黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)さんのマイページ

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エキスパートレビューアー2025

男性黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)さん

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ポイント数303

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「大事なんだよお前のこと。きっとお前が思ってるよりずっと(レオ)」


〝Don't let me go. One day, when the old wound hurts again and I feel helplessly weak, I will grab this hand and stand up.〟

Eros度★★★★★

おやおや。喧嘩ばかりのバディが、互いの傷や弱さを受け止めながら唯一無二の「相棒」、そして「番」へと変わっていく過程が最高ですね。

互いを傷つけるような言葉を交わしながら、それでも誰よりも相手の手を離せない──そんな不器用な二人の姿は、まるで嵐の海を並んで進む灯台の光のように、危うくも美しく映りました。

本作は、国家警備隊という緊張感あふれる舞台の中で、レオとキョーヤが「相棒」という距離から「かけがえのない存在」へと歩み寄っていく軌跡を、丁寧な心理描写で紡いでいます。孤独を抱えながらも強くあろうとするキョーヤの姿には胸を締めつけられ、一方で、嫌味な態度の裏に誰よりも深い愛情を隠し続けるレオの一途さには幾度も心を動かされました。

濃密なラブシーンも単なる情熱の表現ではなく、互いの傷を受け止め、信頼を育てるための大切な対話として描かれている点が印象的です。激しさの中に確かな優しさがあり、言葉だけでは届かない想いが静かに重なっていきます。

読み終えた後には、二人が掴んだ幸せが、これからも穏やかな光となって続いてほしいと願わずにはいられませんでした。不器用だからこそ美しい愛の形を描いた、心に深く残る一冊です。

「知らねぇんだろうが猫科ってのは、逃げられたら追いかけたくなるもんなんだぜ(凌牙)」


〝...I see. Is Mashiro a flower to me... I want to be kind. I want to protect you. Then someday I want to make flowers bloom beautifully with my hands〟

Eros度★★★★★★

おやおやおや……。強気な兎が快楽に溺れる姿はかわいいですね。

黒豹と白兎の運命的な出会いを、獣人学園の舞台で甘くも激しく描き出した、珠玉の作品。

努力と誇りを胸に生きる兎の真白と、自由奔放なる黒豹・凌牙。
冷たい拒絶の果てに芽生える、フェロモンが織りなす不可思議な絆。
やがて訪れる発情の季節に、理性の壁は崩れ、身体の奥深くまで刻まれる凌牙のマーキングは、所有を超えた永遠の愛の証。

黒き豹の執着と優しさが交錯する瞬間、真白の身体が疼き、強気な態度が蕩けゆく様は、詩情に満ちた官能の調べです。

耳と尻尾の微かな震えが、言葉を超えた本能の囁きを伝え、発情期ごとに繰り返される深いマーキングは、肉体と心が溶け合う、甘く熱い永遠の儀式のように耽美……。

本能の奔流が偏見の壁を優しく溶かし、純粋な恋心を育んでいく過程に、胸が熱く染まりました。

「響羽。お前が俺の居場所なんだよ(蔵白)」


“The scent that I, as a Beta, could never distinguish in my entire life…
If I were an Omega, I would’ve understood it, right?
Why the hell am I a Beta…?”

Eros度★★★★★★

おやおや。αとβでの両片想いは焦ったくてもどかしくてかわいいですね。

蔵白と響羽が織りなす恋物語。
響羽のスピンオフ作品で、両片想いのままセフレ関係を続ける2人の姿にヤキモキさせられるの間違いなしな作品です。

しごデキマネージャーで、たまにガラの悪さが出ちゃったり筋肉盛り盛りな蔵白が響羽に向ける片想い…苦しんでいたところを救ってもらったことや〝つぐ兄〟のことを誤解したままの複雑な想いが絡んでいるのがナイス。

響羽もβでは番になれないこと・匂いを嗅ぎ分けられないことなどを気にしてるのが切なくて刺さりました。

濡れ場での2人の体格差を活かした体位やΩではなくβの響羽の反応に興奮した蔵白の執拗かつ溺愛を含んだ求め方もErosで悶えまくりで、その時だけお互いに名前呼びになることや、ドロドロに蕩ける響羽の媚態に興奮の余韻が冷めなくなるほど素晴らしい。

「暗闇の中でお前に出会えた。宗明こそ 俺のお天道様なんだぜ(虎)」


“You are straightforward and honest, living with your head held high no matter what happens. Just like the sun.”

