沼らせ系イケメンの太雅と、360度好感度イケメンの咲
タイプの違う美しいふたりを眺められるのは終始眼福でした。
タイトルの通り、「お前がいい」
を軽やかに受け入れてしまう咲が読めなくて。
いっそ最初からずっと太雅のことを好きだったとか言われた方が納得できるほどに、
流されるというよりは受け入れ力が高すぎる。
太雅の方も、読み進めれば進めるほど
最初に咲に手を出したことが らしくないなぁ と思えるほど真面目な良い子に見えたので
このふたりが関係をはじめるきっかけがちょっと不思議でした。
それでも 誰でも良い から 君じゃなきゃ嫌だ に変わるのも
自覚したそれぞれが変わっていくのも良いですよね。
特に自覚してからの咲の表情が恋してる〜と感じられて、最初の方の爽やか100%な笑顔も魅力的ではあるけれども、太雅を思う気持ちが溢れるやわらかなお顔がどれも良かったです。
厚みのある身体も見応えありました!
疲れたときに浴びたくなる溺愛。
タイトルに引き寄せられて読みました。
年上にかわいがられるピュアな子という構図は癒しですね。
初めての家事代行の日、酔って帰ってきた京平に半ばおそわれたと言っても過言ではないのに
育の危機感がなさすぎて心配!と初っ端から思ってしまいましたが。
経験がなくて初心な育だから、京平のちょっと強引だけどその中にあるやさしさとかストレートさに惹かれるのも、
来るもの拒まずでいつも人に囲まれていたからこそそこまで個人に興味を持てなくなっていた京平がそんな育を可愛く思う気持ちも、わかるような気はします。
溺愛というにはもうちょっとかな?と個人的には思いましたが、かわいらしいお話でした。