黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)さんのマイページ

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エキスパートレビューアー2025

男性黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)さん

レビュー数45

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今年度31位

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「るいを見てると愛しさでたまらなくなる(虎太郎)」


“I like you. I like Rui. I don’t want to give you to anyone else.”

Eros度★★★★★★★★

おやおや。BLを愛する二人だからこそ生まれる共感と恋心…丁寧な心理描写によって紡がれた珠玉のじれ甘ラブストーリーでかわいいですね。

同じ趣味を持つ腐男子として距離を縮めていく虎太郎と類。しかし、その関係の裏側では、お互いに恋心を隠し続けているという切なさが常に漂っています。友情を壊したくない虎太郎と、想いを知られたくない類。それぞれが相手を大切に思うからこそ踏み出せず、身体だけが先に近づいてしまう展開が実に巧みに描かれていました。

虎太郎の魅力は、恋心を自覚してからの変化です。「守りたい」「誰にも渡したくない」という想いが次第に強くなり、身体だけの関係ではなく、きちんと恋人として向き合いたいと決意する姿には大きな成長を感じました。男前でありながら、不器用に想いを伝える姿がとても愛おしく映ります。

一方の類は、本作の切なさを象徴する存在でした。片想いを胸に秘めながらも、虎太郎と一緒にいられるだけで幸せだと自分に言い聞かせ、それでも本当は恋人になりたいと願い続ける心情が胸を締めつけます。控えめでありながら勇気を振り絞って一歩踏み出す姿には何度も心を動かされました。

そして何より素晴らしいのは、両想いになってからの幸福感です。長く続いたすれ違いが報われたことで、二人の甘いやり取りや自然な愛情表現がより一層輝いて見えました。濃厚なラブシーンも単なる刺激ではなく、互いを慈しみ、想いを確かめ合う大切な時間として描かれているため、最後まで温かな読後感が残ります。

腐男子ならではの「あるある」に思わず頷きながら、友情と恋愛の境界が少しずつ溶けていく様子を存分に楽しめる一冊でした。
じれったさと甘さの絶妙なバランス、そして二人の誠実な恋路を心から応援したくなる作品です。

「天使だなんて言えなくしてあげようか?(光星)」

〝I want to cling to you right now and desperately hold you back. I want to take advantage of your feelings just like this, crash our desires against each other, and beg you to quit being solo — to be with me in both work and private life. It would probably be so easy, like rolling downhill.
But I don’t want to become a shackle to him anymore. Because he’s the most important person to me.〟

Eros度★★

おやおや。光星に対して過保護っぷりを発揮するライはかわいいですね。

『スポットライト・ハレーション』は、アイドルという眩い世界を背景にしながら、恋愛だけでは終わらない「自立」と「支え合う愛」を丁寧に描いた作品でした。

特に心を掴まれたのは、光星とライ、それぞれが抱える想いの深さです。
ライは、光星を「一番の宝物」として誰よりも大切に守り続けてきました。しかし光星がソロとして羽ばたこうとする姿を前に、自分の想いを押しつければ彼の未来を縛ってしまうのではないかと苦しみます。引き留めたい、そばにいてほしいという本音を抱えながらも、「足枷にはなりたくない」と身を引こうとする姿は切なく、それこそが彼の深い愛情なのだと感じました。

一方の光星もまた、長年ライへ恋心を抱き続けながら、「守られる弟」のままでは本当の意味で見てもらえないと気づきます。そのためにソロ活動へ挑戦し、一人の表現者として認められようと努力を重ねる姿がとても健気でした。恋愛感情だけではなく、人として対等になりたいという強い願いが物語全体を貫いています。

そんな二人が互いの本音をぶつけ合い、保護者と後輩という関係を越えて恋人へと歩み出す終盤は、積み重ねられてきた時間があったからこその大きな感動がありました。

ラブシーンも印象的ですが、それ以上に魅力的なのは、身体を重ねることが互いの心を確かめ合う行為として描かれている点です。だからこそ甘さだけでなく、長年募らせた愛情や切なさまでも伝わってきます。

タイトルの「スポットライト」と「ハレーション」が象徴するように、光星が放つ輝きと、それに照らされながら互いを必要としていた二人の心が美しく重なり合う一冊でした。
読み終えたあとには、温かな幸福感と余韻が静かに残る、素晴らしい作品です。

「触れたいし近づきたい。全部俺のものにしたい。晶が好きだ(煌雅)」 〝I'm glad I've



〝I'm glad I've been alive until now... The past ... and all the regrets were covered by meeting you.〟