エロス度★★★★★★★★

おやおやおやおや。涼しい顔をした四目屋の旦那が野良猫にぞっこんなの、かわいいですね。

宗明と虎が織りなす恋物語、第2巻。

前巻以上に2人のイチャイチャ濃度が高く、互いに向ける想いの深さ・信頼の厚さに胸の高鳴りが止まりません。

宗明とのこれから先のことをウジウジと考え悩んでしまう虎や父親のちょっかいに激怒する宗明が見れたりするのも美味しく、涼しい顔をした宗明が濡れ場で可愛い虎を前にして大興奮している表情がめっっっちゃ叡智。

暗闇を照らし、傍でずっと輝き続ける。太陽を象徴した2人が尊い。

「ずっと満たされたかった。まだ満たされない。足りないもの全部埋めてほしい(政宗)」


“I don’t want to let you go…! I’m never letting you go, so prepare yourself.”

エロス度★★★★★★★★

おやおや。ずっと気を張って生きてきた獣人が救われる恋、なんと素晴らしい。

光忠と政宗が紡ぐ恋物語で、政宗サイドのスピンオフ作品となります。

体格・年の差、年下攻め、男前な獣人受けが美味しく、ストレスから老け顔&眉間に皺が寄ってる政宗がツボ。

光忠の政宗へのLOVEっぷりや執着の強さがたまらなく、政宗との距離をグイグイと強引に縮めていく様子や抱くつもりだった光忠に流されてずっと抱かれる側になる政宗の媚態もGOOD。

濡れ場での政宗の雄な喘ぎ声や肉体美、光忠のねちっこい愛し方が最高に叡智です。

「もっと触れたい。この笑顔を、俺以外の誰にも見せてほしくない。末広のことを、独り占めにしたい(朝倉)


“Even though I don’t want to show it to anyone, there’s definitely a part of me that wants to shout it out loud for the world to hear.”

エロス度★

おやおや。恐竜だけだった世界を変えていく恋……かわいいですね。

朝倉と風雅が織りなす恋物語。

陽キャと陰キャ。タイプが正反対な2人が超絶バカップルに至る過程…なんと甘酸っぱくて切なさを含んだ果実なのでしょうか。

苦手だったはずの朝倉と友達になったことで恐竜がすべてだった風雅の世界が変わっていく尊さ・朝倉への恋心に苦しむ切なさ。朝倉も風雅の真っ直ぐさに惹かれ、独占欲・嫉妬深さの芽を出しつつも友達のままでいようとする健気さが刺さります。

「言いふらしたいけど誰にも見せたくない」複雑な自慢・独占欲が可愛い。

「三家のここ。必死で俺のちxこ食べてんの、可愛くてたまんない。……いい子だね。(司波)」

“If you get it, then I want you to cling to me even tighter, scratch my back, and show me how badly you want it. With this bigger body of mine, I’ll completely cover you and make sure you can’t escape.”

色気度★★★★★

おやおやおや……。なんという、すれ違う二人の焦ったい恋模様の甘美なることか。

司波に翻弄され続ける三家の情緒の揺らめきが、胸の奥深くを優しく、しかし容赦なく抉る。自分の想いが司波に届いていなかったという残酷な事実に傷つき、「今更惨めな気持ちにならなきゃいけないんだ」と心が暗い水底へ沈む描写は、まさに秀逸の極み。「俺、好きって言われてない?」という切ない独白に、こちらまで息が詰まる。

拒絶された司波が、以前の関係などに戻るなど到底嫌だと、三家の全部を貪欲に欲しがる姿がたまらない。
そして極めつけは、三家のちょろ可愛い弱さと、濡れ場で解放される司波のヤバすぎる独占欲・溺愛……。

大きな身体で三家を抱き潰さんばかりの密着、背中に刻まれる熱い引っ掻き傷。
「三家を食べて〜お腹の中にいれたくなっちゃったあ」という言葉に、こちらの理性まで溶かされそうになる。

