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萌作品

エキスパートレビューアー2023

女性ミスTyさん

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ハラスメント返し

 クソ上司ざまぁを期待して読んだのですが、全体的にパワハラ描写があっさりしていて胸糞悪さが足りない、あらすじから予感するような嫌な鬼上司があまり伝わって来なかったです。

 部下の方がクズとして印象に残る作品が多め、加えて上司がビッチ系だったり元風俗だったり淫紋だったりして、何故か最初からネコ気質の淫乱っぽいのが多く「メス堕ち」感はあまり無いような?
 短編だから仕方ない部分もあるけれど、上記に挙げたようなキャラの設定が唐突で説明も無く、単にエロに持って行くために付けたようなご都合主義に感じました。

 中身は弱みや秘密を握って強姦か、エロ上司の半強制的お誘いからの逆襲のほぼ二択でエロメイン、上司に気に入られハピエンか微ヤンデレ系バッドorメリバ、ラブはおまけで付いてくる程度でストーリー性はあまり感じない。

 そして、メスイキを絵面で表現するのって難しいのかも、セリフなどでメスイキと書いて前立腺を責めるか、射ていないイキシーンを描くくらいしか無いのかな…ちなみに約900円で130ページなので体感的にボリュームも少し足りなかったです。

 以下は各作品の概要と感想、カップリングは全て部下×上司です。↓


「俺様上司、逆襲したらメスイキしちゃいました」
 表紙のキャラの作品、会社で堂々とバイブ&部下をディルド扱いしているネコ上司、メスイキ初めてでは無くて既に知っていそうなタイプで、普段は好きだけどこの題材には求めてないなぁ。
 一方的ディルド扱いからオナホ扱いへの逆襲、懲りさせようとしたのに結局気に入られてしまい…部下は何だかんだ頭が上がらなさそうですね。
 メスイキよりデカ尻搾取やコックリングが出て来る前半襲い受けパートの方がインパクトあるかも。

「モラハラクソ上司にセックス下剋上」
 腹が立つと脳内で上司を犯す部下のキャラが、少しゲス顔っぽい表情も含め程よい気持ち悪さを持ち合わせ、陰キャ攻め好きとしては良かったです。
 上司の言葉はけっこうキツいのでパワハラ感はしっかりあり、でも「マナさん」についての理由やきっかけ等の説明が無く詳細が欲しかった。
 Hシーンガッツリ多めですが、上司のポーズや表情がTLっぽい箇所もありあまり好みで無かったかな。

「我慢出来ない淫乱上司にお仕置きエッチ」
 健気部下&上司の方から仕掛けて来るので比較的甘めのハピエンで癒し枠、お叱り描写も理不尽なパワハラではなく激励のような良心的なイメージに聞こえ、時にはデレの部分も見せる良い意味で厳しい上司の印象。
 何故か解らないけれど見辛い、キャラが小さいのかコマ数や吹き出しが多いのか?Hシーンも擬音などの書き込みがごちゃごちゃしていて、等身も華奢な感じであまり好みでは無かったな。

「No.1ホスト、ハメられ暴かれメスになる」
 パワハラ的な描写はあるけれど、底辺で苦労して努力でのし上がって来ただろう上司に酷い仕打ちだなぁ…部下の方がかなり酷いヤツに感じて、上司にはあまり落ち度は感じないのでちょっと可哀想だった。
 脱いだら凄い部下の正体が気になる、上司はこれからどうなってしまうのか?色々と気になる謎が残り、終わりの始まりのような結末で続きが出るかもしれない、tnkを握ってのメスイキが解り易かったです。

「ゲス上司・メス穴開発記録」
 鬼嶋さんの絵が好きです、最近は体格大×小のCPが多いけれど、たまにはガチムチ受けも欲しい!今回はちょいオヤジ系の眼鏡俺様上司と、腹黒もっさり系部下で両方逞しいビジュアルで良し。
 拘束&ハサミで服を着る描写有り、いい乳と尻とちょい潮吹きも拝めるエロエロ、上司が途中まで結構強がるのが良かった、そして…そうだよね、メスイキって実は男らしい行為なんだよね!と納得します。


 うーむ…申し訳無いけれど、あまり気に入る作品が無く個人的には期待外れだったな、絵自体が好みで視覚的には楽しめた部分が多かったので、これ以上評価は下げないでおきます。

Dom/Subセックス性欲図鑑 電子 コミック

少々変わり種多めかも?

