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女性ちょめスケさん

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優しい攻のムクムク育つ〚支配欲〛

もう、年上攻め好きのフェチが詰まりすぎて最高でした!!
人間に無関心で警戒心の強い高貴な猫ちゃんのような受けに振り回されて「やれやれ…」と思いながらも、そんな受けを放っておけずに、わざわざ面倒臭い事に頭から突っ込んで泥だらけになって「やれやれ、お前は本当に…」って言いながら受けをギュッと抱きしめる系の攻めに悶絶……!

攻めの武岡さんは、強すぎるDom性故に相手を傷つけないよう、意識的に“庇護欲”に全振りしていて、とにかく優しいんです。

Subのお世話をして、とことん甘やかす事でDomの欲求を満たしていた筈なのに、桐生に惹かれるにつれて“支配欲求”がムクムク育っていって……
優しさの権化のような武岡さんが、桐生だけに見せる強めのDomっぽさに「何ソレめちゃくちゃ萌えるーーー!!!」と荒ぶりました。
支配欲が強まっても〚桐生第一〛で、自分本位ではなく相手を思い遣る優しさを保ってるのは流石です!
でも、エッチなコマンドで意地悪しちゃうのも素晴らしい(合掌)

そんな武岡さんに、徐々に心を開いていくトラウマ持ちの受け・桐生
最初は武岡さんの名前すら覚えない塩対応だったのに、最終的には武岡さん大好きになる変化が可愛すぎて堪りません♡
生まれつきの特殊能力のせいで他人との関わり方が分からず、実は凄く健気で思い遣りのある優しい子なのに誰にも伝わらなくて孤独を抱えている…という(泣)

この彼のポンコツな健気さが、いじらしくて愛おしくて堪らん!抱きしめたい!!!となりまして。
だからこそ、武岡さんが桐生を「お前は本当に≪良い子≫だな、≪可愛い≫な」って褒める度に、私の庇護欲も満たされていって満足感が半端ないです。

そして、BL萌えだけじゃなくて、ミステリーとしてもめちゃくちゃ面白い!

〚Dom/Sub×サスペンス×バディ〛という要素がモリモリで、幸崎先生ご自身も『若干とっつきにくかったかな…』と心配されておりましたが、全く混乱する事なく楽しめました!
もし、実際にDom/Sub社会ならこんな事件ありそうだな…と思うほど自然で、何よりコマンドが日本語なので没入しやすかったです。

性格も性質も正反対で凸凹だった二人が、公私共にBestパートナーとなる変遷をじっくり味わう事ができて、〚溺愛に至るまでの過程が大事派〛的にはたいへん満たされる一冊でした♡

〚隠れ健気〛な攻めのギャップに萌♡

面白かったー!
BLでホラー要素も楽しめるなんて、ホラー好き的には贅沢すぎる一冊でした。

押しに弱くてお人好しな幽霊が怖すぎる先輩(受)と、シゴデキだけど塩対応でクールな「見える人」の後輩(攻)が事故物件の社宅でルームシェアする事になり……というお話。

初めは「いけすかない後輩」だったのに、いつの間にか胃袋を掴まれ、意外にも甲斐甲斐しい攻めのギャップに絆され、「エロい事すると除霊できるらしいですよ」と言われて気が付けばエッチな関係になっていて…と、チョロすぎる先輩がおバカわいかったです♡
チョロいのに優しいから、知らない間にどんどん外堀が埋まっていくと言うね……(美味しい受だ)

一方、クールで塩対応なのに、密かに想いを寄せる先輩の為に隠れて努力して、こっそりお世話して、美味しい料理で餌付けして……と、受の外堀をうm…さり気無くサポートする様子は正しく“内助の功”
クールな顔して「実はめちゃくちゃ健気なのでは…?」と感じる程、受けゾッコンの熱烈一途で甲斐甲斐しい姿に思わず応援したくなる攻めでした(拍手)

そんな隠れ健気くんなのに、幽霊にビビりまくる先輩に「除霊エッチ」を提案するチャッカリ狡いところも高ポイント♡

ホラー要素も有りますが「めっちゃ怖い!」って感じはなく、二人の関係を進めるのに丁度良い塩梅で、徐々に強まる心霊現象にドキドキして、ゆっくり近づく二人の関係にキュンキュンできて一粒で二度美味しい一冊でした♡

