンスター姦有り(挿入は無し)、それが何故か恋を進展させたり盛り上げたり。
 このイラストなので愛嬌があり多くの人が問題無く見れそうですが、部分的に触手の先端部やモンスターの歯などリアルな箇所もありました(私は好き)。

 ソルテが魔王に攫われて自分を責めるスイトのシーンにせつないの「せ」の字くらいの要素はあるかもしれませんが、全体的には濃いメンバーが繰り広げる明るく楽しいコメディ作品。
 恋する気持ちのやり取りや色気たっぷりのエロなど、強めのBL成分を摂取したい時には向きませんが、難しく考える事は無く頭を空っぽにして楽しめるので、沈んだ気分をアゲたい時にはオススメ出来ると思います。

人外交尾性欲図鑑 電子 コミック

獣人以外が多い珍しいパターンかも?

 いつもは「H」になっている所がさり気なく「交尾」になってる!しかしそこから連想する獣人モノが今回は意外にも少なかったです。悪魔系が多く、ロボットに宇宙人とあまり見られないタイプも、以下各作品の感想です。

「ラブ・ヒート」
 今回唯一の獣人枠、美人で優秀な軍人さんなのに好意真っ直ぐなアーロンの無邪気で積極的な行動が、受け→攻め派にはたまらず魅力的でした!そしてそれは獣人ルガーの理性と欲望の天秤を揺さぶる…。獣人と人間の体格差、力の差ならではの不安から去るルガーは人外モノならではの葛藤がある。
 この短編の中に二人のバディとしての絆、冷遇されている獣人と人間の身分差や、すれ違い的別れ展開を経由してハッピーエンド、ストーリーありきのラブ&Hで面白かったです。

「天使さまを堕とすお仕事」
 堕天が容易な事では無く、それを助ける為の職業「堕天業務取扱管理士」が出てくる設定にオリジナリティを感じる。
 でも何故か終盤の何でもOKなヘルマスに少々闇の匂いが、依頼者に頼まれればどんなハードなプレイでもしなければならないのかなって。堅物ファヌエルの中に生まれた欲望とそれに伴う嫉妬描写は魅力的ですが、深読みすればヘルマスにもっと自分を大事にしろって意味も含まれているように感じる…考え過ぎかもですが。

「平凡会社員、宇宙人に懐かれる」
 女性社員も憧れる紳士的なスーツイケメンが、落下する看板をスマートに素手で受け止めぶん投げる、謎の紋様が浮かび上がる真顔で「私はこの星の者では無い」と。
 テーブルを挟んで向かいに座るイケメンだったハズの者の背後から無数の触手が伸びてきたり、ドロドロの何かで拘束されながら調査と称して犯される!
 …ごめんなさい笑いが込み上げて来ちゃう。イケメンのカッコ良さ重視に逃げず、かなり崩して攻めた人外ビジュアル&プレイで描いてくる大胆さが素敵!
 THE平凡でフラれ続けてきた和田、本当の長所は普段見られない部分にある、設楽はその良い所を見つけ気に入ってくれた存在、ストーリー部分も楽しめて絵も上手でした。

「落ちこぼれ淫魔をドスケベ教育してみた件。」
 「〇〇してみよう」系、具体的で生々しいセリフも加わりSEX指南漫画みたいなノリでイマイチ。絵もエロを堪能出来るほど上手とは言えず一人で描いているのなら努力賞ですが、ストーリー原作とイラストが別々の方のようなのでどちらももう少し頑張って欲しい。
 精気を満足に取れずピンチだったエルプを助け、最後にプライベートで合いに来ている所はBLのL要素もあったのでそこは良かったです。

「開発が遅れている!!」
 セクサロイドとかは所詮機械、と思ってしまうと複雑な気持ちになりますが、ここまでガチロボットだともはや怪物に犯されている感が楽しめるので逆に良かったです。
 犯される中でもAIが完全に自分で考えて行動している点に希望と絶望を同時に味わう展開が上手い。プライド高めな社長が快楽に溺れて行く姿はエロかった!最初はなんで尻尾?と思いましたが、軍事用のロボットにtnkは必要無いもんね。このプログラムを仕組んだ田中もカップリング要員と言えるのでは?