 ついに性欲図鑑にもこれが来ましたね、題材が難しいのかな…今回は3作品しかなくてもう少し多く読みたかったです、ちなみにラインナップは以下の通り↓

「冷徹なるコマンダー」Dom×Sub
「Dom/Subリバース!」Sub→Dom×Dom→Sub
「ご命令なら、激しく犯してさしあげます」Sub×Dom

 …と、やや非王道な作品集に感じました。エロが得意なイメージのあるジュネットさん、さすがコマンドプレイもしっかりエロ方向でもどかしさを感じない、以下、各作品の内容と感想を少しだけ…↓


「冷徹なるコマンダー」
 表紙の作品、冷徹と聞くと怖そうですがSubが救われるお話です。ダイナミクスを隠す麻薬捜査官のジェイソン(受・Sub)、ある日上司のウィル(攻・Dom)にSubがバレて、秘密にする事と抑制剤を貰う代わりに、契約としてウィルとプレイをする関係に、この「契約」と言う言葉が重要なキーワードとなります。
 トラウマを抱えながら密売者と戦う主従ストーリーの中に、Dom/Subを構成する様々な要素が組み込まれ、コマンドが時にはジェイソンの弱点となり時には奮い立たせる号令に、とHシーン以外にも使われている、後半はしっかりコマンドプレイエロでバランスが良かったです。
 Hシーンは手錠を用い少々拷問チックですが、これはウィルの執着ややるせなさからくるもの、コマンド「Present」は受けが自らM字開脚する姿が拝めるDom/Subならではかと思います、感情こもった激しめのシーンで動きや表情も楽しめました。
 契約を破棄したいジェイソンの真意は?秘められたウィルの想いに最後はもちろんハッピーエンド。優秀なマトリのジェイソンとSS級Domのウィル、しっかり者の強い受けをもっと強い攻めが守るCP感も好みにあっていました。

「Dom/Subリバース!」
 レイジ(受・Dom→Sub)とユウト(攻・Sub→Dom)は恋人兼パートナー、二人はある日謎の光に包まれる。翌日レイジのコマンドにユウトは無反応、困惑するレイジが可愛くて衝動に駆られたユウトが「Kneel」と言ったらなんとレイジはお座りして…!?超常現象も加わりダイナミクスが入れ替わるちょっと変わったお話。
 レイジのサブドロップを回避する為二人はコマンドプレイをする事に、比較的Hシーンメイン。リバースするのはあくまでもダイナミクスだけ、レイジのお尻の反応から肉体的なリバでは無い事が解ります、もしかしてご褒美あげられなかったのってこの準備が十分に整っていなかったせいなのかもなぁ。Subになっても強がって主導権握ろうとするレイジをコマンドで素直にさせる流れが面白かったです。
 宇宙人達の偶然の計らいによって壊れかけていた二人の仲は元通りに、良かったね!

「ご命令なら、激しく犯してさしあげます」
 ホテルマンの鷹野(攻・Sub)は以前助けて貰った鴨川(受・Dom)に片想い、勇気を出して告白するけれど玉砕してしまう。後日、鴨川が取引先の客に酷い仕打ちをされている所を見てしまい…。
 エリート営業マンの鴨川だけれども、力を無暗に使わないよう神経を使い、Dom性を上手くコントロールしきれない所がある自分を卑下している、プレイや二人の関係だけでなくDomの生き辛さに焦点を当てている作品なのが良かったです。
 タイトルにあるようにコマンドによりSubが抱いて尽くすDomの誘い受け、優しくしようとしてもコマンドにより乱暴に攻めてしまう鷹野も第二性に囚われる姿が表れている、ラブはまだこれからかな。


