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豪華作家陣のフェチが楽しめるアンソロジー!

豪華作家陣それぞれのフェチ・性癖をテーマにしたアンソロジーです。

短めのページ数の中でうまくお話がまとまっていて、このフェチをこう描くんだ!と楽しめました。
いろんな作家さんのこだわりが一度に読めるのもアンソロジーの醍醐味だと思います。

フェチの種類もかなり幅広く、作品ごとに雰囲気が違うので飽きずに読めました。

ただ、これだけは言わせてください……!

私はあらすじをまったく見ずに読んだのですが、
中村明日美子先生の作品がびっくり系ホラーで、心臓がバクバクになりました。

ラストの演出にかなり驚いてしまい、私ホラー本当にダメなんだ…!と自覚するレベルでした。
正直、衝撃が強すぎて他の作品の記憶が少し飛びそうなくらいです……。

ホラーが大丈夫な方なら問題ないと思いますが、びっくり系が苦手な方は少し注意かもしれません。

とはいえ、どの作品も短い中でしっかりまとまっていて、作家さんそれぞれのフェチを楽しめる面白いアンソロジーでした。

最後の旅にふさわしい集大成の一冊

おもしろかったーーー!!
いままで出てきた仲間たち登場し、まさに最後の旅にふさわしい一冊でした。

1巻で物語の結末まで描かれているので、アンドリムの寿命が残り1年と示されていることもあり、読んでいる途中でおわりが近づいてることを感じ、何度もしゅんとなりながら読みました。

隠居生活を送っていたアンドリ厶とヨルガのもとに「アンドリムに隠し子がいる」という情報が舞い込みます。
きな臭さを感じたアンドリムはヨルガとともに最後の旅へ。
そして孫のアルベールも連れて旅に出ます。

最終目的地キコエドへ向かう途中、これまで旅してきた国々を通る流れもあって、物語が終結に向かっているんだな…としみじみ感じました。

今回はキャラクターページにもある通り、孫のアルベールとリサルサロス王太子ダンテの活躍が本当に良かったです!

幼いながらもラブラブっぷりを見せつけてくれてとても幸せでしたし、こんなに頼もしく大きくなって…!と大興奮でした。

あととにかく2人のキャラデザが好みすぎて、読み進めてはキャラクターページに戻り「かっこよ!!」「美し!!!」となってしまい、読むのに時間がかかりました。
(本当に切実に挿絵がほしい……!)

ダンテのアルベールへの溺愛執着っぷりと、アルベールも「ダンテは自分の男」と認識しているので奪おうとする相手に容赦がないところはめちゃくちゃスカッとしました。
将来が楽しみすぎるベストカップルです!

一方でキコエドでは、アンドリムの予想通り恐ろしい闇が隠されており、本来子供たちが学び育つはずの学園で命が奪われていく展開には胸が痛みました。
読んでいてかなりつらい場面でもあります。

エピローグでは、この世界にメインキャラとして憑依したアンドリムと、完全なるモブとして転移してしまった人物の対比が描かれ、胸が苦しくなってしまいました。

何度でも言いたいのですが、この物語は最終的にすべてが1巻に繋がる構造になっています。
First life最終章ということで、Second lifeにも期待していいのかな…?と思える巻でした。

まだまだアンドリムとヨルガの旅が見たいのはもちろんですが、
アルベール×ダンテ、リュトラ×マラキア、シグルド×ジュリエッタ、モリノ×アベルとカイン(ここ個人的にかなり気になります!)など脇カプも大好きになってしまったので、いつか彼らのお話も読めたら嬉しいです。

やっぱり最後にもってかれる

うーむ。
正直に言うと今回は「そこまででもないかも?」と思いながら読んでいたのですが、エピローグで一気にひっくり返されました。

1巻・2巻のスカッとする面白さが強すぎたシリーズですが、今回も最後まで読むと「やっぱりおもしろかったな」と納得させられてしまう一冊でした。

今回はヨルガが砂竜に十年分の記憶を奪われてしまうところから始まります。
アンドリムとの日々を忘れてしまったヨルガの記憶を取り戻すため、砂竜が住む砂漠へ向かうことに。

