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推しのためなら運命だって変えてみせる (上)

oshi no tamenara unmei datte kaetemiseru

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表題作推しのためなら運命だって変えてみせる (上)

シルディオス・エルダー、銀狼の異名を持つ剣士
リオルド・ロード、生前楽しんだゲーム世界に転生した公爵家の三男

あらすじ

リオはある日、自分がゲーム世界の住人だと覚醒する。
ゲーム上の自分は鼻持ちならないただの脇役。
でもここは最愛の推しキャラ「シルディオス」のいる世界。
ならば彼に直接出会えるのかも。直接貢ぐチャンスもあるのかも。
一緒にクエストにも行けるのかも……だったら自分をたくさん鍛えなきゃ!
めちゃくちゃ努力の甲斐あってリオはシルディオスと出会うのだが……!?

稼いで、鍛えて、運命も変える、ゲームライフ転生ラブ

作品情報

作品名
推しのためなら運命だって変えてみせる (上)
著者
ユーナ 
イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
リブレ
発売日
電子発売日
ISBN
9784799758663
2.6

(10)

(1)

萌々

(4)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
2
得点
21
評価数
10
平均
2.6 / 5
神率
10%

レビュー投稿数2

女神が登場するゲーム世界に転生

出版社リブレのコンセプトは、「世界中のオトメに夢と希望と癒しを届けたい」。
この作品は、主人公がよく遊ぶゲーム世界に転生して、本来の惨めなシナリオを都合よく変えていく展開。

小説冒頭の世界観解説が長くて読む気が削がれる。
推しに出会う16才まで、我慢して読むと、徐々に面白くなっていく。

●舞台:「女神エレスティナ」の攻略ゲーム  

●リオルド・ロード:主人公:仮面の大鎌使い【死神】リオ
魔力、無尽蔵。推しの為なら何でも出来る。
黒髪、緑と金のオッドアイ 公爵家が隔離した三男。
「長じて色情狂になり、魔物化。魔物討伐隊に殺される」が、本来のシナリオ。

●シルディオス :【銀狼】銀髪紫眼の戦士。隣国の王族。主人公の推し。

--くせ者ばかりの登場人物。--
●サマンサ:リオルドの乳母。元A級冒険者。怒ると狂暴。
●セバスチャン:リオの執事。元暗殺者。リオに暗殺技法を伝授。
●メアリー:捨子の孤児。サマンサの養女。なぜか女神に似た容姿。
-
●サミュエル:美貌の大神官。思考はドS。魔力巨大。
●ワルド:ギルドマスター。
●ナシュカ:S級冒険者。仕置き人。
-
主人公10才、嫉妬が過ぎて墜ちたメアリーを解雇。
-
主人公15才、推しと出会う。
 生家の仕送りが途絶える。仮面の魔法使いリオとして、冒険で稼ぎだす。
推しとペアを組み、耳飾りの通信機を渡す。嬉しくて鼻血を何度も出す。
-
主人公16才。事件が多い。ゲームの年齢まであと2年。
リオルドへ仕送り着服犯人は不明。父公爵が政治犯、牢から脱獄させる。
推しをパーティに勧誘する聖騎士パーティ。
-
主人公17才。ゲームまであと1年。
ユーフェミア:第一王女が リオルドに隷従を求めたので、成敗とお仕置き。
材料集めに、精霊の泉や魔獣の森のAランク・クエストに行く。
 -
主人公18才。ゲーム開始。
北のマリ村が壊滅 魔王再来。
マリ村の生き残り、ククルをレオナルドが拾う。
シルディオスの家に招かれ鍵を預かる・・けど、リオも冒険に同行する。
 
・・と、他色々波乱万乗。ゲーム開始までの色々のほうが面白かった。
後半は、リオをシルディオスが追い、ピンチを救う女神登場。

1

最強な推し活です

今回は双剣遣いの剣士と仮面の魔法使いのお話です。 

受様が悪役令息としてのバットエンドを回避し
推しである攻様との両想いになるまで。

受様は侯爵家の三男で
後に恋人のメイドに裏切られて魔物となり、
主人公に殺される脇役としてゲーム世界に転生します。

受様は熱で朦朧としていた8才の時に
聴いたかつての自分の声で前世を思い出します。

このゲームは親友を魔物に殺された主人公が冒険者となり
魔王討伐を果すと言う王道もので受様がんだものでした。

しかしながら受様の推しは主人公ではなく
銀髪の美剣士である攻様だったのです♪

攻様は双剣遣いで魔法の腕もピカイチですが
言葉が上手くなく度々メンバーと衝突し
仲間が増えるほどの戦闘メンバーから外される
不遇なキャラでもありませした。

受様は自分と攻様の未来を変えるべく
邁進していくことになります。

受様は認識疎外の細工がされた仮面をつけて
魔法使いとして冒険者ギルドに登録、
チートな能力を活かして冒険者として活躍します。

そして5年目のある日、
ギルドで「日帰りで竜の巣」クエストの同行者を
探しているとの依頼を受けます。

調度本人がいると目線で促された受様が
振り返った先にはゲーム開始3年前となる
すこし若い攻様がいたのです!!

しかも攻様は受様に微笑み返してきて
受様はその笑顔に固まってしまいます。

攻様は良薬となる竜の血を求めていると言い
受様は攻様の今の実力を知るためと
まずは軽いクエストに誘うと事にします。

受様的にはデートのお誘いにも等しい声掛けでしたが
攻様はソレを快諾し上にフッと笑ったものだから
受様は仮面の下でデレデレになってしまいます。

果たして受様は明るい未来を掴むことができるのか!?

WEB小説サイト「ムーンライトノベルズ」に
連載された小説に加筆修正しての書籍化で

物語世界の悪役として転生した受様が
推しキャラの攻様を見守りつつ未来を変えるべく
色々と暗躍する異世界転生悪役令息モノになります♪

ゲーム世界に転生する悪役令息モノって
ほぼ主役のライバルなので彼との関係を変えていく事で
恋愛関係に発展していくのが王道かなと思うのですが

本作の受様は主人公に倒される魔物となる予定の人物で
普通なら主人公のパーティメンバーとなる攻様とは
全く関係のない人物です。

本作の受様は自分のバットエンド回避もありますが
それよりも受様が大好きだった推しの攻様を
単純に近くで愛でたいがために状況を変えていくのが
とても新鮮で面白かったです。

主人公が冒険者としてゲームをスタートする前に
攻様に出会った受様は冒険者として研鑽しつつ
攻様との関係を築いていきます。

攻様という唯一無二の存在故に受様は最強ですが
受様が未来を変えていく事でゲーム世界と現実世界で
登場人物達の性格や言動も役割にも変化が出ています。

受様が最後にけっこうとんでもない目に遭っていて
下巻がどうなっていくのか想像できませんので
1月後がとても楽しみです (^-^)/

5

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