 個人的にDom/Subは甘やかし系では無く支配する/されるの方が好きなので、そちらがメインなのが良かったです。

互いの本音を引き出す両片思い

 誠実そうな攻めと立場が上の強気受け、表紙も絵も綺麗でアラビアンな世界観も良さそうだったので購入しましたが、私には少々物足りなかったです。

 ストーリーがどうこうより表現面が私と相性が悪かったかも?全体的に顔アップと静止像、吹き出しが多くてあまり躍動感が無い印象。
 ほぼ会話のやり取りメインでストーリーが進み、それでいてページ数はやや多めなのでちょっと飽きてくるなぁ(^-^;
 
 不穏なダルカスが手を出してくるかと思いきや大事には至らず、セト(受)が攫われても割と直ぐにカイル(攻)が駆け付けてケガなどもせずに帰還、ピンチシーンもやや盛り上がりに欠ける。
 お話は殆ど二人の精神的攻防で、言い方を変えれば日常なので案外平和で平坦、非日常展開が好きな私には刺激が足りなかったです。

 せっかくの強気受けなのにHの時の表情は余裕無く、TLっぽさを感じる場面もある。あっさり快感に流されてしまうけれど、最初の攻撃的で偉そうなセトが見ていて楽しかったので、せめて序盤くらいはもうちょっと踏ん張って耐えて欲しかったな。
 前半は全身像や愛撫シーンなどもそこそこ描かれていたのですが、後半に行くにつれて顔アップが多く、身体の絡みがあまり拝めずあってもあっさりめ、エロさも少々足りなかったです。

 どちらかの片想いなありがち展開とは違い、お互いが好きになって欲しいハズなのに素直になれず、隠し切れない独占欲も垣間見え、挑発的に探り合い引き出そうとする…過去からの長きに渡る想いも含め、少々変化球な主従ストーリーは個性があって良かったと思います。

 正直私にはあまり合わなかったのですが、読む本を間違えたのかもしれないし、相性の問題だと思うので「萌」評価です。

眼鏡の下に隠された

 チャラリーマンアンソロジーの分冊版、正直ストーリーは少々強引さがあると思います。ノンケの加勢(受)が怖~い上司の瀬川(攻)に対し、「瀬川さんが女になるとか」と言うのは冗談でも妙な感じがする、その後VIPルームに連れ込まれていきなりキス…も何故?となる、加勢の想像通り殴られる方が自然的かも。

 現実的過ぎる展開にするとBLが成立しないし、女に~と言う言葉が煽りになったのかもしれないけれど、無理矢理BLの流れに持って行ったような感じは若干ありました。
 後はひたすらお仕置きHでストーリー性は大して感じられず、ヤマなし・オチなし・イミなし感は拭えない。あ、でも序盤の瀬川のお説教は長文で力が込められているなと思いました(笑)

 エロに関しては良かったです。私の読書経験上ではHの始まりのキスシーンってあまりコマ数を割かない事が多いと思う、でもこの作品はキスだけで1ページくらい使ってかなりしっかり描かれていて、良い意味でいやらしかったです。
 
 Kindleで購入していますが修正はぼんやり発光で何をしているか解り辛い箇所もあり残念、その点先程のキスシーンや入れた指を出す場面など愛撫シーンの方が生々しくエロく感じる。
 挿入後も手を縛られた状態でのH、体位&ポージングや表情の変化の部分は楽しめて、攻めの瀬川も時折余裕が無くなる表情を見せるのが個人的に好きな要素でした、ちなみにHシーンは眼鏡無し。

 仕事も出来て上手に遊ぶ術も持っておりHも上手、少々ズルいなと思うけれど瀬川はパーフェクト彼氏になりそうですね。
 ラブはまだこれからだけれど、加勢が距離を置かずにまた抱かれたがっているのも、そこに繋がって行きそうで良かったです。

卵が〇〇代わりに!?