ライトな雰囲気で意外とシリアス

ノンケなのに男を誘惑する【魅了】スキルのせいで(攻には無効)、道ゆく男たちを次々と魅力してしまい「え〜〜ん!こんなスキル求めてないよ〜〜〜‼︎」的なドタバタ★ラブコメBLかと思いきや、不本意ながら男たちを魅了してしまう辛さや、好きでも無い男達に襲われる恐怖…等々。
主人公の抱えるトラウマがリアルに描かれていて、そのギャップに驚かされました。

そう言えば、既刊の「悪役令息になんかなりません!」も前半と後半のギャップに驚いたので、王道のように見えて実は…なお話が好きな作家さんなのでしょうか?

今作も、軽いタッチで描かれつつも、心に傷を負った主人公のトラウマに胸が痛み、改めて、好きでも無い相手から言い寄られる【魅了】付き主人公達の苦悩に気付かされました。

また、転移の影響で見た目は子供(15歳)頭脳は大人(19歳)の状態で、34歳の攻めとセッ…基い本番までヤッちゃうのは驚きw
15歳成人の世界とは言え、34歳が手を出すとは…笑(一応成人済み?) おにショタ好きの私的には全然アリ(寧ろ有難う)って感じですが、苦手な方には地雷だと思うのでご注意を!

ストーリーは前半少し冗長にも感じましたが、後半以降はカンスト包容力な大人攻めによる溺愛甘々ラッシュの嵐で癒されました◎
ただ、攻の〚庇護欲→恋愛〛の変化が唐突に感じたのと、もう少し前半から受への執着心をバリバリ見せて欲しかったな…と★4評価に。

ワーワー煩い系の受くんは好みが別れそうですが、北沢先生の描くソウタの可愛さが天元突破していたのでキュンとしました♡

粗筋には無いですが〚転生モノ〛です

普通のファンタジーBLかと思いきや、主人公が現代日本の前世を持つ〚転生モノ〛でした
前世の記憶や人間関係が作品のキーとなっているので、割とガッツリ転生BLだと思います
粗筋にないので、普通のファンタジー作品をお求めの方はご注意を……

とは言え、モフモフ従魔達と猫になれる受の可愛いさにホッコリ癒され、圧倒的“光”属性のスパダリ皇子様と、過去に囚われたヤンデレ執着魔術師様との三つ巴展開をハラハラ堪能できて楽しく読了◎

シリウスが意外にも執着心強めの溺愛攻めで嬉しい誤算でしたが、いつの間にかヌルっとノエル命になっていて〚溺愛に至るまでの過程が大事派〛的には物足りず★4評価に。
ぴるぴる怯える子猫を優しく保護する“お世話焼きお兄さん”な印象だったので、突然のノエル溺愛モードについて行けず「ん??いつ恋愛感情になった??」と完全に置いて行かれました笑

また、当て馬好きとしてはヤンデレ魔術師ディクスとノエルの絡みをもう少し堪能したかったのが正直なところ…と言うか、個人的には前世からノエルを依存させようと仕向けていたヤンデレ感が大変好みでした♡
こう言う、ヤバイ男大好きです!

色んな要素満載で読み応えのある一冊でしたが、終わり方が若干唐突だったので本編のみだと「ここで終わり?」感が否めず。
もしかすると、コミコミ限定の特典小冊子や電子特典SS等で補足があるのかな…?(本編のみ読了)

〚攻のショタ化BL〛もっと増えて〜〜‼︎

商業BLでは珍しい〚攻のショタ化BL〛
昼はひたすら可愛い幼児(3歳)なのに、夜になると色気を振り撒く美青年(24歳)に変身すると言う…美味しすぎる攻めが爆誕!