Eros度★★

おやおや。40歳のリーマンがタイムリープによって大学生になってしまうとはかわいいですね。

『キスが恋になるまで』は、「人生をやり直せたなら」という誰もが一度は抱く願いを、優しい恋物語へと昇華した珠玉の作品でした。

40歳の孤独を抱えた晶は、過去への後悔と自己否定を胸にもう一度青春を歩み始めます。

そんな彼の前に現れた煌雅は、年齢や境遇といった理屈を軽々と越え、「お前がいい」と真っ直ぐ想いを伝え続けます。その揺るぎない愛情が、長い年月をかけて閉ざされてきた晶の心を少しずつ解きほぐしていく過程が実に丁寧で、何度も胸を熱くさせられました。

本作の魅力は、恋愛だけでなく「誰かに肯定されることで、自分自身をも肯定できるようになる」という心の再生を描いている点にあります。
煌雅は晶の過去も弱さもすべて受け止め、晶もまた煌雅と出会うことで「今まで生きてて良かった」と心から思えるようになる。その言葉には、この物語が積み重ねてきた優しさのすべてが込められていました。

甘く穏やかな恋の中に、人生を肯定する温かな光が宿る一冊。読後には、大切な人と過ごす何気ない時間こそが、何より尊い奇跡なのだと静かに教えられる、深い余韻を残す作品でした。

「もっと見せて。凪のかわいいとこ。俺だけに見せて(杜下)」


〝I was just getting through my suffocating days with my emotions flat, but now the calm time, the dizzying storm-like emotions are all precious.〟

Eros度★★★

おやおや。ハグで癒されるリーマンはかわいいですね。

恋とは、心を満たすものではなく、閉ざされた扉を静かに開いてゆく光なのかもしれない――そう思わせてくれる一冊でした。

杜下の愛情は決して華美ではありません。ただ、西ヶ瀬という一人の人間が抱え込んできた孤独や苦しみ、涙さえも受け止めようとする誠実さに満ちています。「弱さを見せてほしい」という言葉は暴こうとするものではなく、「その痛みごと愛したい」という深い祈りのように響きました。

一方、西ヶ瀬が誰にも見せられなかった本音を少しずつ吐き出し、杜下の温もりによって凍りついていた心がほどけていく過程は、春先の雪解けを見るような静かな美しさがあります。誤解やすれ違いを経て互いの想いが重なる瞬間は、激しい感情ではなく、長い冬を越えた朝の光のような穏やかな幸福を運んできました。

濡れ場も官能を競うものではなく、心が結ばれた先にある慈しみの延長として描かれており、二人が互いを必要とし、安心できる居場所となったことを何より雄弁に物語っています。

読み終えたあとには、恋とは誰かを変える魔法ではなく、その人がその人らしく生きられる居場所なのだと、静かに教えられました。

「つらい思い出とか苦しい気持ちとか俺が全部上書きしてみせるから。俺のはじめてを全部もらってよ(日向)


〝It's hard to think that Hinata might fall in love with someone else. ...I can't stand it anymore. I want Hinata to look at me too.〟

Eros度★

おやおや。先生に恋する生徒の健気な一途さ…かわいいですね。

教師と生徒という繊細な関係性を、誠実さと優しさで丁寧に描き切った純愛BLでした。

本作で特に心を動かされたのは、日向の一途な想いです。春川先生の過去を否定することなく受け止めながら、それでも「俺が全部上書きしてみせる」と真っ直ぐ想いを伝える姿には、恋だけではない深い愛情と覚悟が感じられました。

一方で春川先生も、教師という立場や日向の将来を思うからこそ葛藤し、自分の気持ちを押し殺そうとする姿が切なく胸に迫ります。

互いを傷つけず、相手の幸せを願うからこそ簡単には結ばれない。その距離感がもどかしくも美しく描かれており、感情の積み重ねに何度も胸が熱くなりました。

濃厚な色気よりも心理描写を重視した作品だからこそ、二人が交わす言葉一つひとつに重みがあり、読み終えた後には優しく温かな余韻が静かに残る一冊でした。

続編も非常に楽しみです。

「大事なんだよお前のこと。きっとお前が思ってるよりずっと(レオ)」


〝Don't let me go. One day, when the old wound hurts again and I feel helplessly weak, I will grab this hand and stand up.〟

Eros度★★★★★

おやおや。喧嘩ばかりのバディが、互いの傷や弱さを受け止めながら唯一無二の「相棒」、そして「番」へと変わっていく過程が最高ですね。

互いを傷つけるような言葉を交わしながら、それでも誰よりも相手の手を離せない──そんな不器用な二人の姿は、まるで嵐の海を並んで進む灯台の光のように、危うくも美しく映りました。

本作は、国家警備隊という緊張感あふれる舞台の中で、レオとキョーヤが「相棒」という距離から「かけがえのない存在」へと歩み寄っていく軌跡を、丁寧な心理描写で紡いでいます。孤独を抱えながらも強くあろうとするキョーヤの姿には胸を締めつけられ、一方で、嫌味な態度の裏に誰よりも深い愛情を隠し続けるレオの一途さには幾度も心を動かされました。