 干支モチーフ獣人と年獣のシリーズ酉年。表紙向かって左が酉年の神獣である晨酉(受)、右が年獣の歳羽(攻)。
 鶏はケモミミでは表現出来ず、トサカを生やすとモヒカンキャラになってしまう。どう描くのかな?と思ったら華やかな鶏の尾で表現されていました、髪にも少し、ニュータイプな獣人デザインが良かったです。

 物々しい世界観の説明から始まりますが、食べ物を食い荒らす歳羽と、それから村を守る為に料理を用意して迎える晨酉との平和的なバトルです。
 遅刻した上に料理の内容に不満げな歳羽に晨酉はイライラ…晨酉の口うるさいお説教に穏健派の歳羽も遂にお怒りに!ケンカップル風かも。
 後は勢いに任せてひたすらエロエロですが、年獣の食欲と性欲についての設定があるお陰で気にならずすんなり入り込めました。

 タイトルから本当の孕ませ産卵系を想像したのですが、単なるプレイの方だったのかい!尻から卵を挿入して…こういうのって大抵はそのままの形を保つけれど、このパターンは初めて見ました。作中にも書かれていますが食べ物は大切にね!こういうプレイは二次元の中だけで楽しみましょう。

 アレな性癖の私は、卵のまま出す方がエロいのか?卵液を出す方がエロいのか?どっちがより良いのか??と、どうでも良い事を考えるのですが、答えが出ませんでした(^-^;
 卵が穴を広げ卵液がローションの役割を果たす、この後の挿入はスムーズで合理的なのは後者、リアルを考えると痛そうなのでそこは無視で。

 …とまぁ、半強制的に押し倒し、卵をブチこむなどなかなかえげつない歳羽氏ですが、年獣の横暴な性質と彼個人の温和な性格のミックスが、Hシーンとそのセリフにも表れている、プレイの内容も手コキや穴指入れなどを経由し親切丁寧な面も。
 リードする強引さと、気持ち良くしてあげようとするエスコート感を兼ね備えており、俺様過ぎず甘過ぎない丁度良さが好ましかったです。

 結構体格差有りのカップリング、絵も上手くて好みでした、ラブはまだこれからですね。毎度の事ながら「END…?」となっており続くかもしれないし無いかもしれない。

私はこの辺で一旦ログアウトかな

 3巻は学園編、異世界ファンタジー目当てで読んでいる者としては、スクールライフがメインのラブコメ回だったらちょっと…と思いましたが、思いの外真面目なお勉強編で驚きました。
 お話としてはあまり進んではいない、ただ、ゴズが今後この世界で生きていく為に必要な文字・言語の勉強をするので結構重要なイベントかも。

 魔法の事とかオディゴスの事とか、ラブ部分に直接関係無いゲーム部分の設定も蔑ろにされず、かなりしっかりしているなと思いました。
 ストーリーも二人の気持ちのやり取りも、セリフに各登場人物の個性や感情が表現されて、生き生きしており読み応えがありました。

 BL部分はエロより気持ちの部分に重点が置かれていたと思います。ゴズがお勉強のためにオディゴスに教わる事が多く、思うように力になれないイブが嫉妬するような展開が多め。
 この作品に限った事で無いのだけれど、嫉妬描写があまり好きで無いのでこの辺りはあまり萌えないのですが、その後のゴズの手紙の内容に少し感動しましたし、仲直りする所は良かったです。

 でも申し訳無い、2巻で薄々気付き始めていたけれど、私このカップルあまり好きで無いんだな…と(^-^;
 魔王サイドファンタジーと逆体格差オラオラ受けに惹かれたけれど、そもそもショタがあまり得意で無いので。イブの事が嫌いな訳じゃないけれどビジュアルが可愛すぎて物足りないのと、さっきの嫉妬の件も少々幼稚かなと。

 学校とかどこでもいちゃいちゃするバカップルっぽさも少々苦手、牽制する目的もあるのは解るけれど。そもそも両想いで婚前旅行をテーマとしているからまぁそうなるよね…この辺りの事を踏まえて私には少々不向きだったのでしょう。

 そして続きモノっていったいどれくらい続くか未知数ですよね…すごく気に入った作品なら読み続けるけれど、これが10巻も20巻も続くようなら流石に着いて行けないし。
 これからはふと続きが気になった時や、完結した時に気になれば続きを読むかもしれないです、イブが大人になったら興味を示すかもしれない。

 コミカルもシリアスもあり、エロと設定しっかりのストーリーが両立され、カップリングとの相性が良い方には問題無く楽しめる良作シリーズだと思います。

そこは現世の天国となるか?