3歳児なのでショタと言うより幼児ですが、「くそっ、なんとみじかいてあちだ」と思い通りに動かない手足や、舌っ足らずな口調が可愛いくてユベールと一緒にメロメロ悶絶しました♡

粗筋に「オレ様王子」とありますが、確かに口調は王族らしい上から目線ですが、中身は眉目秀麗・文武両道の誠実・真面目で心優しいスパダリ様。
ユベールに惚れてキザな台詞で口説くものの、天然ぽやぽや・純粋培養・箱入りすぎるユベール(但し魔石錬成の腕はピカイチ)には全く通じず、斜め上な天然回答に振り回されるリュシアンに思わずにっこり(◜ω◝)

22歳で自慰を知らないユベールには流石に驚きましたが、純粋培養・完全箱入り・性知識0の理由にも納得です。
そりゃ、禁欲的になるのも無理はない……

キザな台詞で好意をアピールするリュシアンと、そんなリュシアンに「またまた、ご冗談を」と天然で躱し続けるユベールのコミカルなすれ違いにクスッと笑って、徐々に甘くなっていく二人の関係にキュンキュン萌えて、大団円なラストにほっこり癒される大満足な読書時間でした♡
それにしても、3歳児の「おれとけっこんちてくれ」は魅惑の台詞すぎる……!

俺様オーラ全開な悪役攻めが堪らん

ゲームを作ったPGが転生…?と言う、少し珍しい設定に嵌まれるか不安でしたが、このPG設定が存分に生かされたストーリーでめちゃくちゃ面白かったです。
何より、お相手のツンデレ攻めが最高に萌える

この攻め、序盤はめちゃくちゃ悪役
魔剣の力を奪ったレビンを征服する為に、快楽で体から陥落させようと傲慢な俺様オーラ全開でレビンに襲いかかるセト。
ですが、聖女の息子であるレビンには聖なる加護があるため、レビンが本気で「嫌だ」と言えば相手に雷が落ちる…と言う物理攻撃が発動。
そのため、毎回意気揚々と襲い掛かるも、最後までは犯せない少し間抜けなオチが秀逸です。

この、犬●叉の「おすわり‼︎」的なスキルのお陰で、レビンが痛い目にあう事なくエッチなシーンのみ楽しめる、非常に美味しいシステムでございました(ご馳走様です)

そんな感じで、序盤の攻めは傲慢&ツンツン&塩対応なため、初めから甘々溺愛がお好きな方には刺さらないかもしれません。
が、個人的にはレビンに酷い事をすればする程、『今はこんな態度ですが、結果的には溺愛になります』の注意書きが脳内補正されて、めちゃくちゃニヤつきながら楽しめました♡
ツンが強ければ強いほど、後の溺愛(デレ)の甘さが増すってモンですよ。
事実、両想いになってからは、嫉妬心も執着心も隠さず溺愛してくれて非常に助かりました!!!!
(中盤以降レビンへのデレを隠せなくなっていた気もするが笑)

一方のレビンも、初めはセトに恐怖して拒絶していたものの、ツンに隠された優しさやトラウマを知る内に惹かれていき、最終的には「今夜はきっと雷は落ちない。試してみませんか?」と自ら誘っちゃう変化が最高にエロすぎます!!!

前世の自分がプログラミングした魔物達のバクを修正してモフモフの魔物達に懐かれたり、聖女の息子なのに白魔術が使えず「無力の二世」なんて呼ばれていても、潜在的〝光属性〟を発揮してセトの闇を癒したり…と、設定が存分に生かされたストーリーで最後まで楽しく拝読しました◎

何より、交流を重ねる内に二人の距離が縮まっていく〝溺愛に至るまでの変遷〟を存分に楽しめて、非常に萌えます♡
やっぱり、ツンデレ攻めって最高だなぁ
この二人の世界にいつまでも浸っていたい……

溺愛っぷりに癒される〝すれ違いBL〟

「生贄にされる」と思い込む受けと、そんな受けを一目惚れから「一生かけて愛したい」と思う攻め…と言うすれ違いBL
受け・攻め両視点で交互に描かれているため、2人のすれ違いっぷりをニヤニヤ楽しめました!

