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エキスパートレビューアー2024

女性しぐれ西瓜さん

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ゼス、ルーイ、ユルール、そして、

前回は白鹿のユルールが何故が狼族のゼスではなくその嫁となったルーイを気に入ってしまうという展開でしたが、今回更にユルールの育ってきた環境や何故ルーイに興味を持ったのか?が分かりました。
ルーイ、そしてユルールの子供の頃の育った環境等がよく見えてきました。
ルーイとは真逆で周囲から大切にされて育ったユルールですが自分の人生を何一つ自分の意思で決められないという高貴であるからこその閉塞した環境がありました。そして、見知らぬ場所に何も分からないまま連れてこられて生活を始めたルーイに強く興味と憧れを持ったというのは、恋愛とは違うけど自分に無いものを求めてそしていつか自分も手に入れたい物をルーイに感じていたんでしょうね。美しい顔には出ないユルールの苦悩が感じられました。
そして、ゼスとルーイの関係もユルールとの交流や一緒に生活する事でだんだんお互いに興味が湧いて目が離せ無くなって来ているのが良かったです。
そして、ルーイの異母兄が登場した事で、何故誰にも知られない部屋にルーイと母親は監禁されて育ったのかその経緯がわかって来ました。両性具有でなければ、もしかしたらルーイの立場ももっと違ったものだったかもしれませんね。人間扱いされないのが本当に可哀想でした。しかし、ゼスは直ぐには口に出来ない程辛い事情があるって察してくれていたのが本当に優しいし心が広い人だなぁと思いました。ルーイの大粒の涙も可愛い顔でした。あんなふうに優しくされたら好きになりますよ。
それにしても、異母兄のアズラクの目的はなんでしょうね?続きが楽しみです。

完結しましたね 龍之介が可愛かった

前の巻で晃太が龍之介の匂いが分からなくなったところで終わっていたので、結構心配していました。
特異性αは両思いの匂いしか感じられないっていうのがこのお話の特殊な設定になっていたのですが、その設定を上手く使ったストーリー展開になっていました。
匂いが分からなくなったら気持ちが離れた証拠かも?なんて不安になるのはちょっと可哀想なオメガバース設定ですよね。お互いに想っている気持ちの問題を匂いの有る無しでバロメーターにしてしまうのは気持ちが揺るがなくても、もしかしてって不安になりますよ。
匂いが分からなくなった晃太とその晃太に気づいた龍之介がちょっと距離を取るようになってしまうのですが、
ちゃんと納得の理由で二人が気持ちを確かめあってきちんと番になるので安心して読んで欲しいです。
龍之介の「チ〇コ貸せ」が再び聞けたのと、告白したシーンの龍之介の優しい顔は晃太のマフラーを巻いて微笑んでいる可愛さの再来でとても良かったです。この辺りの過去作を踏襲している表現が良かったですね。ただ、もう少し欲を言えば龍之介のカッコイイ場面が足らなかったですね。晃太の悩みを龍之介の漢な部分で解決するとか、、そんなシーンがあっても良かったんじゃないかな?とは思ってしまいました。

描き下ろしはスーツ姿の晃太が見られたのですが、ちょっとあっさりした内容だと感じたのですが、その後のあとがきでニクヤ先生から続編の事が語られていました。
どの辺で続編が決定したのかは分かりませんが、あとがきがあっさりしていたのも、そういう理由なのかなとか思ってしまい。途中までは完結だと思って読んでいたのがラストに少し興醒めてしまった感じはありました。
それでも晃太と龍之介が好きなので続編は楽しみにしたいと思います。

不憫な花嫁の物語

政略結婚で隣国へ嫁ぐ事になった第六王子のルーイ。王子なのに何故嫁に行けるのか?というのが実は王子として産まれた事になっているけどその身体は両性具有だったという設定でお話が始まります。
ルーイが王族としてはその存在を否定されながら育っていて、外を自由に歩く事さえも許されなかったのに、いきなり他国に嫁ぐというのは、相当な環境の変化だったと思います。それにしても、女性は皆美しくて評判ある国の花嫁として他国に嫁がせるのが実は王子だったってかなり危険な政略結婚だなぁと、ルーイの父親は悪名高い王なのでは?と思いました。
嫁いだ先の国は元は狼と白鹿が存在していたという設定で今の王族は狼の血を濃く引き継いでいるとされているそうです。
婚姻の相手であるゼスはルーイの世間知らずな所や王族として育ったとは思えない様な言動に最初は不信感があった様ですが、その不憫な様子がだんだんと目が離せなくなっていくのが、なにか二人に運命的なものがあるのかないのか?まだ分かりませんが、自分の生まれた国では誰からも疎まれていた存在だったルーイが、ゼスの国では、彼のの周りの人間、子供のジグルに懐かれていたり、白鹿のユルールは今のところ何を考えているのか分かりませんが、ルーイよりもずっと美しい彼も何故かルーイの事を気に入ってしまっていました。