 2024年1月現在配信されている2話までの感想です。タイトルに「豚舎」、シスター姿のむっちり系男子が便器に座り、その太股で冴えない男を挟んでいる表紙はインパクト大で目を惹きます。

 しかし今の時点では豚舎の要素は感じられないし便器も出てこない。中身はひたすらまなと(攻)が生見(受)をよしよし甘やかしH風俗。
 全ての会話の言葉選びが凝っていて表現力の高さが伺えます、ただ、あまりにも笑いを取ろうとしているのが剥き出しでわざとらしくやり過ぎかも…単に笑いのツボが合わなかったのかもしれません。
 
 「なーいない」「しゅき」「女の子イキ」etc…メンズの世界には求めない言葉遣いと、別に可愛く無い受けを可愛いって褒めちぎるのも苦手で、申し訳無いけれど私は少々苦手な系統でした(-_-;)
 そもそも私は表紙からまなとが受けだと思っていました、逆でも楽しめるタイプではありますが、出来れば巨乳系は受けの方が好ましいなぁ…。

 2020年から進んでいないので2話完結か、続きがあったとしてもキリの良い終わり方なのかな?と思って購入しました。
 「この時点ではまだそう思っていた」と何かの予兆のような終わり方だったので、続きがあるのならこれから癒しのシスターの別な顔、あるいは壮絶な秘密が明らかになっていくのかもしれません。
 
 そもそもまなとはお店のサービスでこういうキャラを演じてると思いますし、その素顔について今の時点では謎に包まれていますよね、優しさを勘違いしているのは生見もではないだろうか…?

 絵はお上手ですしエロさはしっかり保証出来ます、特に2話目がエロメイン。
 カップル繋ぎや、まなとが生見を開脚させながらの正常位はガツガツしており、修正の隙間から除くプリつや感あるtnkに断面図や情事後の液滴る穴も卑猥です。
 
 私はKindleで購入しましたが比較的修正甘めでした!甘やかしHが好きな人やギャグが笑いのツボに刺さる人は楽しめると思います。

良い乳良い尻

 2024年1月時点、1話目のみの感想、主役二人の名前表記が無かったのでここでは「攻め」「インキュバス」(受)とそれぞれ呼びます。

 淫魔受けはどちらかと言えば可愛いキャラクターが多い印象ですが、表紙から解る通りもはや「ご立派ですなぁ」と言いたくなるボディ。こんな立派な体躯でもスペード型の尻尾や捻じれ角の可愛いさは同じ。
 
 攻めはインキュバスが女の子と間違える美少年、敬語でなくてタメ口なのがあどけなく、インキュバスを「お兄さん」って呼ぶのも可愛くて良かったです、ちょっと年齢層が怪しい感じはするけれど相手は淫魔なのでセーフと言う事で。

 Hシーンはあまり好みでは無かったです、いきなり挿入後の途中から始まり、アヘ顔ともちょっと違う表情崩れ系。
 セリフの途中に濁点交じりの喘ぎが混入していて、個人的には少々読み辛い鬱陶しい…攻めの言葉責めと表情の可愛さは良かったです。

 実はHシーンのページ数はそんなに多く無くて、二人のビジュアルと攻めの方が小さい体格差も良く、エロ以外は良かったので続きが読みたいです。
 「おわり」になっているけれどナンバリングが付いているのでどうなんだろ?お尻とご機嫌をプリプリして逃げ去ってしまったインキュバス、BLのLはまだこれからかな。

 不思議な力が働き自分で脱げない服を着せられた状態なので、服を戻してもらわないと困りそうですし、淫紋が現れサキュバス化してしまったので今までの食事方法は通用しなくなりそうです。
 「二度と来ないからな」って言いつつ行き詰ってまた来るのが目に視える、そもそもこの捨てセリフで本当に来ない受けなんか居るんでしょうか?