濃密なラブシーンも単なる情熱の表現ではなく、互いの傷を受け止め、信頼を育てるための大切な対話として描かれている点が印象的です。激しさの中に確かな優しさがあり、言葉だけでは届かない想いが静かに重なっていきます。

読み終えた後には、二人が掴んだ幸せが、これからも穏やかな光となって続いてほしいと願わずにはいられませんでした。不器用だからこそ美しい愛の形を描いた、心に深く残る一冊です。

「知らねぇんだろうが猫科ってのは、逃げられたら追いかけたくなるもんなんだぜ(凌牙)」


〝...I see. Is Mashiro a flower to me... I want to be kind. I want to protect you. Then someday I want to make flowers bloom beautifully with my hands〟

Eros度★★★★★★

おやおやおや……。強気な兎が快楽に溺れる姿はかわいいですね。

黒豹と白兎の運命的な出会いを、獣人学園の舞台で甘くも激しく描き出した、珠玉の作品。

努力と誇りを胸に生きる兎の真白と、自由奔放なる黒豹・凌牙。
冷たい拒絶の果てに芽生える、フェロモンが織りなす不可思議な絆。
やがて訪れる発情の季節に、理性の壁は崩れ、身体の奥深くまで刻まれる凌牙のマーキングは、所有を超えた永遠の愛の証。

黒き豹の執着と優しさが交錯する瞬間、真白の身体が疼き、強気な態度が蕩けゆく様は、詩情に満ちた官能の調べです。

耳と尻尾の微かな震えが、言葉を超えた本能の囁きを伝え、発情期ごとに繰り返される深いマーキングは、肉体と心が溶け合う、甘く熱い永遠の儀式のように耽美……。

本能の奔流が偏見の壁を優しく溶かし、純粋な恋心を育んでいく過程に、胸が熱く染まりました。

「響羽。お前が俺の居場所なんだよ(蔵白)」


“The scent that I, as a Beta, could never distinguish in my entire life…
If I were an Omega, I would’ve understood it, right?
Why the hell am I a Beta…?”

Eros度★★★★★★

おやおや。αとβでの両片想いは焦ったくてもどかしくてかわいいですね。

蔵白と響羽が織りなす恋物語。
響羽のスピンオフ作品で、両片想いのままセフレ関係を続ける2人の姿にヤキモキさせられるの間違いなしな作品です。

しごデキマネージャーで、たまにガラの悪さが出ちゃったり筋肉盛り盛りな蔵白が響羽に向ける片想い…苦しんでいたところを救ってもらったことや〝つぐ兄〟のことを誤解したままの複雑な想いが絡んでいるのがナイス。

響羽もβでは番になれないこと・匂いを嗅ぎ分けられないことなどを気にしてるのが切なくて刺さりました。

濡れ場での2人の体格差を活かした体位やΩではなくβの響羽の反応に興奮した蔵白の執拗かつ溺愛を含んだ求め方もErosで悶えまくりで、その時だけお互いに名前呼びになることや、ドロドロに蕩ける響羽の媚態に興奮の余韻が冷めなくなるほど素晴らしい。

「暗闇の中でお前に出会えた。宗明こそ 俺のお天道様なんだぜ(虎)」


“You are straightforward and honest, living with your head held high no matter what happens. Just like the sun.”

エロス度★★★★★★★★

おやおやおやおや。涼しい顔をした四目屋の旦那が野良猫にぞっこんなの、かわいいですね。

宗明と虎が織りなす恋物語、第2巻。

前巻以上に2人のイチャイチャ濃度が高く、互いに向ける想いの深さ・信頼の厚さに胸の高鳴りが止まりません。

宗明とのこれから先のことをウジウジと考え悩んでしまう虎や父親のちょっかいに激怒する宗明が見れたりするのも美味しく、涼しい顔をした宗明が濡れ場で可愛い虎を前にして大興奮している表情がめっっっちゃ叡智。

暗闇を照らし、傍でずっと輝き続ける。太陽を象徴した2人が尊い。

「ずっと満たされたかった。まだ満たされない。足りないもの全部埋めてほしい(政宗)」


“I don’t want to let you go…! I’m never letting you go, so prepare yourself.”

エロス度★★★★★★★★

おやおや。ずっと気を張って生きてきた獣人が救われる恋、なんと素晴らしい。

光忠と政宗が紡ぐ恋物語で、政宗サイドのスピンオフ作品となります。

体格・年の差、年下攻め、男前な獣人受けが美味しく、ストレスから老け顔&眉間に皺が寄ってる政宗がツボ。

光忠の政宗へのLOVEっぷりや執着の強さがたまらなく、政宗との距離をグイグイと強引に縮めていく様子や抱くつもりだった光忠に流されてずっと抱かれる側になる政宗の媚態もGOOD。

濡れ場での政宗の雄な喘ぎ声や肉体美、光忠のねちっこい愛し方が最高に叡智です。