初代魔獣使いと瓜二つで、300年ぶりに復活するドラゴンを鎮める為に指名された、落ちこぼれ王子・ノア
おっとりした性格でポワポワ天然男子かと思いきや、王族として人の役に立ちたい!と想う気持ちが強く、意外にも芯のある性格で好感が持てました◎

魔法とドラゴンを司る憧れの国・エンデハイムに行ける!とワクワクする反面、「秀でた王才も無く、落ちこぼれの自分はドラゴンの生贄として連れて行かれるんだ」と、エンデハイムの民の為に生贄になる覚悟を決める……
のだが、実際の所は単に統治者として(攻めに気に入られて)連れて行かれただけだった、と言う…笑

一方、エンデハイムの辺境伯・フィンノルトは崇拝する初代様と瓜二つのノアを一目見た時から運命を感じて、なんとしてでも連れ帰ろうと決意する。
穏やかで優しそうなお兄さん攻めかと思いきや、ニコニコしながら裏で手を打ち、じわじわ受けを囲い込む執着系お兄さんでした笑
スパダリだけど、若干の腹黒さを兼ね備えた年上攻め…大変よき♡

生贄になる代わりに「ちやほやして下さい!」と頼むノアのいたいけさにキュンとして、ノア可愛さにとことん甘やかしてしまうフィンの甘甘甘甘(∞)溺愛っぷりに思わずニッコリ(◜ω◝)

そんなフィンに惹かれつつも、「ちやほやしてくれるのは、僕が生贄だからだ…」と落ち込むノアの心境が切なくて、真実を知る読者的には非常に焦らされました……(好き)

「生贄」など不穏なワードが出てきますが、基本的に優しい世界なので誰も不幸にならずに安心して楽しめて、後半まで続く2人の勘違いが焦れったくも可愛くて悶えます♡

唯一の心残りは、ノア溺愛の長兄・ヴァルター
良いキャラ(弟溺愛ブラコン兄貴)だったので、存分に当て馬力を発揮するかと思いきや、序盤退場でとても残念。
ノアの事をめちゃくちゃ心配していたので、いつか再会できると良いなぁ……

〝溺愛〟なのに、焦れったい両片想い

もう、とにかく〝トラウマ持ち男子〟の過保護な愛情に溺れます。
初めから終わりまで〝レイル至上主義〟の溺愛が凄いのなんの……!
溺愛好きさんは間違いなく大満足な一冊かと思いますが、それだけじゃなく両片想いの焦れったさにもめちゃくちゃ悶える一冊でした◎

いやー…受けを失いかけてトラウマになってる攻めって良いですよねー……!
それが「自分の行いのせい」なら尚更萌えてしまうと言う(業が深い)

ファルクの事が大好きなレイルを可愛いと思いつつ、いつも一緒に居る事を貴族仲間に揶揄われた事でレイルに意地悪しちゃうんですよね。
それが、レイルとの約束をすっぽかして森に放置する…と言う行為なんですが。

恐らく、自分に懐いているレイルなら多少の意地悪も笑って許してくれるだろう…と言う驕りから、安易に約束を破ってしまったのかなぁ…と。
しかし、笑って許されるどころか、永遠に笑顔を見る事すら叶わないかもしれないって言う…ね。
いやー…もう、こんなの10歳児にはキツすぎるって!
しかも、失いかけて初めて自分の恋心に気づくとか…そんなの特大級のトラウマになるって!!!!
そりゃ、もう二度とレイルを失いたくないファルクが超絶過保護になってしまうのも無理もない話で……

勿論、罪悪感だけじゃなく、レイルを大切に思うからこその〝過保護〟なんですが、一方のレイルは約束を反故にされた事で「自分はファルクから好かれてなかったんだ…」と自覚し、レイルからの愛情=罪悪感だと思い込んでしまう訳です。

もう、ところ構わず〝レイル大好き〟オーラ全開で、レイルを愛でまくる様子は誰がどう見てもバカップルなのに……!
レイルも、転生者としてシナオリ通りに軌道修正したくても、ファルクにはずっと側にいて欲しいと思っているのに……!!

明らかに両想いなのに「傷を負わせた罪悪感から側にいる」と思い込むレイルと、どんなに愛情表現しても一切レイルに伝わらないファルクの心情が本当に切なくて、めちゃくちゃ胸が締め付けられました。
うぅ、この2人、何でこんなに焦れったいんだ……!
焦れったい、焦れったいんだけど、簡単に結ばれない2人の関係性が両片想い好きとしては堪らない訳で!

常に(第三者目線では)イチャイチャしてるのに、「この2人、コレで付き合ってないんだぜ?信じられるか??」みたいな笑
しかし、常にイチャイチャ(無意識)しているので、エロターンが少なくても満足度1000%の甘々っぷり♡

恋愛パートは勿論のこと、転生ファンタジーとしても練られた世界観で読み応え抜群でした。
サブキャラ達も魅力的で全く飽きず、何より女子キャラが2人とも漢前でとっても気持ちいい!