宰相の役目を退き今は良き相談役となったアンドリムですが、今回は良き父として、そして祖父としての姿も見られてとてもよかったです。
息子シグルドの成長も感じられる巻でした。

道中で出会う魔族のアイザックとコルティンのエピソードも印象的でした。
なかなか重い事情を抱えた関係なのですが、とある真実が明らかになる場面では思わずちょっと笑ってしまいました。
よかったね…と思いつつ、アイザックお前ってやつは……となる場面でもありました。
魔族って怖い。

そしてシグルドの息子アルベールと、新たに家族となった幼竜ディーがとにかくかわいい。
癒やされまくりました。
切実に挿絵がほしいです。

エピローグではタイトル回収がさすがの一言。本編でどうなったのか気になっていたヒルダの話でもありました。

特に印象に残ったのはジュリエッタ。
さすがアンドリムの娘、ただ美しいだけの女性ではありません。
相手の思考を見抜き、静かに選択を委ねる姿がとても格好良かったです。
取り返しのつかないことをした人間がどうなるのか、その結末も含めてとても印象的でした。

エピローグでの決着はまさにお見事で、サブタイトルの意味にも思わず唸らされました。
おもしろかったです。

萌えより恐怖が勝った巻

キャラクターページを見たときに、1巻・2巻を読んで好きになったリュトラ×マラキア、タイガ×ノイシュラの姿があり、もしかしてこの2カプのメイン回…!?と大興奮でした!

実際にこの2カプは活躍するのですが、今回は萌えより恐怖が勝ってしまい、ハラハラしすぎて落ち着かない展開でした。
不穏な展開を想像しすぎて、エロシーンに集中できませんでした(笑)

個人の感想ですが、この巻は今までと少し毛色が違う印象です。
これまでの巻はアンドリムの手のひらの上という感じで、見事な復讐や逆転劇を安心して読めていました。敵がどんなに悲惨な目にあっても、味方側はアンドリムとヨルガがいるから絶対大丈夫という安心感があったんですよね。

ですが今回は中盤までずっと不穏。
敵の思考が読めなさすぎて、とにかく気味が悪い。
作中に出てくる人魚伝説も怖すぎるし、敵の正体や目的がはっきり掴めないまま進むので、得体の知れない恐怖がありました。

終盤になって、ここまで見抜いた上で動いていたのか……と流石アンドリムだと思いましたが、そこに至るまでハラハラしすぎて心臓がもちません!

敵には本当に容赦がない一方で、味方になればこれほど心強い存在もない。
終盤の展開では少しほろりと泣いてしまうシーンもありました。

エピローグでは「おま、おま、おまえーーー!!やりやがったなーー!!」と驚く展開もあり、初めて少しすっきりしない終わり方ではありましたが、それも含めてとても面白かったです。

マラキアの失われた記憶がどんなものだったのかはわからないけれど、あの壮絶な過去を思うと、つらい記憶だけ消えていたらいいなと思ってしまいました。
この先はリュトラと笑って過ごしてほしいな。

サブタイトルの意味にうなる2巻!

1巻があまりに綺麗に完結していたため、「今回は何をやるんだろう?」と思っていましたが、今回もとてもおもしろかったです!

1巻では物語の終盤までがさらっと描かれていましたが、今回はその道中、アスバル一族にかけられた短命の呪いを解くため、ヒノエへ向かう旅が描かれます。

物語のメインは短命の呪いを解くことではあるのですが、2つの国を相手にしたアンドリム様の手腕が見事すぎて、「これどうなっちゃうんだろう」と気になり、ページをめくる手が止まりませんでした。

道中で登場する新たなCP、リサルサロスの盲目の凶王ノイシュラと将軍タイガもとても良かったです。
タイガの方が執着が強そうに見せかけて、実はノイシュラのドロドロとした執着の方が深いのがたまりません。
このシリーズ、受けの方が精神的に強く感じるところも好きです。

