あの時のキツネお前かー…!!!!!が早くて、拗れないかと思えば、そういう拗れ方…!!!笑
なんの憂いもない超ご都合主義ハッピーエンド大好き人間としては、しっぽに関する結末は、(やや)ぐぬぬ…っとなるかもですが、かなりご都合主義の幸せハッピーエンドです!
黒旦が昂良くんを溺愛すぎて良かったです。
灰崎めじろ先生の作品らしいエロ描写。
遊郭と言いつつ、お茶の場(お茶をしたりお話したりして、恋愛をする場所。楼主が縁結びの神様だから、そういう場所。公式。)で、しかも昂良くんが他のお客さんと恋に落ちないようにって黒旦が毎日昂良くんを独占するので、他との絡みがなくて安心して読めます。
あの時のキツネの溺愛執着愛。って感じのお話でした。
対する昂良くんは、性根はとても優しく愛に溢れるものの、数多の悪しき一方的な執着を受けるが故にトゲを纏い、真に自分を愛してくれる人は(現在は)誰もいない(と思っている)状態です。
溺愛、いいね。
めじろ先生の作品らしく、ちょっとキャラクターが天然め。
1話ラスト、ぶわぁってなった。
書きたいけど、これはネタバレ無しで見てほしい。
結構、ばあちゃんが軸。
涙腺にめっちゃきた。
ほんと、誰?じゃないんだよ。
どんな変化だよって感じだけど。
シンゴすっごい男前なんだ。ガチャガチャしてすごい見た目だけどめちゃくちゃ優しい。
大切にできる人。
可愛くて天然でかっこいい瀧がシンゴに出会うまで恋人に愛されることがなかったってことに憤りを感じるけど、その経験をシンゴと塗り替えていけることがすごく良いと思いました。
続巻が楽しみです。
あと、学祭ライブの件とか色々唐突かな?とは思いはした。
顔も良く有能が故に恋愛もそつなくこなすようなイメージを持たれるヴィルヘルムと、勇者というイメージを背負い苦ではないにせよそのイメージに応えるアルベルトと、通ずるところがあって良いなと思いました。
魔王(上司)の無茶ぶりで勇者を落としに行くが、かえって自分の方が惚れてしまって…という、想像しやすい流れだと思います。
ですが、「魔族ヴィルヘルムのゼロから始める恋愛戦術」は、そこに、住む世界の違いという要素を入れてきて、最後の婚約報告の告白のシーンでは泣いてしまいました。
王道ストーリーかな?とも思えますが、それでも、独自のストーリーを感じ、すっごく良かった!という感想です。
おそらくは、泣くヴィルヘルム。特に仕事を休んで泣くヴィルヘルム。
「初めて」をアルベルトに捧げようとしたときの独白。
その部分がとても可愛くて、愛、恋、で、読めてすっごく良かった!と強く思ったところだと思います。
あと、小生 器がやばい。勃つとことかやばい。
白い線で隠されているけど、裏とか玉とかまじでやばい(紙の本購入)。
えっろい。
池田とリオの双方に現在の人格形成に影響を与える重めのストーリーがあるのに、それを一冊分の話数にまとめたため、色々飛び飛びになって読者を置き去りにした感じになっているのではないかと思いました。
池田やリオの心情など、色々脳内で補完するのが好きな派の方は、置いていかれることなく読むことができると思います。
描かれた範囲までを読む派の方にとっては、自分であれこれ足すのは邪道でしょうし、話が飛びすぎていてストレスになると思います。
大まかなストーリーとしては、佐々木を引き摺って恋に臆病者な池田と孤独を感じるが故に懐に入れた人に対しても与えることしかできない(求めたり弱さをみせることができない)リオが家族になるまでというものです。
いいストーリーだと思いますので、あとは、読み方の好みの問題で、ハマる人にはハマるかなと思います。
佐々木については、かなり話が飛び飛びになっていると思いました。その反面、これぐらいの飛び方の方がリアルだとも思わなくもないですが。
池田は佐々木を引き摺っていましたので、佐々木について深く描かれるんだろうなと思いましたが、佐々木が誰かという描写の以降ふっきる(?)までの描写があっさりで、そんなに探す程だったのか…?となりました。
あと、池田がいきなりリオに佐々木を見かけたことを話していましたが、そもそもそれまでにリオに佐々木の話をしたことがあったの?となりますね。
リオが最初に身体を明け渡した理由は、弱っていたからかな…?と、もう脳内補完です。
(尾見くんをしっかり自分好みに育てているくせに、)尾見くんの将来を考えて?組に入れず手放そう?としたことから、篠目さんに恋する尾見くんが焦って篠目さんを体で繋ぎ止めようとする→お互いがお互いをかなり深く好きなのに、相手の深度を軽視するせいですれ違う感じの流れだと思います。
尾見くんのことを想う篠目さんの考えも分かりはしますが、尾見くんの力業解決がすごく良かったです。
あと、尾見くんが自分のことを好き(love )だったら話が変わってくることになったんかい!という気持ちにもなりました(笑)
眼鏡で冷めてるキャラクターかと思った尾見くんが、いろんな意味で可愛くて、惹かれました。
尾見くんの回顧から 依存 という形や 尾見くんの精神性の布石はあったな。とも。