「悪魔はその実にしゃぶりつく」
 目を閉じて口を開けた泣き顔、腕を折った女性的なポーズ、大きめの乳首、らめぇ、やだやだなどの喘ぎ、攻めは俺様…何となくHシーンがTLっぽい。
 でも犬として家族として過ごしたクロとマリエルの絆と優しさが、特にペットと暮らす読者としては暖かく癒されるストーリーでした。

 個性が際立った作品が多くかなり楽しめました!各分冊でも配信されているようです。 

マニアック性より甘さ重視

【♯射精管理 ♯おしっこ ♯焦らしH】と性癖ドンピシャなものがあったので購入しましたが萌えませんでした…(-_-;)
 
 絵自体は上手なハズ、自分でもよく解らないけれど顔や髪型が苦手なのか?Hの時の表情やポーズも含め全体的に苦手、キャラの性格も魅力を感じられず真面目に仕事しろよ…と思ってしまう。
 尿の描写もあまりそれっぽさが無く、どちらかと言えばおしっこを我慢させる為にバンドを巻くので射精管理はおまけ程度。焦らしも足りず「これって射精管理なの?」とすら思い、詰め込み過ぎで一つ一つの要素が薄くなっている印象。
 何より致命的なのはBLのLの部分が見受けられなかった事。エロの最後におまけ程度の「好き」を付けただけの作品もあったけれど、それでも無いよりはあった方が良いもんですね…。逆にエロやアブノーマルプレイに満足度が高ければ良しとなるケースもありますが、どちらも満足出来ませんでした。


 さて、ここから全体の感想になりますが、様々な性癖を並べてエロやアブノーマルを期待させつつもそれらの描写は控えめ、フルールのレーベルカラーや作家陣がこの題材にあまり向いていないのでは?と思いました。それはイコール購入した私のエロ度とレーベルのエロ度の不一致でそう感じるだけなのかもしれませんが。

 そもそも「フェチ(フェティシスト)」を辞書で引くと、相手の持ち物や体の一部など特定のものにだけ関心を示し興奮する人を指す言葉。そこに「H」が付いているので間違いでは無いかもしれないけれど、BLにおける萌え属性やプレイ内容に対してフェチという言葉を使うのは、その言葉からイメージされるものとはちょっと違うんじゃないかな?と思う部分もありました。
 …まぁ細かい事は置いといて。他の作品は萌え所があったのでざっくりだけ感想を。


「檸檬くんに鞭とキス」
 SとMは一方的では無く表裏一体であるように思え、プレイの羅列で無くSとMの心理部分に重点が置かれているのが良し、これからラブの予感も。

「かわいそうなご主人様」
 これちょっと辛かったです、どんな出来の悪い子でも家族だけは味方で居てあげて欲しい、不出来な理央を親がこういう風に思っている事が胸糞悪かった。本性を出した景が良い感じに気持ち悪く、誰の声か解りませんが、何故か彼のセリフは音声付きで脳内再生されてしまいます(^-^;
 ダークなストーリー自体は癒されないハズなのに、大変美しいお顔のイラストで視覚的には癒されました、良くも悪くも強く印象に残ったのは確かです。

 ↑の後だと「俺の彼氏は束縛がすぎる!」や「年下彼氏に縛られたい」のような、出来上がっているバカップルの甘々アブノーマルプレイがとても癒されました。

「流されおじさんの~」・「やさぐれ男は~」
 他のアンソロからの続きモノの模様、単体でも楽しむ事は出来ましたが、オール新作×オール読みきりの売り文句はちょっと語弊がある気も…。
 どちらも年下攻めの真っ直ぐな好意と、それを素直に受け入れるおじさん受けの両想いor両片想い的甘めなストーリー&Hで癒される、内容自体は良かったです。

後はショート
「淫魔くんと分からせDT」
 陰湿系言葉責めは苦手ですがこういう罵倒系は好き。この作品のタグは【♯言葉責め ♯長髪受け】なのですが、私は【♯人外 ♯童貞攻め】の部分が刺さりました。

「リラックスタイム」
 裸にメガネと黒靴下だけでフルーツ牛乳片手に本を読んでから風呂に入るだと!?冷静に考えると結構ヤバい人だと思いますが、当人が澄ましたイケメン紳士なので何故か違和感が無かったです。

「扇情的ラブゲイズ」
 表紙の二人、S顔攻めですがセリフや態度には甘さがあって萌え。泣き顔だけはあまり好きで無いなと再認識させられましたが、何気に私の好きな身長体格差や二人の雰囲気の差と別な所に好きな要素がありました。


 題材に対する濃さがあるかはともかくとして、綺麗な絵、甘めのストーリー重視と言ったBLとしての萌え度が高い作品が多く、全体を通して見ると悪く無かったです。続きモノとショート以外の5作品は単体でも配信されているようです。