そしてヒノエに隠されたおぞましすぎる秘密……。
それらすべてを解決へ導いていくアンドリム様は、もはや神かなにかなのかと思ってしまいました。

また、呪いを解くためとはいえやけに協力的だな……?と感じていたのですが、エピローグを読んで「さすがだ……!」となりました。
サブタイトルの意味も含め、本当に見事だとしか言いようがありません。

ヨルガの方が執着が強いように見えて、実はアンドリムも……という関係性も最高でした。
物語にたびたび出てくるヨルガとアンドリムの熟年パートナーのようなやり取りには思わず笑ってしまいました。

1巻で物語の結末を知っているため、今後の展開を思うと少し辛くもなるのですが、それでも今回もとても楽しく読めました!
シリーズ読者は絶対読むべき2巻だと思います。

読了後「すごすぎる」しか言えなくなった。

異世界転生BL……でいいんだよね?(たぶんそう)
娘が王太子に婚約破棄された瞬間、悪の宰相アンドリムが前世を思い出す。
ここが前世でやり込んでた乙女ゲームの世界で、自分は悪役令嬢の父=娘と一緒に破滅するポジションだと気づくところからはじまる復讐劇。
そこからがもう、容赦なさすぎて最高でした。

コミカライズから入り、気になりすぎて小説に手を出しました。
小説版1巻ではコミカライズ1〜3巻分+物語のエンディングまで読めるんだけど、小説版はやっぱりえぐさと情報量がすごいです。
(※2026年2月時点の情報です!)

特に敵対したヒロインサイドへの容赦が一切ない。
コミカライズでは多少なりともボヤかされてところもしっかり書かれており救いゼロです。
その容赦のなさがくせになります。
(※獣姦を示唆する描写があります。いくら敵サイドとはいえそこまでは…となる方は注意。私はグロ耐性はあまりないほうですが、問題なく読めました。)

メインカプはライバルであり騎士団長のヨルガ×悪の宰相アンドリ厶。
お互い子どももいるし、ヨルガには本気で愛した亡き妻もいるけど、不思議と全然気にならない。

脇カプが複数ありますが、私が一番ツボにハマったのはリュトラ×マラキア。
マラキアさんの過去が壮絶すぎてしんどいのに、それを丸ごと抱きしめるリュトラをみて思わず泣いた。
ほだされ受け最高すぎましたね…。
このカプにめちゃくちゃ萌えた。

それにしても前世でこんなハードな乙女ゲームやり込んでるの何?
TRUEエンド以外後味最悪とか怖すぎて泣いちゃうし、私ならブチギレて途中でゲームやめると思うのでやり込んでた主人公(前世)気になりすぎます。

1巻があまりにも綺麗に終わりすぎてて、
5巻あるけど、続き何やるの……?ってなってます。
読み進めていくのが楽しみです!

すれ違いも全部ひっくるめて愛おしい2巻

2巻では両片思いから恋人になった紫真くんと桃李くんのその後がしっかり読めて大満足でした。
桃李くんのはじめてのアルバイト、恋人として過ごす文化祭、進路の話、ふたりで迎える誕生日イベント…。学生ならではの大事なイベントをちゃんと見守れたのが本当にうれしかったです。

桃李くんのことを思っての「ぜんぶ俺に会わせなくてもいい」からのすれ違いには胸がぎゅっとなりました。
でも、だからこそお互いにちゃんと本音を言い合って、成長していく姿を見られたのがすごくよかったです。

やりたいことを自分で見つけるのって難しいんですよね…。
わりとなぁなぁで生きてきたタイプなので(笑)、将来こんなことがしたい!ってちゃんと見つけられた桃李くん、本当にすごいなぁと思いました。

描き下ろしでは何年か後のふたりが見られて最高でした!!
何年経ってもラブラブで、しかもかっこよさもかわいさもパワーアップしてる紫真くんと桃李くんをみれてとてもうれしいです!!
読めてよかったって心から思える描き下ろしでした。

そして密かに気になっていた水季くんと愛橙くん。
ちょっぴり切ない展開に胸が苦しくなりましたが、春からスピンオフが始まるとのことで、ハッピーエンドを信じて応援しています…!

