作画:◎
内容:ライト・笑い
えち度:少なめ
終わり:ハピエン
トリメ先生にハズレなし。
BLだけど笑いたい方はトリメ先生の作品を是非。
笑いもあるけど登場人物それぞれにいろんな過去や思いがあるところにちゃんとストーリー性もあるし人間らしいからより愛着がわく。
綺麗な顔立ちであることもセクシュアリティも家庭環境も、捉え方ひとつで持ち味にもコンプレックスにもなるし、悩みを抱えてきたからこそ相手の思いに気づくことが出来る。受け止めてくれた相手だからこそコンプレックスをさらけ出すことが出来たんだなぁと、ただおバカなように見えてちゃんとお互いの内側を尊重しあえていてとても良かった。
ライトなストーリー展開だけどちゃんと胸に響くものがあるのがトリメ先生。
作画:◎
内容:ディープ(暗くはないし難しくもないけど)
えち度:たっぷり
終わり:???(未完)
気分に合わせてさくっと読みたいので長くて上下巻くらいがちょうどよく、あまり長く続いているものは読まないのですが…
そしてファンタジーものもそんなに惹かれないのですが…
1巻買ったらもうなし崩しに4巻まで読了。
ストーリーの組み立てがとても上手で4巻まで続いていても全く間延びしてる感じもなく変に拗らせてもいない。
それなのに読者を飽きさせないのは先生の力量に尽きるんだと思う。
4巻に至っては1〜3巻までで愛着が湧いていたキャラクターひとりひとりのことがもっと愛おしくなる展開。
なんならちょっと泣く。
未読の方はシーモアで値下げしているうちに追いついてほしい!!!
先生のXを見て、これはきちんとレビューを書かなければと思いました。
先生の描きたかったものを出版してくださったカドコミ様には一読者からもお礼を伝えたいです。
美大生と講師のストーリー。
美術について触れている部分もあるのでとても興味深く、色々調べながら読んでしまいました。
先生ご自身も美術を学んでいたのでしょうか?表紙や百合川先生がモデルを務めるときの身体のラインの美しさが強烈に印象に残っています。
そして何より人の感情の機微がとても細かく描かれているので、陽介の苦しみや、「人の気持ちがわからない」と言いながらも陽介を想う先生の温かさが痛いように伝わってきて思わず涙が出ました。
家族のことに後悔や重圧を感じながら生きてきた陽介と、特性を持ち生きづらさを感じながら自分なりの生きやすさを見つけ出した先生が、お互いの存在によって心から笑えるようになって、こちらまで幸せにそして心が浄化された気分です。
ハッピーエンドですがこれからもまだ越えるべき壁や困難、嫌でも向き合わざるを得ない偏見などたくさん残っているんだなと思わされるのもとてもリアルだなと思います。
ちなみにエッ///シーンはありません笑
ただ、先生の画力とここまで感情移入してしまったふたりの今後やそんなシーンもぜひ!読みたいです!
下巻は、正午さんと逢介くんの出会いや正午さんの過去、心情に触れていくんですが、あんなに余裕で誰とも恋に落ちてこなかった正午さんが、自分の気持ちを抑えきれなくなっていたり、プロのフォトグラファーとして苦渋の決断をしたり、逢介くんによって正午さんもまた変わっていく姿が描かれています。
大人なのにそんなところがまた可愛くてずるい。もっと好きになっちゃうじゃん!(逢介くんも私も)
正午さんの目を通して撮られた写真に全てが詰まっているんです。写真って、そういうことなんだなーと初めて知りました。
阿賀先生の原作素晴らしい。
そしてyoshi先生の作画は神です。
上巻のレビューにも書きましたがぜひR18で見てくださいw
そして続編とグッズの販売を熱望です。