自分達とは違った毛色のルーイを物珍しい目で観察していたらいつの間にか彼の臆病そうな行動にみんな目が離せなくなってる感じで、不憫な受けが美しい民族衣装に戸惑いながらその国に染まって行く様子をこれからも楽しみに読んでいきたいと思いました。

人魚心中 コミック

鹿島こたる 

人魚は人間にどんな愛を求めるの?

鹿島こたる先生の妖艶な絵の魅力が存分に発揮された作品でした。
冒頭主人公のカワシマが父親からの虐待の影響で人の顔をした人で無いものに欲情する性癖になったのですが、そのカワシマが弥勒菩薩は50億年後に全ての人を救ってくれると語るシーンがあるのです。その後海で出会った人魚にミロクと名付けます。
カワシマは異常にミロクに執着し始めるのですが、人間ではないミロクは自分に興味を持つ人間を次々に誘惑するのです。
ミロクに惑わされる人間とそうでなかった人間の違いがハッキリとは私は分かりませんでしたが、ミロクに魅了された人間は皆不幸になっていきました。
人魚を見た人間は不幸になるとか、人魚を食べると不老長寿になるとかそう言った伝説等を踏まえたストーリー展開でした。
私が中でも注目したのはカワシマの家で人魚の世話をする事になった佐々木の存在です。彼は目が見えないのでミロクの姿を直接見ることは出来なかったのですが、目が見えなくても家の中を感覚だけで行動している佐々木を進化した人間だと褒めるのです。その事で佐々木はミロクをモノではなく感情を持った生き物として優しさや誠実さを持って接するのですが、人魚のミロクにとっては自分欲しがらない佐々木は誘惑の対象外と見なされていたようです。ミロクは佐々木に自分の鱗を与えて一時的に目を見えるようにしてあげましたが、その時佐々木が見たものは化け物の姿をした人魚でした。佐々木がもっとミロクを見たいと言えばミロクは美しい姿に(魔法的な力)変貌したのかもしれませんが、佐々木は空を見上げ月が美しいと、そして妹の結婚式の姿を見たいと語りあくまでミロクを見ようとしなかったある意味紳士的な態度だった事にミロクは失望していた様な感じでした。
この事からもミロクは普段は醜い姿でも自分を欲しがる人には異常な執着心で惑わすのだろうと、、そこには人外ならではの恐ろしさがあるけど永遠の命を持つものの寂しさ孤独さの長年拗らせた心理が伺えました。
カワシマがミロクにもたらす愛もミロクを所有物の様に独占する執着心であり、決して優しさとか大切にするとかそういう愛情ではないのです。この辺りの愛の在り方がとても興味深かったです。
カワシマとミロクのお互いがお互いを傍に置きたいという執着心がカワシマのヤクザとしての生活を破綻させます。この後二人がどうなったかは読んでみて欲しいです。
冒頭の弥勒菩薩の話がラストにとても生きてきました。この伏線回収はゾワッとする衝撃がありました。
最終話では第三者視点の二人の様子が語られていて面白かったですし、最後のページはダークなホラーを感じさせる終わり方でした。
あまり読まないジャンルのBLでしたがとても素晴らしい作品を読ませて貰いました。

三人の関係が新しい展開に、、

一巻のレビューでは木綿谷と橙真の名前の関係性まで触れませんでしたが、タイトルの青が木綿谷で橙真がオレンジで、二巻ではこの二人の対立がより顕著になってきました。
橙真も木綿谷と同じように大学受かったら藍人と寝ることをご褒美に求めてきて、藍人もそれを了解しちゃうんですよね。まあ、これは画塾の高校生達からしたらかなり不謹慎な先生と生徒達ですよね。藍人が話の流れで難しい課題だと分かった上でも自分の体を差し出すような事はちょっと、好感は持てませんでした。
結局、画塾での人間関係にも色々と影響出てしまってるし。特に木綿谷と同じ大学学科を受ける事になってる女子高生が凄く不憫だと思いました。
そして、三人の三角関係で行くと思ったら、そこに九重さんが木綿谷に好意を抱いてるみたいで、、