今回もホロがかわいい表紙なので、ぜひ紙で買ってほしい作品です。
1巻と2巻を並べるととてもかわいくて癒されます。

たのしい続編をありがとうございました!

初カレ。 1 コミック

あがた愛 

恋人ごっこからはじまる初恋

あがた先生のピュアな学生恋愛!
あがた先生といえば、どこか背徳的でえっちな作品のイメージが強かったので、こんなにもまっすぐで初心な恋愛を描かれていることにまず驚きました。
なお、1巻はエロなしです。

お試しで付き合うことになる2人ですが、関係が一気に進むわけではなく、
珠央と雪野先輩が少しずつ距離を縮めていく過程を丁寧に楽しめるのがとても良かったです。

グイグイ攻める一途な後輩珠央が、雪野先輩のちょっとした一言や態度にテレテレしてしまうのが本当にかわいい。
誰にでも優しくてまるで王子様みたいな存在の雪野先輩が、珠央の前では自然体でいられているところがすごく好きでした。

雪野先輩の何気ない行動ひとつひとつを、まっすぐ「好きです」と伝えてくれる珠央も最高。
恋を知らなかった雪野先輩の気持ちが、恋人ごっこの中で少しずつ変わっていく様子がしっかり描かれた1巻でした。

そして、あがた先生のあとがきの太字にとんでもなく素晴らしい情報が……!
2巻はいよいよ2人のあれやそれが見られるかもしれないと思うと、今から楽しみで仕方ありません。

穂波がいないと描けない男

続編=いちゃいちゃラブラブ編突入!と思いきや、そう簡単にはいかないのがこの2人。
恋人になってもなお試練は続くんだな……としみじみ感じた2巻でした。

三島の世界の中心はやっぱり穂波なんだと、改めて実感。
恋人としての余裕を見せたかと思えば穂波に拒まれてあっという間にボロボロになり、
それでも穂波のことを考えた瞬間、いくらでも描けてしまう“天才作家”三島の在り方が重くて、とても面白かったです。

後半の展開には正直びっくりしましたが、火事の中から穂波を救い出す三島は文句なしにかっこよかった。
BLはファンタジーなのだから、この展開はあり!
大きな修羅場を越えて愛が深まり、一緒に暮らすようになってからは、
人前でイチャつくことを今まで照れていた穂波が自分から……という変化が見られたのも最高でした。

描き下ろしで穂波からのプロポーズが見られたのも嬉しいポイント。
……とはいえ、正直もう少しいちゃいちゃしている2人を見たかった気持ちもあります。

作中でナイスアシストをしてくれる神崎先生のスピンオフが決まっているそうで、こちらもとても楽しみ。
チャラ男かと思いきや、三島への接し方で「この人めちゃくちゃ良い人じゃん……」となったので、期待しかありません。

19年間の執着愛

「19年間の執着。」という帯のインパクトが強すぎて、思わず手に取ってしまいました。

攻めの三島、受けの穂波(瑛ちゃん)が寝ている間にあれこれしているやべー男なんですが……だがそこが好き。
大ヒット作家で穂波のことが好きで寝てる間にやりたいことはちゃっかりやっているのに、本当に大切だからこそ関係を壊したくなくて告白だけはできない、不器用すぎる執着男なのが最高でした。

穂波が距離を置こうとした瞬間の、三島の押せ押せっぷりには思わず笑ってしまって。
今まで必死にこらえてきたのは何だったんだよ……!とツッコミつつ、19年間分の想いが一気に溢れる展開がたまらなかったです。

甘くて重たい幼なじみ執着ものが好きな人には、ぜひ読んでほしい一冊。
19年間の執着、ちゃんと実ってよかったね……!