 その後にはお約束のエロエロ展開が待ち受けそうだと解っていても、そのお約束の部分が見たいです。今はキツい態度のインキュバスも、一緒に居続ければ案外兄貴肌に変わっていくかもしれないし…という期待も。
 何はともあれ大きい立派な淫魔受けも、もっと増えて行けば良いなと思いました♪

問1.表紙とあらすじを見てどちらが受けか答えなさい

 向かって左の黒髪の人が「和臣」、右の人が「迅」と言います。BLの表紙は二人ともしっかり着衣だと攻め受けが解り難い傾向があります、ちなみに私の判定&希望では右の迅が受けであって欲しい。

 二人は親友でタチ(攻)同士、お互い失恋後の傷を舐め合うようにバーで飲んでいた。恋愛の話をする中迅の発言にグッときた和臣は、あらすじにあるように「おまえがネコだったら~」と口にする。
 その発言に迅は「俺がネコなら寝れんのか?」とつい本気にしてしまい、気まずくて去ろうとする…が、和臣がそれを引き留め試してみようとなるお話。

和臣「おまえがネコだったらとっくに惚れてんのに」
迅「俺がネコなら寝れんのか?」

 …ここまでの流れだと、どう見ても迅が和臣の為に包容力を発揮してネコ(受)になるんだな、って思っちゃうじゃないですか!
 これが違ったんですよ…正解は「フェラをされて余裕の無くなる迅を見て、もっと俺で良くなって欲しいと和臣が跨る」でした!
 私は攻め受けが想像と逆でも楽しめますが、ここまで迅が受けを期待させられいきなりひっくり返されたようで、正直ちょっとポカーンとしてしまいました。

 きっと大多数の人は表紙の印象から、身長が高くてよりイケメンっぽく余裕を感じさせる迅の方が攻め、って言う感覚が当たり前なんだよね?私のカップリング感が天邪鬼なのが悪いのは解るのですが(^-^;
 
 親友だった二人が互いに夢中で抱き合う甘いHと気付き、お話自体は良しな灯台下暗し系BL。
 私は和臣が受けでなんかフツー…ってなってしまい萌えが平均値を越える事はありませんでしたが、王道なカップリング感の方が読めば問題無く楽しめると思います、表紙にナンバリングがあるので続く可能性があるかも?

 もし来世もBLオタクなら、身長は高い×低い、外見男前×可愛いみたいな超王道カップリングしか受け付けない体に生まれて来たいものです。

勃ち上がれるのは好きだから

 受けが当て馬やモブに攫われて犯されそうになりピンチ!そこへ攻めがヒーローの如く登場し囚われの受を救い出す王道展開、好きです。ところが今回はその逆パターン、モブレ被害に遭うのは受けばかりとは限らないのだ。

 年の離れた幼馴染、白石(攻)と政(受)は共に探偵稼業をやる傍ら肉体的な関係を持ち続けている。
 政の未来を想うが故にその真っ直ぐな気持ちから目を背け、またそれ以上に自らに渦巻く特別な気持ちに気付かないフリをして、内に封じ続けている白石。素直になれないのが「攻め」の方が好きな私のカップリング感に合っていました。

 潜入した店が摘発され、恨みを買った白石はモブ二人に犯されそうになる。そのうち一人に少しフェラをされる描写がありますが、これも気持ちに気付くポイントの一つ、お尻の方は未遂で終わります。(「偉そうなおっさんを啼かせるのがいいんじゃねーか」というモブ男の意見に賛同出来て困る(^-^;))

 ナンバーナインの作品は個人創作だと思うので、商業と同じスペックを求めてはいけませんが、正直絵はバランスが悪かったり躍動感が足りない場面もあり、まだ伸び代がありそう。
 でもストーリーは良かったです。突き放して距離を置くすれ違い的展開や、片方のピンチをもう片方が助け出すヒロイックシーン、繋がる身体と繋がらない心のやるせなさ…。
 自問自答しながら気持ちを自覚していく白石、本当は最初から両想いだったはずの二人が結ばれる、BLの切なげな王道シチュが多く盛り込まれていました。

 実はこのタイトルを最初に見た時、モブおじさんが受けと両想いになって、モブでは無くなるお話を勝手に想像して興味を示しました。
 実際は全然違うお話だったけれども、攻めの方がモブレに狙われるレアケースも含め、これはこれで楽しめました。表紙等含めて42ページで私がDLした時は220円、商業の分冊と同じ位の手に取り易い価格でした。