そして九重さんの赤ん坊の事情が二巻でわかりました。九重さんが一人で空くんを育てるのはかなり厳しいけど、木綿谷の人たらしーって思ってしまいました。
こんな人間関係でこの後木綿谷と藍人はどうなるのか?二人が幸せになるだけじゃ嫌なんですけど、、九重さんにも幸せ来て欲しいし、画塾の高校生にも春が来て欲しいし、そして橙真。芸術の才能ある人が才能と引き換えに孤独の中で芸術の道を選ぶとか、そういうのはなんかさみしいから、、いやーどうなるんだろ?凄く今後が楽しみです。
あと、最後に一言言うなら木綿谷が体格を武器に橙真を脅した場面はちょっとコイツを嫌いになりました。本気で嫌いなキャラは居ないですけど、みんな幸せになれー

ヒューマンドラマの様なゆるやかさ

こちら、表紙が素敵だったので気になっていましたが、今回二巻まで出たのでまとめて読みました。
一巻までの感想です。
画塾をやっている藍人と、全身筋肉体型で腕にはタトゥーが入ってる木綿谷、そして藍人の隣人であり絵の才能があるけど性格に難があるトーマ、この三人で主にお話がすすみます。
既に情報にもありますがまだエロは無い作品なのです。そして藍人の方言で話す言葉がやんわりとして温かな画塾のやり取りが楽しいです。画塾には美大を目指す高校生が何人か来ているのですが、そういう高校生の目線でも話が進んでいるのが面白かったです。
途中から九重と言う子育て中の男性が塾に入って来るのですが、その人の登場をきっかけに木綿谷の優しい所等が出てきて周りの木綿谷への見る目も変わるのがヒューマンドラマ見ている様な展開でした。
だだ、木綿谷には何故藍人を気に入ったのか謎な部分がありそうだし、藍人には過去にピアニストの恋人が居た様子だし、そしてその恋人の息子のトーマを藝大に行かせたいと思っている藍人。木綿谷とトーマ、二人の男にじわじわと言い寄られている藍人はまだぼんやりとしか二人を意識してない感じで、
今後二人の間でどんなお話になっていくのかとても気になりました。
才能は無さそうだけど人間としての温かさがある木綿谷か?才能はあるけど性格悪そうなトーマか?そして藍人の過去に付き合った人は全て才能ある人だったのです。
ラストまで読むとタイトルの意味が分かるので、あえて木綿谷とトーマの名前を漢字で書きませんでしたが、変化球で面白いタイトルだと思いました。

プライドとプライドのぶつかり合い

一巻ではまだ少年ぽさが残っていた旺が今回体格がガッチリして、西都地方では老舗企業の総帥にまでなっていました。そしてメガネ執着男に成長していました。表紙見ればわかりますよね、、なんか粘着質な感じが出てますよ。

運命の番である二人がどんな大人になって結ばれるのか?を楽しむお話なんでしょうが、今回はまだ李里耶様の心までは掴めなかったもよう。李里耶様も旺もお互いに家柄が良いと言う生まれながらの環境の良さはあっても、自分の力で今の地位を築いたと言うプライドがあります。
特に李里耶様は過去に接点(ヒートが起きて誤って関係を持った相手)があった男とはビジネス関係にはなれないと考えているんだけど、、結局は自分達の運命には抗えなかった様子が痛々しかったですね。プライドも何も旺に奪われてしまっているのに、その顔の表情だけは反抗しているのが印象的でした。でも、その反抗している表情に興奮するのが旺なんですよね。旺は李里耶に命令するし、李里耶はそれに反抗できないし。そんな感じで、心はまだ温かなものが生まれていませんが、二人の絡みはかなり濃厚でした。他の人では満たされない悦びの様なものがそこには確かにあるんですよね。番の力恐ろしいです。
今回、ヒートを起こして動けなくなった李里耶様を旺が部屋に運ぶシーンがあるのですが、そこで李里耶様をお姫様抱っこかと思いきや、レスキュー隊が使うレンジャーロールと言う(調べてしまった)担ぎ方で部屋に運んだのは、これは助けてやってるんだ!と言う旺の意思表示だったのでしょうか?まだお姫様抱っこは読者に見せてくれませんが、今後見ることができるのか?
そして、ラストに西都の家に帰った旺を待っていたのは可愛らしい妹??いやいやこれ、一巻でお披露目されてた赤ちゃん=許嫁!じゃないですかー!汗…お兄ちゃんとか言ってるけどまた厄介な存在が居たんですね。
李里耶様も旺とは離れられない運命を感じ始めているのに、、まだまだ困難が続きそうで次巻楽しみです。
とにかく幸村先生の美麗でセクシーな絵に圧倒される巻でした。