初読みの作家さんで、この厚さは中々の覚悟が必要でしたが(笑)いざ読み始めると「何コレ夢か!?」と思う程、自分の萌えツボが刺激されて気が付けば一気に読破していました。
約500pの大ボリュームでしたが、まだまだこの2人の世界に浸っていたい……!

幸せいっぱいになる読後感で〝誰もシナリオ通りに動かない〟からこそ、最高のハッピーエンドを手に入れた2人に拍手喝采です◎

BL的〝魔力譲渡〟はなんぼあっても良い

面白くて、あっと言う間に読んでしまった
所謂ザマァ系BLですが、主人公が画策して復讐をするのでは無く、無自覚・無意識の内に自分を虐げた祖国をじわじわ追い詰めていく様子が面白かったです。

タイトル通り、虐げたられていた祖国を捨てて旅に出たけど、金髪碧眼の好青年に拾われて幸せになりました!と言うお話。
展開は王道ですが、王道だからこそ「コレ読みたい!!」の欲望が満たされて気持ちのいい読書時間でした笑

色々無自覚に煽っていくシリルは可愛いし(ただの天然キャラでは無く自己主張もしっかり出来るタイプで好印象◎)、一見スパダリなのに笑顔で外堀を埋めていき、シリルを囲い込むルドヴィークの腹黒な一面をニヤニヤ堪能できました
また、〝魔力譲渡〟と言う名のエッチなシーンが豊富にあって嬉しいです♡
うんうん。こう言う、BL的な濡れ場はなんぼあっても美味しいので、今後も沢山書いて頂きたいですね!!!!

くるくる飛び回ってシリルを助ける精霊達も可愛くて癒されます
ただ、終盤は駆け足気味で断罪モノとしては「ザマァ」感は少し物足りないかも?
とは言え、約束されしハッピーエンドで安心して楽しめる一冊でした◎

〝様子のおかしな攻〟が最高すぎる

ぶっちゃけ「ガチリス受けでBLになるんか…?」と少し懐疑的だったんですが(笑)、読んでみるとめちゃくちゃシッカリBLで……!
恋するトキメキが沢山詰め込まれて、どんどん近づく2人の関係に無理がなく、ライジェルさん大好きなイリヤの想いにキュンキュンしっぱなし!
気がつけば、一生懸命に恋する小リスを全力で応援していました。

真っ直ぐにライジェルを想う純粋で健気なイリヤの全てが可愛く、リス用の鞄やマフラーや胡桃を割って作ったカップ等、出てくる小物まで可愛いくてイリヤを愛でるキアラやホーリーさん達と一緒に「可愛い〜〜〜〜!!」と終始悶えまくり笑

一方、冤罪により最北の地に飛ばされ、人間不信で厭世的に生きる無愛想な青年・ライジェル
命を救われて恩返しを申し出るイリヤを一蹴し、イリヤの懸命なアピールも虚しく他者との関わりを拒絶する日々……
そんな冷たくて超塩対応だったライジェルですが、冷たくされても健気に想い続けるイリヤにだんだん絆されていき、少しずつ距離が近づく2人にキュンとします(これぞBL)

そして、後半では〝何だか様子のおかしなライジェルさん〟にめちゃくちゃ萌えた〜〜〜♡♡
一見、無愛想でクールな男なのに、内心ではイリヤにデレッデレで「可愛い愛おしい天使」を心の中で連呼し、イリヤの尊さに熱い涙を流すようなヤバいギャップが素晴らしいです(大拍手)
〝受けの事を好きすぎる余り変態になる攻め〟大好き人間なのでライジェルさん本当に堪らん…!

リス同様、人間化してもライジェルさん大好き♡な美少年イリヤと、そんなイリヤに人生狂わされそうな程にメロメロになってるライジェルさんの2人を、私はデレッデレに顔面溶かしながら楽しく読了しました(◜ω◝)デレッ

一生懸命に人間に恋をする小リスのイリヤにキュンとして、そんなイリヤを応援する周りの人達も穏やかで優しく、胸がほっこり暖かくなる冬にぴったりな一冊でした♡