「好き」という一言で身体が震える三家の恥じらいと、司波の「僕もだ……!だーい好き!」というストレートなる告白。
互いの矢印がようやく重なり合う瞬間が、たまらなく尊く、甘く、狂おしい。「こんなにさせたの三家だけだよ?」と囁かれながら、逃げ場を奪われる三家を想像するだけで、身悶え必至である。

誤解と焦燥から生まれる、濃密で情熱的な恋の機微。商業BLの真髄を体現した、上質極まる一作に他ならない。司波の大きなぬくもりにすっぽりと覆われ、溺愛の渦に飲み込まれる三家……。ああ、なんて幸福な檻であろうか。

【俺だって葵くんのことどんどん好きになってるしいつもドキドキさせられてるよ(颯太)】


“A Healing, Soothing Daily Life Filled with Happiness”

色気度★★

おやおや。恋人と弟に挟まれる幸せな日常、なんと尊いのでしょう。

颯太と葵が織りなす恋物語、第2巻。

葵の弟・菜生がとても愛らしくて癒されまくりで、弟の成長が嬉しいやら寂しいやらでお兄ちゃんの葵の情緒が不安定なのも面白かった。

颯太と葵の癒し癒されるイチャイチャも微笑ましく、ワンオペで頑張る葵を支えたい颯太や、颯太のかっこよさに惚れ直したり一緒にいて抱きしめられて安心する葵がたまりませんでした。

葵と菜生の生活に寄り添いながら一緒に暮らしたい想いを募らせる颯太・・・それが叶うのか楽しみですね。

【自分から好きになったのは初めてです(白石)】


“Even if my ears are weak.
Even if I’m pathetic.
I can still be myself.”

色気度★★★

おやおや。耳が性感帯なのがコンプレックスのリーマンはかわいいですね。

白石と黒森が紡ぐ恋物語。

一途な後輩・敬語攻めや黒髪リーマン受けが美味しく、2人の間にとても大きな勘違いが生じてしまっているのが面白かった。

白石に対して思わせぶりなことをしまくってしまう黒森や彼が自分に好意があると勘違いした白石がさらにやらかしてしまうのがツボで、好きな人にやらかしてしまったことで落ち込みまくりな白石、黒森の絆されっぷりもよかった。

特に印象的なのは恋人になってからで、黒森の可愛さを堪能できてたまりません。

【アンタみたいな男がどんなイキ顔をするのか、興味あるんだよね(南田)】


“I never asked for things to turn out like this, and I sure as hell didn’t ask to fall in love like this!”

色気度★★★★★

おやおや。お金にちょろい北嶋はかわいいですね。

PATO先生による本作は、BL作家と元サラリーマンの出会いから始まる、甘く官能的な恋愛物語です。

26歳の北嶋が日給3万円の「漫画のモデル」というアルバイトを引き受けたことから、予想外の展開が繰り広げられます。

物語の魅力は、何と言っても主人公二人の関係性の丁寧な描写にあります。
最初はビジネスパートナーな「資料提供」として始まった関係が、徐々に互いの心を揺さぶるものへと変化していく過程が非常に自然で心地よいです。
北嶋の不器用で真っ直ぐな優しさと、不健康そうに見える南田の内側に秘めた独占欲や情熱が、対比的に美しく描かれています。

特に印象的なのは、初体験の戸惑いから始まる北嶋の心情の機微です。
「こんなことするとは聞いてない」というタイトル通り、予想外の状況に翻弄されながらも、南田へのモヤモヤした気持ちに戸惑う姿は愛らしく、読者の共感を誘います。
一方、南田の視点から見た北嶋の魅力が徐々に深まっていく描写も秀逸で、ただのビジネスな関係から感情的な結びつきへと昇華する過程に胸が熱くなります。

濡れ場のシーンは大胆でありながら、キャラクターの感情としっかりと連動しており、単なる描写に留まらない深みがあります。
拘束プレイや玩具責めといった要素も、物語の緊張感と甘さを高める効果的なスパイスとなっています。
また、危機をきっかけとした告白シーンや、ツンデレ気味の北嶋の「…おれもすき」という一言は、読後感を非常に甘くしてくれます。

全体として、王道のBLの楽しさをしっかりと押さえつつ、キャラクターの心理描写を丁寧に発揮。
官能的な展開を好むに特におすすめできる作品です。
PATO先生の繊細なタッチと情感豊かなストーリーテリングに、ぜひ浸ってみてください。