紆余曲折あったふたりがたどり着いた幸せ

続編楽しみでした。本を手に取ると260ページ越えの厚みがある本で、とても内容が濃い作品でした。

藤井と甲斐くんは順調にお付き合いしているのですが、お互いを大事にしたいと思うあまりに、相手に対して「それは嫌だ」って言葉を伝える事ができなくなっているんですよ。大事だから今の関係を壊したくないから、お互いを尊重しているから、、そんな想いから来るすれ違いが割とチリツモの様に重なって行くのが読んでいてちょっと苦しい場面もありました。
藤井にも甲斐くんにも当て馬の様なキャラクターが出てきて。ただ、嫌な奴って感じではなくそれぞれにパートナーとの悩みを抱えている人達で、人それぞれの幸せの形って本当に考えさせられるお話でした。そして、二人がお互いの気持ちをきちんと伝える合う事ができたのは読んでいて、ようやくたどり着いてくれた!と拍手したい気持ちになりました。
最終的にはラスボス感のある甲斐くんの実家にも何とか二人の関係を認めて貰えるところまで着地できて充実した読後感ありました。
81先生は繊細な感情表現がシンプルな絵柄で見事に表現されていて私は好きなので今後も注目していきたい作家さんです。

辰巳圭吾を救いたい(切実)

続きがめちゃくちゃ楽しみだっ作品です。
一、二巻はとにかく大地の〈陽〉の部分が輝いている内容だと感じていました。どんなに辰巳が闇の部分があってもひたすら大地が真っ直ぐな光を示してくれているのがこの作品の魅力だと感じていました。
しかし、この三巻はその大地の〈陽〉の部分をもってしても辰巳を救えないところまで来てしまった印象でした。正直ストーリー展開は神評価ですが精神的には萌には遠く、苦しい1冊でした。苦しければ苦しいほど、何かしらのカタルシスが得られると信じています!
さて、内容ですが。
久世が捜査しているのは身寄りのない子供達を含む人身取引を暴こうとしていたのです。辰巳がこれを聞いて断るはずはないと、、そして辰巳の実の父親も調べ尽くして辰巳に近づいた事がわかりました。なんというか、辰巳って人にはない人心掌握とか人を惹きつける魅力とかそういう彼に素質として備わったものがあって久世は辰巳を評価していると思っていたけど、、全然違っていたので辰巳じゃなくても読んでた私もショックでした。
久世の要求を辰巳が飲んで、もし子供達が救われたとしても、辰巳の心はそれで救われるんですか?そんなことないし、どっぷりとヤクザに取り込まれてしまうじゃないですか、、、
そして大地との関係。今回は濃厚なセッがあっても物凄く悲しかったです。辰巳を心配して力になってあげたい。それなのに、結局は辰巳に強引に求められると結局ずっと身体を繋げる事しか頭になくなる自分の不甲斐なさが凄く伝わってきました。そして辰巳も、今回はひどく暴力的な感じで大地を犯しているような行為だったので、それが尚更悲しかったです。
ただ、先は読めませんが、辰巳には絶対に大地が必要だから大地も久世と辰巳の捜査に関わって(巻き込まれる?)くると思っています。次巻も楽しみに待ちたいと思います。
それにしても、今回も九號先生の描く辰巳の表紙がたまらなく好きです。

着ぐるみ?いいえ、たろくんが可愛いよー

話題になっていたので読んでみました!
いや、もうたろくんが可愛い。きゅるんとした目はもはやち〇かわレベルでした。
そして、出てくる言葉も温かくて可愛らしいんです。
たろくんを好きになった着ぐるみ男のアイくんは(詳しい正体はここでは伏せますが)たろくんを甘やかしたくて仕方ないから凄く優しい言葉をメッセージでやり取りしているのがほのぼのします。
たろくんは、ゲイだし仲良しだった友達は一軍メンバーに入ってしまって孤独で寂しくて。最初は大粒の涙を流していました。途中でもアイくんが女の子と一緒にいるのは嫌だって、アイくんに訴えるシーンの泣き顔がとにかく可愛いんです。
どちらかと言うと、自分に自信がなかったたろくんがラストでは自分からアイくんに告白してちょっと涙ぐんでいるシーンはたろくんの成長を感じて心が温かくなりました。
お相手のアイくんは見た目クール、でも関西弁でたろくんを好きって気持ちを伝えるの、ちょっと不器用な感じがこれまた可愛さがありました。上手く伝えるられなくて一生懸命に顔をちょっと歪ませてクールじゃなくなってるのが良かったです。
久しぶりに温かい作品に出会えました。