寝間着エッチや丸まる足の指など、すごく良かったです。
一回出した後まだ更に続けるときの、まったり間延びした喋り方から変わるのが滾りました。
でも、尾見くんから親父を奪ったのは篠目さんだっていうのは業が深いなとも思いました。逃げる親父の「ごめんな」は辛い。
ギャグや可愛さで忘れそうになるけど。
勝手に涙が流れてくるぐらいストーリーが良かったです。
オメガという性別のせいでかつてレiプされ、しずくちゃんを産んだ雫斗さんが、自分のことを運命の番と言う葉月くんと出会うお話でした。
葉月くんがすごすぎた。
雫斗さんからちゃんと言葉でも受け入れてもらえるまで理性を保ち続けた傑物でした。
そして、しずくちゃんがすっごくいい子でした。
しずくちゃんが水族館に行こうとしなかった理由(葉月くんの推測の方)がかっこいいと思いました。
あと、葉月くんのことが好きな結衣。
めちゃくちゃ嫌なやつかと思ったけど、葉月くんの幸せを考えられるいい子だった。女子高生らしい清さ。
結衣も幸せになれ。
ジュリエッタが清廉潔白な女性でないところがすごく好きです。
聡くて無垢な聖女を演じることができるジュリエッタの行く末がどうなるのか、最後に贄になるのか…、その山場となるシーンでアンドリムは同行できないというのが、この物語が(アンドリムの物語なんですが、)アンドリムだけの物語ではないという感じがして、とても引き込まれました。
そしてアンドリムとヨルガの最期まで描かれていて…。
一巻を読んだときには、続巻が発売されていたので、まさか最期まで描かれているとは思わず驚きました。
最期もその後も締め方も綺麗で、物語として完成されていると思いました。
続巻は、ぎゅっと数行で省略されたところの穴埋めという形で、一旦話を終わらせて、ハマった読者が求める二人の日々についてを追加で読ませてくれるという手法はすごく有難いです。
アンドリムとヨルガが、いったいどこでそういう感情が芽生えるのかと思っていましたが、なるほどねという感じでした。
ヨルガはまぁアンドリムにより正しく誤解して堕とされたって感じですが。
ヴィラでの交わりとかよかったなぁ。
アンドリムに堕ちたヨルガいいよねぇ。
あと、個人的には、うん…そうだよな…そうなることもあるよね…復讐としていいね…と思うのですが、アンドリムがヨルガが堕ちたことを確認した場面はさすがに姉妹が可哀想に感じましたし、メリア…ナーシャ…いや因果応報なんだけど…、意に沿わない交わりが苦手な方は気をつけた方がいいかもしれません。
マラキアは…。意に…。まぁ…
リュトラとのエッチが良すぎるので…。うん。
貞操など鼻で嗤うようなマラキアが、愛を伝えるリュトラを、騙し切ろうとするところが最高でした。
短気そうな子から可愛い狗に変わってるんですよね。
ストーリーとしてはドキドキハラハラではない日常(?)話なので、引きずらないし、本巻だけでも充分といえば充分。
もっと二人の日常が見たい~!!って人には最高だと思う。
一応ストーリーはあるけど、引き込まれるしっかりしたストーリーとは言えないかな。
でも、そういうのを求めてるときってあるじゃん?いちゃラブ深刻な不安要素はなくてエッチなお話が読みたいとき。そんなときにベストだと思う。
女性の乳房かな?ってぐらいのムチムチダイナマイトボディが苦手なら、ムチムチダイナマイトボディ描写が多いので抵抗があるかもしれないけど、個人的にはアリだから、甘甘らぶらぶえちえちで好きなお話でした!
次巻も買うよ!
下巻は、良の嫉妬と誤解の解消から始まり、二人の愛を深めるストーリーでした
この間(下巻メインストーリー)約3日という驚き笑
胸を刺してくる言葉ラッシュで…
特に、「どうせすぐ◯◯◯◯」が最高すぎました!!
「オレお前といるときの自分が一番好きだ」も最高なんだけど…!
全/良のセリフということ、その場面、あわせて最高です
良が思っている以上に良のことが好きだと必死に伝えようとする全がかわいい…
全が、良への思いが深く大きくなっているというのを自覚(?、もともと全も良のことをしっかり深く好きなので思いの深さを自覚というのは微妙な表現ですが。)する様に、幸せな気持ちになりした
好きから「愛してる」になるのも滾りました
あと、体位が毎回毎回魅せてくる…。Hシーン最高…。無印、上巻、どれもそういう絡み多いんだけど、下巻は甘甘Hすぎて…めっちゃいい
スパイスムーブwww
良はね、すごいんだ。全のことがずっと好きだし、全のことをちゃんと理解してるんだ。口下手な全の気持ちもちゃんと汲んでくれるんだ。
これじゃあ、恋人としての関係は続け難いですよね。
仕事の忙しさ、大阪から戻ってきた(全と良の)同期、嫉妬、これらによる疑心暗鬼を経て、二人の恋人としての関係が深まるのだと感じました(上巻ではまだ途中)。
上巻序盤は全の嫉妬、上巻中盤から終盤は良の嫉妬、どちらも問題が顕在化するところと解決する方法が違うので、読みごたえがあると思います。
読者は良と全、双方の内心が分かりますが、全と良はお互いの内心が分からないというのを踏まえて読み直すとより没頭して読めました。